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2006年10月22日 (日)

コバナチケイランとキノエササラン


コバナチケイラン」 以前、「西表島のキノエササラン」と呼ばれていたもの。見比べれば全然違う植物ですよ。
今から10年とチョット前の頃の事でしょうか。
大分のWさんが西表島に野生植物の調査に入った時の事です。
ジャングルの切れ間から丘の様な所に登り、ふと遠くを眺めていたときのことです。目の前の木に「チケイラン」の様な植物が、細い枝に絡みついているのが見られました。
「これは珍しい」と、サンプルに30株ほど持ち帰り、各地の愛好家に分散したそうです。
そしてその時に、どこからとも無く「キノエササラン・西表島で発見!」のニュースが流れたのです。
マニアは総じて新しい物好きです、このときも我先に「西表島のキノエササラン」を入手し大切に栽培し、いつの間にかマニアの棚には「西表島のキノエササラン」のほうが絶対的に多く栽培されるようになりました。
僕自身も、この「西表島のキノエササラン」はそれまで見たことも無く、たまたま連絡のあった「某鉢」で有名な三鷹のMさんに尋ねたところ、快く「西表島のキノエササラン」を分与くださいました。
「やっと見比べられるぞ」と思うのもつかの間、今度は乾きすぎて「キノエササランが作落ちしてるじゃーん」・・・トホホ・・。
そんなこんなで漸く2種類とも元気になった昨年末、野生ランの重鎮Nさんから「そー言えば富澤さん、「西表島のキノエササラン」は今度「コバナチケイラン」て言う新種になるみたいだよ。相模大のスズムシソウを研究している人間がそう言ってたよ」と突然のお言葉。
「ほへー、そんなに違うものかしら」とワクワクしながら漸く比較できたのが下の写真です。

上が「キノエササラン」・下が「コバナチケイラン」、どうですこんなに違うでしょう。
花は「コバナチケイラン」のほうが「キノエササラン」よりも2週間ほど遅れて咲きます。
結論から言うと、キノエササランに比べるとコバナチケイランは花の大きさは半分ほどです。花の色も黄色味が強く側花弁の形状等も含めて、むしろ小さな「チケイラン」の様な雰囲気です。
全体的には「キノエササラン」と言うよりは、むしろ花の小さな2葉性の「チケイラン」と言った感じで、なるほど「コバナチケイラン」とはある意味、的を得た名前かもしれません。
こうして、日本のランの歴史に新たな一種類が加わりました。
これもまた、大切に作り伝えて行きたい日本の野生ランの一つである事は言うまでもありません。
でも、そー言えば「ナカハララン」最近見ませんね。何処行ったんだろう・・・探してみよーっと!!

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