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2006年10月24日 (火)

山上げの効果


山上げから戻ってきた「レンゲショウマ」たち。たわわにタネが稔りました。
7月13日のブログで紹介した「山上げしたレンゲショウマ」が戻ってきました。
さっすが八海山の麓で夏を越しただけあって、どの鉢達もたわわに種子をつけて戻ってきました。
「レンゲショウマ」の花は梅雨明けの頃から夏の間に開花します。
現地では、特に関東では大体において海抜350m~500m前後の山地に生えるものですので、海抜20m足らずの当園では花が咲いても花粉塊がべとべとになったり、或いは花が焼けてしまって開かないことがしばしばで、殆どと言って良いほど結実は見られません。
運良く涼しい日が続いて種子が実ったとしても、1花茎にたわわに稔る事は先ず考えられません。
八海山の麓にお住まいの古くからの知人のAさんに無理をお願いしたところ、快く預かっていただいたお陰で写真の通りの結果になったのです。
ここには「純白花」3タイプ、「八重咲き」2タイプ、「斑入りの上柄」2タイプがあります。
これで、何とか種子を蒔いて実生からの開花を待ちたいのですが、これがうまく行けばコンスタンスに生産できそうな気がします。
先日は別の富士山の麓の知人にお願いしておりました「八重咲き」のセルフと交配種が苗になって戻ってきました。
早ければあと1作で花が見られそうです。
先日は群馬の知人から「八重咲き」の新個体が増えているとの話もありました。
「山上げ」と言う言葉を最初に聞いたのは洋蘭の世界での話しです。
切花生産の場合、花時期をずらす事によって花の無い時期に花を咲かせて市場に出すと、意外に高価で取引されることがあります。
その為に山の涼しい環境で開花のサイクルを遅らせる為に「山上げ」が行われました。
また、南米高地等に生える小型のランを夏の暑さから守るために、マニアの方が数人で山間部の農家の方に委託して、暑い夏を山に上げることによって暑さから守る方法も古くから行われていました。
「タネを採る為に山に上げる方法」もこれからはかなり有効な戦術なのかもしれません。
それでも、温暖化の影響は本来涼しい山間部にも、じわりじわりと現れているような気がしますけどね。

左「山上げで結実した種子」 見事に膨らんでとても良く稔っています。良く見ると「オダマキ」の仲間に種子の形状はそっくりです。
右「ハウスで結実した種子」 関東平野での結実はせいぜいこんなものです。2~3粒も入っていれば良いほうでしょうね。

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コメント

ぷりぷりの種子ですね。しっかり実が詰まっているのがわかります。たくさん増えるといいなあ。我が家もいつかは青軸白花ほしいです。

我が家にも青軸リップほんのりピンクの株があります。たくさん花は上げるのですが、すぐに茶色くなってしまい、きれいに咲くのは最初の数個だけです。
平地できれいに咲かせるのはむずかしいですね。

ぼんちゃん様、こんばんは。
ご注文有難うございました。
このレンゲショウマたちは真剣に実生をしたいと思います。
はたして数年後の「やまくさリスト」にこれらの実生苗が載るのでしょうか。
余りあてにしない程度にご期待くださいね。

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