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2007年5月31日 (木)

5月の終わり



5月最後の雷雲」 園の南の空に午後2時半ごろから発生した大きな「雷雲」です。下の写真は午後4時過ぎ頃の、「雷雲」が南に移動した時の写真です。この雲が関東南部に大雨を降らせた根源ですね。
今日は朝から「む~~~っ」とした天気です。
こんな日は関東の何処かで荒れるんですよね。
今日は、昨日ブログに書いた一日の予定を幾つかこなしました。
取敢えず、雪割草の肥料置き・・・これは交配室の中の1棚分完了。
イカリソウの種蒔き・・・一応、採種出来た分は蒔きました・・・ハイ!
イカリソウの交配・・・これもチョットだけですがしました。
あとは・・・・・・そう・・シランの交配をしました。
実は、悲しい事に・・・・
1年半前に採種したシランの交配種子・・・
1ヶ月もかけて20交配位したんですけど・・・・
それを「蒔き屋さん」が冷蔵庫に入れたまま「蒔いて無い・・・」と言う事が解りました。
「取り急ぎ時間作って蒔いとくれぇ~」と頼んではおいたのですが、万が一、カビなぞ生えると嫌なので・・・取敢えず再交配してみました。
見事に2年間も棒に振ったのです。
こんな交配は・・・もう一度やろうと思っても・・・全く気乗りがしませんね。
途中で嫌ンなったので1花づつの交配で止めました。
交配したタネが蒔き忘れたり、発芽しなかったり、カビが生えたり、腐ったり・・・・
ビン蒔きは他人任せなのでなかなかうまく行きませんね。
自分のところでビン播きすれば良いんですけど・・
今日のような天気では、「落雷」一発で全て吹っ飛びますからね!!
まあ、全部発芽したら、それはそれで大変だし・・・。
そんなくらいで丁度いいのかもね・・・
でも・・・・なんだかなあ・・・!?

三蝶咲きシラン・とびこみ1号」 ついに・・・と言うか、やっぱり・・と言うか、屋外の棚に飛び込みで生えたシランの自然実生に、勝手に生えた三蝶咲きが咲きました。意外に良く開いて好い花だったので「とびこみ1号」と名付けて選別しましたよ。

2007年5月30日 (水)

たまには「葉っぱ」も・・


歌麿F2系の斑入り葉」 全面に白の散り斑を散らした大変美しい斑入りです。「斑入り唐子咲き」や「斑入り千重咲き」の親に最高の逸品ですね。
この前の日曜日と月曜日の二日間。
仕事の合間の時間をぬって、いつか撮りたいと思っていた雪割草の「斑入り」と「葉変り」の写真を撮影していました。
本当はもっと早い時期に撮影をしたかったのですが、なかなか時間がとれずにずるずるとこの時期まで引きずってしまいました。
なにしろ園の水は井戸水ですので、僕らには良く解らない諸々の成分が含まれています。
展葉時なら余り影響がないのですが、この付近の井戸は鉄分が高く、時間がたつほどに葉に白いカルシウムの様な成分が付着してしまいます。
今回の写真も案の定、既に葉に白い粉の様なシミが付着してしまい、余り良い写真が撮れませんでした。
ただでさえ「苔」は生えているは、「ゼニゴケ」は繁殖始めているは、植え替えてもしていなし、鉢は汚れているし、雑草は生えているし・・・。
余り大事にされていない事が一目で解る作りですが、それに輪をかけて葉の汚れも目立ち、なんとも無様な写真になってしまいました。
でも昨年頃から、意外に「斑入り」や「葉変り」も注目され始めて、実生苗の生産等にも力を入れ始めました。
今年の秋には「いの一番」で「斑入り」や「葉変り」の植え替えをしてあげましょうね。
実生もなかなか楽しそうですよ。
そんな訳で、今日、「斑入り」と「葉変り」のページを「彩の華」ホームページに追加しました。
斑入り葉」はこちらです。
葉変り(変化葉)はこちらです。
上記の通り、余りきれいな写真ではありませんが・・。
興味のある方はご照覧ください。

花神F1・白散り斑」 白散り斑に三段咲き「花神」を交配して斑入りを選別したものです。「斑入り三段咲き」の親としては、これまた最高の逸品だと思います。

2007年5月29日 (火)

まだまだだね・・・


ジンリョウユリ・濃色花」 以前、通販リストで販売したものです。四国のKさんがフラスコ培養された苗ですが、濃色の素晴らしい固体です。今年は大きな方は2花癒着してしまいました。一見、八重に見えて「オオッ」と思ったんですけどね・・・(泣)
今日は少し時間があったので、これからの仕事のおさらいです。
先ずは、知人に頼まれた雪割草(何でいまさら・・・) の品出しをして、一通り作場をジックリと回ってみます。
そろそろ、「夏リスト」の準備と、それに使う実生苗のポット移植の時期です。
目印に赤ラベルを持って、移植用の蒔き床に印をつけていきます。
ざっと150ほどの苗にチェックが入りました。
けっこう新しいものもありそうで一安心です。
ディオニシアはありすぎるのでチェック無しです。もちろん、全て移植しますケド・・。
少しポット上げをして、準備開始です。
ウチョウランも開花間近です。
取敢えず「蒔き屋さん」に連絡をして「今年はどうするの・・?」と聞くと、「色々交配しといて!!」と言う事なので、今年もウチョウランの交配をしなければならん様です。
流石に「子宝咲き」やその他諸々奇花は、作りすぎてごっちゃりと咲いてくるので、今年は大輪整形花に絞りましょうね。でも「紅斑紋や紫斑紋」は好きなんですよねぇ~。
更に見渡していると「ゲッ・・・」イカリソウのタネが落ちそうです。
これも、今年は余り交配ができていません。
まだ、少し咲いているので、これからもうチョット交配してみましょう。
でも、タネ蒔きと交配が同時だよぉ。
更に見ていると・・・あらら・・もう、ヒメトクダマ系やウナヅキ系のギボウシが花芽を覗かせ始めました。
ヒメトクダマは、今年は「ダルマ羅紗縞斑入り葉」の最後の詰めの交配です。(でも・・・なんか今年の実生苗を見ていると・・もう出来ちゃってる様な気がするんですけど・・・)
まあ、色々作りましょうね。
ウナヅキは取敢えず、「剣の舞」で遊んでみましょうね。作り方は一緒ですから・・・。
ハヤシさん・・・縞の材料・・待ってます・・()
表の棚を見ると・・あちらこちらに「シラン」の自然実生が花を咲かせています。
その中に一つ「オオッ・・・ついに・・」、自然実生の「三蝶咲き」を発見しました!!
濃色で、開きもなかなか好いんでないかい!?
これも・・これから交配しなくっちゃ、今年は三蝶縞斑の交配だね!!
そろそろ雪割草も置き肥えを始めましよう。特に、今シーズンに植え替えなかったものは効果があります。
でも、夏までには外しましょうね。
さーて、という事で・・今後の僕の日課ですが・・・・
1. 夏リスト用のポット上げ
2. イカリソウの残りの交配
3. シランの交配
4. ウチヨウランの交配
5. ギボウシの交配
6. イカリソウの種蒔き
7. 雪割草の種蒔き
8. 雪割草の肥料置き
9. その他雑用色々
嗚呼・・・果たしてこの中で幾つこなせるでしょうか。
「9」・・・が曲者ですね!!(これだけで一日が終わるかもや・・悲シヒ)

ジンリョウユリ・純白花」 これも、少しですが販売したものです。やはり四国のKさんの手によるフラスコ苗ですが、残念な事に少し弱体な様で数は余り無い様です。タネを蒔いてみていますがはたして・・・。お求めの皆さん、咲きましたか。

2007年5月27日 (日)

アツモリソウ入門


シプリペディウム・ケンタッキエンセ」 堂々とした草姿で、大輪の特徴ある花は侘び錆もあり、丈夫で作りやすく繁殖も良い・・・言う事無しのアツモリソウですね。
この前まで雪割草だ~なんだ~・・・と、騒いでいたのは何時の日か!!
今ではすっかり「アツモリソウ」そして「ウチョウラン」の時期になってしまいました。
もう来月で半年過ぎちゃうんですよね!!
今週・来週辺りは各地で「アツモリソウ」展が開かれているようです。
流石に「埼玉」ではなかなかアツモリソウは栽培が難しいものですが、それでも何とか出来るもの・・・ありますよ!!
レブン・カマナシ・ホテイ・タイワンクマガイあたりは何とか出来ます。
中国東北部ものや台湾ものもなんとか・・・。
でも、中でもお勧めしたいのは北米の「シプリペディウム・ケンタッキエンセ」とレギナエ交配の「ウラシルケスケンス」です。
この2種は兎に角観賞価値が高く、丈夫で、繁殖も良く、花付きも良いという・・・「夢」の様なアツモリソウです。
普通に「タイワンクマガイソウ」あたりが栽培出来れば、余り失敗する事は無いと思います。
最初の写真のケンタッキーは、今から10年近く前に長野のラ・ラ・ラ氏より親株を分けていただいたもので、すでに何回も株分けをして、今なを4芽立ちで花が咲いています。
ウラシルケスケンスは、北米のレギナエと中国四川省のフラブムとの人工交配で生まれた丈夫で美しい花です。
花も両者の中間型のものが多く、ややクリームを帯びるものや、斑紋の入り方等に個体差があり、それだけを集めてみても楽しいものです。
栽培のコツは余り大きな鉢に入れずに、根回りよりも1~2回り程大き目の鉢に植え込みます。
用土は雪割草の様な用土でも、クリプトモスの様なものを使用しても大丈夫です。水捌けだけは気を使ってあげましょう。
アツモリソウの仲間は、花が咲くまでは茎が固まらずにフラフラしてます。
このときに芽や葉に水をためると痛みやすいので、花時期までは鉢の元から潅水します。
花後には葉茎も固まってシャンとしてくるので、葉に溜まったほこりを洗い流すようにタップリと潅水してあげましょう。
梅雨の頃からは葉の裏にも水をかけて流してあげると、ハダニなどの予防にもなります。
最近では各地で交配や実生も流通するようになりました。
専門店で問い合わせれば入手は可能です。
こうした品種たちがきっかけで、アツモリソウの世界も時代と共に変化して行くのかもしれない・・・なんて、思う今日この頃です。

シプリペディウム・ケンタッキエンセ」 東松山のTさんが北米より輸入した個体です。やはり丈夫で増殖も良いようなので、個体による栽培の良否は無いようです。

シプリペディウム×ウラシルケスケンス」 レギナエとフラブムの人工交配種です。長野のラ・ラ・ラ氏の栽培されていた個体で、丈夫で、毎年、倍以上に増殖します。どちらかと言うとレギナエの顔が良く出たタイプです。

シプリペディウム×ウラシルケスケンス」 北海道で交配・実生された固体で、どちらかと言うとフラブムの顔が良く出ているタイプです。

シプリペディウム×ウラシルケスケンス」 やはり北海道で出来た個体の一つです。両者の良いとこ取りの個体で、非常にバランスの良い美しい花です。
先ずはこの辺りから、{チャレンジ}してみませんか!!

2007年5月26日 (土)

ショック・・・やっぱり・・


サイジョウコウホネ」 庭の流れの上流に植えたサイジョウコウホネが咲き始めました。レモンイエローの花弁に紅のアクセントがとても可愛らしいですネ。
昨日は久しぶりにまとまった雨が降りました。
今日は一転、朝から暑い日差しが照りつけています。
やっぱり・・・と言うか、何と言うか!!
今日、例の「パラクィレギア」たちの果実が弾け始めました。
何となく気になって中味を揉み出してみると・・・
案の定・・種子が全然太っていませんでした。
確実に実は結んだ様子なのですが、暑さのためか・・・種子が全く成熟していないのです。
あ゛~~~~~~~~~残念!!
やっぱり「500円」なんて言ったからふてくされたのかしら・・?
もー「自家採種」はやーめた!?

お蔭様でお客様の多い一日でした。
朝から早速、交換会で仕入れた「斑入りヤマシャクヤク」や「テンナンショウ色々」、先日ブログで紹介した「ガクウラジロヨウラク」等をお求めいただきました。
有難うございました。
そろそろ「ウチョウラン」の準備もあります。
今年は「斑入り」等も色々と揃えてみました。
フウランやセッコク、サギソウ等もそろそろ動き始めそう・・・「信濃川」も入荷したし・・・「カモメラン」も「キソエビネ」も・・・。
知人が「雪国タイプ」のイカリソウをかなり色々と選別してくれているみたいだし・・。
相変わらず・・・毎日の様に色々なものが入荷しています。
一体何処に置くのかしら???
楽しそうなものは「夏リスト」で紹介したいと考えています。

雪割草のタネ蒔きも、取敢えずクロスが700交配くらいまで蒔き終わりました。と・・・言ってもやっと半分くらいですけど・・・・・・・・まだ、セルフがその倍以上あるし・・・・7月までかかるかも・・・。

毎日が情報戦争です。
横浜Hさん・・「白雪」・・取敢えず押さえたよ~ン!!
(又、個人宛だぁ・・・)

ヤブレガサ「やぶれかぶれ」」 今年の日草展で話題になったヤブレガサです。多分、覆輪が引きつってコンペになったんだと思いますが、余りに素敵なネーミングなので思わず名前で入手してしまいました。近年稀に見る「銘名大賞」で、銘命者のセンスが光ってますね!! なんたって「やぶれかぶれ」ですから・・・。

2007年5月24日 (木)

ヨウラクツツジがブームなの!?


キヌガワヨウラク」 一般的に流通している個体に近い花です。まあ、要はウラジロヨウラクなんですけどね。
最近、山野草関係の雑誌で「ヨウラクツツジ」の特集が良く組まれていますね。
どうも、北関東辺りの業者さんや作り屋さんが「デビュー」させようと考えているようですね。
その中でも特に「キヌガワヨウラク」がブランド化されている様で、当園のお客様の中にも「キヌガワヨウラクを探しているんだけど・・・」とお尋ねくださる方が良く見られます。
でも・・・「キヌガワヨウラク」って・・・何???

先日、交換会の折に「これが最高のキヌガワヨウラク」と言うものが出品されました。
それは・・・確かに素敵な枝振りでした。
花も濃い赤紫色で、坪型の花をいくつもぶら下げて・・・それはそれは素敵な鉢花でした。
価格も・・・まあ、やっぱりね・・・という感じですかね。
でも、あくまで個人的なものですが、なぜか・・・その花は僕が頭でイメージしていた「キヌガワヨウラク」とは、ちょっとイメージの違ったものでした。

今から25年以上前の話です。
G・L誌の交換欄で知り合った栃木のFさんより、「日光ムラサキツリガネツツジ」と称する濃色のウラジロヨウラクの種子を分けて頂いた事があります。
これは、女峰山の尾根に生えているとの事でしたが、今回見た「キヌガワヨウラク」は、何となくその時のイメージが感じられました。

僕のイメージする「キヌガワヨウラク」は、やはり何と言っても白に近い淡い色の花筒に、くっきり口紅に染まったツートンカラーの大輪の花と考えています。
口紅の部分にオレンジ色を感じるものほど好きですね。
これは、あくまで僕の個人的なイメージで、多分、「本当のキヌガワヨウラク」のイメージとはかけ離れているものかも知れません。
色々あるから面白いんだと思いますし・・・。
と、言う事で・・・「キヌガワヨウラク」って何でしよう???
何の答にもなってませんね・・。

余談ですが、このヨウラクツツジの仲間は、日本では「ツツジ科」(Ericaceae)になっていますが、中国等の書物を見ると「コケモモ科」(Vacciniumaceae)として分類されています。途中に「イチヤクソウ科」が挟まっているのも面白いものです。
また、「ツガザクラ」や「イワヒゲ」「ハナヒリノキ」等は「ツツジ科」で、「ドウダン」や「コケモモ」「千年健」などは「コケモモ科」としてあります。
ところ変われば・・・でしようか!!

キヌガワヨウラク」 白い壺にほんのり口紅の個体です。とても可愛らしい花です。

キヌガワヨウラク」 丸みのある大輪の白い壺は、花口先端3分の1を濃い橙紅色に染めた色対比の美しい品種です。個人的にはある意味、僕の「キヌガワヨウラク」に求める理想の殆どが濃縮された花です。

ウラジロヨウラク」 日光男体山の尾根に生えるタイプのものです。大きな縦長の壺は白く、花口部先端のみを橙紅色に染めた美しい大輪花です。これの入手を夢見て、とうとう林野庁の方に問い尋ねてみました。

ガクウラジロヨウラク」 裏日本に生えるガクのあるタイプのものです。大体はこの写真の様に見てわかる程度のガクが見られます。

ガクウラジロヨウラク」 この個体はガクがプロペラ状に伸びて特に長く、濁りの無い緑色のガクと桃色の花の対比が抜群に美しい選別品です。僕の大好きな花で「ガク」のしっかりと伸びたこの個体の実物は、この上無い「絶品」です。

ガクウラジロヨウラク」 これも太く長く伸びたガクをもつ個体です。下向きのガクは一見、花全体が桃色と緑色のストライプの様に見えます。「キヌガワヨウラク」とは違った意味で観賞価値が高く、個人的にはこちらの方が品格があり、観賞価値も高いものかも・・・と、評価しています。
東の「ウラジロヨウラク」と西の「ガクウラジロヨウラク」、まだまだ色々出てきそうですよ!!
次は「愛鷹ツリガネツツジ」(フジヨウラク)だぜい!!

2007年5月23日 (水)

言ったそばから・・・



エノモトチドリ・紅一点花」 花型や斑紋は色々のようです。大仁王系なんか交配したら凄そうですね!!
今日は、新潟で久しぶりの交換会が開かれました。
往復500キロ以上の日帰りが、流石にしんどくなって来ましたね。
さて、その交換会の席上で・・・先日ブログに書いたばかりの「エノモトチドリ」の紅一点花が出てきたのには流石にビックリ!!
やはり、何箇所かのウチョウランのブリーダーの方のところで咲き始めている様子です。
今回入手した「エノモトチドリ紅一点花」は作出されたブリーダーの方の思い入れが強く出たのか、花型や色、大きさ等もなかなかのレベルのものでした。
全体的に見ると、写真上の花が平均的なものかしら・・。
何となく全体のイメージも面白いものです。
きっとこれから「紅斑紋エノモト」とか「全面斑紋エノモト」とか「エノモト五月雨」とか「子宝エノモト」とか・・・い~っぱい出てきそうですねぇ。
ただ、「濃色エノモトチドリ」というのも見てみましたが、「三楽」を見ている僕にとっては???でしたね。

エノモトチドリ純白花」 こんなのも出ていたのでついでに買ってきました。やっぱりちゃーんと作っていたんですね。当たり前ですよね。

2007年5月22日 (火)

イワチドリ雑記





イワチドリ・今年の初花」 昨年ビン出しのイワチドリたちです。イワチドリはビン出し後、一年育てないと花が咲きにくいものです。
今年は気候がおかしいのか、イワチドリたちの開花は5月に入ってからになりました。
作場を変えて、日当たり良く育ててみているのですが、少し風の通りを良くし過ぎたのか、昨年よりも全体的に、いささか花が小振りです。
僕とイワチドリの最初の出会いは、今から30年以上も前の事です。
たぶん・・ですが、僕が最初に見たイワチドリは、「春及園」園主・故・鈴木吉五郎先生に見せていただいた「満月」です。
そして、入手したのも「満月」が最初です。
センセーションだったのは、当時I書店から発行された「らん」と言う雑誌で見た「日輪」です。
「げっ・・・花にハートが入っているよ!!」すんばらしいね。
この「らん」と言う雑誌は結構続いたのですが、途中でなんらのゴタゴタがあって消滅してしまいました。
余談ですが・・当時の僕や仲間たちは、今でも野生ランの重鎮であるOさんに頼まれて、創刊号の「交換欄」にサクラで出演しています。(でなきゃ、創刊号に交換欄が載せられる訳ねえだよ)
実物を見てドキッとしたのは「日の丸」と「五月雨」ですね。
感想から言うと「日の丸」=スッゲェー、「五月雨」=きれい・・・でした。
この頃僕は「瀞美人」が好きでしたね。
今で言うと「日の丸」=諭吉50人、「五月雨」=諭吉10人、「瀞美人」=諭吉20人、「雪炎」=諭吉20人、「大日章」=諭吉30人・・・位でしたね。
(バブルよ再び・・・!!!)
楽しかったのは四国の富郷渓谷にイワチドリを見に行った時、「良いも悪いも皆経験」ですよ。

最近のイワチドリの変貌は素晴らしいものがあります。
この殆ど(99.999999%くらい)は、D・S園のMさんの功績です。
Mさん無くして、今のイワチドリは無かったでしょう。
すんばらしいです。
ウチヨウランとは違った道を歩みそうな予感のするイワチドリたち。
これからどんな花が見られるか・・・。
楽しみですね。

三楽」 故・榎本一郎さん選別のエノモトチドリ(イワチドリ×コアニチドリ)を再びイワチドリに戻したものです。以前、調布にお住まいのNさんより「三楽オーシャンだよ!!」と言って最初に分けていただいたもので、MH会の九州の会員Ⅰ・Yさんの作出品と伺っています。丈夫で花付きも良く、直ぐに株立ちになり見ごたえのある傑作です。お勧めですよ。

コアニチドリ「亜紅」」 以前、秋田で発見されたコアニチドリの珍しい紅一点花。これの発見に伴い、各地でエノモトチドリや三楽の紅一点花が作られている様子です。陽の目を見るのももう間近!?

2007年5月19日 (土)

5月19日土曜日のトラウマ


これな~あに」 なんだかコメントで「クレマチス」ネタが続いていたのでこれを紹介。これは一体何でしょう? キクザキハンショウヅルじゃあないよ!!
今日は5月19日・・しかも・・土曜日・・。
そう、数年前の5月19日の土曜日・・・・あの、思い出すだけでもおぞましい事件が起きたのです。
あの・・・「青天の霹靂!! 雹による全滅事件」の時も、実は今日と同じ「5月19日の土曜日」でした。
あの日は前日仕入れに行ったばかり・・・。
それも「春の花仕入れ」で諭吉さんを80人ほど連れて帰った翌日の事です。
その日はとても暖かく穏やかな朝でした。
そろそろ「春の花」探しのお客様も多く、朝から前日仕入れた植物を全て入れ替えました。
ところがです。
お昼を過ぎた辺りから北の空に、青空の中に唯一つ「真っ黒い雲」がポツンと出来てきました。
1時を過ぎる頃にはその黒い雲は見る見る膨らんできて、黒い雲の中にはバチバチと雷光が光っています。
「なんだあれ・・・昔、ウルトラQでみたバルンガみたいだ・・・」そんな感じの雲がポッカリと浮きながら近づいてきます。
すると「突然のものすごい突風」そして「雷光」、それと共に雷鳴すらかき消すほどの「雹」のどしゃ降りです。
時間にして10分とチョット位だったと思います。
通り過ぎた後は一面「真っ白」、雪では無く「雹」が積もっています。
恐る恐る外に出てみると・・・あわれ、全ての植物の地上部は殆ど見る影も無く、失われていました。
諭吉さん80人分の花たちが全て消滅していたのです。

あの悪夢から何年経ったのでしょう。
今日はあの日と同じ「5月19日」、そして・・あの日と同じ「土曜日」です。
朝から天気予報では「低気圧が発生して、夕方には寒気も降りてきます」としきりに同じセリフ・・。
「昼過ぎから夕方は雷雨や突風・雹に注意」と盛んにのたまっております。
「なーんかいやだなぁ~・・」
昼過ぎまでは何事も無し、2時が過ぎて・・3時が過ぎて・・・「今日は大丈夫かな・・・」
その矢先です。
4時前頃から「ゴロロロロロ・・・ゴロロロロ・・・」なんか嫌な音が聞こえてきます。
風が吹き始めて、パラパラと雨音がし始めたとたん・・
ザバーーーーーーー!!
バケツをひっくり返した様な、すーーーんごい雨です。
こりゃあ・・傘よりもシャンプーもって行った方がいいね・・・。
いゃ~~~~、こーーんな滝つぼの様な雨は久しぶりです。
しかも・・・意外に長く40分以上も大雨です。
電話の音もぜーんぜん聞こえません!
こりゃ~~~楽しい!! ほーんとに楽しい!!
こんなの滅多に無いよ!!
なるほどぉ・・・やっぱり「5月19日の土曜日」だ!!
雨の後の虹の綺麗だった事! まるで「パチンコ屋」の看板の様でした。
次の「5月19日土曜日」は何年後かしら・・・。
3度目の正直・・・あるかもね!!

と、言う事で最初の写真、何だか解りました?
実はこれ、「ミヤマハンショウヅル」の「純白八重咲き」なのです。
以前から知っていた花だったのですが、東京郊外のNさんが「出してもいいよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えて分けていただいた超珍品です。
それなりに高価なものですが、ある意味「買い得」でした。
ミヤマハンショウヅルは「純白花」にしても「八重咲き」にしても・・余り多くの個体は見ていません。
それが「純白」で「八重咲き」ですよ。
発見地は奥多摩の奥の奥の奥の奥だそうです。(何処なんだいったい・・)
「現地にはまだあるらしいよ」との事でした。
採り合えずこのタイプの八重はシベが生きているので、「実生」と「挿し木」の両方から攻めてみようと考えています。
新しいものを増やす時は「ワクワク」します。
生かすも殺すも己の力量!!
今回はうまく行くかナァ~!!

ミヤマハンショウヅル八重咲き」 古く「日草展」で話題になった、青梅のSさんご自慢の逸品です。現在実生苗が生長中。来年頃の開花が楽しみですね。

雨後の虹」 久しぶりに綺麗な虹でした。でも、虹の向こうは「大荒れ」なんですよねぇ。

2007年5月18日 (金)

今年こそは・・!?


アラルディア・ニベア」 アズマギクに近いキク科の仲間で、現在はアラルディア属(Allardia)になっているようですが、以前はワルドヘイミア(Waldoheimia)属とされていました。インド・ラダカ5000m産の実生ですが、埼玉の地でこの「昇竜」の様な草姿が見られたのは本当に感激ものです。
ゴールデンウィークも過ぎた頃から、皆さん山野草の虫が疼き始めたのでしょうか。
「今年は夏リストにどんなものが出そうですか??」
と、言う電話が毎日の様にかかってきます。
まだ、ポットあげもこれからなのにナァ~!!
今日も久しぶりに、北海道帯広のKさんから連絡がありました。
「どうも・・北海道のKです・・」
電話の向こうは相変わらずお元気なお声。
「なんか、気になったら居てもたってもいられなくってさあ・・」と言う事で、今年の新作の問い合わせです。
話の中では「流石にほっかいどー」・・と言う話しが次々と出てきます。
なんせこのKさん、かのパラクィレギア・ケスピトーサを30輪くらい咲かせて、タネをイッパイ採って、いっぱい発芽させて、そのまま忘れて全部枯らした・・と、いうツワモノですから・・・。
なにより感動したのがこのセリフ!!
「サウスレアは殆ど生きてますよ、クェルシフォリアだけは無くなったみたいだけど・・・」
えーっ、ほんとーに・・・
「サウスレア・レウコマやトリダクティラ・・・グナファロデスも元気だよ」
すっ・・・・・・・・・・・・・すっげぇー!! Ψ(
「小型プリムラも結構元気だねぇー、幾つか咲いたのもあるよぉ・・・でもあれだね、アメジスティナは乾かして枯れちゃったね!!」
ふ~ん、うちはアメジスティナ・・咲いたもんねぇ~だ。
話を聞いているうちに・・ついに出ました!! 僕の捨てゼリフ!!
「だって、ここは目の前にトッタベツもポロシリも・・・日高山脈は無いもんねぇ~、平地だモーン!!」
何と言う低レベルの会話なんだろうか・・・。
でも、Kさん曰く・・・
「考えてみたら北海道の人間が関東から難物の苗買ってんだもんねぇー!! 、友人に・・こんなものどこから手に入れるの・・・って聞かれたから埼玉って答えたら・・・そんなところで栽培できるの!!!って驚いてたもの・・」
確かに変といえば変かも・・・。

昨年の「夏の無肥料」が功を制したのか、僕のところでも難物が結構生き残ってます。
今年の実生も、珍しいものや以前から欲しかったものが結構発芽していますよ。
問題は、どの位リストの作成リミットまでに、実生苗のポット上げが出来るか・・・と、ゆー事ですね。
取敢えずはいろんなもの・・・せめて花くらいは見てみたいものですけど・・・。

サウスレア・グナファロデス」 昨年販売した実生苗と同じものです。インド・ラダカ5500mの苗ですが「へーんだ、僕のところでも生きてるんだよー!!」です。花・・見たかったナァ~・・・残念!! でも、この苗も、まさかこんな下界で栽培されて、しかも、ハモグリバエの被害にあうとは思ってもみなかったでしょうねぇ・・。

サウスレア・aff・カンスーエンシス」 中国奥地4700m産の実生3年生苗です。完全なセーターではないこのタイプのものは、下界でも比較的栽培は容易です。現在、花芽を伸長中。うまく咲いたら、又ブログで報告しますね。

2007年5月17日 (木)

新しい時代へ・・


ツワブキ・クローバー縮緬葉」 葉先がクローバーの葉の様に3つに分かれた不思議な葉芸に縮緬を加えたものです。なんなんだ!!これはー!!

ツワブキ・クローバー黄縞斑」 クローバー葉に黄色の縞斑を絡めたものです。まだ大柄な葉芸ですが、選別によって美しく変身しそうです。
当園のお客様の中には、様々な植物の育種を試みている方が沢山いらっしゃいます。
或る人は「園芸」から入られた方で、原種の素朴さに惚れ込み、一から好みの花を作ってみようと育種を始めました。
或る人は「山野草」から入った方で、自分だけの花を作ってみたいとの拘りから育種を始めました。
出発点は違っても、考えている事、実行している事は、両者ともに同じライン上です。
今、「山野草」と「園芸」は丁度並行する状況が多く、「育種」と言う点に置いては、確実に交叉している状況が見られます。
写真のツワブキは、以前カンアオイのキメラ花を紹介させていただいた九州のKさん作出の逸品です。
Kさんはご高齢(失礼です・・)ながら、育種にかけては人一倍どん欲で、多くの逸品を作出され、世に輩出されています。
こんなKさんの様な人たちが、僕の周りには沢山いらっしゃいます。
ただ「好い物を作りたい」と言う信念の基に、日々色々と考えて交配している人たちです。
ツワブキにクレマントディウムを交配している人もいます、雪割草にセントポーリアを交配してメシベの動きを研究している人もいます。
これが「園芸」の始まりです。
「こんなものを作ってみたいんですけど・・・」
そう言って園を訪ねてくださる方が、最近特に多くなって来た様に感じます。
これまでの山野草の本に無かった「育種」と言う分野が確立しつつあるような気がします。
今は材料が豊富な時代です。
何かを作りたいと思えば、直ぐに材料を集める事ができます。
こんなツワブキの逸品も、惜しげも無く提供くださる方もいらっしゃいます。
この期待を裏切ることなく、増殖し、一人でも多くの方に楽しんでいただく事が僕らの務めです。
「何かを作りたい」、そういった方々に出来るだけ多くの材料を提供させていただく事も僕らの務めなのです。
写真のツワブキも、実はこの斑入りを♀にして縮緬を♂にすれば、おそらく早ければ一回で「クローバー黄縞斑縮緬葉」が出来ると思います。
僕のこれまでのつたない経験と勘(これが大事!!)によれば、キメラは♀優位で、縮緬や羅紗、甲竜等の遺伝子に入り込みやすい芸は♂でも充分継続可能です。
ただ、縮緬や羅紗なんかの芸は、ほんの数パーセント位がいいんですよね。余りキツイとね・・。
雪割草の内裏系みたいに、ぜーんぶがクシャクシャになっても辛いものがありますよね。
何でもかんでもごちゃ混ぜに交配している人がいます。
すると、直ぐにそれを「否定」する人がいます。
純系保持の正義感のつもりで「否定」しているのでしょうが、一生懸命交配している人にとってはありがた迷惑です。
みなさん「自分の信念」を持って交配しているのですから、誰に指図されるものでもありません。「個人の信念」に対して、他人がとやかく言う権利など無いのです。
ただ、育種で大切なのは、それを「選別」する事と、他を「捨てる」勇気です。乱立は避けなければいけないと思います。
僕のところにある植物は、すべて育種の為の「材料」です。
おそらく写真のツワブキを作出したKさんにとっても、この苗たちは既に「材料」にすぎないのだと思います。
1つのものが出来上がった時、その時からそれは「次を作るための材料」なんです。
これからは育種によって新しい花がドンドン生まれてくると思います。
楽しいですね・・♪♪♪
さーあ、どんどん「今より良いもの」を皆で作りましょう。
新しい時代が始まりました。

ツワブキ・龍虎実生」 縮緬斑入りの銘品「龍虎」を使った交配から生まれた、山吹色の縞も鮮やかな逸品です。
横浜H師匠、こんなツワブキたちはいかがですか!
(名指しかよぉ~)

2007年5月16日 (水)

火山島の白い妖精


マルバサツキ純白花」 枝一面を白い花で埋め尽くしています。園芸「サツキ」も好きですけど、原種も一味違いますよ。
「どうもマルバサツキの純白があるみたいだよ」
大分のWさんからそんな話しを聞いたのはいつの頃でしたでしょうか。
マルバサツキは僕の好きなツツジの仲間の一つです。
格好良い山の岩場に生えるミツバツツジの仲間や、山の斜面にどっしりと根を下ろした大木になるヤシオ系なんかも好きなのですが・・
どこかサツキっぽさが残るヤマツツジの仲間も、シャクナゲも・・まあ、色々好きです。
マルバサツキはどちらかというと「やわらかい」イメージで、いかにも「島のツツジ」という雰囲気が大好きです。
マルバサツキは「サツキ」の品種改良に多大なる貢献をした花でもあります。
「サツキ」の主だった品種は、当時愛好されていた「サツキツツジ」(カワサツキ)の原種や変わり花に、「マルバサツキ」や「タイワンヤマツツジ」を交配して作られたと言われています。
また、「サツキツツジ」と「タイワンヤマツツジ」が交差する地点が丁度「屋久島」辺りと言われていて、、このマルバサツキ自体が「サツキツツジ」と「タイワンヤマツツジ」の自然交雑種ではないかと言う説もあるようです。
九州南部の山地から、屋久島、奄美大島を経て、トカラ列島等に分布して、特に「諏訪瀬島」の海岸の溶岩帯に咲く群落は有名です。
海岸植物の様なイメージもありますが、九州や屋久島などでは、結構山の上の方にも見られるようです。

そもそも今から2年ほど前、津久井におられたNさんに数鉢の「マルバサツキ」の挿し苗を分けていただいたことがあります。(これはリストで販売させていただきました)
この時、「白花もあるんだよ・・」
という話しを耳にしました。
伺うと、まだ増殖中との事でその時は諦めました。
それから2年・・・
たまたま来園中のIさんが「Nさんが体調を崩したので、マルバサツキの白を持ってきた」との話を伺いました。
「えっ、是非挿してください!!」と僕も一言・・・するとIさん、
「富澤さん、自分で挿すなら分けてもいいよ」
な・・・なんとうれいしお言葉!!
交渉の末「しろくま1鉢」と交換と相成りました。(ちょっと出費も大きいですケド・・・まあ・・充分です)
意外に大きなその鉢は、今、僕の園で開花してします。
まさに真っ白、「白い妖精」です。
この花の産地は確かではありませんが、Nさんの人脈から考えると「屋久島」だと思います。
花が終わったら沢山挿し木をしてみましょう。
一部は種子を付けて、タネを蒔いてみるのも面白そうです。
最近では余り販売される事の無い「サツキ」の原種たち。
早くリストに載せてみたい逸品ですね。


マルバサツキ 上・桃紅色、下・淡藤色」 以前Nさんから分与いただいた挿し木苗の花です。こちらはリストにて販売中です。

斑入りカラフネツツジ」 故人となられた助川太郎さんより分与いただいたもので、とても大切にされていました。葉の全面に白黄の散り斑がくっきりと入るもので、花の形も良い逸品です。何とか増やしたいものですね。

サツキツツジ」 以前「カワサツキが欲しい」と無理を言って兵庫のNさんに分けていただいたものです。この針金の様な細かい枝振りがとても好きです。この枝姿を見るたびに、昔、四国で見たイワチドリの自生地を思い出します。この楚々とした花弁も好き!!
寄せ植えブームには、こんな枝モノも人気が出るかも知れませんね。

2007年5月15日 (火)

近頃の「水草」な人々



オゼコウホネ」 今年も咲きました、我が家の池のオゼコウホネです。真っ赤な目玉がとっても素敵!! 下の写真は昨年実生したオゼコウホネの発芽写真です。希望者も多いので今年はもっと沢山タネを蒔いてみましょうね。
何だか良く解らない天気が続いております。
何日かに一回は「青天の霹靂」ですね。
突風の日も多いですし・・・。
さて、園の方ですが、なんだか今年はゴールデンウィーク以降「メダカ」が良く売れております。
きっと、例年よりも暑さが早く訪れているので、皆さん気持ちは「夏モード」なんだと思いました。
当園も、元は「水草」を売る為に「メダカ」を売っていたのですが、なんだか最近では「メダカ」を売る為に「水草」を売っている様な錯覚さえ覚えます。(実際そうだったりして…)
ところが最近になって、なんだか色々な人々が水草を求めて訪れてくださる様になりました。
「水草ください」・・・
と言って訪ねてくださる方がいらっしゃいます。
「メダカと一緒に入れたいんですけど・・」
山草屋に水草を買いに来ているのですから、何か目的のものがあるのかと思うのですが・・・
そもそも何の水草を入れて良いのか解らない・・。
色々ご説明しても、結局、水草自体が良く解らないままに、お帰りになるお客様もいらっしゃいます。
たぶん「金魚藻」が欲しかったんだと思いました。
また、以前、園でみた水草が欲しくて、「前に頼んでおいた!!・・・???・・」と言って、やっと入手した数の無いものばかりを欲しがる「熱帯魚屋さん」や「アクアリューム屋さん」みたいな人々がウロウロするのもこの時期です。
僕は、園を始める前は「海水魚」にバカみたいに凝っていて、都内及び近郊の「その手のお店」には殆ど顔を出していました。
多くのショップの人とお友達になりましたが、当時の「その手のお店」の人々は独自にルートを作ってプライドを持って仕事をしている人たちばかりでした。
今の人たちは???

「水草」も生産の時代に入りました。
先日も、販売用の「オグラコウホネ」やオマケでヒツジグサの「パールピンク」なんてのも送られてきました。
ヒツジグサなんかは自然実生で2年目には開花します。「斑入り」もあるし・・・今年も蒔いてみたいですね。
また、今年は京都のHさんのおかげで、有名なG寺の「ハス」コレクションが色々と入手できました。
少しづつ花を見られたら楽しいですね。
「水草」と「メダカ」
切っても切れない「名コンビ」の販売品になりそうです。

八つ房のヒメコウホネ」 小さな葉が無数に出てくるいわゆる「八つ房性」です。多分、花は咲きません。「熱帯魚屋さん」はこういうのを狙っているんでしょうね。今度暇な時に株分けしといてあげましょうね。

ミツガシワ畑」 去年、成長芽を全部切って植え替えたので、根茎しか残りませんでした。でも、1年も経つとこの通りに見事に芽吹いて復活しております。根茎さえあれば、いくらでも生産可能ですね。

オレンジ色のアサザ」 以前から当園で販売していたものです。京都のHさんより分与いただいたものですが、普通のアサザよりも大輪で、山吹色の美しい花です。小さな池などにはお勧めですよ。
もうすぐいよいよ「サイジョウコウホネ」が開花しそうです。
今年はタネをイッパイ蒔くぞ~!!

2007年5月10日 (木)

今日は早退!!


これなぁ~に」 昨年交換会で買った妙なものです。アマドコロの様な・・ワニグチソウでも無いし・・・ミヤマナルコとも違うし・・タカオワニグチでも、ドウモンワニグチでも、コワニグチでも違うし・・・ミドリヨウラクじゃあ無いし・・これ・・・なあに? 多分、何かの雑種だと思うんですけど・・変りものかも・・どなたか、解る方がいたら教えてください!!
今日は、昨日から懸念していた通り、朝からムッとした空気に包まれています。
こんな日は天気の急変があるんですよね・・。
さすがに15年以上も自然の中で仕事をしていると、気圧の変化というか・・磁場の変化というか・・・なんか、いつもと違う大気の動きを感じます。
ドンドン野生化しているのでしようね!!
こんな日でも、午前中は結構お客様がいらしてくださいました。
12時過ぎ頃から太陽が隠れ始めて、1時過ぎ頃からはひんやりとした空気が流れ始めます。
「イヨイヨかな・・」
2時半過ぎに、とりあえず自転車通勤の見習い君を先に帰します。
少したつと南の空が灰色に染まってきました。
「来るぞ!!」
3時過ぎにバイク通勤の女の子を次に帰します。
直後、ゴロコロという雷鳴が聞こえ始めました。
4時前になると次々と響く雷鳴と共に一気に雨が降ってきました。
この頃にはお客様も帰られているので、今日はこのまま「終了」にしました。
買い物もあったので、帰りがてら鴻巣方面に向かったのですが、園を出て直ぐ5分ほどで大粒の雹が降ってきました。
ばらばらバラバラと車に当たっています。
最近の天気予報は良く当たりますね。
でも、携帯で雲や雷の動きが良く解るので、ギリギリまで仕事が出来て便利ですね。
この時期はこれが一番嫌ですね。
被害が無くてホッとしました。

ナルコユリ・笹の舞」 九州で発見されたナルコユリの変化もので「笹の舞」や「七夕」等と呼ばれています。花が葉に変化して笹の葉の様に枝を打ちます。大きな芽ではその枝の先端に小さな花を着ける事もあります。もっと立派な株もあったのですが、写真に納まりきれませんでした。
今日は早退。
明日は、今日の分までがんばろーっと!!

2007年5月 9日 (水)

庭の草むしり


「チョウノスケソウ」 ロックガーデンのチョウノスケソウ林が開花を始めました。直ぐ枯れるだろうという予想に反して、毎年大きく広がっています。
今日は休園日で、久しぶりに一日家にこもっていました。
午前中は、雑誌の仕事や協会の議事録作りの仕事をして、午後からは草むしり・・・
と思いきや、今日は娘が早く帰ってくるらしい・・・。
案の定、娘「友達から借りてきた」!! と言って「デスノート・ラスト」のビデオ借りてくるものだから・・・
結局、ビデオ鑑賞してたら4時過ぎてしまった!!
(なんか・・しまらない内容でしたね・・・やっぱりメロやニアにも出てきて欲しかった・・・)
庭のツツジ林の奥がなんにしても雑草がひどい・・・。
塀を作り直した時に業者さんが足した土がなかなかイイ土だったらしく、ありとあらゆる田圃や畑の雑草が繁殖し始めています。
兎に角、暗くなるまで草をムシって少しは綺麗になったのでしょうか。
自宅の庭には様々なツツジの選別品が植え込まれています。少し紹介してみますね。
花の頃には見事でしたよ。
現在、ロックガーデンは1年半前から半分は何も植え込んでませんでした。
これも、塀の工事による影響でしたが、今日、雑草や、周りから入り込んだ芝も抜き捨てて、1年ぶりに又、色々と植え込めそうです。
ただ、途中で持病の腰にきたので、そのまま医者に行ってリハビリしてきました。
久しぶりにチョットのんびり・・・の一日でした。
明日は荒れ模様のようです。
落雷や雹が来なければ良いんですけど・・・。
クワバラクワバラ!!

紫オンツツジS」 オンツツジの色変わりです。橙色を帯びた紫色の花は艶があり見事です。ツツジの大家、故榎本一郎氏の選別銘花です。

クロフネツツジ・天女の舞」 韓国原産のシロヤシオに近い仲間です。優しいピンク色の花が人気です。

コシキミツバツツジ・秋茜」 甑島に見られる葉も花も小型のミツバツツジです。春と秋の2度花が楽しめます。

ヤマツツジ・高萩山」 淡く優しい肌桃色のヤマツツジです。一面に蕾をつけた時はとても幻想的な花です。

白花オンツツジ」 実生を繰り返して選別された素晴らしい大輪の白花です。一面に咲いて華やぎます。

水辺のヒメウツギ」 流れの脇に植え込まれたヒメウツギです。手前のコバノタツナミソウは隣家からのタネの飛込みが居ついたものです。でも雰囲気が良いのでそのまま・・・。
これらのツツジはいずれも新座市のKさんのコレクションです。
Kさんのこだわりのツツジはどれも素晴らしいですよ。
まだ他にも色々植えてありますが、写真撮りそびれました。
実際はタネ採り用に植えておいたんですけど・・眺めて終わってますね。

2007年5月 7日 (月)

魅惑のブラックホール


アサルム・スペシオサ」 実生2代目の中から生まれたストライプの全く入らない花です。自慢のストライプが無くなって、まるでブラックホールの様な怪しげな花に吸い込まれそう・・・。
世界のカンアオイの中で最も美しい花の一つが北米・アラバマ州にあります。
その名は「アサルム・スペシオサ」。
以前は「魅惑のカンアオイ」として、ただ一鉢で沢山花をつけただけでも「月刊誌の表紙」を飾るほどの「幻のカンアオイ」でした。
自生地でも数の少ないもので、古く、何個体かが輸入されマニアの間で珍重されていましたが、いつの間にやらウイルス等に犯されて、健全株を見ることは殆ど無くなりました。
最近では、某大手生産者がメリクロンを試みた苗が流通するので、ちょっとやる気のある山草屋さんなら目にする事も多いと思います。
写真の花は京都のHさんより分与いただいた実生苗です。
Hさんは以前、アラバマの北部でこのカンアオイの自生地に出向き、数個体を導入されました。
その中で特徴のあるものを交配して1代目の実生苗を作出。
その中で選別した花をもう一度交配して作ったのが2代目の実生苗です。
今年はその2代目(葯250本)のうち10本ほどが開花、その中の一つが最初の写真の「ブラックホール」です。
実はこの2代目を生んだ最初の1代目たちが今、次々と開花を始めました。
それらもいずれ劣らず素晴らしい花ばかりです。
今回はその1代目の一部をご紹介したいと思います。
おそらく「アサルム・スペシオサ」のヴァリエーションがこれだけ紹介されたのは始めての事と思います。
どうぞご覧ください。







どうです、結構色々とあるものでしょう。
これから咲くものもまだまだいーっぱいありますよ。
このブログは表向きは僕のブログですが、この様にこの世界の「大物さん」たちがこぞってネタ提供をしてくれているのも、このブログの特徴の一つです。
実際、僕は唯の「お飾り」に過ぎないんですよね。
でも、この様なネタもまた、だんだん「やまくさ」の商品になっていくんですケドね。
本当に皆さん、チョー有名な「陰のドン」ばかりです。
上には上がたーっくさん居る・・という事を痛感させられます。
おてやわらかに・・・・ネ!!

2007年5月 6日 (日)

今年こそは・・・!!



パラクィレギア・ミクロフィラの花と果実」 今年最後に咲いたパラクィレギア・ミクロフィラです。これまでのミクロフィラより色も数段良いものでした。現在は写真下の様に結実中(?)・・かしら。
「パラクィレギアを自家生産する」・・・・
これが当面の目標でもあり・・楽しみでもあります。
世界で最も美しいといわれる山野草・・・
この花のタネを蒔く
花を咲かせる
交配する
結実させる
タネを採る
タネを蒔く
発芽させる
開花させる
・・・・・
これを繰り返す事ができれば、丈夫で美しいパラクィレギアたちの生産が可能になりそうな気がします。
鉢一面に開花したパラクィレギア・・・。
温暖な地で栽培しているものにとっては夢の様な話です。
今年も例年通り、幾つかのパラクィレギアが開花しました。
でも、何かいつもと様子が違います・・・。
そう、開いた花に花粉がこぼれていたんです。
「もしや・・・」と思い花を見てみると、気候のせいか・・開花状態のおかげか・・・どの花も花粉を吹いていました。
「チャンス」
その場所を通るたびに・・・花を摘んで「モミモミモミモミ」自家受粉を試みます。
花が散り・・果実が出来始めました。
明らかにいつもの「シイナ」よりも大きく膨らんでいます。
・・・まだ、果実ははじけていません。
したがって、結実しているかどうかははっきりとは解りませんが、何れの果実も明らかにいつもより膨らんでいます。
夢に一歩近づければ嬉しいのですが・・・。
ここ数日は毎日「ドキドキ」「ワクワク」ですね。


パラクィレギア・ミクロフィラの花と果実」 4月1日のブログで紹介したパラクィレギア・ミクロフィラです。早く咲いたので、現在ではすでにはじける寸前にまで果実が膨らんでいます。タネが採れると嬉しいですね。


パラクィレギア・aff・グランディフロラの花と果実」 4月10日のブログで紹介したaff・グランディフロラです。是非、多くの方に栽培して欲しい逸品で、祈るように交配してみました。現在は下の写真の様に見事に果実が膨らんできました。種子さえ採れれば「しめたもの」なんですけど・・。

昨年蒔いたパラクィレギア・ミクロフィラの発芽」 昨年輸入して今年発芽したミクロフィラの現地採種種子です。発芽のメカニズムは殆ど会得しました(でもナイショ・・)ので、写真の様に健全種子なら発芽は良好です。今年はこの様な蒔き床が10とチョットありますよ。リストに載せられれば・・・と思っています。
いずれパラクィレギアが流通しても・・・
「オダマキモドキ」の和名だけはやめてネ!!

2007年5月 5日 (土)

珍也天南星於提灯鮟鱇的生活


ホロテンナンショウ」 以前、実生苗を販売したときと同じものです。早いものは♂花を開花し始めました。皆さんのところではいかがですか!!
ホロテンナンショウというテンナンショウの仲間をご存知でしょうか。
この珍しいテンナンショウは、主に鈴鹿地方から紀州中部にかけて稀産する小型のテンナンショウです。
一枚の葉の根元に可愛らしい紫褐色のストライプを絡めた緑色の仏炎苞は、背中の丸味が丁度、乳母車のホロの様なシルエットを描くので「ホロテンナンショウ」と呼ばれます。
発見の比較的新しいテンナンショウで、自生地の少なさも手伝って「幻のテンナンショウ」と呼ばれていましたが、実生技術の発達に伴い栽培下での生産も可能となり、それに伴い多く知られるようになって来ました。
このテンナンシヨウ・・・
いわゆる「最も小さなテンナンショウ」と言われています。
事実、最初の写真の実生苗は、おそらくはほぼ原寸大ではないかと思います。(ポットは2.5寸ポットです)
ところが、長く栽培してよく観察してみると・・・それはあくまで♂花の頃の姿である事がわかりました。
では、種子を付ける程の♀花は・・・と言うと・・
球根の成長に伴いいっきに大型になり、草丈も40~50cmほどに成長します。
♀花の時の大きさと♂花の時の大きさが余りに差があり、まるでチョウチンアンコウの♀と♂の様なバランスになります。
テンナンショウの仲間は大なり小なりオスとメスの差が出るものですが、このホロテンナンショウはその差がとても顕著です。
見方によっては同じ植物には見えませんよ・・!!
また、昨年経験したのですが、このテンナンショウは結実後に果肉がしぼんで、種が剥き出しの状態で花茎にくっついていたのには驚きました。
昨年、実は果実を採種しそびれました。
「もう果実が落ちてしまったかな・・」と思って休眠後に鉢を見てみると、腐った花茎に果肉が乾いて無くなり、干からびた様なタネがそのままの状態で花茎にへばりついていたのです。
とりあえずダメ元で、その乾いたタネを蒔いてみましたが、春になって次々と発芽を始めてきました。
どうも未だ未知の部分が多いテンナンショウですが、自生地の少なさから考えるとこの繁殖力はうれしい限りです。
余談ですが、僕の知人が数年前にこのホロテンナンショウの群生地を発見しました。
ざっと見て150株位はあったそうです。
ところがです・・・。
次の年にその自生地を訪ねると、ホロテンナンショウは1本残らず抜き取られていたそうです。
なんだか最近はそんな話ばかりですね・・・。
世知辛い世の中です!!

ホロテンナンショウの比較」 左・メス花、右・オス花です。写真の差は決して極端に誇張したわけではありません。この位の差はありますよ。同じ植物とは思えませんね。

ホロテンナンショウの実生」 今年発芽の実生苗です。文中の通り、乾いた剥き出しのタネでしたが、見事に次々と発芽を始めました。4年後が楽しみです。
こんなブログにも多くの方からコメントをいただいております。
本当に有難うございます。
なるべくコメントにはご返事をしたいと考えているのですが・・・
勝手ながら、ご自身の「山採り」や「採集」を前面に出されたコメントや、「他業者さんの実名報道」にはご返事したくても出来ない場合がございます。
(「他業者さん」のお話しの場合は、なるべくならイニシャルトーク的に「濁して」書いてくださいね)
その辺りをご了承の上、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

2007年5月 4日 (金)

浦島太郎さ・・がい~っぱい(えーっまだやるのぉ・・の、その・・何回か忘れた・・!!)


まっくろくろすけな奴」 北関東で発見されたと言われる「兎に角一番黒い!!」と称する奴。相当高価だったけど・・欲を言えば赤みが無い黒が欲しかった。筒もかなり黒いけど・・ベタでないのは残念!!でも、確かにピカイチに濃いですけどね。

え~っ、まだやるのぉー・・・という感じですが・・・
このブログの、このシリーズの反響が余りにあったのでいささかビックリです。
まあ、いろいろと浦島太郎さの話が出るわ出るわ・・。
あちらこちらで隠れた「浦島太郎さ」探しが始まっているようです。
ここ何日か、地方の山草屋さんと話していても
「最近どうです・・・」
「なんだかウラシマソウが良く売れるよ・・」
なんて話しが何度も出てきます。マズイかしら・・・。
これだけ色々と出てくると、交配なんかも楽しいかも知れません。
交配は、この仲間は球根が小さいと♂花で、球根が大きくなると♀花になる性質があります。
したがってセルフの場合は、同じ株で大きな球根とやや小さな球根を作って、♀花に♂花の花粉をつけてやる必要があります。
♀花は当然、仏炎苞を開いて♀を剥き出しにして、♂の花粉をつけます。
交配後数日は頭から水をかけるのはやめましょう。
球根の大きさが中途半端でタイミングが良いと、「浦島太郎さ」は比較的♂と♀が同時に咲くことが多くあります。
その場合は、♀の数は少ないですが、たいていは♂が上で♀が下なので、そのままで自家受粉することも多く見られます。
丁度、「中性」、「半陰陽」、「目ヲ閉ジテ抱イテ・・」の様な・・・まるで内田春菊の世界ですネ。
早いものではタネが出来始めています。
秋までに充分熟して欲しいですね。
ただし・・・テンナンショウの結実は、思った以上に親にダメージが出ますので・・・
ご注意くださいね!!

ワイン赤茶色な奴」 写真では解りにくいですが、赤みの強いワイン黒色の美しい花で、のどの白さが一段と良く目立ちます。青軸系なので澄んだ色彩の美しいものです。

口だけ黒い青軸な奴」 そー言えばこんなのもありました。知人のところで咲いていたものですが、全体に青軸の緑白花で、口と蓋・ヒゲの部分だけが黒い不思議な色模様の花です。手持ちの数株はまだ小苗ですが、来年辺りは花を見たいですね。

目ヲ閉ジテ抱イテ・・な奴」 花を開いた写真です。飾りの下方の、上の部分が♂花で、下の部分が♀花になっているのがわかります。この花は4月13日に紹介した橙桃花で、発見地にちなんで「天女」と銘々しました。うまく結実したみたいです。(仏炎苞今は真っ赤ですよ!!)
来年はどんな花が出てくるのか・・・これからが情報戦争ですね!!

2007年5月 2日 (水)

蒔かぬ種は・・・(その2)


桃色のレブンソウ」 殆ど紫味を感じない明るい桃色のレブンソウです。イチゴミルクの様な優しい色がなんとも言えません。(ア・・・アブラムシが取れない・・)
今日もゴールデンウィークの中日です。
本来なら休園日なのですが、さすがに連休なのでポツポツとお客様や業者さんにもおいでいただきました。
有難うございました。
とても暑い日でしたが2時過ぎより雲行きが変わり、4時前頃から突然の空鳴りとともにどしゃ降りになりました。
20分ほどで雨が過ぎた後は、とーっても涼しく爽やかでしたよ。
今日はいよいよ初めて、雪割草の種蒔きを始めました。
とりあえず空いた時間を見て、70位蒔いてみました。
これからは毎日、時々店に顔を出しながらも・・イカリソウの交配をやって・・雪割草のタネを蒔いて・・季節の山野草を植え替えて・・の繰り返しですね。

写真のレブンソウは「藤色レブンソウ実生」の初花の中からの選別です。
「藤色レブンソウ」がどの様に分離するか・・・
少し楽しみだったのですが、予想通り青軸の血は無かった様で、純白花は一本も出ませんでした。
ただし、形態的な分離は見られ、普通の「濃色レブンソウ」の様な草姿のものと、葉に銀光沢があり葉茎のやや淡い色のものとに分離しました。(リシリゲンゲの顔かしら・・・)
「濃色レブンソウ」タイプのもののほうが成長は早く、開花も早いものです。ただし、咲いた花は全て「濃色レブンソウ」タイプのものでした。
銀光沢の葉の方は殆ど開花は見られませんでしたが、唯一、咲いたのが写真の桃色個体です。
実生選別の「ピンクレブンソウ」というのはこれまでも目にしたり栽培した事があります。
でもそれらは、どちらかというと「やや赤みがかったレブンソウ色」というピンク色でした。
でも今回の花は、これまで見たピンク色とは異なり、本当に桃色の様に感じます。
優しく、明るく、紫色を感じない可愛い花ですよ。
もう一度セルフしてると面白いかも・・・
挿し芽もしてみようかしら・・・
楽しみは尽きませんね。
ヤッパリ「蒔かぬ種は・・・」ですね!!

ピンクレブンソウ」 これまで流通した事もあるピンクのレブンソウです。これはこれで綺麗ですけど、桃色というよりはピンクでした。実物はちょっと微妙な色・・・ですね。最近見ないなぁ~。(古い写真でピンボケでゴメンナサイ・・)

藤色レブンソウ」 今回実生した藤色レブンソウの親株です。なーんとなくレブンソウだけでは無く、リシリゲンゲ辺りの顔が見られるのですが・・・。

2007年5月 1日 (火)

蒔かぬ種は・・・


ラケナリア・バクマンニィー」 南アフリカ原産の小型のラケナリアです。でも・・・あれっ、手前の花・・なんか変だぞ・・・。
ゴールデンウィークも前半を過ぎて、お蔭様で毎日多くの方にお越しいただきました。
休日の間は人の途切れる事も無く、沢山の商品をお買い求めいただきました。
本当に有難うございました。
今日は休日の中日という事で、少し時間が出来たので久しぶりに園の植物をジックリと見ることが出来ました。
写真の花はH17年に輸入した種子を実生をしたラケナリア・バクマンニィー(L.bachmannii)です。
一応、2袋ほど種子を入手して種を蒔いたものを、発芽後に2鉢に寄せて植えておいたもののうちの1鉢が写真の個体です。
見ていただくとお解りの通り、写真左手前の花が白く咲いています。
現在2鉢で咲いている花が7花前後、しかし、白い花が咲いているのはこの1本のみです。
しかもこの白花、写真では解り難いのですが、葉に入る紫褐色のウズラ模様も緑色で、花に入るブローチ等も緑一色で、花粉塊も濁りの無い明るい黄色です。
そうです、見れば見るほどどこにも色素は感じられず、全く濁りの無い純白・・・即ち「アルビノ」なんです。
ラケナリアについては余り多くの知識は持っていませんので、これが珍しいものかどうかは解りません。
でも、毎年多くのタネを蒔いていると、この様に「予想外」のプレゼントに巡り合うことが多々あります。
ヤッパリ「蒔かぬ種は・・・」ですよね。
いずれにしてもこの花、とっても綺麗なのでセルフして蒔いてみようと思います。
園芸関係の見識家の方何人かに見ていただきましたが、何れの方も「増えたら・・・」という事でしたので、もしかしたらチョット楽しみが増えたかもしれません。
また、新しい知識を吸収しなければ・・・。
調べてみよーっと!!

アップです」 どこから見てもアルビノですよね・・・??

昨日の夜の月」 ぜーんぜん関係ないんですけど、とってもまぶしく撮れたので載せました。目・・・目がぁ~・・・・。

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