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2006年5月20日 (土)

天使のウインク♪♪(その2)



マツゲカヤラン」 その素性すら殆ど知られていない幻の着生ラン。舌の回りに生えるまつ毛の様な「フリル」でウインクしてね。
このピンぼけの写真を見て「オオッ」と思った貴方、貴方は相当な野生ラン通ですね。
この植物の名前は「マツゲカヤラン」、その存在は古くより知られているのですが、細かい文献は無く、詳細も正体も不明に近いまま、今日まで「幻」とされていた「着生ラン」です。余りに珍しいので「レッドデータ」からも殆ど外されていた程の着生ランです。
マツラン(ベニカヤラン)の仲間としては国産で唯一の秋咲きで、写真の株も知人の所で10月末に撮影しました。
「殆どおんなじ」と言われるものが台湾の合観山の周辺に多く見られて、「ゴウカンカヤラン」と呼ばれています。姿も確かに小振りながら20年位前に育てた「ゴウカンカヤラン」と良く似ています。
全体にモミランとべニカヤランの中間的な姿で、着生すれば丈夫で、時折、枝を出して分株します。
天災と人災により多くの野生ランが姿を消していますが、この植物の発見のきっかけとなったのは天災です。
数年前の台風で屋久島原生林の木が倒されて、ヤマグルマ倒木の地上15m付近の地点に数株着生していました。何と樹上15mです。これではおいそれと見つかる訳がありません。
天災で消えるものもあれば、天災により発見されるものもあります。
自然とはそういうものなのでしょう。
当園の「マツゲカヤラン」も、現在結実中です。
何とか採種して、フラスコ実生により新たな苗を生産し、開花出来たらと考えています。
その時はその可愛いまつ毛で、やっぱり「ウインク」してね。

今日は、朝から感じていた通り、昼過ぎ頃から雲行きが怪しくなってきました。当園は田んぼの真ん中なので「落雷」だけには気を使っています。
携帯でギリギリまで雲の動きや落雷情報を見ていましたが(今は便利です)、4時チョッと前より危ないので園を閉めました。
閉めて直ぐ、「雷」の閃光と「滝の様な雨」が降ってきて取敢えず一安心です。
この時期から夏過ぎ頃までは雷や突風、雹等に要注意です。
またまた神経を使う季節になりました。(ヤダヤダ)

マツゲカヤランのタネ」 何とかフラスコ実生をして、多くの苗を作りたいのですが・・・。何れはリストに出してみたい植物です。

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コメント

やまくさ様、こんばんは。
いつもリスト送っていただいている新潟市のいでじろです。
マツゲカヤランの記事、日本産の朱鷺が復活したくらい感動しました。

そのままであれば、きっと枯れてなくなってしまっていたことでしょう。

このまま、うまく増殖されますようお祈り申し上げます。

いでじろ様こんばんわ。
自然は「捨てる神あれば拾う神あり」ですね。
もうすぐ採種してフラスコ蒔きをしようかと考えています。
親株も順調に成長中です。
早く増殖させたいのですが、あせりは禁物ですね。
「夏リスト」にも目新しいランの実生等載せる予定です。
お楽しみにお待ちください。

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