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2006年7月29日 (土)

サギかな?ツルかな??


スズキサギソウ」 サギソウとミズトンボの交配種。渋い趣だけど、日本人の美意識には意外に合いそうですね。
とても懐かしい花が咲きました。
この花は「スズキサギソウ」と呼ばれる「サギソウ」と「ミズトンボ」の交配種です。
「スズキサギソウ」の名前は、僕の師匠でもある故鈴木吉五郎先生の名を冠したもので、古くより栽培されて今日でもマニアの間ではコツコツと作り伝えられている花です。
前川文夫先生の「原色日本のラン」でも確かこの名前で紹介されています。
この花の良さは知る人ぞ知るもので、同系等の交配を試みる方も意外に後を絶ちません。
最近では長野のラ・ラ・ラ氏が交配した獅子咲きの「サギソウ飛翔×ミズトンボ」や「サギソウ×オオミズトンボ」の交配等は僕としては傑作だと思うのですが、最近でも未だどこかに残っているのでしょうか。是非再び、入手してみたい花たちではあります。(本人曰く「まだあったかなぁ~」)
それにしてもこの花、僕の見た感じではどう見ても「鷺」と言うよりは「鶴」に見えて仕方がありません。
どー見ても「JAL」のマークにしか見えないですね。
こーゆー地味なランばかり好きな人も結構います。特に野生ランの栽培や実生の技術の高い人に多いようですが、この方々の多くはいつもなぜか地味なランの交配しかしてませんね。特に僕の知り合いはそんな人ばっかりです。でもそんな事も「野生ラン」の面白さなんでしょうね。
きっと華やかな交配ランも良いのでしょうけど、洋ランに無い野生ランの魅力はこういう人くささや動物くささなんでしょうね。
古くからのこの花は舌がやや下向きになりやすい特徴がありますが、最近の交配品はしっかりと「JAL」になっているものが多いようです。
こーゆー遊び心の交配もまた、楽しい花が生まれてきます。
「サギソウ朧月」なんてよく分析してみると花自体は子宝咲きですから、もし花粉が取れればとんでもない花も出来そうですね。
サギソウは産地によって花時期も違うので、まだまだ色々な交配が出来そうです。
野生ランの楽しみ方もドンドン新しい方向に進んでいるのはとても喜ばしい事だと思いますね。
「山採り」ではない「野生ラン」たちがこれからドンドンと生まれてくる・・・・・そんな時代が来る日もそう遠くは無いと感じています。

サギソウ×ミズトンボ」 此方が最近の「スズキサギソウ」でラ・ラ・ラ・氏の交配品。どちらかというとスリムで、雰囲気は「JAL」のマークそのもの。やや遅咲きですね。

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