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2006年8月29日 (火)

再び暑い日でしたけど


キツネノカミソリ・八重咲き」 なかなか花弁の多い個体です。どう考えても50枚以上ありますので、オシベとメシベの数を足してもそれ以上に花弁があります。どうしてこんな風に弁化するのでしょうか。
今日は、夏の戻りかと思うほどにとても暑く、埼玉でも34℃近くまで上がりました。
こうなると植え替え等の作業はいささか危険ですので、結局、棚の整理や球根の植え替え手配やカイワレのラベルチェック等しか出来ませんね。
写真の八重咲きキツネノカミソリは知人のUさんの増殖品を分けていただいたものの一つで、このタイプとしてはかなり花弁の多い優良花だと思います。
子宝咲きの様に花弁中心は永久成長する様子で、どう考えてもオシベとメシベと元の花弁の数を足しても倍以上は花びらがあります。
もうすぐ、去年は「八重なのに子房がある」花の咲いた個体が咲いてくるので少し楽しみです。
あわよくば柱頭でもあればニコニコですよね。
イワギボウシの仲間も次々と咲き始めてきたので、また、交配なんぞに忙しい時期になってきました。
夏の戻りかと思っても、夕方には涼しい風が吹いて空にはうろこ雲も見られて、もう、すぐそこに秋が来ているような感じです。
木曜日に休みが取れたので、明日・明後日はお出かけです。
どこに行くかはまだ内緒。
2~3日したらまた、ブログで報告しますね。

夕方のうろこ雲」 3時過ぎ頃より「やまくさ」の上にもうろこ雲が出来ていました。秋はもうそこまでかもしれませんね。

2006年8月28日 (月)

海浜植物もいいかも!


ハマオミナエシ」 オミナエシの海岸型で、オミナエシに比べると全体にずんぐりしていて、葉肉も厚く照りがあり、海浜植物独特の特徴を現しています。結構いいかも。
今日は朝から自宅で仕事。それに伴って、以前ブログでも話したことのある「娘の夏休みの自由研究」の手伝いもかねての一日缶詰です。
さて、いざ色々と海浜植物を調べてみると、思いの外に細かい資料の無いことに気がつきます。
取り敢えず「植物の世界」や「日本の野草」「日本の野生植物」やネット上の色々なサイトを屈指して、一応完成はしたのですが、色々と調べてみると「海浜植物」も育ててみると面白そうな気になってきました。
関東の海岸は寒冷な気候と温暖な気候の交差するところで、なかなか複雑な植生を見せてくれます。
機会があったら三浦半島や伊豆須崎あたりの植生も見に行ってみたいですね。あっ、タネ採りもね。欲言えば磯遊びも兼ねてね。
写真のハマオミナエシもオミナエシに比べると小型で、光沢のある肉厚の葉はずんぐりとしていて観賞価値の高いものです。
この時期は富山の氷見や石川県等では結構群落が有名なようです。
これも大学の研究植物園が目を付けてましたが、産地がわからないのでどーかしら。(何せ彼らは産地ですから・・・)
夕方、雪割草の水遣りに店に行くと、何箇所から苗入荷の連絡があり、ヒトヨシテンナンショウとギボウシランを頼んでおきました。近いうちに入荷するので、「秋のリスト」には間に合いそうです。
これから色々と植物探しです。
面白いものが出てくるといいんですけどね。

2006年8月27日 (日)

今年のカイワレ事情


今年のカイワレ君」 大体こんな調子です。芽や根の状態もまずまずで健康的です。もちろん、元肥と液肥以外には薬や成長ホルモン関係は一切使っていませんよ。
ここ一日二日は関東地方は結構涼しいので、鉢植えの植え替えと平行にカイワレの植え替えも始めてみました。
写真の個体は「小夜時雨」系のヘラに素心三段咲きの「銀世界」(翠嵐)を交配したF1です。
カイワレ写真を見ていただければわかる通り、6本中に4本、青軸のキメラ点の入った苗が得られました。これでいよいよ「青軸キメラ星模様三段咲き」の原型が8割は出来上がりました。ヤッタネ!!
今年はいづれのカイワレもこんな調子の成長で、これからの肥培でまだまだ育ちそうです。
基本的に、成長ホルモンや発根剤は一切使用したくない(使用する必要も無い)主義ですので、普通にタネを蒔くときの元肥と、芽が出てからの液肥のみで育てていますが、殆ど順調に育って、早いものでは花も着けてくれる事があります。
別にあわてて咲かせる必要も無いので、3年開花ペースで育てていますが、結構2年目にも咲いてくれるので、今年のカイワレの中には(H17年交配)H15年実生のカイワレ交配もすでに出来ています。
今年のカイワレもえらい量ですが、新しいF1や二段・三段親を使った交配も多く、ラベル書きをしていてもなかなか楽しい作業です。めちゃめちゃ面白い交配もズラーッと有りますよ。
リクエストあらば、カイワレでも販売しましょうか?
なんて考えてもいますが、チョット勿体無いかもね。
ここのところ多くの方が雪割草を求めて訪ねてくださいます。
本当にうれしい限りです。
セルフ苗なんて、同じ交配のセルフをまとめて「大人買い」してくださる方もいらっしゃいます。(マンガ本みたいだ!!)
あっという間に品切れですが、セルフの買い方としては正しい買い方かもしれませんね。価格の設定もそんな感じで考えてありますし。
9月に入ったらいよいよ銘品たちの株分けです。
忙しい時期は延々と続くのですね・・・。しんど・・・。

2006年8月25日 (金)

今日から植え替え


今日の空」 夕方はすっかりと秋の空ですね
取り敢えず夏も峠を過ぎたような気配です。
今日からはいよいよ、「雪割草」の表土替えと植え替え・株分けの開始です。
今年は作業場で仕事をすると時間がかかるので、取り敢えず交配室から植え替えを始めようと、交配室に植え替えの道具を全て持ち込んでその場で植え替えようと考えました。
いざ移動してみるとなかなか大変、「いかん、ピンセットを忘れた」「ラベル持ってこなきゃ」「鉢を洗う容器が無い」「今度は鉢洗うタワシが無い」等と、交配室と作業場を何度も行ったり来たり、で、ようやく作業に必要な材料は全て揃いました。
こうなると自分ひとりの空間です。ホームセンターでこの日の為に買ってきたCDプレーヤーを持ち込んで、少し前のハードロックを聞きながら作業開始です。
ちなみに今日のレパートリーははイングヴェイ、ホワイトスネイク、ドッケン、ブルーマーダー、デフ・レパードなんかを聞いてました。やっぱジョン・サイクスの泣きのチョーキングがサイコー!デフ・レパードもイイッスネ!!♪♪♪
換気扇の音がうるさいのでCDのボリュームいっぱいに上げて、今度は交配室がとってもうるさい。でも、ノリノリで仕事が進みます。(昔っからハードロック聴きながら仕事するのは大好き!)
とりあえず40鉢程植え替えてみたのですが、根の状態もまあまあで、人から来たものはまだ増え芽に根は少ないですが、自分の栽培品のほうはしっかりと増え芽にも根が出ていましたので、面白そうな交配親は少しづつ株分けも始めています。
いずれ纏まったら「彩の華」ホームページ上で株分け親の販売も考えていますよ。
今日の夕方の涼しさを考えるともう大丈夫ですね。
明日はオジーやガンズなんかを聞きながら作業したいんだけど、土・日だから無理でしょうね。

2006年8月24日 (木)

カンアオイブームなのかしら


オニカンアオイ・金坤冠」 古くより知られる屋久島原産の大型の斑入りカンアオイで今なを人気の高い秀品。価格が手頃なのも魅力です。
ここに来て「カンアオイ」関係の本が2冊発売されました。日本全国巷ではそれほどまでに「カンアオイブーム」なのでしょうか?
この写真のカンアオイはかなり古くから知られる斑入りのひとつで、「金坤冠」と呼ばれるカンアオイ・マニアならば知らない人はいない程の銘品です。
今回、最初に販売されたS社のカンアオイの本でも紹介されていますが、この品種は実生でも同じ様な芸を生むことでも有名で、現在あるもの、たとえばこの写真の個体も親木なのか実生なのか良く解らない程に芸が安定しています。
そんな故か、面白い事にこのS社の本では「金坤冠」の原種が区別する意味で「金鯱」と言う名で紹介されています。「金坤冠」の原種なんだから別に「金坤冠」でいいんじゃないかと思うんですけど、なぜか解説にも「金坤冠」の原種なので「金鯱」と銘して区別したと書いてありました。なんだかなぁ~。
このS社の本に後発して別な出版社からも「カンアオイと斑入り」の本が出ました。
この後発の出版社はよほど自分の出した本に自信があったのか、自社の出している「園芸新聞」で、先のS社のカンアオイの本をボロクソにコキおろしていました。
読んでいる方が気分が悪くなるほどの「コキおろし方」で、同じ出版社として「そこまでせんでも・・・」と思う程の他社に対しての「コキおろし」と自社に対する「うぬぼれ」がとても解りやすく見えました。
僕の知人の業者さん等は余りの気分の悪さにこの園芸新聞を全て捨てたそうです。
でも、個人的感想では「目糞鼻糞を笑う」様な感じかも。
このS社をボロクソにコキおろした出版社の園芸新聞には、実はこの数ヶ月前に、僕が3年間携わっていたT社の「雪割草」関係の本も勝手な想像と自社の「うぬぼれ」精神で適当な事を書かれた事があります。
僕は、人知れず写真選びから編集、品種解説までを引き受けて「3年間は同じ品種を載せない」を信念にこのT社の「雪割草」の本に取り組んでいました。しかし、この新聞に「この編者は実生を売りたいために実生の花ばかりを載せている」の様な事を書かれて、非常に立腹したことがあります。
人の気持ちや苦労も知らずに自社を売り込みたいがためだけにこのような行為をするのが好きな出版者の様ですが、これにはさすがに呆れ返って、T社さんには何の関係も無いのですが「この新聞にこんな事を書かれたので、T社さんには何の関係も無いけど4冊目はオレ辞退するね。スンゴクむかついたんで・・・」と言って、ばかばかしいので今年は断りました。
それにしても、同じ道の出版社同士でよくそういう事をやれると思いますよね。もっと業界、持ちつ持たれつの相乗効果でいけばいいのに・・・。常識を疑うね。(これもモラルの問題かな)
でも最近の園芸書は僕らガーデンライフ世代の方々にとってはものすごーく物足りないものばかりですね。
当時の園芸誌が根本的に違うのは、やはり編集者の知識の豊富さでしょう。一線級の園芸家と対等に渡り合える程の知識と人徳が無ければおそらくあの様な雑誌は出来ないと思います。まあ、何よりも「人徳」に尽きるでしょうね。(やっぱり人徳だよ人徳・・)
「雪割草」の品種もよく解らない出版社が「雪割草の本」を作ってもやっぱり「目糞鼻糞」レベルでしょうからね。(ア~、スッキリした。by.ゼクシードール)
さて、話が横道にそれましたが、カンアオイの仲間もこれからは斑入り・花もの共に実生の時代に入って行きそうですね。
今は斑入りが一部で人気があるようですが、やはり、山野草の本筋は花です。
花芸と葉芸がそろった時に、カンアオイの本筋が見えてくるのでしょうか。
これからもいろんなもの、見てみたいですね。

「マエダカンアオイ縞花」 僕の知人が長年かけて交配作出した逸品。マルミ×タイリンの縞花からタイリンに近い縞花を選別して、オナガ縞花と交配したもの。弁質、色対比もよく、亀甲葉も美しい最高の傑作です。

2006年8月23日 (水)

「やまくさ」ホームページ全面改造計画(の、つもり・・・)


シブカワシロギク」 静岡県引佐町渋川温泉周辺の蛇紋岩地帯に生える根茎の無いサワシロギクの変種。シロギクの仲間はいずれも良く似ていて解りにくいかも。
この写真のシブカワシロギクは当園のお客様のYさんが現地選別のサンプル苗と種子を分けて下さったもので、現在、実生苗が結構出来てきました。
Yさんは日本全国のキクの仲間を研究・観察されていて、よくサンプルや種子をお持ちいただいています。ご自身でも色々な情報をお持ちですばらしい知識の方ですが、こちらでもわかる限りの資料と情報を提供させていただいております。
この「シブカワシロギク」も先日、しっかりと大学の研究植物園の目にとまり、苗提供の依頼が入っています。(学者さんはとっても産地に拘ります。当たり前と言えば当たり前なんですけどね・・・でも、植物園や大学関係の植物の依頼は結構多いですね。・・・後は黙して・・・ですけど)
Yさんからはその他にも多くのキクやそれ以外の珍しい植物のサンプル苗をお預かりしています。
いずれ、当園で増殖しだい販売してもかまわないと言う「許可」付きですので、順次面白い植物を紹介できるかとも思います。
取り敢えず「彩の華」ホームページの方がひと段落つきそうなので、今日からは「アルペンガーデンやまくさ」のホームページの作り変えに入りました。
「やまくさ」のホームページは現在、僕がノートパソコンで作ったものを兄のプロバイダーを使って発信しているものなので、細かい変更が利きません。
品切れもの等の編集も出来ない状態ですので、いっその事こちらの方も全部作り変えて、手元のコンピュータから発信出来るようにしようと考えています。(その為に「やまくさ」ホームページ専用の「外付け」を買っておきました)
写真も今まで以上に多く取り入れられそうですし、何より、これで「リスト」に載せるほど数の無い「限定もの」のネット販売も可能になると思います。
「花変わり」や「斑入り」「一品もの」や「新着入荷情報」等もご紹介できるようにしたいと考えています。
ひと仕事目処が立つとまだ次が待っています。
でも、結構楽しいですよ。
発信は全部作り変えているので、たぶん「秋リスト」が出来る10月中頃だと思います。
もちろん、プロバイダーも変更する予定ですので、その時は又ご連絡いたします。(全面変更の予定です)
さあー、またまた、いそがしくなるぞぉー!!

2006年8月21日 (月)

秋の商戦開始!!


テリミトラ・アンテンニフェラ×バリエガータ」 入手不可能と思われていたブロッチやストライプの入るタイプのオーストラリアの球根ラン。こんな花も「秋リスト」にはお目見えするかも・・。
いよいよ8月も深まり、各方面の方々から植物の情報も多くなってきました。
僕のほうも、そろそろ「秋リスト」用の何か面白い植物は無いかと・・・鬼太郎のように髪の毛を立ててあちらこちらにアンテナを伸ばし始めました。
今となっては「これは」と言う植物も余り多くはありませんが、それでも今まで寝かしてあった植物や、やっと挿し芽や実生で増やした植物、仲間のところでやっと増え始めた植物など、少しは新しいものも紹介できそうです。
ここにきてマニアの方や仲間からも色々な売り込みも増えて、珍しいものも少しは出てきそうです。
今年は○○○の白花や○○○の素心、○○○の八重咲きなんかも紹介出来そうですよ。(乞うご期待)
今、作場でも新しい実生のポット上げや球根植物・球根ランの植え替え、イカリソウの仲間の株分け等も次々と行っていて、いよいよ「秋の商戦準備」に突入と言ったところでしょうか。
休み明けの木曜日頃からはいよいよ雪割草の植え替え・株分けと、カイワレのポット上げを始めようかと考えています。
今日あたりで夏のピークも過ぎた感があるので、いよいよ本格的に忙しい時期に入りそうです。
今日は、「彩の華」ホームページのセルフ実生苗販売リストに追加をしました。段咲きのセルフ分離苗等、面白いものも少しはあると思います。良かったら覗いてみてください。
雪割草も毎日の様に問い合わせと株分けの予約が聞こえて来るようになりました。
皆さんいよいよ「秋の実戦モード」みたいですね。

2006年8月19日 (土)

今年の失敗だ~


アネモネ・コロナリア・ダブル」 真紅の花が大きく盛り上がってボリュームいっぱいのフルダブルです。セント・ブリジッドと言う名前が本当なのですが、昔は「フキヅメ咲き」等と呼ばれていました。どー言う意味なんでしょうか。
ここ最近は、暑い夏の間の年中行事として「球根植物」の植え替えに専念しております。
今日は写真のアネモネ・コロナリア・ダブルの植え替えをしていたのですが、今年は余り球根植物の出来はよくありません。
原因は休眠頃より鉢植えのまま長い間鉢を乾かし過ぎてしまった事です。(それも雑草がいっぱい生えたまんま)
球根植物は掘り上げてビニール袋等で保存する場合は乾かしたほうが良いのですが、実は鉢植えのまま休眠させる時は、完全に乾かしあげないほうが成績が良いことがしばしばあります。
事実、ウチョウラン等で鉢植えのまま休眠させて球根を干からびてしまった事が有り、最近では冬には堀り上げてビニール袋に閉まっておくように心がけていました。
そうした教訓も忘れて、多くの球根植物を鉢植えのまま乾かしてしまったのです。
余り乾かし過ぎると用土は逆に球根の水分を吸収しようとします。最終的には用土に水分を吸われて球根は干からびてしまうのです。
ア~やってもうたぁ~。
鉢植えのまま休眠させる時は必要最低限の水分は必ず供給してあげます。
最低でも3日に一回は鉢の上からサーっと水をかけてあげたいものです。
この写真のアネモネも見事に半分干からびた状態でした。ただし、この仲間は一日たっぷりと水をかけてあげると膨らむので、昨日膨らませておいて、今日は芋をポキポキと折りながら(これを株分けと言う・・・カナ)ポットに植え直しました。
でも作り直しの球根植物も結構ありそうですね。ガッカリ!!(トホホ・・・)
これを来年の教訓に出来ればよいのでしょうが・・・きっと来年も忘れて同じ事やるんですよね。
今日は「彩の華」ホームページに「彩の華の実親紹介」のページを作りました。
実際に当園で使っている親の一部が紹介されています。
何かの参考にお役立てください。

2006年8月18日 (金)

趣味のモラル


キツネノカミソり八重咲き」 埼玉県南部にて発見されたもので坪で見つかったようですが、目にするのはこの系統が多いかと思われます。ボリュームのあるなかなかの花ですよ。
写真の花は知人が以前購入したものの増殖品を分けていただいたもので、埼玉県南部産のキツネノカミソリ八重咲きです。
この仲間の変化花が発見される時には、意外に坪で固まっていることが多く、また、人里に近い所でよく発見されているのは面白い事です。
最近では、このヒガンバナ科の植物の注目が高まっていて、とくにキツネノカミソリやヒガンバナの変異にはアンテナを張り巡らしている方が多い様子です。
ただし、「人気」というものは必ず負の現象と背中合わせになる事もしばしばです。
この花を分けてくれた僕の知人は、別な場所でも八重咲きの坪を見つけて一人大切に見守っていました。
ある時、「どうか現地を見てみたい、写真を撮りたい」と別の人に哀願されて、条件をつけた上でやむなく自生地を教えたそうです。
ところが、その場所の八重咲きはすべて掘り取られて、さらにその花を或る業者に流したとの話が知人の耳に入ったそうです。
狭い世界です。こんな情報は筒抜けになりますよ。
しかも、この掘ったと思われる人物は、今も趣味の集まりでは「先生」等と呼ばれているそうです。
なんだかなあ・・・。
山野草を生業としていると、こんな話はよく出てきます。
事実、自分の入手した植物の中にもこんな経緯で流れてきたものもあるんでしょうね。
入手した植物たちも「他から買ったものだから善意の第三者」では無く、やはり「大切に繁殖して、多くの人に楽しんでもらうこと」を目標にしたいと思っています。(そんな植物しか買わないですけどね)
以前、園の売店で延々と「山採り」の話を自慢げに話しているおっちゃんがいました。さすがに聞きかねて注意すると「お前も草屋だろう」と言って帰っていきました。
たしかに「草屋」ですけどね。
あの人たちにとっては「草屋」=「山採り屋」なんでしょうね。
僕は決して「自然保護崇拝主義」でもなければ「山採り絶対に反対主義」でもありません。
えらそうに「山草園芸」だの「育種」だのと言っていますが、その源はすべて「山」での選別品です。これは、世にある全ての園芸植物についても言える事です。園芸の歴史は「山採り」から始まったのですから・・・。それを否定して育種は出来ません。
ただ、その中にもモラルはあると思うのです。
「山野草を販売すること」って、いったい何なんでしょうね。
なかなかたいへんだあ・・・。
必要最低限の常識とモラル、これだけは守りたいと思っているんですけどね。

2006年8月17日 (木)

台風の影響


台風の雲」 湿度の高い熱風が次々とやってきました。
今日は朝から台風10号の影響で湿った重い雲と、むっとした湿度の高い風が感じられます。
こんな日は何をするのもおっくうで、何をしなくても汗が滴り落ちてきます。
こんな天気が土曜日頃まで続くようですが、これの熱気と、この後に来る「台風一過」の晴れ間を無事に越すことさえ出来れば今年の夏越しも一安心なのでしょうが、果たして後10日前後、うまく乗り越えてくれるでしょうか。
今日の様な天気はとにかく作場にいると疲れます。
案の定、3時頃からゴロゴロと言い始めて、四方の空で閃光が見え始めましたので、お客様の帰られるのを待って4時頃より店を閉めました。
今日は帰ってくるなりバタンキューと寝てしまいました。昨日の疲れが結構残っていた上に、この天気ですので・・・。なかなか辛いです。
いま、このブログを打っている間も外はどしゃ降り、近くでゴロゴロ・ ズシ~ンと雷が次々と鳴り響いています。
毎日、雪割草のご注文をいただきまして有難うございます。
今日は「彩の華」ホームページの千重咲き銘花選と変化咲き銘花選の写真を新しくしました。
今、毎日この秋にポット上げするカイワレ苗の交配チェックを行っています。
ラベルを見ながらあれこれと2年後の花を想像するのはとても楽しいですね。

2006年8月16日 (水)

とりあえずひと段落・・・かしら?


レンゲショウマ純白花」 幻と言われていたレンゲショウマの青軸純白花。群馬耶馬溪にて数年前に発見されたものです。
とりあえず数日前からコンピュータの入れ替えを始めました。
今まではFMVのMeだったのですが、最近では事ある毎にフリーズが酷かったので、ついにVAIOのXPを買う事にしました。
改めてコンピュータを買い換えてみると、いや~余りに今まで通りに行かずに苦労の連続です。
今日なんぞは一日中コンピュータと向かい合っていたのですが、余りに解らない事やうまく行かない事が多く、IBMに5~6回、プロバイダーに1回、電話で問い合わせをしていました。
まず、このブログですが、バージョンアップした事を忘れていたので、IDやパスワードが通じず、何度やり直した事でしょうか。
ホームページにいたっては、容量の空きの問題や、LANの問題で、せっかく作ってもなかなか繋がらずに、ようやっと少し、修正ができました。
今日も、練習がてらに「彩の華」ホームページの一部を作り直していました。
とにかく、どんどん重くなってくるので、FTPツールで以前の残像をどんどん捨てて、とにかく容量を少なくして、新しいものに作り変え始めました。
とにかくいらない物はすてる!
どんどんどんどん
捨てる・捨てる・すてるぅ~!
ということに専念しました。
まず、おもーい凝ったタイトルやオープニングは
ぜんぶやめー!
多くの方から不評だったサウンドも
ぜんぶやめー!
これからは写真入の販売品も多く載せたいと考えていますので、とにかくかるーくしています。
そんな訳で「彩の華」ホームページがどんどんと新しくなっています。
(今日は「三段咲き銘花選」の写真を変更しました。なかなか逸品ぞろいですよ・・)
今度は音も出ないので、会社でこっそり見られますよ。

2006年8月12日 (土)

幻のニラ


「カンカケイニラ」 小豆島寒霞渓にのみ見られる稀少になったニラの仲間。漸く本物を見る事が出来ました。感謝感謝。
ラッキョウの仲間を集めるに当って絶対に外せない花、その一つに「カンカケイニラ」がありました。
この「カンカケイニラ」は小豆島の寒霞渓の岩場に生える極めて珍しいニラで、根元に根茎とシュロ毛
があり、花の葯が長く飛び出ている特徴があります。
実はこの「カンカケイニラ」は長い事現物見ずの植物で、「私のは本物だよ」と言う数名の方から何回か入手しましたが、何れも考えていたものとは異なり、「さてどうしたものか・・・」と思っておりました。
僕の頭の中には「小豆島の植物」と言えば、小豆島のHさんしか思い浮かびません。でも、面識はないし・・・。
そこで考えたのは「関西のご意見番」の兵庫のMさんです。
早速Mさんに連絡すると、「NHKで有名な千葉のHさんが、小豆島のHさんから行ってる気がするんだけど・・」との事。
ところがその後、千葉のHさんから「うちには無いよ~」との事。
すっかり諦めムードの時に、「花の会」東京のTさんから「カンカケイニラ探してるの・・・小豆島のHさんから来た現地種子の実生苗少しならあるよ」と言うことで、ようやく僕の手元に「カンカケイニラ」がやってきました。
そして、ここ数日の間に、ついに待望の開花です。捜し求めて20年、漸くの花との対面です。
小豆島のHさん、兵庫のMさん、千葉のHさん、東京のTさん・・・なかなかのメンバーの友情リレーによって、僕の手元に「カンカケイニラ」は届けられました。
今日から交配して、とりあえず種子を採って、何れはリストで販売出来ればと考えています。
「アルペンガーデンやまくさ」の植物の中には、この様に多くの方の力で入手して、栽培されている植物が数多くあります。一つでも無駄にする事無く、何れ増殖して多くの方に栽培して頂ければと考えています。

「彩の華」ホームページの雪割草に早くも御注文いただきまして有り難うございました。
昨日、「彩の花」ホームページの「彩の華銘花選」の写真を変更いたしました。咲き方別に項目を分けましたので、興味のある方はご覧下さい。
どの花が何の交配か、想像してみるのも楽しいですよ。今回の写真の花と同じ交配や似た交配が、販売リストの中にも結構混じっています。
これからも順次、写真なども変えていく予定です。また、「秋リスト」発行までには「アルペンガーデンやまくさ」のホームページも一新するつもりです。
と、言うわけで新しいコンピュータを買ってきました。
暇を見ての立ち上げなので何日掛かるか解りませんが、とりあえず定休日の水曜頃から真剣にやってみたいと思います。
でも、MeからXPなので上手くいくかしら・・・。
そんな訳で、少しブログは休むかもしれません。
悪しからず・・・・・・。

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2006年8月 9日 (水)

準備完了!


台風一過」 台風が通り過ぎた後は青空に白い雲も輝いていてとても綺麗です。「やまくさ」上空の空もキラキラ。
本州中部を横断すると言っていた台風は、結局、房総半島沖をゆらゆらと揺れながら北上していきました。
先週のうちに房総に行ってきてよかったわ~!
御蔭様で台風による影響は殆どありませんでした。
途中、冷却水を入れにオートバックスに出かけたら空が余りにも綺麗なので、家に戻ってカメラを取って、そのままハウスのビニールを開けに「やまくさ」に行ったときにパチリ。
台風の後は嘘の様にキラキラとした空に変ります。
でも、そのお蔭で明日は37℃とか言ってましたけど・・・。
とりあえず「彩の華」ホームページにて、平成19年初花の雪割草交配実生苗リストを載せてみました。
結構アイテムは揃ったと思います。
ポット苗は全て表土替えも終わって、何時でも発送可能な状態です。
興味のある方は、暇の折には覗いてみてください。
ア~っと言う間に「雪割草」の季節になってしまいそうです。
これから毎日、時間を見てはホームページの作り変えを考えています。
でも、今日は少し熱っぽいので(明日の気温より少し高そう)・・・オヤスミナサイ・・・。

準備完了」 来春初花の交配種達です。表土替えも終わって、なかなか元気な状態です。

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2006年8月 8日 (火)

台風接近


キツネノカミソリ緑白花」 さいたま市見沼田圃にて発見されたキツネノカミソリの白花です。咲き始めかなり緑が強く美しい逸品です。
台風7号の動きが気になります。
本州中部を横断しそうですが、各地で被害が少ない事を祈っています。
写真は北本市のM氏が数年前に発見した旧大宮産のキツネノカミソリ白花です。この花も昨年より2週間以上も早い開花です。
同氏は昨日も埼玉県小川町でキツネノカミソリがいっせいに開花しているのを確認したそうですが、やはり花は早い様子です。
夏が本番になるか・・・という矢先に台風の接近、やはり今年の夏は長続きしそうに無いかもしれません。
今日は台風の接近などもあってか、朝から雲の動きが尋常ではありませんでした。
時間が移るにつれて次々と回りの風景が変化していきましたが、夕方6時頃より素敵なイリュージョンが始まりました。
四方が田圃の「やまくさ」の作場では、毎年、年に何回かは驚く様な自然の美しさに触れる事が出来ます。
こんなときは仕事そっちのけでカメラを掴んで撮りまくります。
自然の凄さにただ感動すると共に、台風の接近に対策を考えるのです。

夕方6時過ぎの作場からの空です。とにかく美しくも不思議な世界です。

同じ頃、尾瀬の方向に見られた竜巻の様な不思議な雲です。自然の神秘さをつくづく感じました。

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2006年8月 5日 (土)

房州ぶらり旅


豊英」 この周辺は昔はアワチドリのメッカでした。房州の谷や沢は複雑で一本間違えるとなかなか出られません。
今回8月2日~4日にかけて、「梅雨明け十日は晴れる」と言うのと「娘の夏休みの自由研究」を理由に房州をぐるりと一周してきました。
昔から千葉県の山や海は大好きで、何度行っても好きなところですが、今回は昔を振り返って、懐かしい場所も含めて「ぶらり旅」を決め込んでみました。

三島湖」周辺です。ここも昔はアワチドリのメッカで、当時は貸しボートやさんの売店などでも山採りのアワチドリが売られていました。今はその売店すら見当たりませんでしたね。僕の知人がアワチドリの白紫点花を見つけたのもこの岸壁の周辺です。


豊英」の大岸壁です。当時は三島から豊英周辺、三石山、高宕山、ロマンの森、金山、笹川、清澄などにかけてはアワチドリのメッカでした。とくに豊英周辺は大小の砂岩剥き出しの岩場が多く、沢山の名花を排出しています。ただし、花時期はヤマビルやマムシも多く、なかなか大変な場所でもあります。おそらくこの周辺は今でもアワチドリがあると思われますが、今更岩場に行って確認する気もありませんね。

豊英ダム」周辺の歩道脇には今でも「カントウカンアオイ」が沢山見られます。大体、関東近辺の方は今でもこの辺に入って斑入り探しをしているようです。普通のカンアオイは当たり前のように生えていますからね。

一気に「鴨川」の磯場です。この場所は僕のおなじみのフィールドで、8月末頃からの大潮の時には数種類のチョウチョウウオの幼魚等も上がって来て、結構楽しい磯場です。この日は「長潮」だったので、いつもタイドプール(潮だまり)になる場所も潮が引かずに波場となっていました。未だやっとイソスズメなんかが上がってきた所で、磯遊びには早いようです。

房州最南端の「野島崎灯台」です。この周辺で海浜植物を探しました。これは子供の「夏休みの自由研究」の手伝いで、テーマは「身近な海浜植物」です。
観光用に整備しているのでどうかな・・・と思ったのですが、意外に色々な植物が見られて楽しい所でした。

自由研究」中の娘と奥さんです。とりあえずまじめに調べていたみたいですが、はたして上手く纏められるのでしょうか。



野島崎の磯場」です。大潮ならばもう少し潮が引くのでしょうが、余りタイドプールは出来ていませんでした。ここも未だ魚は少なく、やっとオヤビチャくらいまででした。この磯場の岩の中にカエルウオ君が居て、巣の中に色々な物(ヤドカリや石等)を放り込むと嫌がってすぐに追い出していました。その様が面白くつい40分もカエルウオ君と遊んでしまいました。最後にケブカガニを入れたらチクチクして困った様子でしたよ。とても楽しいカエルウオ君との一時でした。


左上「イワトユリ(スカシユリ)」、右上「ネコノシタ
左下「ハマゴウ」        右下「ハマナデシコ

野島崎にはまだまだ色々な植物が見られました。秋にもう一度タネ採りに期待場所でした。どーせ磯遊びに来るとは思うんですけどね。

洲崎」付近の海岸岩場です。ここではキクの仲間が野島崎よりも多く見られて興味深い所でした。
ただ、ススキの侵食が多く見られたので、この自然植生が何時まで持つか心配です。また、献花によるものか、明らかに野生ギクとイエギクの雑種が見られたのも気になります。
自然保護の看板に「県で指定された稀少植物(アワチドリ等)の採種を禁ず」と書いてあったのには少し笑えました。いくらなんでもここには「アワチドリ」は無いでしょーよ。(まさか、あったりして・・・)

館山・沖ノ島」です。昔は島だったのですが、関東大震災の時に陸続きになったと言われています。となりに海上自衛隊があって、ひっきりなしにヘリコプターが訓練してました。沖合いとあって非常に興味深い場所です。

沖の島の植生は他と余り変りませんが、唯一つ地元のおじちゃんが「カンナの原種」といって自慢している花がありました。でも、自生かどうかは良く解りませんね。ウラシマソウやシマホタルブクロ等も時期には多く見られるそうです。

沖ノ島」の外洋側です。此の沖にキクメイシを始めとした造礁サンゴが見られて、小さな珊瑚礁もあるそうです。手前の岩棚には浅瀬ながらケヤリムシなども見られました。沖合いに行けばこの辺りから金谷沖にかけては黄色やツートンのニチリンホンケヤリ等も見られるそうです。ここではソラスズメ等も見られました。大潮ならばサンゴイソギンチャク等も見られ、クマノミも居るそうです。また、タカラガイのいくつかも見られるので有名な所です。

岩井海岸辺りから見た「鋸山」です。ここは僕の昔良く通ったフィールドで、20ん年前はこの山の左手にある日本寺周辺にも随所にアワチドリが見られました。中腹に見える大仏の肩などにも咲いていたのを記憶しています。寺路の切通しのツツジの根元もアワチドリだらけでした。今はどーなんでしょうか。

東京側から見た「鋸山」です。昔の石切り場の痕が良くわかります。ロープウェーがあり20ん年前はロープウェーの中からも岩場や石切り場にアワチドリが咲いているのがわかりました。山の裏に回る登山道等にも小さな露出岩が見られて、大抵はムギランとセットでアワチドリが咲いていました。ランの多いところでしたが、今はどうでしょうね。
本当にアワチドリが沢山あった山でしたけど、、、、。
今回は時間をとってノンビリと房州を懐かしんできました。こうして振り返ると毎年のようにアワチドリ見に行ってたんですよね。今回は途中、千倉の高塚山等にも寄りましたが、昔とはだいぶ変ってしまっていました。初めてナギランやうんざりする位大量のアキザキヤツシロランを見た事もあったのですが、今はそれが何処だったのかも解らないですね。
でも、とっても楽しい「ぶらり旅」でした。
また、どこかなつかしい場所に行ってみたいと考えています。

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2006年8月 1日 (火)

ハダニの季節ですよ


夏はいや~なハダニの季節です。せっせと予防に努めましょう。
今日はとりあえず梅雨も明けて、でも余り強い陽射しでもなくて、盛夏前の薬撒きには絶好の日和でした。
特にこれからは乾燥した日が続くとハダニの発生が気になります。また、これからも雨日和が続いても、潅水が少なくなる分やはりハダニの発生が多くなってきます。
何れにしても「ダニが湧く」と言う事ですね。
そんな訳で、午前中は屋外棚の整理をして、夕方からは雪割草のダニ予防に「コテツ」の2000倍を葉の裏を中心に散布しました。
昨年はダニの被害も多かった様で、雪割草の地元佐渡の人たちもいささか参った様子でした。
週末からは暑くなりそうなので、今日明日が薬撒きのチャンスですよ。昨年ダニに懲りた方は是非今を逃さぬように。
ダニはダニ専門薬以外の殺虫剤は殆ど効きません。購入の際は必ず売り場の人と相談をして、確実な薬剤を購入してください。最近ではやや高価ですけど「コテツ」や「ニッソランV」なんかが良く効くみたいです。同じ物ばかり使うと耐性が出来ますので、成虫・幼虫・卵などに使い分けて、用途ごとに使用すると効果的です。
これから一ヶ月が腕の見せ所です。
みんなで頑張って夏を越しましょう。
PS・・・明日から3日間は外出です。勝手ながら園には居ません。5日からは居ますので、ご迷惑をおかけしますが悪しからずご了承くださいませ。

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