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2006年12月28日 (木)

幻のテンナンショウ


セッピコテンナンショウ大型タイプ」 兵庫県雪彦山の山腹で発見されたホロテンナンショウに近いヒトツバタイプのテンナンショウ。絶滅と言われて久しい。この個体はちょっとムロウの顔も感じますけど・・。
無い、資料が無い、今、改めて調べてみようと思ってもなーんも資料が無い!テンナンショウはこれだから大変なんだよぉ。
細かく細かく分類されているくせに、いざ調べようと思うと殆ど資料が見つからない植物が結構あります。その、代表的なものにカンアオイとテンナンシヨウの仲間があります。
中国植物誌なんかは天南星の仲間は結構しっかりと纏められているのですが、むしろ、日本のテンナンショウに関してはその資料が殆どありません。
今考えると、タキイで出している「新花卉」の「テンナンショウ特集」と「カンアオイ特集」はかなり貴重な資料ですね。
さて、写真の「セッピコテンナンショウ」はテンナンショウマニア憧れの「幻」と言われたテンナンショウです。
ホロテンナンショウに近いものですが、やはりホロテンナンショウと同じく「大型になるタイプ」と「小型のタイプ」があるようで、やはり「大型のタイプ」の方は時に2葉性になることもあります。
雪彦山(せっぴこさん)は兵庫県にあるロッククライミングで有名な山で、安山岩、玄武岩、流紋岩等の火山成岩で構成された岩山です。果たしてこんな岩山にそんなに珍しいテンナンショウがあるのかしら。
セッピコテンナンショウはこの雪彦山と近隣の笠形山で極めて稀に見られるホロテンナンショウに近いタイプのテンナンショウです。
近年、雪彦山では殆ど発見例が無く、一部で絶滅が囁かれていましたが、京都の研究家や愛好家を始めとする数人の手により2年ほど前に発見されて、そのサンプルより結実、小さいながらも実生苗が幾つか得られました。
今回、縁あってその実生苗が少し入手出来ましたので、一部を特別販売品にして、残りは2代目の増殖用に種木にしたいと考えています。
どんなに珍しいものでも、種子さえ手に入ればチャンスです。
そのチャンスを大切にしていれば、おのずと未来は開けてくるんですけどね。

セッピコテンナンショウ小型タイプ」 こちらの方が元記載に近いタイプでしょう。黒っぽい小さな花で、全体の雰囲気はホロテンナンショウに良く似ています。

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