« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月27日 (月)

カマエロドスが咲いたよ。


カマエロドス・アルタイカ」 モンゴル・チャンガイ2600m産、と言っても多分殆どの人は知らんよねぇ~。
シベリア山脈からアルタイ、チベット、天山、パミールへと続く中央アジア帯、ここには殆ど知られていない未知の素晴らしい植物が沢山眠っています。
但し、日本人がチョット行くにはなかなか大変な地域ですよね。
この大変な地域に意図も簡単に入り込んで、多くの植物を紹介してくれるのがチェコのプラントハンターたちです。
この、カマエロドス(Chamaerhodos)の仲間たちを最初に知ったのもヨゼフ・J・ハルダの手書きによるイラストからです。
一見、アサギリソウに似た雰囲気のロゼットから梅型の花を一面に咲かせるそのイラストはとても魅力的で、細かいモノ好きの僕にとっては是非いつかは育ててみたいかけがえの無い植物の一つになりました。
もしや・・・、と思って参考までに「フロラ・of・CCCP」を見てみると、案の定、ハルダのイラストに似た雰囲気のイラストが出ており、この植物が素晴らしいものである事に確信を持ちました。
最初にチャレンジをしたのがカマエロドス・モンゴリカ、次にカマエロドス・グランディフロラ、そして、今回がカマエロドス・アルタイカです。
何れもがアサギリソウに似た小さな苔の様なクッションから、白や桃色の花を地際に或いは短い花茎に咲かせてとても可愛らしいものばかりです。
さて、このカマエロドス、写真を見てなんの仲間だと思われるでしょうか。
草に見えますが実はバラ科の矮小低木で、種子栽培でも発芽1年で早いものでは5センチほどのクッションを形成します。
ちなみに、この写真のカマエロドス・アルタイカは、この撮影の後でこの場に居合わせたNHK講師でも有名なHさんがそのまんま持って帰られました。
今年もぼちぼち、色々な種子屋さんからリストが届く季節になりました。
はたして、今年は何処で、どんなものが採種されているのでしょうか。
楽しみでもあり、忙しくもなる季節に入りましたね。

カマエロドス・グランイディフロラ」 モンゴル2300mのもので、3年前に開花したもの。こちらは細い花茎に小さな梅型の花を数輪咲かせて可愛らしいものです。

2006年11月24日 (金)

裏技


斑入りダルマギボウシの実生」 9月に早採りして蒔いたもので、もうすでにこの大きさです。凄すぎる。
先日のことです。
久しぶりにさいたま市のOさんがお見えになったのですが、その時に持参くださいましたのが写真のギボウシの実生苗です。
Oさん曰く「ほらぁ、こんなに発芽したでしょう、ちゃーんと斑入りも出てますよ」と言って、写真の蒔き床を見せてくれました。
「はぁ~」、何のことだろうと思って聞いてみると、
「富澤さんとこでいっぱい種付いてたじゃないですか、だからうちも交配して種付いたんですけど、やっぱりいらないと思って9月に摘んじゃったんですよ。未だ鞘が緑色だったんだけども割ってみたら中身が黒かったんで試しに蒔いてみたんですね、そしたらぜーんぶ発芽しちゃんの、こいつらじょーぶですよ。」との事。
「でも、うちの奴はまだタネ鞘ぶら下がってますよ。」と言うと、「こいつらほっとくと鞘の中で発芽しちゃうこともありますよ、そーするとぜーんぶ枯れちゃんの、酷いもんですよ」との事。
言われてみれば確かに単子葉植物の多くには完熟前の種子の方が発芽の良いものも結構有ります。
でも、ギボウシが早採り出来て、しかも、発芽が良いなんて知らなかった・・・。
Oさん、待ってましたとばかりに一言。
「え-っ、プロでも知らない事ってあったんですかぁー」、おおお・・・とどめの一撃だぁ~、あんまりいじめんといてーな。
うちのお客さんたちはどーしてこう訳のわからない事ばかりやり出すんだろう。
確かにギボウシの種子は完熟したら発芽の悪いものもあります。
そもそもこの写真のギボウシの親だって、僕のところから2タイプお持ちになったダルマギボウシ(ヒメトクダマの半羅紗葉タイプ)を交配して出ちゃった斑入りだし(6月11日のブログ参照)、又それ蒔いてみてるし、ちゃーんと斑入りも出ているし、羅紗葉もあるし、何でこうも簡単に作っちゃうんでしょうかねぇ。
わずか2ヶ月でこの成長ですが、欠点を言えばこの方法だと休眠が遅いので、冬の間は凍らない程度の保護が必要かもしれません。
いずれにしてもギボウシの育種は確実に進歩しているようです。
ダルマ系斑入り羅紗葉ヒメトクダマが完成するのももう時間の問題でしょうね。ヤレヤレ・・・。


斑入りダルマギボウシ実生のアップ」 よく見ると斑入りもウブも羅紗葉もごちゃ混ぜだ~。凄いねこりゃ。


2006年11月20日 (月)

雪国タイプの「イカリソウ」


イカリソウ・SAYURI No.2」 なかなか大型タイプのイカリソウ、鮮やかな紅の色は他に類を見ない美しさです。
最近、イカリソウマニアの間で注目されているものの一つに「雪国タイプのイカリソウ」と言うものがあります。
上州・越後国境や信州・上越県境には様々な系統のイカリソウが見られます。とくに、イカリソウ、キバナイカリソウ、トキワイカリソウ等が隣接する地域もあり、そのせいかどうかは解りませんが、どっちつかずの面白い花もポツポツと見られます。
以前、柱状節理で有名な新潟県K峡に5月の始め頃に遊びに言ったときのことです。
この辺りはミスミソウよりもがっしりとしているけど多弁で、幾分クリーム色や肌色を帯びた、一見ミスミソウに似た内陸タイプのオオミスミソウが見られ、村の入り口から山間部に歩いていくと、山裾の所々にはショウジョウバカマ、コシノカンアオイ、キクザキイチゲ、ヒメシヤガ等が次々と見られ、その中に混じってかなり大型のイカリソウを見ることが出来ます。
色彩的には紅桃色や桃藤色のものが多く、白い花は殆ど見られません。何れも大柄で、良く育っているものは80cm~1m近くに及ぶ株も少なくありません。
中にはかなり紅色の強い個体や黒赤色の個体も見られますが、下界で栽培してみると色褪せしてしまうものが殆どで残念です。
また、大柄な為か花着きも悪く、花は直立せずに葉の下で咲くものが殆どで、開花にはかなりの肥培を要します。芽分れも余り多いほうではなく、余り小割するとなかなか増えません。
一部では全体の姿から「キバナイカリソウ」の色花と言う見解もあるようですが、最近のスタン等の資料によると「キバナイカリソウ」も「イカリソウ」の変異の一つと捉えられているところから、もしかしたら一概に否定出来るものではないかもしれません。
最近ではこの系統に特に力を入れて変異を集めている方もいらっしゃるようで、今後、イカリソウのヴァリエーションに一味加えるのではと思います。
写真の個体は、埼玉のNさんによって選別された上越国境タイプの濃紅色花です。
Nさんは変わりものコレクターとしては有名な方で、時々遊びにいらしては不思議な植物をお持ちくださいます。
この「SAYURI」も、僕がイカリソウが好きだと言ったら持参くださったもので、幾つかのタイプがあるそうです。このときもNさんは「キバナイカリソウの赤花」として持参下さったのですが、「雪国タイプ」であることは一目です。
咲いた花を見たときには余りに鮮やかな紅色で、殆ど色褪せもなく本当に感動ものでした。早速交配してみたのですが、このイメージの花が咲いたらとても面白そうです。
イカリソウの良い花は国内種だけでもまだまだ眠っていそうです。
どのくらい掘り起こして目覚めさせることが出来るのか、これからもとっても楽しみですね。
イカリソウ・SAYURI No.3」 こちらの方が赤みが強いかもしれません。花の大きさ・型の良さは何れ劣らずですね。

2006年11月18日 (土)

最高の一品!(パンダコパンダ雨降りサーカス)


パンダカンアオイ素心」 わ~い、しろくまだーしろくまだー
「うわっ、スゲェー!!」 
これがこの花を最初に見たときの感想です。
「シロクマだよ、シ・ロ・ク・マ・・・」
今から何年位前のことでしょうか。北関東のIさんがこの花の写真を見せてくれたのは・・・。
「パンダカンアオイに素心があったらきっと綺麗な花だろうなぁ」、そんな事を考えながら想像に浸っていつかは見てみたいと思っていた花、それが今、目の前にあるのです。
「今度増えたら分けてくださいね」、取り敢えずお願いだけはしておかなきゃ、これは社交辞令ではなく僕の本心です。
それから一年後、「言われたから一応持ってきたんだけど・・・」と言って、Iさんは2鉢の「シロクマ」くんを持参してくださいました。
もう嬉しくってたまりません。一つは無地葉、もう一つは雲紋葉です。
来園してくる知人を捕まえては「ねえねえ、シロクマだよ、シ・ロ・ク・マ・・・見たことないでしょ!!」と言っては見せびらかして歩いたものです。
このシロクマ君、最初は普通のパンダカンアオイを実生したら偶然発生した1本の青軸が全ての元だそうです。
この青軸が咲いたらなんと素心だったとの事で、現在増やしているものはその実生から出た青軸たちだそうです。
とーぜんの事ながら、この春も交配に勤めてみたのですが、なぜか今年は1つも結実しませんでした。これは、Iさんや知人のところでも同じ結果でした。何か気候的な影響でも有ったのでしょうか。
また、Iさんの話では実生の素心たちは実りが今ひとつの様でもあるそうですので、そのせいかもしれませんね。
次なる目標はこの素心の最初の親株です。やはりルーツは大事ですよ。
この春に見えたときに元株のことを伺ったら「根伏せがあるかも」との事なので取り敢えずお願いしておいたのですが、秋にIさんが「0番」の一番元の青軸を「取り敢えず持ってきてみたんだけど・・・」と言って持参くださいました。このときはもう一つ、綺麗な雲紋葉で葉も軸も明るい黄緑色の個体も持参くださいました。
お蔭様で実生を含めて葉模様のあるものや無いもの等色々揃い、株も大きくなってきましたので、来年からは本格的にセルフやクロスで実生をしてみたいと思っています。
カンアオイの仲間は花は長く咲いているのですが、交配に適当な時期はせいぜい咲いて3日~1週間程度なので、以外にタイミングの難しいものでもあります。
この系統のシロクマくんは、結構各地の山草屋さんに少しづつ散っているようなので、近い将来は「シロクマくん」の販売品も出始めるのではないかと思います。
いずれにしてもこの「シロクマ」くん、1鉢は育ててみても良い代物ですぞ!!

無地葉のシロクマくん」 やや抱え咲きかしら、でも花はデカイよ。交配したけど結実しませんでした。残念!

2006年11月17日 (金)

最高の一品!(早く増えて欲しいですね・・)


白花タイワンクマガイソウ」 妖精の様な白さがすんばらしぃ~!!
この花を最初に見たのはいつの日のことだったでしょうか。
知人のTさんが雑誌にも紹介していたことがありましたが、たまたま入手されたその花を最初に見たときには、余りの美しさに「ハッ」と息を飲んだほどでした。
その後、その株は残念ながら他界し「もう、お目にかかれないかも・・・」とあきらめていました。
数年が経ち、ふと知人から「C園さんのところに白花タイワンクマガイソウがあるみたいですよ・・・」と小耳に挟みました。
「えっ、別な個体が生きているの!!見てみたい!!」と、殆どあきらめていた僕にとっては願ってもない話です。
色々と尋ねて行くと「どうもC園さんの知り合いのKさんが数株持っているみたいですよ」との事。
ならばと思い、このルートに強い方何人かに声をかけてみたものの一向に返事が返ってきません。
「こりゃ、ダメだな~」としばらく諦め、「こうなりゃ黙して寝て待つ」事にしました。
殆ど忘れかけていた今年、丁度「雪割草」を求めにこられていたSR園さんに「何か面白いものないですか」と問いねると、「エッ、」と思わず耳を疑いました。以下はその時の会話・・・。
SR園さん「1株ですけどよろしかったら白花のタイワンクマガイがありますよ」
トミザワ「えっ、ほんとお~」
SR園さん「いやっ、お客さんがC園さんから買って増えたのが一株来たんですよ。」
トミザワ「ほんとぉ~、それ、回してくれるんですか」
SR園さん「良かったらいいですよ」
トミザワ「ちょ~らい、それ、ずぇ~ったいにちょ~らい、値段なんていくらでもいーから!!」
SR園さん「じゃあ、今度持ってきますよ」
と、言うことで翌週、発泡スチロールに植え込まれたしっかりとした芽が僕の手元にやってきました。
花が咲くまでドキドキ、ワクワク・・・・もう、本当に開花が楽しみです。
4月9日に待望の花は開きました。
咲き始めはややクリームを帯びていたのですが、ほんの数日で一点の濁りもない見事に真っ白な花へと変化していきました。
「すごい、おっそろしく綺麗だ」これがこの時の感想です。
その後花は直ぐに摘み取られ、VIP待遇の栽培管理を受けています。
今尚、葉茎も健在で、果たして何芽に増えているのでしょうか。
早く増殖して、是非皆さんのお手元にもお渡しできればと考えているのですが・・・。
増えたら実生もしてみたいですしね。
ひょんな事から僕の手元にやってきた「白い妖精」くん。
これからじっくりと付き合って増やしていければと考えています。

2006年11月14日 (火)

最高の一品!(なかなか増やせませ~ん)


エピメディウム・aff・ファンギィー」 色対比抜群の中国原産のイカリソウ。とにかく綺麗で早く増やしたいんですけどね。
今日は朝からイカリソウ愛好家としてご活躍の群馬のAさんが遊びに来ていました。
色々なイカリソウやレンゲシヨウマの話等を、その時にいらしていた業者さんなども交えて談笑していたのですが、丁度帰り間際の時のことです。
車に半分乗りかかったAさん曰く、「以前、岐阜のYさんを尋ねた折に、素晴らしいイカリソウを見せてもらったことがあるんですよ。それじゃあ増えたら分けますと言われたんだけど、そのままそれっきりになっちゃって。凄い花だったよ、真っ黄色の花弁に赤いガクで、とっても綺麗なんだよねぇ・・・」と、しみじみと語ってくれました。
話を聞いているうちになんとなくピンと来た僕。
「それってもしかして、Oさんのコレクションにもあるアフィニティ・ファンギィーって言う奴じゃないかな、黄色くて紅色のガクのやつ」。
正しい名前は無く「エピメディウム・aff・ファンギィー」と呼ばれている不明種で、直訳すれば「E・ファンギィーに似て否なるもの」とでも言うのでしょうか。
確かに花の姿や形はファンギィーに似ていますが、幾分大型で、何と言ってもガクの紅色が強烈なインパクトです。E・ファンギィーが黄色一色ですので、その違いは花を見れば歴然ですね。原種なのか、はたまた交雑種なのか、その辺のところはよく解りません。
Aさん「えっ、知ってますか・・・」
僕「多分少しだけあると思うケド・・・現在増殖中だけど・・・」
Aさん「エッー」と言ってすぐさま車から降りて作場へ直行です。
マニアの人って待ってられないんですよね、こういう時って・・・。
確かに今年は100以上のイカリソウの花を見ましたが、花の美しさという点ではこの花がNo.1でしたね。(当然、スズフリイカリソウを始めとして、いろんなものを交配してみたんですけど・・・・・来年の発芽が楽しみですね)
どんな植物にも最高の一品と思うものが必ずあります。
そんな花たち、早く増殖したいんですけどね。
待っててくれないんですよね。
コラコラ、まだ増やす前に持って行っちゃダメだよぉ~!!
果たして最高の一品たちが増えてくるのは何時の日の事でしょうか。(トホホ・・)

2006年11月12日 (日)

赤ずきんちゃんご用心!!


プテロスティリス・コッキナ」 ズキンランの仲間の中では紅色が強く出てなかなかの味わいがあります。
ここのところ何だか風邪気味で調子がいまいち。長旅疲れも重なって結構バテ気味です。面倒な風邪が流行っているようですので、皆様もお気をつけください。
そろそろこの季節になると夏に植え替えをした色々な球根植物や球根ランの仲間が発芽を始めてきます。
写真の花はプテロスティリス・コッキナ(Pterostylis  coccina)と言う西オーストラリア原産の球根性地生ランです。
この仲間はどちらかと言うと緑色っぽい花が多いのですが、この種類は発色が良いときには特に美しい紅色に染まって、株に比較して花も大輪で見ごたえがあります。
以前はこの仲間を多く販売していたのですが、どうもある時に種類が混同してしまって、収拾がつかなくなり少しの間は販売を控えていました。
一見似た仲間が多くラベルが無くなると何だかわかりにくいもので、知人の中にも「子供が全部ラベルを抜いちゃった」とか「棚が崩れてわからなくなった」と言う人も結構いますね。こうなると栽培していても全く面白みが無いですよね。
この仲間が芽を伸ばし始めるといよいよ「暖房」の季節です。
これから週に一度、5箇所ある石油タンクに灯油を補充していく季節になります。原油の値上がりで光熱費は滅茶苦茶バカに出来ませんね。なんだかなぁ~・・・です。
人も植物も辛い季節になってきましたね・・・。

2006年11月 6日 (月)

相変わらずのドタバタの日々

11月10日までにやらなくてはならない事が山済みになってしまいました。
7日と8日に旅に出るので、取り敢えず出来ることは今日中に終わらせてしまおうと気負ったのですが、やってみるとなかなかシンドイ。
ここ数日の間は夜に朝にNHKさんの仕事を意地でも目処をつけようと全力投球。
今日の朝で取り敢えず目処はついたのですが、コンセプトのよくわからない原稿書きはかなりしんどいです。
一生懸命に書いても、あの会社は結構削られちゃうんですよね。結局、誰が書いてもおんなじ様で「俺でなくでもいいんじゃないの・・・」となります。
栃の葉さんからも色校正の直しがあがって来ました。この仕事は僕の大好きな植物の仕事なので、年一度の楽しい仕事ですよ。予想以上にきれいな仕上がりですね。発売がとっても楽しみです。
明日は新潟の知人数人を訪ねて、あさっては仲間の交換会です。すでに色々な植物も頼んであるので、明日・明後日がとても楽しみです。
その準備もあるのですが、そんな日は朝からお客様も多く、電話も多く、しかも知人も尋ねてきます。
ここ数日、娘や奥さんが風邪気味で余り調子がよくなく「うつらなきゃイイナ」と思っている矢先に午後から体調不良。
お客様の帰られるのを待って、急いで食事をして風邪薬を飲んで、車の中で一時間睡眠です。その甲斐あってか取り敢えず今のところは微妙ながらセーフ。
明日の準備に9時半までかかってしまいました。
帰ってからNHKさんの原稿をCDに落として、交換会の写真を揃えて等々、何だか毎日ドタバタですよね。
そんな訳で、明日と明後日は園には不在です。(ブログもお休み)
お土産話が有るといいんですけどね!!

2006年11月 2日 (木)

不思議・東京・シンデレラ


やまくさの売店ハウスの横に積んである枕木」 一見何の変哲も無い朽ち果てた枕木、果たしてこの下に何があるのか・・・あな恐ろしや恐ろしや。
この枕木は以前、駐車スペースの下に敷いてあったJR払い下げの「枕木くん」です。駐車スペースに砂利を敷いて使い道がなくなったのでハウスの横に積んでおきました。
ところがです、この枕木の山の中にとーっても驚くべきものがにょきにょきと生えてきたのです。果たしてそれは何でしょう・・・・!!
では、枕木をめくって見ましょう。

めくった枕木」 アレー、真ん中に何かあるぞぉ~!!
真ん中の枕木をめくると朽ち果てた木の周りにはなにやら白い菌糸がそちこちに見られます。枕木が朽ち果てて丁度色々な土壌菌が繁殖しているのでしょうか。ランの種子なんぞ蒔いてみるのも面白いかもしれないですね。
あれれれ・・・真ん中に何かありますよ・・・・アップにしてみましょう。

真ん中のアップ」 あっ、芽だ・・・何かが休眠している。
どうです、わかりましたか。これは朽ち果てた枕木の中を四方に根を走らせて繁殖している植物の芽です。それもラン科の・・・しかも・・・これは・・・ナ・ナント・・・・「カキラン」です。
誰もここにカキランを植えた覚えはありません。また、ここにカキランの根を落とした覚えもありません。
そうです、いつの間にかカキランが勝手に生えて繁殖を始めているのです。
実はこの株を含めて、この枕木の山に2株、別の枕木の山に1株、カキランが勝手に生えているのです。
このカキランは6月頃には確認をしていました。ところが開花前に奥さんが全く気づかずに「ランドアップ」(除草剤)を撒いてしまったので、茎が枯れてしまったのです。
「絶対に枯れた・・・可哀想に・・・貴重なのに・・・」そう思っていたのですが、何と強い生命力か、それとも除草剤が効かなかったのか、今も元気に冬芽を作っていたのです。
このカキラン、おそらくは「やまくさ」産の実生苗です。
写真でも2芽に増えているのが確認できると思いますが、とにかくどんどん朽木の中に根を伸ばしています。
こんな事ってあるんですね。びっくりだわ!!
ただでさえフラスコ実生の難しいカキランがこんなところで発芽して繁殖するなんて・・・ランはやっぱり面白いですね。よくわからんし・・。
それにしても今回のタイトルは殆ど内容と関係ないですね、全くモー・・・(懐かしいね、セイントフォーだね。)

もう一株のカキラン」 一番上の枕木の間に繁殖しているカキラン。根が粉上になった朽木の中にどんどん伸びています。もちろん、撮影の後は全て元に戻しておいてあげました。来年は花が見たいですね。

2006年11月 1日 (水)

これなあに・・


これなあに・・」 この素敵な「ウズラ模様な奴」はいったいなんでしょう。わかる人はわかるよね。

これはヒメミヤマウズラ」 結構同じ様な場所に生えているので模様がうつったのかしら? そんなバカな・・・・。

これも同じ・・」 なんとなく解ってきたでしょうか。ラン科である事は間違えないですね。でも、シュスランの仲間じゃないですよ。
さてさて、この素敵なウズラ模様の小さな葉はいったい何者でしょうか。
実際、このウズラ模様の個体が珍しいのか、実は結構多いのかは良くわかりません。何せこのランは山登りのときにたまに見るくらいで、しみじみと栽培もした事が無いので、はたしてこのウズラ模様が結構多く見られるものなのかどうかも解りません。ただ、自分が今まで見たり触れたりしたものの中に葉脈筋程度のものはあるのですが、こんなくっきりしたウズラ模様のある個体は初めてでした。ネットで調べても、余りウズラ模様の写真はありませんでしたね。
と、言うわけで結構新鮮だったこのウズラ模様のランの正体は「アリドオシラン」です。
アリドオシラン」 アカネ科の植物の「ツルアリドオシ」に良く似た草姿からこの名が付きました。これが普通の個体。
「こんなもの沢山あるよ」といわれる方も多いかもしれませんが、僕にとってはこのウズラ模様は新鮮でした。
久々に「カワイイ」と思いましたね。
これであの小さな白い花が咲いてくれるかと思うととても楽しみです。
是非、タネつけて蒔いてみたいですね。
毎日、草と接していても結構新鮮な事があります。
ランでは最近も「火山の島の名前の付いた細い葉のエビネ」や、「琥珀色のニクイ奴」なんかがサンプルで送られてきました。現物見るのも久しぶりですね。
せっかくなのでこれらも是非、増殖の糸口くらいは見つけてみたいものですけどね。

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ