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2007年3月 8日 (木)

F1からのスタート


熱唱のF1」 昨年初花の「並跳S♀×熱唱♂」です。ベタ赤の花弁先端に絣が入って、いかにも「俺はやるよ!!」という感じの凄い迫力です。
昨日はF1についての話をチョットだけ書いてみました。
段咲きの交配を作るとき、F1作りは絶対に欠かせない作業になります。
要するに♂花を♀花に受粉させれば良いだけなのですが、とはいっても、このF1作りの段階で僕には絶対に譲れない拘りがあります。
それは「綺麗なF1をつくる」と言う事です。
このF1づくり、一度手を抜いてしまうと、それが後々まで長く影響します。
僕は常々、F1による失敗を嫌と言うほど経験しています。
良い花を作るためのF1づくり、ここに交配の全てがかかってくるのです。
この後に生まれてくる花たちは、F1で大きく違いが出ると言っても過言ではありませんね。
「綺麗なF1を作るためにはどうしたら良いか」「綺麗なF1を拾うためにはどうしたら良いか」・・・F1作りの目標は全てそこに集中します。
まず、頭で描いた花を作るための♀や♂を集めます。これがとっても大変です。
そして、タイミングを見計らってここぞと言うときに交配をします。
三段咲きで花粉を吹かせたものなんかは、F1を作るときに必ず「三段♀」にも交配をして、三段咲きが咲くかどうかも確かめます。
こうして、確実に三段の花粉が採れているかどうかを見極めます。
もちろん、この兄弟たちも力は充分ですよ。
今日も、かの有名な「種馬」の親である「種宝」(親馬)の花に花粉が吹いているのを見つけました。
ナルホド、この花は花の終わり頃には勝手に花粉を出すんですね・・・どおりで・・。
「種馬」の欠点はイヤというほどわかっています。
反面、「種馬」の特異性もわかっています。
当然、これらの事を踏まえて、これまでの欠点をカバーして、特異性を引き出す・・・言い換えればこれまでの「種馬」の欠点を全て打ち消し、特異性を充分に引き出す交配を試みてみました。
「NEW種馬」を誕生させる交配です。
F1作りは毎回こんな感覚で行います。
願わくば・・・もっと時間が欲しいんですけど・・・。
交配、全然進んでないし・・・・。トホホ・・・・・・
と言う事で、今年初花のF1を少しご覧ください。
「彩の華」はこんなF1たちを使用してますよ。

春の幸のF1」 赤を強調するために「初鏡・幽谷系の赤/白二段」を♀に使いました。「春の幸」は「紫雷光」の赤兄弟です。

熱唱のF1」 赤大輪白系シベの「紅輝」に「熱唱」を交配したものから選別しました。すんごい赤色の標準花です。

雅び桜のF1」 赤日輪の「大満月」に「雅び桜」を交配した中から生まれたヘラ二段花です。このままでも美しい黒跳系の花で「花の雅」と銘しています。

遊雅のF1」 弥彦二段の「明鏡」に「遊雅」を交配したものです。抜群のコントラストで、ここから「綺麗な三段咲き」が生まれそうです。

遊雅のF1」 赤い「遊雅」を作ろうと思って、「深海」の実生から生まれた赤い花の「赤深海」に「遊雅」を交配して選別した濃紅色です。

熱唱のF1」 三段咲き交配の「A-A×初跳」♀に、熱唱を交配したものの中からの選別です。いかにも三段一歩手前の雰囲気が、見ていてワクワクしてしまいます。

三千風のF1」 赤/白覆輪ヘラの「赤朱鷺残雪」に「三千風」の花粉を交配したものです。見事に白覆輪が当たりました・こういう遊び心もF1作りには欠かせませんね。
どうですか、何れも「三段咲きのF1」ですけど、とても「綺麗」でしょう。

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コメント

本日はどうもありがとうございました。
本来なら交配のチャンスだったのに時間をながく割いていただき恐縮です。

それにしてもいい花々を見せていただき感激しきりでした。デジカメ忘れたの痛かった!
このブログに出ている熱唱F1なんか最高でしたよ。綺麗なF1というのがよく解りました。
いやこれは凄いF1といった方がいいのかもしれませんが。
やまくささんのF1はただかかっているというだけではなく、選別された非常に数少ないというか何十本の中の一番なのだということがよく理解できました。
三段のF1の標準化なんか、みんな雰囲気を持ったものばかりが揃ってましたもんね。

また来年うかがいます。
よろしくお願い致します。

ハヤシさま、こんばんは。
今日は一日お引止めしてしまい、申し訳ございませんでした。
無事に帰られて安心しております。
荷物は今日のうちに発送させていただきました。
10日には着くと思います。
また、時間がございましたら遊びにお出でください。
お待ちしております。
今日は有難うございました。

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