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2006年6月16日 (金)

幻の「秩父の銘花」


ミヤマスカシユリ」 今では幻に近い存在の「武甲山の銘花」。最近、「地元の農業高校で実生増殖に成功」と言う記事を新聞で読んだけど、当園じゃとっくに実生苗売ってるのに・・・。
相変わらず石灰岩の採掘が続く秩父の明峰「武甲山」。この山は全山石灰岩という独特の地質によってか特産植物の非常に多い山で、特にチチブイワザクラとミヤマスカシユリは絶滅の危機に瀕していると言っても過言ではありません。
この、写真のミヤマスカシユリも30年位前から実家・浅草の作場で栽培していたもので、最初、大宮で園を初めてまもなくの頃に写真の坑化石に植え込んだもので、石に植えられてからも10年以上が経っています。
このミヤマスカシユリも一度はあわや絶滅寸前まで傷めてしまいました。
と、言うのも、大宮から菖蒲の現在の場所に引っ越すときに、他のロックガーデン用の坑化石と一緒に置いておいたのですが、その事もすっかり忘れて、逆さまに置かれた状態で約1年が過ぎてしまいました。
「そういえばミヤマスカシユリはどこだっけ」と気が付いた時には逆さまで何もなし。とりあえず冬だったので元に戻して水を掛けていたところ、春に小さな1枚葉が出てきました。
「よかった~」と、とりあえず安心して作り直す事2年、漸く花が咲くほどに持ち直しました。
それから数年、今年は2本に花が着いてタネも多く取れそうです。
数年前より少しづつですが実生も出来て、一部の方には1年苗を販売させて頂きました。お手持ちの方は大切に育ててあげてください。
最近では茨城県の袋田の滝でミヤマスカシユリの自生がありますが、此方の方は葉も細く、茎も立ち上がりやすいので余り同じ物には見えません。
趣味の会の方等もどちらかというと栽培されているのは袋田のものばかりで、今となっては武甲山のものは貴重品のようです。
それこそ20年以上昔は、青軸や無点花等も育てていたのですが、所望されて誰かに渡してしまいました。大切にしておけば良かったと今では悔やまれます。
消え行く植物たち、これからも何とか大切に繁殖したいですね。

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