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2006年5月 8日 (月)

岩稜の黄色いクモマグサ


サキシフラガ・フラゲラリス」 小さなクモマグサの仲間で、大きな黄色の花と四方に伸びたランナーが特徴的なもの
以前、何の本で見たのか「白い花崗岩の岩肌を四方に這う黄色いクモマグサ」、この花の名前を種子リストで見たときに「やった!」と思ったのは僕だけでしょうか。
この花の名前は「サキシフラガ・フラゲラリス」(Saxifraga flagelaris)。コーカサス・エレブルスアレア3300mの種子からの実生苗です。
正直、この植物の栽培は「かなり苦戦するだろう」と思っておりました。
事実、ヒマラヤに分布するタイプのものは4000m~5000mの高地にまで上がっています。
ところが、いざ蓋を開けてみると意外に種子の発芽も良く、ロゼットも次第に大きくなってきました。
夏前頃に移植をすると、四方にランナーを伸ばして繁殖開始、夏過ぎには暑さで多少傷んだものの、ランナーで増えた分を移植して活着に成功しました。
ロゼットの状態にて休眠から覚めると、中心が盛り上がりアレアレと言う間に大きな黄色の花を咲かせてくれました。
相変わらず、芽出しと同時にランナーも伸ばして、先端に小さなロゼットを形成する頃には発根も開始しています。
予想以上に丈夫な様なのです。
実は現在は種子も結実した様子で、国内実生繁殖も可能かも知れません。
難物と思っていた花が意外に丈夫で、しかも、観賞価値もひじょうに高い、、、、蒔いてみなくてはわかりませんね。
四方にランナーを伸ばして丈5cmで黄色い花を咲かせる姿は「いかにも高嶺の花!」と言う感じで、思ったとおりの絶品です。
とーぜんですがこれに味をしめて、今年は色々な「サキシフラガ」のタネを蒔いてみました。
この調子だと、憧れの「サキシフラガ・プンクタータ」等も意外に栽培可能かも・・・などと思いながらその日を楽しみにしています。
きっと、近い将来には皆様の前に「サキシフラガ・フラゲラリス」が登場する日も近い思いますね。

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