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2008年1月14日 (月)

カンアオイ大航海時代


ヤンマカンアオイ・青軸」 奄美大島原産の稀産種で、フジノカンアオイに似て紫の口冠があります。これは青軸緑花ですが柱頭に色素が入り、残念ですが素心ではありません。
最近、様々なカンアオイが入荷し、増殖を心がけているのですが・・・いかんせんカンアオイに関してはズブの素人で・・・ハッキリした分類や同定が出来ないものが数多くあります。
ネットを調べてみても・・・なかなかこれといった答が見つからずに困ってしまいます。
(「カンアオイ一覧表」や「野の花賛歌」等は良く参考にさせていただいています。とても解りやすい図説で素晴らしい内容なのですが・・・無知な僕には参考図だけではよく解りませぬところも多くて・・・談話室等も見てはいるのですが・・・ヤッパリ解んない・・)
これといってしっかりとカンアオイだけを纏めた書物も無くて・・・さーて・・どーしましょう!!
他の業者さんから分けていただいたものも・・何気にいまひとつ???というものもありますし・・・。

今日は年が明けて久々に九州のカンアオイの重鎮と話をしていました。
古くより九州全域から南西諸島をくまなく歩いた方で、いつも当時の現地探索の話には唯々感心するばかりです。
当時、野生のカンアオイに興味を持ち南西諸島を次々と踏破したのは、同氏を含むほんの数人だけだったそうで、その頃は行く島々で、新しい山を歩くたびにこれまでとどこか違う新しいカンアオイにめぐり合えたそうです。
ハツユキ、ハツシマ、グスク、トカラ、カケロマ、ヤンマ、トリガミネ、ムラクモ、etc..その当時、奄美や種子島、徳之島、西表などで発見されたカンアオイたちはどれも新鮮な驚きがあったそうです。
その中には、今となっては種不明のものや後に1つに纏められたもの、学者や見識家により別な名になったもの等、様々なものが現在に至るまで希少品として栽培されています。
当時、各地でカンアオイを探索していた彼らはお互いの発見品を克明に解説して、産地・姿・自生環境・特徴・図説等を克明に記して、お互いにそれをコピーして品種の同定にあてていたそうです。
その話を聴いた瞬間にスッゲェーーー と思った僕の一言。
「見たい!! そのコピー・・・見たい!!」
「お願いだから残ってたらコピーして・・・お願ひ!!」
オオッーーでましたぁ・・・得意のオネダリ!!
「どっかその辺に散らかってるよ・・・今度暇な時に見といてあげるよ・・」
嬉しいですね!! こんな資料があったなんて・・・。
それよりも・・その当時の先人たちの「思い入れ」に触れられるなんて・・・考えただけでもゾクゾクものですよ。
また、楽しみな「待ちぼうけ」が増えました。
ちなみに同氏に・・・当時の思いを伺って見ると・・・
「あの頃はそんなカンアオイなんて誰も見向きもしないで一銭にもならんよ・・・ただねぇ・・・・それが楽しかったから歩き回ってたんだよ・・とにかく楽しかったよ!!」
・・なんだか・・・・・すごく素敵ですね!!

サンコカンアオイ「島桜」」 確かに「三個」だ!! 甑島産のマルミカンアオイに似たものですが雌蕊が三個です。葉模様の美しい青軸緑花ですが、これも柱頭に色素があります。ただ、サンコは意外に素心も数個体見つかっています。

トカラカンアオイ??」 として入手したものですが、たぶんオオバカンアオイではないかと・・・。トカラは口之島でも少しの群落しかないそうです。珍稀種名で販売されているものでも、結構違うものがあるようで・・・困った!!

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コメント

今日は久しぶりに息子たちが帰ってきて
焼肉充な夕食でした。若いもんはホンマに良く食べるね。おじさんもほんの数年前は競って食べたものですが、もーあきまへん。肉噛むと、翌日歯が浮くんですわ。
で、地味なカンアオイの話ですが
最初のブームというのは、兎に角
各産地別に個体を集めるのですね。
で、私も色々集めましたが、今残っているのは、オナガカンアオイです。
それも一度枯らしているので、やまくささんで求めた数株も加えて7・8株ですが
夢はもちろん大株にして5・6花咲かせることです。
でもホント増えてくれませんね。うっかりすると減っちゃいます。
なんかコツはあるのですか?
カタログにある普通のオナガでも個体差はありますか?
いつか「自然と野性らん」にでていたような、黒い固体とかあるのですか?(値段を聞くのは、さすがに怖い。)

木彫店様、こんばんは。
オナガ・・普通個体でも結構色々ですよ。
特に白覆輪の入り方なんかばらばらです。
花弁の幅とか。ひげの長さとか、撚れ具合とか・・・たまにバランスの良い個体なんかもあるようです。
黒いオナガ・・・たぶん「黒峰の華」とか「大黒宝」とかだと思いますが・・・大体ありますけど・・・高いですよお!!
今日、荷物送りました・・ゲンチアナも入れておきました。
どうぞよろしくお願いします。

yamakusaさま
控えめな姿の中にエネルギーを感じますね。
秘すれば花ということなのでしょうか。
カンアオイの資料は少ないので、知りたいことは山々あるのですが、どうしようもありません。
そんな中、とても貴重な資料が存在するというお話、しかも!その資料を目にできる可能性が大とのこと!とても素晴らしいですね!
またいろいろ教えてください。

横浜H様、こんばんは。
僕もカンアオイは派手な花よりも楚々とした花が好きかも・・・。
資料はいずれ送られてくると思いますので、入手したらコピーしときますね。
これから色々な花が咲いてきそうです。
また、面白そうな花が咲いたらUPしときますね。

yamakusaさま
私も同じく、そういう系が好きかもです。
ご飯と漬物みたいな感じですからね。
資料、なんとウレヒイことでしょう!!lookforwardtoしてます。

横浜H様、こんばんは。
春までにまたまたシダやカンアオイの面白いものが入りそうですよ。
今、各地にアンテナを伸ばしています。
でも、何と言ってもターゲットのメインは「タイリン八重」・・・これに尽きますね!!
こちらも徐々にシーズン・インですね。

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