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2007年5月24日 (木)

ヨウラクツツジがブームなの!?


キヌガワヨウラク」 一般的に流通している個体に近い花です。まあ、要はウラジロヨウラクなんですけどね。
最近、山野草関係の雑誌で「ヨウラクツツジ」の特集が良く組まれていますね。
どうも、北関東辺りの業者さんや作り屋さんが「デビュー」させようと考えているようですね。
その中でも特に「キヌガワヨウラク」がブランド化されている様で、当園のお客様の中にも「キヌガワヨウラクを探しているんだけど・・・」とお尋ねくださる方が良く見られます。
でも・・・「キヌガワヨウラク」って・・・何???

先日、交換会の折に「これが最高のキヌガワヨウラク」と言うものが出品されました。
それは・・・確かに素敵な枝振りでした。
花も濃い赤紫色で、坪型の花をいくつもぶら下げて・・・それはそれは素敵な鉢花でした。
価格も・・・まあ、やっぱりね・・・という感じですかね。
でも、あくまで個人的なものですが、なぜか・・・その花は僕が頭でイメージしていた「キヌガワヨウラク」とは、ちょっとイメージの違ったものでした。

今から25年以上前の話です。
G・L誌の交換欄で知り合った栃木のFさんより、「日光ムラサキツリガネツツジ」と称する濃色のウラジロヨウラクの種子を分けて頂いた事があります。
これは、女峰山の尾根に生えているとの事でしたが、今回見た「キヌガワヨウラク」は、何となくその時のイメージが感じられました。

僕のイメージする「キヌガワヨウラク」は、やはり何と言っても白に近い淡い色の花筒に、くっきり口紅に染まったツートンカラーの大輪の花と考えています。
口紅の部分にオレンジ色を感じるものほど好きですね。
これは、あくまで僕の個人的なイメージで、多分、「本当のキヌガワヨウラク」のイメージとはかけ離れているものかも知れません。
色々あるから面白いんだと思いますし・・・。
と、言う事で・・・「キヌガワヨウラク」って何でしよう???
何の答にもなってませんね・・。

余談ですが、このヨウラクツツジの仲間は、日本では「ツツジ科」(Ericaceae)になっていますが、中国等の書物を見ると「コケモモ科」(Vacciniumaceae)として分類されています。途中に「イチヤクソウ科」が挟まっているのも面白いものです。
また、「ツガザクラ」や「イワヒゲ」「ハナヒリノキ」等は「ツツジ科」で、「ドウダン」や「コケモモ」「千年健」などは「コケモモ科」としてあります。
ところ変われば・・・でしようか!!

キヌガワヨウラク」 白い壺にほんのり口紅の個体です。とても可愛らしい花です。

キヌガワヨウラク」 丸みのある大輪の白い壺は、花口先端3分の1を濃い橙紅色に染めた色対比の美しい品種です。個人的にはある意味、僕の「キヌガワヨウラク」に求める理想の殆どが濃縮された花です。

ウラジロヨウラク」 日光男体山の尾根に生えるタイプのものです。大きな縦長の壺は白く、花口部先端のみを橙紅色に染めた美しい大輪花です。これの入手を夢見て、とうとう林野庁の方に問い尋ねてみました。

ガクウラジロヨウラク」 裏日本に生えるガクのあるタイプのものです。大体はこの写真の様に見てわかる程度のガクが見られます。

ガクウラジロヨウラク」 この個体はガクがプロペラ状に伸びて特に長く、濁りの無い緑色のガクと桃色の花の対比が抜群に美しい選別品です。僕の大好きな花で「ガク」のしっかりと伸びたこの個体の実物は、この上無い「絶品」です。

ガクウラジロヨウラク」 これも太く長く伸びたガクをもつ個体です。下向きのガクは一見、花全体が桃色と緑色のストライプの様に見えます。「キヌガワヨウラク」とは違った意味で観賞価値が高く、個人的にはこちらの方が品格があり、観賞価値も高いものかも・・・と、評価しています。
東の「ウラジロヨウラク」と西の「ガクウラジロヨウラク」、まだまだ色々出てきそうですよ!!
次は「愛鷹ツリガネツツジ」(フジヨウラク)だぜい!!

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コメント

中国の分類ではツツジとコケモモの間にイチヤクソウが挟まっているんですね。
イチヤクソウは半寄生植物と聞いたことがあるので、ひょっとして「コケモモ科」の難物とされるものの育成にはコンパニオンプラント、あるいはある種の菌との共生が実は必須、または有効だったりするのでしょうか。

さう言ふ私も、ウラジロヨウラク買ってしまいましたが、その何て言ふんですか、マニア心をくすぐるキーワードが隠されているんですね。曰く、ウラジロ・難物・ヨウラク・4000m・緑花などが私のウイークポイントです。ウラジロキンバイ、在ります。ウラジロギボシあります。ウスギヨウラク(って書いてありました。おおきなワニグチソウみたい・・)あります。ハハハ・・・・

はぐりっど様、こんばんは。
コケモモと共生菌の関係は良く解りませんけど、南に行くほどに「着生タイプ」のものが増えていくような気がします。
と、言う事は何かあるのかも・・・
以前、
戦後、最も海外で有名な愛好家の一人でした故・六城さん(名前難しい)に
「ジャワ島の4000m峰の頂上に生えるコケモモは最高だよ!!」と教えて貰った事があります。
北米の「イワナシ」も良いし・・・。
今は屋久島の「アクシバモドキ」が結構お気に入りで、増殖中です。
あっ・・・これはツツジ科の方だ!!

木彫店様、こんばんは。
僕もキーワードあります。
珍品・稀品・難物は元より・・・
ドワーフ、草丈5cm、クッション、マット、巨大輪・・・なんてのに弱いですね。
アッ・・・「暑がる」なんてのも好きかも・・。
これじゃあ進歩しないハズですね。

聞かれてもいませんが私のキーワードは、巨大輪、ひとつの科や属に数百数千種含まれていること、木でしょうか。例としてはサクラソウ属やシュウカイドウ属、イワタバコ科、ツツジ科の特にツツジ属ですね。特に「大家族」というのは収集欲を駆り立てられますが、なぜか花をつける植物最大の勢力のキク科セネシオ属には食指がさほど動きません。花も草姿も十分目を楽しませるのは理解できるのですが。多分花葉「兼用」という点ではベゴニアとキャラがかぶるんでしょうね。
一方、地味にキイチゴの仲間の原種も興味があります。

はぐりっど様、こんばんは。
僕は実は昔から「ウスユキソウ」と「シャジン」マニアです。
「ホソバヒナウスユキソウ」と「ホウオウシヤジン」は未だにだーい好きです。
後はキンポウゲ科の植物と、やはり昔から「野生ラン」ですね。
結構メジャーなものが好きですよ。
俗っぽいっすね!
木物はやっぱり「ツツジ科」のものが好きです・・・でも、高山矮小潅木類はみんな好きかも・・・。
最近はツリバナの仲間に触手が動いています。
先日も屋久島の「アオツリバナ」が入りました。
「夏リスト」に出したいですね。

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