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2006年6月11日 (日)

ギボウシ自己流進化論2



ヒメトクダマ(ダルマギボウシ)斑入りとその実生兄弟」 
ダルマギボウシ(ヒメトクダマ矮性半羅紗葉)の♯4×♯5の交配から偶然出現した黄白縞斑。
下左はセルフ(F2)から生まれたヤスリ葉の斑入り。
下右はその兄弟の完全羅紗の無地葉。
次には羅紗縞斑が生まれると思われます。

今日は久しぶりにさいたま市のOさんが遊びに来てくれました。その時に2年前に実生苗を見せてくれたダルマギボウシの縞斑を持参くださり、ギボウシ談義に花が咲きました。
この、「ダルマギボウシ縞斑」は、数年前に当園で販売したダルマギボウシの実生がきっかけです。
話は今から10年以上前に始まります。
当時、ヒメトクダマの中でも特に葉が硬く厚みがあり、半羅紗葉状態の個体に「ダルマギボウシ」と仮称したものを新座市のKさんから分けて頂きました。
この時、Kさんから6タイプの「ダルマギボウシ」を分けていただいたのですが、その後増殖して、数年前にOさんにお譲りした2タイプ、♯4と♯5を交配したものから偶然生まれたものです。
当時はややぼやけた縞斑でしたが、作りこむ毎に美しい斑になり、今年は写真の様になりました。
Oさんは更にそれをセルフしてみたところ、その中に生まれたものがその下の2枚の写真です。
この事によって、もう一度セルフ或いは兄弟クロスをする事によって「斑入り羅紗葉ダルマ」を作出する事が充分可能である事がわかります。
親は写真の様に今年も2本の花茎を伸ばしているので、次にかかる期待は大きなものです。この事により、中型の「羅紗斑入り葉ギボウシ」が間違いなく生まれるでしょう。
ブログ下の写真は3年前にオトメギボウシ中斑にダルマギボウシを交配したものです。
写真の通り、オトメギボウシの大きさで、葉にはヒメトクダマの特徴があります。当然、葉質も厚くヤスリ羅紗状で、がっしりした草姿ですが、オトメギボウシの様に幾分立ち上がる特徴も有ります。
この結果をみても、この延長で小型の「羅紗斑入り葉ギボウシ」を作る事が可能です。
いよいよギボウシの「万年青」化時代の到来です。
現在のところ、ヒメトクダマ、サイゴクイワギボウシ、コバノギボウシ、オオバギボウシ、ウナズキギボウシ等で羅紗葉が確認されています。又、イワギボウシ、コバノギボウシ等には甲竜葉の様な特徴のあるものも見られます。他にも色々なもので素心や八重咲き、子宝咲き、緑花、桃花、黒花、縞花等様々な芸がみられます。
ついにギボウシも新しい時代に突入しましたね。


オトメギボウシ中斑×ダルマギボウシ」ヴァリエーション。
上「黄白大覆輪斑」 ヒメトクダマの特徴を良く捉えた厚葉矮小種。斑の切れも抜群の逸品。
下左「白中斑」 やや細めでオトメギボウシの特徴を残すが肉厚のヤスリ葉。斑切れも抜群。
下右「雪白覆輪斑」 盃状のヤスリ丸葉で、濁りの無い雪白の覆輪が美しい小型種。

何れも極上の美しい「小型斑入り葉ギボウシ」達です。

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コメント

ダルマギボウシの学名を教えていただけませんか。

秋本様、こんばんは。
久しくご無沙汰いたしております。
そろそろ種子の整理に忙しい時期と思います。
さて・・・ダルマギボウシの学名ですが・・
ダルマギボウシとは僕が勝手に呼んでいるだけで、正式名はあくまで「ヒメトクダマ」です。
ヒメトクダマはあくまで園芸名ですので学名はありません。
おそらくはCV扱いになると考えますので・・
Hosta cv. `Himetokudama`となると思います。
基本的には「トクダマ」×「オトメ」です。
違っていたらごめんなさい!!

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