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2006年12月22日 (金)

黄花ミスミソウの証言


満月の根ぶせ」 根茎ではなく根から新芽が出ています。とりあえず植え込んでおいてみましたが、はたして・・。
「黄花は根からも芽が出るんだよ」、これは10年ほど以前、黄花雪割草の第一人者である富山の舘さんから聞いた驚くべき台詞です。
その後も舘さんは「あんたとこにやった「輝山」や「金閣寺」も根茎や無く根から芽の出た根伏せやわ」と、再三、会話の中に「黄花の根伏せ」が出てきます。
確かに、最初に分けていただいたそれらの黄花はとても小さな芽で、根も少なく「そう言われてみればそんな感じ」の苗でした。
ところが今日、ここ数年植え替えていなかった黄花の古い銘花「満月」を植え替えていた時の事です。
余りに大株になっていたので鉢から抜いて、根を整理していると、古く傷んだ根がボロボロと落ちてきます。
その中に、明らかに切れていた根と思われる破片に、白い芽の様なものが付いていました。
上の写真がそれですが、良く見ると確かに「根」の途中から「芽」が出てきています。
「ひえ~、ほ、ほんとだぁ~!!」確かに、富山の黄花の根から芽が出ています。
これまで僕自身の経験として、佐渡や新潟の雪割草からは根から芽が出ているのを見たことがありません。
半ば半信半疑だった「黄花の芽伏せ」説も、今回、自身の鉢植えで経験して初めて納得しました。
そもそも、この黄花たちはオオミスミソウとはチョット毛色が異なる特徴が多く見られます。
むしろ、海岸型のオオミスミソウよりは山地型のミスミソウに近いような性質を感じます。
何しろ分布も極端で、糸魚川周辺のフォッサマグナから立山週辺の中央構造線に挟まれた地域のみに見られます。この地域には「ヒスイ」なども多く産して、特殊な土壌に生える植物も多く、きっと、微妙に土壌PHなども異なるかもしれません。
余談ですが、黄花の銘花「黄帝」なども根伏せでたまたま生き残った株が今日、育って大きくなったそうです。
今回はようやく「黄花の真実」をこの目で確認することが出来ました。
こうなると今後、黄花系の花は植え替えや株分けの時なども根を捨てられませんね。

根伏せの全体」 暖かい部屋で撮影したのでレンズが曇りました。これを見るとしっかり根から芽が出てるのが解るでしょう。

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コメント

シクラメンどうもありがとうございました。
なかなか良い斑ですね。
コウムは冬の寒さにも強く永く栽培できるので、大株(大球)にするのが楽しみです。

ところで根そのものから芽が出るのは驚きですね。黄花意外は無理なんでしょうかね。
この話とはなんとなく逆のようなんですが、昔カンアオイを葉刺ししたところ、葉柄の切ったところがプロトコーム状に膨らみ、そこから根が出てきて成功したことを思い出しました。
でもそれ以降何回か試みたのですが根が出たのは最初の一回のみなんです。

ハヤシ様、こんばんは。
コウム気に入っていただいて何よりです。
カンアオイの葉挿しは今でも一部の方には行われているようです。
ミズゴケ巻いたりしているみたいですよ。FJMTさんのネット拝見しました。
作ったF1を何にクロスするか。これが交配のカギです。
がんばってくださいね。

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