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2007年3月27日 (火)

色を作る(その4)


赤円弁短シベ花」 濃赤にめしべまで赤い赤一色の円弁花です。貴方にはこの花の「赤色」は、いったい何の「赤色」に見えますか? 僕には・・・・
「「天地」が欲しいのよ・・・!!」
O女史と始めてお会いしたのは昨年の「全国大会」の会場です。
「実生でいいから、今年も「天地」が欲しいの・・・」
この言葉を皮切りに、今年もO女史から雪割草の注文が入りました。
取敢えず「天地」似の良さそうな花を探して送らせていただいたのですが、充分にご満足いただけたご様子です。
そして・・・・数日後・・・
「上野行ったんだけど、会えなかったわ・・」
「頼みたいものがあるの・・・実は「朱鷺色」の花が欲しいの・・・」
「それから・・・「肌色」の花・・・・」
「あと、写真で見たけど綺麗な「黄色」の花・・・」
「それから「純白」の花・・・」
「それと・・・「ひわ色」の花・・・」
えっ、「ひわ色」???ひわ色?非・賄賂?卑猥・・露???
そして次の瞬間です・・・
「あとねえ・・「高遠の桜の花の色」・・・そうそう「その桜の花の季節の空の色」もあったら送って・・・♪♪♪」
えーーーーー! なんじゃ~~~~その色はーーー!!
貴方は「肌色」と「朱鷺色」の差が解りますか。
「ひわ色」・・・知ってますか。
「高遠」に桜を見に行った事がありますか。
さーて、こまった・・。しかも「電話注文」だし・・・
とにかく、家に帰ってから「ネット検索」で徹底的に調べます。
奥さんと相談して「こんな感じかねぇ・・??」という花を取敢えずお送りさせていただきました。
O女史は荷物が着くと必ず連絡をくれます。
おそるおそる、「あんなんでドーデしょうか・・・気に入った??」
「そー来たか!! 有難う!!とっても気に入ったわ・・♪♪・・でもねえ・・「ひわ色」はもっと濃いのが良かったの・・「菜の花の茎」みたいな色」・・・・・ハア??
「それでねえ・・・追加注文なの・・・今度は「朱色」が欲しいの・・・」という感じで・・・
その後も毎日のように不思議な注文が入ります。
しかも相変わらず「電話注文」だし・・・。
「こんどは濁りの無い「明るい綺麗な白」い花・・と・・やっぱり「水色」・・・」
「それから・・・・「分かれの色」が欲しいの・・」
「ハァ・・???・・どんな色ですか・・・」
「あのねえ・・ペット・・例えば・・愛しい犬との永遠の「惜別」の様な色・・・」
なんじゃそりゃーーー。
でも、ここまで来ると何となくイメージがわいてきます。
この注文・・そう来るならとことん楽しんでみようじゃないですか!!
O女史・・・値段はある程度ドーデもいいみたいですので・・。
幽谷系の、チョット沈んだ色むらの無い濃紫色で、抜群に整った二段リングの「菊のご紋」の様な二段咲きをお送りしました。二段弁が淡くグラデーションになった落ち着いた色合いの花です。
次の日に電話が入ります。
「どーでした???」
「うん♪・・うん・うん・うん♪♪♪」
どーもご満足戴けたようです。
「それで次の注文なんだけど・・・・」・・またかい・・・
「赤なんだけど・・・この前のは「ルビー」の赤だったから・・・今度は「ガーネット」の赤・・」
ガーネットォ・・・ざくろ石ぃ~・・??どー違うのよ・・」
「それと・・「パールピンク」・・無ければ「パールホワイト」でもいい!!」
これは大変だぁ~、又、調べなきゃあ☆○×
たしかに欧米の人たちは赤の色に拘ります。
マゼンタ・クリムゾン・スカーレット・ワインレッド・パールレッド・マホガニーレッド・ピュアレッド・などなど「赤」だけでも沢山の「赤」が存在します。
でも、「青」や「紫」には意外に無頓着です。
ところが日本人は「青色」や「紫色」にはものすごく拘りますが、「赤色」には意外に無頓着です。
この、色の微妙加減が「欧米」と「日本」では違うのです。
だから雪割草1つとっても、「紫・白シベ」の銘花は多いのですが「赤・白シベ」の銘花は数えるほどしかありません。赤はみな同じに見えるのです。
このO女史、日本人ですが「色」への拘りは半端なものではありません。≪欧米か!≫
とりあえずそれっぽい色を探してお送りすると、又、次の日に電話が入ります。
「今度のはどーでした」
「はいっ♪ ハイ・ハイ・ハイ♪♪♪」
何とかクリアーしたようです・・・あー良かった。
お蔭様でO女史には鍛えられました。
そのうちDICのカラーチャートナンバーで注文が来るのではないだろうか・・「DIC日本の色の○○○番」とか・・・クワバラ・クワバラ・・。
もう花の終わりの頃に・・又、O女史から連絡が入ります。
「今度は「フェラーリの赤」が欲しいんだけど・・・あと「桃の花」の色と「あんず色」・・」
フェラーリ?? ミハエル・シューマッハは引退しちゃいましたね・・・ミハエル・マイケル・ミッシェル・・・読み方違うけどスペルはみな同じ・・・カンケーネーか!! でも、もう「花」ないよー。
兎に角1つだけ解った事は、、O女史の好みの基本は「明るく濁りの無いはっきりした色」なのです。
彼女の注文してくる「色」は、広い作場の大量の雪割草の中でも特に目立った1本たちなのです。
よく探すと本当にそんな色、近い色さえ見つかりません。
今年は本当に「色」について考えさせられました。
「色」について鍛えられました。
「色」の将来性も見えてきました。
来年はどんな注文が来るかしら・・・
楽しみな様な・・・怖い様な・・・
勉強しなくっちゃ!!


無名地合い乙女咲き」 ビロード質の非常にはっきりとした濃色網目地合い覆輪系の乙女咲きです。さて・・・これは何色ですか??
「色への拘り」を痛感したシーズンでした。
勉強させてもらいました。
まだまだやることがイッパイあるぞ!!
がんばらなくっちゃ。
でも・・・チョット・・・・・・楽しい♪♪♪

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コメント

毎日、ブログ楽しみに見ています。

色への拘り!分かります。簡単に「分かります。」とか書いちゃって申し訳ないのですが、色を言葉で表現するのって本当に難しいですよネ!?
その人の感性にかかわってきますし、その人と同じような感受性が無いと難しいと思います。

その点、雪割草は山野草の中でも色幅が進んでいるのではないでしょうか。その中での花形の変化もありますしね。素人がこんなこと言ってもですけど・・・

Eの方は、これからなので色々作り出して行けたらと思います。そんな訳で咲き出した物から無作為(←そんなこと無いかも?)に交配を始めました。まだまだ、咲き始めなので材料が揃いませんけど・・・頑張りたいと思います。イイ素材がありましたら是非分けて下さい。(御願いNo.1です)

管理が悪いせいか赤城桜と紫晃&仙人が凝ってしまいました。分けて頂けたら幸いです。(御願いNo.2です)

来週後半にでも御伺いしたいと思いますので宜しく御願いします。(御願いNo.3です)

内直様、こんばんは。
赤城桜と紫晃は確か未だあったと思います。
仙人はもう無いかも・・。
そろそろ売店にもEPIを並べ始めました。
スズフリもいろいろ置いてありますよ。
気をつけてお出かけください。

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