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2006年8月 5日 (土)

房州ぶらり旅


豊英」 この周辺は昔はアワチドリのメッカでした。房州の谷や沢は複雑で一本間違えるとなかなか出られません。
今回8月2日~4日にかけて、「梅雨明け十日は晴れる」と言うのと「娘の夏休みの自由研究」を理由に房州をぐるりと一周してきました。
昔から千葉県の山や海は大好きで、何度行っても好きなところですが、今回は昔を振り返って、懐かしい場所も含めて「ぶらり旅」を決め込んでみました。

三島湖」周辺です。ここも昔はアワチドリのメッカで、当時は貸しボートやさんの売店などでも山採りのアワチドリが売られていました。今はその売店すら見当たりませんでしたね。僕の知人がアワチドリの白紫点花を見つけたのもこの岸壁の周辺です。


豊英」の大岸壁です。当時は三島から豊英周辺、三石山、高宕山、ロマンの森、金山、笹川、清澄などにかけてはアワチドリのメッカでした。とくに豊英周辺は大小の砂岩剥き出しの岩場が多く、沢山の名花を排出しています。ただし、花時期はヤマビルやマムシも多く、なかなか大変な場所でもあります。おそらくこの周辺は今でもアワチドリがあると思われますが、今更岩場に行って確認する気もありませんね。

豊英ダム」周辺の歩道脇には今でも「カントウカンアオイ」が沢山見られます。大体、関東近辺の方は今でもこの辺に入って斑入り探しをしているようです。普通のカンアオイは当たり前のように生えていますからね。

一気に「鴨川」の磯場です。この場所は僕のおなじみのフィールドで、8月末頃からの大潮の時には数種類のチョウチョウウオの幼魚等も上がって来て、結構楽しい磯場です。この日は「長潮」だったので、いつもタイドプール(潮だまり)になる場所も潮が引かずに波場となっていました。未だやっとイソスズメなんかが上がってきた所で、磯遊びには早いようです。

房州最南端の「野島崎灯台」です。この周辺で海浜植物を探しました。これは子供の「夏休みの自由研究」の手伝いで、テーマは「身近な海浜植物」です。
観光用に整備しているのでどうかな・・・と思ったのですが、意外に色々な植物が見られて楽しい所でした。

自由研究」中の娘と奥さんです。とりあえずまじめに調べていたみたいですが、はたして上手く纏められるのでしょうか。



野島崎の磯場」です。大潮ならばもう少し潮が引くのでしょうが、余りタイドプールは出来ていませんでした。ここも未だ魚は少なく、やっとオヤビチャくらいまででした。この磯場の岩の中にカエルウオ君が居て、巣の中に色々な物(ヤドカリや石等)を放り込むと嫌がってすぐに追い出していました。その様が面白くつい40分もカエルウオ君と遊んでしまいました。最後にケブカガニを入れたらチクチクして困った様子でしたよ。とても楽しいカエルウオ君との一時でした。


左上「イワトユリ(スカシユリ)」、右上「ネコノシタ
左下「ハマゴウ」        右下「ハマナデシコ

野島崎にはまだまだ色々な植物が見られました。秋にもう一度タネ採りに期待場所でした。どーせ磯遊びに来るとは思うんですけどね。

洲崎」付近の海岸岩場です。ここではキクの仲間が野島崎よりも多く見られて興味深い所でした。
ただ、ススキの侵食が多く見られたので、この自然植生が何時まで持つか心配です。また、献花によるものか、明らかに野生ギクとイエギクの雑種が見られたのも気になります。
自然保護の看板に「県で指定された稀少植物(アワチドリ等)の採種を禁ず」と書いてあったのには少し笑えました。いくらなんでもここには「アワチドリ」は無いでしょーよ。(まさか、あったりして・・・)

館山・沖ノ島」です。昔は島だったのですが、関東大震災の時に陸続きになったと言われています。となりに海上自衛隊があって、ひっきりなしにヘリコプターが訓練してました。沖合いとあって非常に興味深い場所です。

沖の島の植生は他と余り変りませんが、唯一つ地元のおじちゃんが「カンナの原種」といって自慢している花がありました。でも、自生かどうかは良く解りませんね。ウラシマソウやシマホタルブクロ等も時期には多く見られるそうです。

沖ノ島」の外洋側です。此の沖にキクメイシを始めとした造礁サンゴが見られて、小さな珊瑚礁もあるそうです。手前の岩棚には浅瀬ながらケヤリムシなども見られました。沖合いに行けばこの辺りから金谷沖にかけては黄色やツートンのニチリンホンケヤリ等も見られるそうです。ここではソラスズメ等も見られました。大潮ならばサンゴイソギンチャク等も見られ、クマノミも居るそうです。また、タカラガイのいくつかも見られるので有名な所です。

岩井海岸辺りから見た「鋸山」です。ここは僕の昔良く通ったフィールドで、20ん年前はこの山の左手にある日本寺周辺にも随所にアワチドリが見られました。中腹に見える大仏の肩などにも咲いていたのを記憶しています。寺路の切通しのツツジの根元もアワチドリだらけでした。今はどーなんでしょうか。

東京側から見た「鋸山」です。昔の石切り場の痕が良くわかります。ロープウェーがあり20ん年前はロープウェーの中からも岩場や石切り場にアワチドリが咲いているのがわかりました。山の裏に回る登山道等にも小さな露出岩が見られて、大抵はムギランとセットでアワチドリが咲いていました。ランの多いところでしたが、今はどうでしょうね。
本当にアワチドリが沢山あった山でしたけど、、、、。
今回は時間をとってノンビリと房州を懐かしんできました。こうして振り返ると毎年のようにアワチドリ見に行ってたんですよね。今回は途中、千倉の高塚山等にも寄りましたが、昔とはだいぶ変ってしまっていました。初めてナギランやうんざりする位大量のアキザキヤツシロランを見た事もあったのですが、今はそれが何処だったのかも解らないですね。
でも、とっても楽しい「ぶらり旅」でした。
また、どこかなつかしい場所に行ってみたいと考えています。

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コメント

磯遊びヨロしいですなぁ。その辺はチョウチョウウオとか採っても怒られないのでしょうか?
数年前、房総ではありませんが、家で飼おうとして採っていたらオジサンに怒られました。「どうせ死ぬんなら自然で死なせてやれ」とのお叱りでした。わかるけど、子供には磯遊びや魚とりの楽しさも体験させてやりたいですなぁ。

かこ さとし様 こんばんは。
コメント有り難うございます。
磯遊び、楽しいですよね。
この辺はこれから秋にかけては、休日等はチョウチョウウオ探しの家族連れで賑わってますよ。
僕は今は飼育してないので採っても逃がしますけど、この辺のは間違え無く冬には寒さで死んでしまいます。
去年はチョウチョウウオ、チョウハン、トゲチョウチョウウオ、ニセフウライチョウ等の稚魚が見られました。運がいいと房総でもサザナミやウズマキ、キンチャクダイ等ヤッコの稚魚も晩秋頃より見られるそうです。
以前、オヤビチャなどは水槽飼育だと2センチ位のが3ヶ月で10センチ位になりました。
海も山も、自然と遊ぶのは大好きです。どのお父さんもみんな子連れで来て楽しそうですね。

房総の海もなかなかの魚種が見られるんですね。
和歌山の海とそんなに変わらないのかもしれません。

先月イサギ釣りに行ってマッキッ黄の魚釣りましたよ。チョウチョウウオの種類もよく釣れます。

大きいのは食べます。割と美味しいです。

ハヤシ様こんばんは。
コメント有り難うございます。
南房総は台風などと一緒に暖流に乗って流れてくるので、意外に魚の種類は変らないかもしれませんね。
チョウチョウウオは沖縄の市場なんかでも食用に売っているそうですね。
以前八丈島でも、釣り人が釣ったチョウチョウウオが防波堤に何匹も捨ててありました。
今日、荷物送りました。
オオキツネの白花は、以前からのものが花芽が出ているのでそちらの方を送りました。
スイセンは3球を1ポットで3種類送りました。
あす、到着すると思いますのでお受けとりください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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