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2007年4月15日 (日)

浦島太郎さ・・がい~っぱい(しつこく・その4)


」 関東の赤花ウラシマソウの代表選手です。オレンジ花系としては数の多いものですね。「いろどり」と読みますよ。
写真の花は、以前から当園で販売していますウラシマソウの「彩」(いろどり)です。
以前より「オレンジ花」として一部の方には知られていた銘花ですが、この花のルーツはとても複雑なものでした。
実は最初、この花は埼玉の山草会の展示会で公開され、直ぐに話題になった花でした。
「花の中がオレンジ色をしていて、休眠中の球根の芽までオレンジ色を帯びているんだ・・」と、紹介され、分球と実生苗を分けていただいたのが最初でした。
その後、東京都下の知人のところに何本かの株が流れて、その一部を分与願いました。
当時は「埼玉の東松山で発見された」・・との話しでした。
それならばと「彩の国・埼玉」の名を冠して「彩」と名付ける事にしました。
ところがです・・・。
この花を最初に紹介した当時・戸田のYさんより、この花のルーツが与野のSさんである事を後に知りました。
Sさんは古くより、ウチョウランやギボウシ等の時期には当園にお越しいただいていた方です。
その後、遊びに来ていたSさんに詳しい事実を聞くと、実はこの花は「東京の稲城市で発見した」ものだという事が解りました。
そうです・・・
知人の話した「東松山産」と言うのは、まーったくのデタラメ話だったのです。
趣味の会や古い栽培者の方、鼻の高い「花の自慢」が趣味の方々の中には、勝手に話を作ってしまう方が少なくありません。
僕は古く山草会に居て、そういった「つくり話」のおかげでえらい目にあったことが多々あります。
経歴詐称ですね。
こういう人は何かにつけて「自分だけの手柄」にしてしまうのです、1度や2度じゃない・・・。
どこか矛盾しているんですよね。
以下はSさんから伺った「彩」の発見記です。
Sさんは東京の稲城市にお姉さんがいらっしゃいます。
あるときにお姉さんのところに遊びに行くと、近くの林にウラシマソウが沢山生えていたそうです。
とりあえず、お土産に1本・・・
それが春に咲いたらこの花だったそうです。
「まだ色々な花があるかも知れない」
ビックリしたSさんは、その春にふたたびその群生地に行って花選別をしようと考えました。
時期を見てお姉さんのところを訪ねたそうです。
そのときに見たウラシマソウの自生地は・・・
すでに開発されて、跡形も無くなっていたそうです。
その時の失望は今も忘れないとSさんはお話されていました。
この付近は近年も、クマガイソウの群生地が開発で跡形も無くなりました。
こういった花達を東京都下に残しておく事は、もはや不可能な事なのでしょうか・・・。
悪い事とは思いながらも、実はたまたま持ち帰った花が後世に残る銘花となったのです。
実際は「オレンジ」というよりは、作り方によって多少色は動きます。
陽を採って作ると「赤みがかった茶桃色」といった感じでしょうか。
でも、とっても味わいのある、僕の大好きなウラシマソウです。
偶然とはいえ、開発の魔の手から助かったこの花を、これからも大切に増やして行きたいと考えます。

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