« 標準花の行く先は・・!! | トップページ | F1からのスタート »

2007年3月 7日 (水)

派手な花も人気の主流?


無名の二段唐子咲き」 当園の親ナンバーA-0147です。地合い系の二段と標準花の交配から生まれた花で中段の白いリングが華やかさを強調しています。
今年の全国大会「佳音」や新潟大会「目覚」などを見ていると、最近はベタッとした色彩の途中に反対色が絡んだインパクトのある花が人気の一つにあるようですね。
確かにこのタイプの花は、展示会場や栽培棚の中でも良く目立ちますから。
一瞬のインパクトが中間色を見慣れた方には強烈なイメージを残してくれるようです。
特に二段唐子咲きは自然界では殆ど見ることの出来ない花芸で、どうしても人工実生が主流となってくるでしよう。
おそらくは今後も少しの間は、このタイプのインパクトの強い花が展示会場を賑わすと言って良いでしよう。
「段咲きのベース色を濃くするにはどうしたら良いか」と言う質問を良く聞きます。
確かに、実生親として使いたい「紅苑」「初鏡」「恋姫」「天女冠」等を、退色しないベタ色にするのは大変な作業です。
おそらく1度で濃色が出れば「奇跡」に近いですよ。
実は、昨日書いた「標準花」たちも、こうした段咲き作りのための「F1を作る為の♀親」として作る場合も多いのです。
交配の最初に使う「F1」作り。
この「F1」を作る作業で手を抜くと、結局そこで遠回りになって、同じ事をずーっと繰り返すんですよね。
えっ、この退色させないための「F1」はどうやって作るのかですって。
それは自分で考えてね。
ヒントは「花模様」と「三段咲き」だよ~ん。
さあーて、今日は朝から交配に行ってこよーっと。

無名の二段唐子咲き」 上の花の兄弟で色違いです。親番号A-0148です。未だ未分化ですが親としての価値は充分ですね。

彩艶」 派手な中にも落ち着きがあって僕の好きな花です。ものすんごい大輪花ですよ。

無名の二段唐子咲き」 気持ちいいくらい見た目の派手な花です。こんな花からも三段咲きや複色千重が生まれるんですよ。(おっと、ヤベ~ヒントだ!!)

無名の唐子型千重咲き」 これも濃紫の中段に真っ白な弁を交えた不思議な色模様。この交配はこんな花が3本も咲きました。
と、言う事で、ただ今交配を終えて、買い物を終えて帰ってまいりました。
今日は晴れたり曇ったりですが、温度が低く、曇ると途端に花が下を向いて交配しずらい日でした。
それでも、何とか60交配(約200花)近く交配できました。
そういえば、そろそろ各地で「黒跳」系の初花が咲いてきていることと思います。
皆さん、「黒跳」の力について気になっていると思われますので、少し写真を追加しますね。

黒跳A」 これが初公開の「黒跳A」です。実物はもう少し朱に近い赤で、開くにつれてメシベも紅色に染まります。見るからに・・と言う花ですよ。

黒跳系三段咲き初花」 これは「黒跳B×佐渡の幻」の実生3年初花です。いきなり三段咲きが咲いてしまいました。それも「大帝」にそっくりの花です。「黒跳A」の交配も殆ど三段の様なヘラシベが咲いています。
予想以上に、「黒跳A・B」共にかなり三段咲きの力は持っているようです。(さすが! 値段だけの価値はありますね、よかった。)
今回入手された方、
是非、大切に育ててくださいね。

« 標準花の行く先は・・!! | トップページ | F1からのスタート »

「園芸」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 標準花の行く先は・・!! | トップページ | F1からのスタート »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ