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2008年4月30日 (水)

ゴールデンウィークは暑そうです!!


今年の浦島太郎さ」 最近、一部・南関東でブーム?の変な浦島太郎さです。蓋の基部が広く張り出して、丁度、ラン科のズキンラン(プテロスティリス)の様な趣になります。何となく不思議な・・・変な花です・・・固定性は!??!!
今日はとても熱い一日でした。
本来は休園日ですが、一応連休の中日と言う事もあって僕と奥さんは園にいました。
それにしても暑い一日でした。
今年初めての光化学スモッグ注意報もでていましたが、「外に出るな!!」・・・と言われてもねぇ・・・。
今週はこのあともずう~っと暑そうです。
この暑さが続くと、交配した植物たちの結実も早くなります。
イカリソウ等も、早く交配したものはそろそろ落ち始めました。
雪割草も昨日頃から、白冷紗の上にタイベックをかけはじめました。
何となく葉を見ると深緑色に変わってきているので、気をつけないとそろそろ葉焼けが始まりそうです。
今年は寒冷紗、早いほうが良さそうですよ!!

今日は、雪割草のタネ蒔きを開始しました。
取敢えず蒔き床を作って・・・
3.5寸のプラ鉢15個入りのケースで9ケース程、蒔いてみました。
今年はタネの質が良さそうです、見ていてよく解ります。
あっ・・・と言う間に・・・5月です。

今年の浦島太郎さ」 明るい橙色の花で緑の縁取りとのグラデーションが美しい花です。ヒゲが真っ直ぐ伸びて蓋が開くのもポイント高いですね!! 千葉の高宕山付近の発見との事です。

今年の浦島太郎さ」 仏炎包の蓋の部分のみが黒く、下部は白いツートンのパンダ花です。以前小苗もので、漸く開花にこぎつけました。とても面白いコントラストの花です。

今年の浦島太郎さ」 昨年紹介した「珊瑚」の坪で発見されたもので、包内部はやや濁りますが全体にスリムです。葉も細く銀葉性で、時に銀ノリをひき作りこむと多芸品の予感がします。まさに「シルバーラグーン」ですね!!
イカリソウの袋かけも急がないとね!!

2008年4月28日 (月)

ゴールデンウィークに突入です。


イカリソウ交配種初花」 赤と白のくっきりとしたコントラストの素晴らしい花です。特に、赤の鮮度は類例無く美しいものです。もちろん日・中のコラボレーションですよ。未来の銘花ですね!! えっ、交配ですか!?? ハ・ハ・ハ・・・、教えるわけ無いじゃないですかあ~。(笑)
先週末からいよいよ、ゴールデンウィークに突入しました。
この土・日はお蔭様で多くの方にご来園、お買い上げいただきました。
本当に有難うございました。
ここのところ連休前なのか、業者さんの動きも慌しくなってきました。
毎日、どなたかが遊びに来てくださいます。
様々な方より色々な山菜をいただいたので、今日の夜は「山菜テンプラ」です。
コシアブラ・タラの芽・ウド・シイタケ・タケノコにエビとワカサギを加えて・・・。
最近ではスーパーなんかでも色々な「変わり塩」が売られているのでなんだか色々買ってきて・・・。
ツユダレの他にゆず塩・カレー塩・山椒粉そしてどこぞで買ったヒマラヤのアカ塩岩塩なんかも混ぜて・・・・・全部の食材を色々な味で楽しんで見ました。
居ながらにして・・・結構楽しめる時代になりましたね!!

雪割草のタネもごっそり採れて・・・イカリソウもいよいよ終わり花の交配・・・
ギボウシの実生もた~くさん発芽してきました。
ひと段落のあとはまた一仕事・・・
今度の水曜も園にいるので・・・
ゴールデンウィーク明けは直ぐに出張の予定だし・・・
の~んびりと休めるのはいつの日かしら・・・!??

イカリソウ交配種初花」 珍しいクモイイカリソウ(至仏山産)を使った交配種で、クモイの雰囲気をそのままに桃紅色のツートンにして見ました。なかなかバランスの良い姿で楽しめます。

イカリソウ交配種初花」 こちらは「茜」にスズフリを交配したものです。全体に小型の茜色の花ですが、「茜」自体が交配種と言われていますので、とりあえずこの系統は3元交配までは可能・・・と言う事になりそうです。
イカリソウ、イワチドリ、テンナンショウ、カンアオイ、エビネ、ヤマシャクヤク、サクラソウ、高山植物、斑入り色々・・・などなど・・・園内は「春の山野草」でい~っぱいです。
ゴールデンウィークには是非、遊びにいらしてください。
皆様の御来園をお待ちいたしております!!

2008年4月26日 (土)

久しぶりにアップ


久しぶりにホームページ「彩の華」をいじりました。
「H20年実生新花」を変更しました。
今年は実生の写真がなかなか撮れませんでした。また、タイミングが悪く、後半は余り良い写真も撮れませんでした。(盛りも過ぎた・・・と言う奴ですね!!)
主なものは今年の初花ですが、一部、銘々したもの等4年生も混じっています。
興味のある方は、上の写真をクリックしてご覧ください。

2008年4月25日 (金)

中国の黄色いイカリソウ検証(私見・その1)


メンブラナセウム(E.membranaceum)」 大型の黄色いイカリソウのタイプで、スッキリ伸びた花茎と大輪の明るい黄色の花がとても魅力的で、堂々とした風格のものです。ただし、本物は極めて少なく、実物を見た方も多くは無いと思われます。
最近国内外を問わず、イカリソウに関するホームページやブログをみる事もしばしばです。
イカリソウに関しては多くの資料が存在せず、少しでも何か解る事があれば・・・と思いながら色々なものを検索してみるのですが・・・・・。
ヤッパリ問題あり・・・と思えるのは「中国の黄色いイカリソウたち」ですね。
この仲間はどれも似たようなものが多く、特に、古く資料不足の頃には流通品の殆どが別な名前の様子で、ここ最近になって漸く分類も見えてきて各種の特徴がわかりかけてきました。
今回はとてもわかり難い、この「中国の黄色いイカリソウたち」について、私見ですがなんと無くの特徴の様なものを纏めてみました。
但し・・・あくまで「私見」なので悪しからず・・。
取敢えず、写真を見ながら洗いなおしてみましょう。

リシチェニィー(E.lishichenii)」 先ずは最も一般的に見られるリシチェニィーです。古くダビディーやメンブラナセウム・フランケティーなど色々と呼ばれてきた物で、「黄衣」と呼ばれていたのもこの花と思われます。黄花では最も早咲きのもので、上花弁がかなり白っぽいのも特徴的です。花冠はやや深めで、花間は狭く密に咲きやすいものです。近年、中国より輸入され流通している黄花イカリソウの殆どはこの種であると考えます。

リシチェニィーの葉」 先の尖った片変形の葉で、鋸歯は細かく毛のようにビッシリとみられます。艶は余りありません。芽出しの時に少し斑紋が入りますが直ぐに緑色になります。地下茎は余り走らず株になりやすいものです。

フランケティー(E.franchetii)」 リシチェニィーに次いで黄花では早咲きのものです。全体に淡く緑色がかったクリーム色で、上花弁の幅は細く、花冠は浅く柱頭もあまり飛び出しません。花茎は斜めに伸びやすく花間があります。

フランケティーの葉」 芽出しの頃は全体に紅を帯びてやがて緑色になります。葉は大きく片変形で、鋸歯はやや長めで毛の様に生えています。黄花では大型の葉を持っています。地下茎は余り走らずに株立ちとなります。

バオジンゲンセ(E.baojingense)」 黄花としてはやや遅咲きのもので、クリーム色の花は距がやや内巻きで、花冠は浅く柱頭が外に出て目立ちます。花茎は斜めに伸びて花間は短めですが、沢山の花を密に次々と咲かせます。

バオジンゲンセの葉」 とにかく大型のもので、硬くしっかりした葉茎に丸みのある大きな葉をつけます。葉はやや片変形の丸みのある長く大きなもので、芽出しの頃は黄紅色を帯びていますがかたまると艶は余り無く、鋸歯は不規則で少し大雑把です。地下茎は多少伸びて横走します。

リゾマトスム(E.rhizomatosum)」 黄花としては遅咲きのもので、花茎は直立または斜上し、花茎の蕾の姿も特徴があります。明るい黄色の花はやや細く、距が上に上がり特徴のある花姿となります。余り多く見られるものではありませんが、当園にて昨年メンブラナセウム本物として販売した物の中に混じっているかも知れません。上花弁に淡く紅を含む固体も見られます。

リゾマトスムの葉」 型の良い葉は芽出しから斑紋を絡めて、光沢がありとても美しいものです。鋸歯は粗く棘の様に硬い特徴があり、葉は余り大きくありません。名前の通り、細く長い地下茎はとにかくよく走り、直ぐに鉢の隅々に伸びて纏りません。

メンブラナセウム(E.membranaceum)」 黄花としては最も遅咲きのもので、タップリとした巨大輪の明るい黄色の花は美しさと風格を備えています。上花弁には紅を含んで、水平に伸びた距は90度に湾曲して美しいシルエットを描きます。花茎は真っ直ぐ伸びて、花間もありとても風格のある姿です。これまで、この花の名前で流通している品種は数多くみられますが、おそらく90%以上は別な花であると考えられます。

メンブラナセウムの葉」 大きな葉は比較的柔らかく丸みがあります。芽出しの頃より斑紋を含みますが、成長すると緑色となり艶は少なく、鋸歯は細かくびっしりと生えています。地下茎は多少走りますが纏りは悪くありません。芽出しもゆっくりとしています。
実は、一番大変な問題が・・・・。
僕は学者ではないので・・・今回紹介した品種たち・・・はたして本当にこの名前でよいのか・・・・。
実はここから既に解らない・・・
だからあくまで「私見」です。
そらみろ・・・だから言ったじゃないか!!
なるべく「分類」には口を挟まない様に心掛けてるんだ・・・って。
そんな事言える立場じゃないし・・・ねっ!!
あんまりいぢめないでね・・。

2008年4月23日 (水)

お・・・落ちる・・


ヤマシャクヤク・那岐の華」 北関東で発見されたヤマシャクヤクの八重咲きです。花付きに少し欠点がありますが、5芽前後で肥培したら今年は3芽に花が咲きました。あと1~2日で満開ですね!!
この一週間・・・結構暖かい日が続いています。
なんだかんだでドタバタしている間に、そろそろタネの袋かけもピークに達して来ました。
今日も休園日返上で僕と奥さんはタネの袋かけです。
ただ、ここのところの暖かさで、いよいよ最後の頃に交配したタネもグラグラと落ち始めてきました。
袋をかけようと鉢を動かすたびに・・パラパラ・パラパラ・・・・と、音を立てて種子が零れ落ちてきます。
取敢えずクロスの分は何とかなったのですが・・・やはり早くから咲いていたセルフの方は次々と零れ落ち始めました。
まあ・・・しょうがないんですけど・・・。
袋かけが終われば直ぐに、今度は袋の中にタネが落ち始めた順から袋を回収します。
そしていよいよ種蒔きです。
このペースだと、来週辺りからが種まき開始ですね。
と・・・言う事は・・・またまた、タネを蒔く場所を空けなければ・・・と言う事ですね・・・。
もう直ぐゴールデンウィークに入るので・・それまでにはタネの回収だけは終わらせなくては・・・。
嗚呼・・・・・温泉行きたいよぉ・・・・・。

イカリソウ交配種初花」 ラティセパルム系の交配ですが、赤い軸に白い大輪花はとても目立ちます。知人が「蕎麦の花みたい・・・」と話してましたよ。

イカリソウ交配種初花」 これも上の写真と兄弟のラティセパルム系の交配です。スッキリと伸びた大柄のもので、写真では解りませんが赤紫色のとても大きな花です。下向きの距が連なって、懐かしの「インベーダー・ゲーム」のキャラみたい。
イカリソウも早いものはタネが膨らみ始めましたよ。

2008年4月22日 (火)

なんとなく・・・その2


E.aff .アクミナツムNo.2」 簡単に言うと「アクミナツムに良く似ているが否なる花」と言う事です。この名前(E.aff.acuminatum No.2)で入手した中国産ですが、真っ直ぐに伸びた花茎や花の咲き方にウーシャネンセの面影がしっかりみられる気がします。なんとなく・・・ですが・・・。

E.オーメイエンセ「ストームクロウド」」 「オーメイエンセ No.2」として入手したものですが、この名前(E.×omeiense`Stormcloud`)の品種の様です。これは英国の老舗ブラクトン・ナーセリーにてオーメイ山で選別されたとされる花です。オーメイエンセは一般的にはアクミナツム×ファンギィーと言われていますが、この花を見ると花の着き方やオシベの深緑色等にすこしクロランドルムの面影を感じるのは僕だけでしょうか・・・なんとなく・・・ですが・・。
毎日イカリソウと睨めっこをする様になると、これまで見えてこなかった事が色々と見えてきます。
上の2枚の写真も、これまでは当たり前の様にこの名で通ってきた品種たちですが・・・最近では「ん・・・チョット待てよ!!」と考える事がしばしば・・・。
この2種類、当然のごとく自然交雑種とは思われますが・・・じつは今年の発芽の結果から両種共に交配が可能・・である事がわかりました。
その他にも中国産の交雑種と言われているものの幾つかは次の子供たちが発芽を始めています。
その他にも、今年紹介の実生の幾つかは次の交配に進めそうなものがありそうです。
こうなると・・・交配の為の材料作りも少し見えてきました。
イカリソウ・・・もうチョットは遊べそうな光が見えてきましたよ!!
明日からはそんな事も考慮しながら・・・ジックリ時間をかけて「良い花作り」に取り組めそうですね。

イカリソウ交配種初花」 E.aff.ファンギィー系の交配です。これまでのものとは異なりとても大輪で、明るい桃色と黄色のコントラストも抜群に美しい花です。大株にしたら綺麗ですよ。

イカリソウ交配種初花」 アクミナツム系の交配ですが、白に距の先端のみを淡く紫色の染めたなかなかお洒落な大輪花です。味わいがいいですね!!

イカリソウ交配種初花」 オギスイ系の交配ですが、形の良い上花弁はほんのりと色づいて、とても上品な味わいを醸し出します。素敵な花ですよ!!
明日も休園日だけど・・・。

2008年4月20日 (日)

なんとなく・・・


イカリソウ交配種初花・「山の端」」 ラティセパルム系の交配で、白と紫色のコントラストが抜群に美しい最近のお気に入りです。「徒然草」の「春」の歌そのものの様な雰囲気の花なので「山の端」と銘付けてみました。
毎日イカリソウと睨めっこをしていると・・・なんとなく・・・解ってきました。
と言っても、単純に勘とか経験則によるものなのですが・・。
F1同士は本当にダメなのか・・・
どの花とどの花が相性がいいのか・・・そうでないのか・・・。
これが見えてくると、2代目、3代目へと続けての交配が可能になります。
頭の中で描いた花をどうすれば作れるか・・。
それには最初にこれとこれを交配して、そこで基本となる親を作って・・・
その親が出来てようやくスタート。
そしてこの親とこの親を交配して・・・・
これが僕の、全ての植物に対する交配のパターンです。
常にそれの繰り返し・・・
1回ではつまらない・・・
1回で良いものなんて出来るはずが無い・・・。
毎日が解読ゲームです。
理想の花を描いて、頭を働かせてみます。
すぐに完成させるつもりはありません。
焦らずにマイペースで行けば・・・色々なものが見えてきますね!!
くりくりくりくり・・・ちぃ~ん!!

イカリソウ交配種初花」 「かぐや姫」(Kaguyahime)系の交配です。かぐや姫自体がF1と言われていますが、意外に交配は可能です。オーメイエンセなんかもそうですが、交配種と言われている割には結実可能なものも結構あります。
「属間交配」の場合は、それぞれの「節」も重要なポイントかも・・・。

2008年4月19日 (土)

山野草の季節


庭の白花オンツツジ」 実生より選別されたオンツツジの純白花です。一面を白一色の花で埋める瞬間は本当に見事ですよ!!
4月も半ばを過ぎて、この土・日は各地で山野草展等も開かれているようです。
当園も今日は朝から賑やかで、数人の団体さんだけでも、朝から夕方まで数組の方にお越しただきました。
愛好家の方々の嗜好も様々です。
テンナンショウやイカリソウ、カンアオイ等の日陰の植物たちは今年の人気者です。
バイカカラマツやコマクサ、アネモネの仲間、サクラソウやオーリキュラなんかはこの時期の定番ですね!!
いよいよ春本番!!
山野草の季節に入りました。
毎日次々と、色々な花が咲いてきましたね。

今日は少し、自宅の庭木の花を紹介します。

庭のヤマツツジ」 ほんのりの桃色が優しいヤマツツジの「高萩山」です。

庭のヤマツツジ」 シベの様な紅色の花弁が珍しいヤマツツジの「かがり火」です。

庭のヒカゲツツジ」 紀州産の枝振りの良い矮小のヒカゲツツジです。

庭のクロフネツツジ」 「天女の舞」と呼ばれる優しく明るい桃色の花です。韓国産のシロヤシオに近い仲間ですね。

庭のシロヤシオ」 僕のお気に入りはまだ蕾です。今年は花がイッパイなので、咲いたら報告しますね!!

庭のハウチワカエデ」 今が花盛りです。カエデの仲間はその姿はもちろん・・・花や実も可愛いですね。

庭のヤマザクラ」 八重咲きのもので、大きなぼんぼりが今年は沢山咲きそうで見事です。
これからが春の山野草のピークです。
この時期は毎日新しい花が咲いたり、入荷品も続々です。
売店の入れ替えにドタバタ・・・ですね!!

2008年4月16日 (水)

巨大輪に挑戦


僕の宝物」 最も古い時期に輸入されたアクミナツム(E.acuminatum)です。現在出回っているものよりも数段大型で、左上の花1輪だけでも6cmをゆうに越えています。株全体ではとてもグラペに入りきれませんでした。残念ですが今ではこのタイプは殆ど見られません。
イカリソウの交配の目的の一つに「花を大きくする」と言うのがあります。
中国のイカリソウの中にはかなり花の大きなものもあり、当然それらの交配の中から大きな花は生まれてきます。
でも・・・ただそれだけでは面白くありません。
たとえ大型化しても、やはりスッキリと葉の上で咲いて姿の良いもの、花の形はもとより綺麗な色味のもの、コントラストのしっかりしたもの、日本人好みの味わいがあり山野草的であるもの・・・等々。
やはり交配の目的としてのポイントは抑えたいものです。
折角大型になっても葉の下で咲いたり、花茎が四方に暴れたり、ランナーでどんどん株が走ってしまうものはポイントダウンです。
やはり「鉢に収まってなんぼ」・・・なんですね。
アクミナツムを筆頭に、ウーシャネンセ、バオジンゲンセ、メンブラナセウム等、これから大型種が続々と開花してきます。
ジックリと考えて交配したいですね!!

イカリソウ交配種初花「富嶽」」 上の写真の昔のアクミナツムに「白糸」交配の(E.acuminatum×`Siraito`)です。とにかく巨大な花で初花のくせに親レベルの大きさを持ちます。スッキリとした草姿も良く、白と藤紫色の対比から「富嶽」と銘付けました。

イカリソウ交配種初花」 これは以前紹介したラティセパルムに「都」を交配した(E.latisepalum×`Miyako`)の兄弟です。これもとにかく大きな花ですが、花間や色合いに「都」の特徴が見られます。全体にずんぐりとした面白い味わいのイカリソウです。


イカリソウ交配種初花」 この2枚はラティセパルムに古くより「甲斐紫」と呼ばれていた銘花を交配した(E.latiseparum×`Kaimurasaki`)です。
これも大きな花ですが、花着きも良く全体のバランスも良いもので、ラティセパルム交配の中でもひときわ大きな花でした。

イカリソウ交配種初花」 これは最近普通に流通しているタイプのアクミナツムに「更紗源平」を交配した(E.acuminatum×`Sarasa-Genpei`)です。このタイプのアクミナツムでは花はあまり大型になりません。最近、アクミナツム系の交配種が多く紹介されていますが、どうも花の大きさが巨大と言うほどでは無くピンと来ませんでしたが、どうも交配に使うアクミナツムの個体差によっても花の大きさが変化しているようです。

イカリソウ交配種初花」 これも普通に流通するアクミナツムに「丹頂」を交配した(E.acuminatum×`Tanchiyou`)です。やはり巨大と言うほどの大きさでは無く、花色もやや寝惚けています。優しい色合いと言えばそんな雰囲気ですけど、この交配ではそれは論外かも・・・ですね。
色々な親を交配してみると、それぞれが持つ色々な花の特性が見えてきます。
だから交配はやめられませんね!!
いい親はしまっとかないとね!!

2008年4月15日 (火)

遅咲きが始まりました


イカリソウ交配種初花」 今回の交配目標の一つ「楊貴妃越え」に限りなく近い花が咲きました。とにかく明るい赤桃色と黄色の対比が抜群に美しい花で、姿や花間も文句ありません。咲き始めはルブラムな実の色対比ですが、これも日本と中国のコラボです。交配は・・・ナイショ!! しいてヒントを言うなら「古くからあると言われていたわりには、実は殆ど無かった中国産黄花」ですね!!
少し時間が空きましたが、そろそろイカリソウたちも遅咲きのものが咲き始めてきました。
早咲きのものはそろそろおしまい・・・代わって、遅咲きのものや、更に今蕾を出し始めているもっと遅咲きも咲いてきます。
これから咲いてくるものはガラリと毛色の違うものが咲いてきます。
実は、今年のこれからの交配の目標は・・・この遅咲きたちなのです。
大型で、堂々とした風格を持ち、花色の鮮やかで綺麗なものたちが、これから咲いてくる遅咲き系のものに多く含まれています。
これらのタイプはあまり一般に出回っていないところも、交配をやるものにとってはポイント高いですね。
ただし、唯一の欠点は・・・なかなか花時期が合わない事・・・・でしょうか!??
とにかく大株にして・・・次々咲かせないと、交配には間に合いませんね!!

イカリソウ交配種初花」 源平咲きの銘花「寿」にファンギィーを交配した(`Kotobuki`×E.fangii)です。ツートンカラーのファンギィーの様な花で、花冠の開き具合も良いのですが、上花弁が少し小さいのが残念ですね。

イカリソウ交配種初花」 ファンギィーに古く純白の銘花「白糸」を交配した(E.fangii×`Siraito`)です。白糸の細く繊細な花型を生かした黄花を作りたいと考えて交配しました。花冠がもう少し開いてくれれば面白かったのですが、これはこれで良いのかも・・・。

イカリソウ交配種初花」 ファンギィーにスズフリの「姫小町」を交配した(E.fangii×`Himekomachi`)です。何となく面白い色合いで、山草的な味わいの花になりました。

イカリソウ交配種初花」 同じくスズフリの「姫小町」を黒影(ミキノリ?)に交配した(`Himekomachi`×`Kurokage=E.mikinorii?)です。淡い藤色に小豆色の花冠と距が面白い味わいの中輪花です。
細い花茎は風に揺れると撮影しにくいですね!!
この時期、ハウス閉めると暑いし・・・。

2008年4月14日 (月)

「袋の花」の季節


ビニール袋の花」 今年もビニール袋の花が満開になる季節がやってきました。毎日、毎日、大わらわです!!
今、一番やらなきゃいけない仕事、雪割草の種子の袋かけです。
ここのところの暖かさで、流石に最初の頃に交配した種子たちがポロポロと落ち始めました。
何となく記憶をたどって・・・兎に角早めに交配したと思われる鉢を探しては次々と袋をかけていきます。
袋は、パッチつきのビニール袋の一番小さな「A」というサイズのもので、下3分の1程を切り取ってテープで貼り付けて、剣山で空気穴を開けて使用します。
これは、担当の女の子の家での持ち帰り仕事です。
このビニール袋が1包300枚入り、これを5~6包程は使用します。
とんでもない量ですね!!
これから毎日、種子と格闘です。
急がなくっちゃ!!

写真の袋かけをした場所は三段のF1の置き場です。
この中に最新交配の「跳珠F1」「熱唱F1」「遊雅F1」「佐渡の幻F1」「将軍F1」「春の幸F1」「紫雷光F1」「越後誉F1」「夢物語F1」「炎環タイプF1」「雅び桜F1」「流鏑馬F1」「飛天F1」「夢春F1」「飛鳥F1」「平城の里F1」「麒麟F1」等々の親を使用した今年の交配が沢山実ってます。
3年後が楽しみですね!!

2008年4月13日 (日)

最近のお仕事・・


ヤマシャクヤク・斑入り葉」 後冴えの紺散り斑です。良くみるとじわじわと斑が浮き出てきているのが解ります。見ごろはこれからですね!!
今日も相変わらず腰が痛い!!
歩けないほどなら寝ているんですけど・・・其処までではないのでヤッパリ仕事をしてしまいます。
貧乏性だし・・・。

ここのところのお仕事は、時期的なものもありますが結構色々とハードです。
先ずは雪割草のタネ採りとタネの袋かけ、古葉や花茎の剪定、4やり忘れた鉢の置き肥等をします。
これをやらないと1ヶ月以上かけて交配していた意味が無いので・・・。
続いて、イカリソウの交配・・・
これも早くやらないと花が終わります。
それから、日向ものと日陰ものの棚の移動、これも大事な作業です。
これからは、テリミトラなどのランの交配。
それからテンナンショウの仲間の交配・・・。
連休前に売店の商品の入れ替え。
それら全ての写真撮影。
業者さん用の販売品集めと発送。
更には夏リスト用の実生苗の植え替え。
斑入り植物の株分け、置き肥え。
球根植物のお礼肥え。
フウランやセッコク等の着生ランの植え替え。
その他に草むしりや消毒・・諸々。
全く体がいくつあっても足りませんね!!
写真の斑入りヤマシャクヤクたちも次々と咲いているのですが、時間が無いのでオシベを指で揉んで指に花粉をつけて、そのまま指に付いた花粉をメシベに擦り付けて交配完了!!
な・・・なんていい加減な・・。
と言うわけで、今日も少しだけ昨日の続きです。






明日も一日雪割草のタネと格闘です。
僕が売店に出られるのはいつの日でしょうか!??

2008年4月12日 (土)

あ゛あ゛・・またやってしまったぁ~


ヤマシヤクヤク・紅覆輪花」 大輪の紅覆輪のヤマシャクヤクです。良く出来ると花弁の外側にも紅色の矢羽模様が入りとても美しい花です。
それは昨日の事です。
雪割草の棚に波板を敷くのに、皆で棚を持ち上げていたときの事・・・。
いっせーの・・せっ!! で持ち上げた瞬間に・・・腰の辺りが「ピキッ」!!
なっ・・・なんか音がしたよ!!
その時から・・チョット越をひねると
「ズキッ!!」
体を曲げても・・・「ズキッ!!」
何をしても・・・「ズキッ!!」
嗚呼・・・またまた腰を痛めてしまったぁ!!
今日も朝から、チョット足に力が入っただけでも「ズキ・ズキッ」「ズキ・ズキッ」・・・
歩いていても、運転していても・・・立っても、座っても、寝ていても・・「ズキ・ズキッ」「ズキ・ズキッ」
まいったなあ・・。
ヤレヤレ・・・チョットここ数日は厄介だぞお!!

今、ヤマシャクヤクの葉が展開して丁度見頃です!!
展示はしていないので、この場でチョットご覧ください。










ヤマシャクヤク斑入り葉」 まだまだありますけど、今日はこの辺で・・・。

2008年4月11日 (金)

あちらこちらでイカリソウ


イカリソウ交配種初花」 ようやく綺麗なライムグリーンの清々しい花が咲きました。取敢えず交配は「ナイショ」だよ~ん。
ここに来て、あちらこちらでイカリソウの展示会や即売会が開催されているようです。
群馬南部、埼玉西部、静岡、岐阜、長野から関西に至るあちらこちらでイカリソウ展が始まっているようです。
それぞれの展示会場ではオリジナルの実生品なども多く展示されている様で・・・
なかなか楽しい事になってきているようですね!!

イカリソウ交配種初花」 aff.ファンギィーに土佐山田油石の「ヒメイカリ×バイカイカリ」を交配した(E.aff.fangii×(E.trifoliatobinatum ×E.diphyllum))です。幾つかのタイプが見られましたが、桃色と黄色の対比はなかなかのものです。

イカリソウ交配種初花」 最後は「更紗源平」×ドリコステモン(`Sarasa-Gempei`×E.dolichostemon)です。更紗の特徴は出ていませんが、濃い赤紫色の花冠が良く目立ちます。
これからいよいよ・・・遅咲き組がゾクゾクと咲いてきます。
楽しみですね!!

2008年4月 9日 (水)

次の世代へは・・・


イカリソウ交配種初花」 これも「黒影」(SP.ミキノリ?)に「シオミイカリ×バイカイカリ」を交配した(Kurokage(E.Mikinorii??)×(E.trifoliatobinatum subsp. maritimum ×E.diphyllum))の多元交配です。クッキリとした十字模様が素晴らしく、実生2年でこの花着きも見事ですね!!
今朝は一転して良いお天気です。
ただ、昨日の「爆弾低気圧」の勢いは凄まじく、ようやく満開になった町の桜も1日にして見事に散ってしまいました。

今日は休園日ですが、そろそろ早咲きのイカリソウが散りそうなので少し交配をしてみました。
イカリソウの育種には、まだ未経験の最大の試練があります。
その試練を乗り越えられるかどうかが、今年の交配にかかっています。
今年、写真を発表している初花たちはその殆どが原種のF1か、近縁種の2代目です。
ここまではクリア出来ます。
問題は、イカリソウの交配そのものが殆どの場合「属間交配」なので、「多元交配」がどこまで可能か!?? と言う事なのです。
更に「多元交配」は出来るのか、「戻し交配」は可能なのか・・・・・
今日は試験的に、交配種同士の交配及び片親への戻し交配・・・と言う試みを幾つか考えて見ました。
いざ交配を始めてみると、既にF1の段階で花粉を吹かないものがいくつも見られます。
以前も、アクミナツム等の交配では2代目が出来なかった事がしばしばありました。
おそらくは、花粉の吹かないものは柱頭もダメかもしれません。
花粉の吹いていたものも・・???????です。
先ずは結実するかどうか・・・そこからが全てのスタートですね!!

イカリソウ交配種初花」 これはラティセパルムに古くより「甲斐紫」と呼ばれていた銘花を交配した(E.latiseparum×`Kaimurasaki`)です。初花でも30cm近く大柄な草姿で、白と紫のコントラストがとても面白い味わいです。

イカリソウ交配種初花」 「更紗源平」にスズフリイカリソウ「五月雨」を交配した(`Sarasa-Genpei`×`Samidare`)です。花全体に吹きかけた濃い紅色の鮮やかな花で、日本産同士の交配なので、次に繋げる親として充分に力を発揮しそうな、とても楽しみな花です。

イカリソウ交配種初花」 「紅孔雀」にステラツムを交配した(`Benikujaku`×E.stellulatum)です。何となく距の伸びたステラツムという感ですが、良く見ると複雑な色彩で、とても可愛い花です。もうすこし「紅孔雀」の特徴が出れば面白いのですが!!
エッ・・・今年初花の交配種がどの位あるのかって・・・。
へへへ・・・た~~~くさん・・・ありますよ!!

2008年4月 8日 (火)

爆弾低気圧大暴れの日


イカリソウ交配種初花」 ダビディー×更紗源平(E.davidii×`Sarasa-Genpei`)です。ダビディーの花のイメージそのものに、花弁の更紗模様がなかなか目立ってお洒落です。一見、キメラの様にも見えますよ!!
今日は一日、すんごいどしゃ降りでした!!
東の海上で発達した低気圧が見る見る大きくなって、爆弾の様に大暴れ!!
兎に角、園が水没するんじゃなかろうか・・・と思うほどにものすごい雨でした。
こんな日はなかなかする事・・もとい・・・出来る事が限られてしまいます。
取敢えず急いでやらなくちゃならない事・・・
それは雪割草の古葉と花柄摘みです。
1鉢1鉢丁寧に、株の元から古葉を切って、交配して結実したものは枯れた花柄をピンセットで外して、交配していない花茎は元から切り取ります。
大切に交配した種子の結実状態を確認しながら・・
「よしよし・・・うまく結実したぞ!!」
「あ゛ーーーこれは種が出来ていない!!」
等と、一喜一憂するのも楽しいひと時です。
今年は結実がなかなか良いようです。
最も、交配する時は温度を25℃まで上げたり、交配した後は少しでも温度を下げない工夫等もしましたけど・・・。
今日はウサギさんチームが、この時期に葉を作るために「観葉植物用」の液肥をかけてくれたので、結実種子の袋かけは乾くのを待って明日にしました。
明日は休園日ですが、天気が回復しそうなのでイカリソウの早咲きのものの交配でもしようかと考えています。
この時期もやることがイッパイなので、少しでも時間があると園に出向いて作業をしています。
まだまだ・・・のんびり出来るのはいつの日でしょうか!!

イカリソウ交配種初花」 4月5日に紹介した「黒影」(SPミキノリ?)にイカリソウ「夕映」を交配した(Kurokage( E.mikinorii??)×`Yuubae`)の兄弟です。お気に入りの花で、こちらの方が赤味が強く花も良く開きます。次は花弁を白くしてコントラストをつける交配を考えています。

イカリソウ交配種初花」 これは「黒影」(SP.ミキノリ?)に「シオミイカリ×バイカイカリ」を交配した(Kurokage(E.Mikinorii??)×(E.trifoliatobinatum subsp. maritimum ×E.diphyllum))の多元交配です。優しい白と桃色のートンがとても可愛らしい花です。

イカリソウ交配種初花」 これも「黒影」(SP.ミキノリ?)に「シオミイカリ×バイカイカリ」を交配した(Kurokage(E.Mikinorii??)×(E.trifoliatobinatum subsp. maritimum ×E.diphyllum))の多元交配で、上の兄弟です。良く見ると葉脈に白い粉吹き状の筋が見られシオミの特徴が現れます。

「イカリソウ交配種初花」 これはフランケティーに「シオミ×バイカ」を交配したもので(E.franchetii BB×(E.trifoliatobinatum subsp. maritimum ×E.diphyllum))の多元交配です。形良くまとまったシオミ型のクリーム中輪花で、やはり葉脈に白筋がくっきりと見られます。


シオミイカリソウ×バイカイカリソウ」 こちらは親に使っている「シオミ×バイカ」(E.trifoliatobinatum subsp. maritimum ×E.diphyllum)で、東京のTさんの交配作出品です。丸みのあるぽってりした中輪花の雰囲気が好きで、良く交配に使っています。

イカリソウ交配種初花」 アクミナツムに「白糸」を交配した(E.acuminatum×`Siraito`)です。白い花弁に花冠部を青紫色に染めた面白い味わいの大輪花です。アクミナツムは幾つかのタイプがありますが、ここで使用したものは最も古いタイプの特に花の大きく型の良い秀花です。
休園日の仕事は雑用が入らないので集中できます。
そのかわり・・・結構忙しいんですけど・・・。

2008年4月 7日 (月)

お買い物


亀甲八重咲きカンアオイ」 九州の知人から先日送られてきた、艶のある亀甲模様葉のカンアオイです。3芽来ましたが1芽はお返し、さてさて、何の種類でしょうか!??
今日は朝からお買い物です。
雪割草の棚下に敷く波板を纏めて買いに行きます。
ついでにハウスの入り口につける小さなライトやら、道具入れやら、普段使うテープやら・・・このときとばかりに買いだめをします。
ふと気付いて、途中別なところでも大型のバケツを4つほど買います。ついでに長靴買って、電池買って・・・
60リッターのバケツですが、これは、これから雪割草や早春の山野草、野生ラン、色々な苗、など等に使う「液肥用」です。
主要なハウスの入り口に置いておけば使いやすいでしょう。
園に戻ると車が数台・・・・
雪割草の方、イカリソウの方、斑入りカタクリの方・・・
皆さん目的は違いますが、楽しんで行っていただけましたでしょうか。
さて・・手が開いた・・・と思う間に、今度は九州から展示会帰りの業者さんが・・・。
先日送っていただいたカンアオイを1芽返して、又、色々お願いして・・・。
これからマダマダ、展示会回りだそうです。
大変ですね!!

亀甲八重咲きカンアオイ」 花のアップです・・・でも、どこと無く見たことがある様な・・。

朱雀牡丹」 トイミサキ系の実生八重咲きといわれています。上の写真と何気に花が似ています。実は、京都のHさんからも上と同じ様な、更に鮮やかな亀甲の八重咲きカンアオイの写真も見せていただきました。やはり「トイミサキ⇒朱雀牡丹」系の実生です。八重咲きも実生の時代ですね。

キウイカンアオイ色変わり花」 せっかくなので、もう1つオマケにカンアオイです。これは中国で選別されたキウイカンアオイの色変わりです。最近、中国ではこのように少し選別したものも売っているようです。何となく味わいが違うかな・・・と言う程度のものですが、まあ、コレクションの一つですね!!

キウイカンアオイ色変わり花」 これも同じです。こちらの方がリングが殆ど無いのでスッキリしています。緑花みたいですね。

キウイカンアオイ青軸」 これは京都のHさんから分けていただいた青軸のキウイカンアオイです。すっきりと下良い花ですが・・・やっぱり「素心」、欲しいですね!!
カンアオイも気まぐれに紹介しますね!!

2008年4月 6日 (日)

最後のF1作り


イカリソウ交配種初花」 大型の黄花種バオジンゲンセに「夕映」を交配した(E.baojingense×`Yuubae` )です。大型種同士の交配ですが、白い花弁と黄色を帯びた紅色のクッキリとしたツートンカラーがとても魅力的で素敵な花です。
何だかここの処・・・1日がアーーーーッと言う間です。
何かをしたんだか・・・しないんだか・・・
よく解らないうちに1日が終わります。
今日は久しぶりに雪割草メインの仕事です。
先日、某所で入手した雪割草三段咲きのすんごい♀親達の交配を・・・と考えていたのですが、♂親達が皆終わってしまって・・・さてさて・・何を交配しませうか!??
よく見ると・・一緒に持ってきた三段咲きたちが・・・オオッ・・・オシベがありそう!!
と、いう事で・・・「花粉吹子さん」にオシベを切ってもらったら・・・いやぁ~、見事に吹いた吹いた!!
「大帝」に似た奴や「雅び桜」に似た奴や、「紫大帝」に似た奴や「夢春」に似た奴やら、「北斎」に似た奴やら、「熱唱」に似た奴やら・・・皆、見事にパカパカと花粉を吹いてくれました。(どこ行ったか・・・バレバレですじゃん!!)
期せずして最後のF1作り・・・と相成りましたよ。
結局、今日で1252交配です。
早いものたちは種子が落ちそうなので、昨日辺りから袋かけも始めました。

園の方は、今日も「イカリソウ」のお客様で賑やかでした。
葉の展開も落ち着き始めたためか「雪割草の斑入り」と言うお客様もちらほら・・。
桜の季節ですが今週は雨が多そうです。
春ですね・・・!!

イカリソウ交配種初花」 ラティセパルムに「更紗源平」を交配した(E.latiseparum×`Sarasa-Genpei)です。ラティセパルムの雰囲気を残したままで、花弁の更紗模様がなかなかお洒落ですよ。

イカリソウ交配種初花」 オギスイに「夕映」を交配した(E.Ogisui×`Yuubae`)です。少し青味がかったグラデーションが何とも言えない味わいです。姿の良い美花ですね。

イカリソウ交配種初花」 上の写真と同じオギスイに「夕映」を交配した(E.Ogisui×`Yuubae`)の兄弟です。こちらは藤桃色の花弁とまっ白い距のコントラストが抜群のとても可愛い花です。同じ交配で真逆の色対比と言うのも面白いですね!!
明日の昼過ぎまでは買い物に出かけているので、僕と奥さんは居ません。
棚の下に敷く波板を買いに行きます。
そろそろ棚上と棚下をうまく使い分けて・・・雪割草の整理しないとね!!

2008年4月 5日 (土)

方向性・・


イカリソウ交配種初花」 「黒影」(SPミキノリ?)にイカリソウ「夕映」を交配した(Kurokage( E.mikinorii??)×`Yuubae`)です。両種の良いとこ取りで、ふくよかな花弁に濃紅色の距は実に見事な迫力です。インパクトの強烈さはピカイチですね!!
今日は関西のイカリソウの第一人者Mさんと、トップレベルの若手育種家Yさんが、中国帰りのまま遊びに来てくれました。
目的はもちろん、イカリソウ見学です。
お二方ともジックリと堪能いただけたみたいで、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。
その時に話した僕の交配の方向性・・・
簡単に言うと・・・
・あくまで山野草園芸としての育種である事。
・花型、色合い、草姿にこだわる事。
・イカリソウの雰囲気を損なわずに、より斬新な花を目指す事。
・侘び寂があり、飽きのこない風流さを持ち合わせている事。
・誰が見ても綺麗である事。
・丈夫である事。
・・・・・こんなところでしょうか!??
目的や理想は多い方が良いですから・・・。
さてさて・・・実際は!??

イカリソウ交配種初花」 スズフリの「姫小町」にラティセパルムを交配した(E.youngianum×E.latisepalum)で、4月1日に紹介した花の兄弟です。ラティセパルムに似た花型で、花冠に藤紫色を底紫状に染めたとても味わい深い花です。

イカリソウ交配種初花」 これはラティセパルムに「都」を交配した(E.latisepalum×`Miyako`)で、3月28日、4月1日のブログに掲載したものの兄弟です。草姿の良い紅と黄色色のツートンカラーの大輪花で、とても美しく落ち着いた花です。

イカリソウ交配種」 これはオギスイにaff.ファンギィーを交配した(E.ogisui×E.aff.fangii)です。淡い桃藤色の花弁と濁りの無い黄色の花冠や距との対比が美しく、すっきりとした正開する花型も素晴らしいものです。

イカリソウ交配種初花」 リシチェニィーにダビディーを交配した(E.lishichenii×E.davidii)です。ちょっとオーメイエンセに似たタイプの花ですが、橙黄色のなかなか雰囲気の良い味わい深い花です。

イカリソウ交配種初花」 ラティセパルムに更紗源平を交配した(E.latisepalum×`Sarasa-Genpei)です。花弁の更紗模様はありませんが、きりっとした花型で、白地に中心を赤桃色に染めた底紅色の花はなんとも味のある銘花です。
だんだん「イカリソウ菌」に犯されている人が増えています。
園の方にも毎日の様にイカリソウ目当てにご来園のお客様や問い合わせが・・・。
いよいよ「イカリソウ新時代」も近いかしら・・・!??

2008年4月 2日 (水)

今日は色々です


武川源平(Mukawa-Genpei)」 長野で選別された源平咲きのイカリソウです。弁幅があり、肉厚で型の良い花は数ある源平咲きの中でも極まっています。でも、実生親としても興味津々の結果が・・・。
今日は休園日でしたが天気も良く、この時期は色々とやることも多いので昼頃からは園に出かけます。
取り急ぎコレまで撮影できなかった花達を撮影して、直ぐにイカリソウ実生の選別に入ります。
ひと段落着いた頃からは、雪割草交配室の花柄と古葉切りです。
この時期は灰色カビ病が怖いので、特に大切な親から順番に整理していきます。
今年は結実がなかなか良い様子です。
新しいF1の交配も少しづつですが結実しているみたいですね。
今年も3年後の目標が少しは増えたように思います。
親株たちの新葉の展開も先ず先ずです。
全体的に大きくなっている様子なので一安心ですね!!

明日・明後日は出張ですので、僕は園にはいません。
遠方からご来園のお客様もお見えの様子ですが御免なさい。
どうしても居なくてはならない用事なのでお許しください。
ブログも2日間は休みますので・・・今日は奮発して、イカリソウ交配実生初花のオンパレードをどうぞ!!

イカリソウ交配種初花」 エプステイニィーに「武川源平」を交配した(E.epsteinii×`Mukawa-Genpei)です。武川源平の子供たちは最初の第1花が多弁化しやすい傾向があるようです。この花は両種のイイトコ取りですね。

イカリソウ交配種初花」 これはラティセパルムに武川源平を交配した(E.latisepalum×`Mukawa-Genpei)です。ぼってりとした武川源平のイメージそのままの雰囲気を残した大輪花で、更に1番花が「天六花」になっています。なかなかの迫力で、作りこんだ姿を見てみたい逸品ですよ。

イカリソウ交配種初花」 これもラティセパルムに武川源平を交配した(E.latisepalum×`Mukawa-Genpei)です。こちらの方は4弁ですが、明るい桃色の絞り模様に花冠と距が白く抜けた美しいツートン咲きです。とても優しいふくよかな花ですね。

イカリソウ交配種初花」 これはレプトリズムに「シオミイカリ×バイカイカリ」(E.leptorrhizum× (E.trifoliatobinatum subsp. maritimum ×E.diphyllum))の交配種をクロスした多元交配です。レプトリズムに似た傘の様な枝垂れ咲きの桃色花を、真っ直ぐに立ち上げて美しく咲かせます。

イカリソウ交配種初花」 これはラティセパルムに前記の「シオミイカリ×バイカイカリ」を交配した(E.latiseparum× (E.trifoliatobinatum subsp. maritimum ×E.diphyllum))の多元交配です。径2cm程の、全体的にラティセパルムに似た小型の愛らしい花で、姿も良いものです。

イカリソウ交配種初花」 aff.ファンギィーに、種の起源でも紹介された土佐山田油石の「ヒメイカリ×バイカイカリ」を交配した(E.aff.fangii×(E.trifoliatobinatum ×E.diphyllum))です。明るいピンク色の花弁と濁りのない黄色の対比がとても可愛らしい花です。

イカリソウ交配種初花」 人気の銘花「更紗源平」にダビディーの大型タイプを交配した(`Sarasa-Genpei`×E.davidii)です。コレも見事に両種のいいとこ取りをした花ですね。黄色に赤の更紗模様がなんともエキゾチックです。

イカリソウ交配種初花」 リシッチェニィーを纏めたくてダビディーと交配した(E.lishichenii×davidii)です。2cm前後の小さな鮮黄色の花は、距が下垂して面白い味わいです。

イカリソウ交配種初花」 コレはリシチェニィーに「夕映」を交配した(E.lishichenii×`Yuubae`)です。柿色を帯びた不思議な色合いは日本人好みの詫び寂びでしょうか。

イカリソウ交配種初花」 これもリシチェニィー交配ですが、花粉親は古くから「甲斐紫」と呼ばれている花を使った(E.lishichenii×`Kaimurasaki`)です。琥珀色の見飽きぬ花になりましたが、もう少し濃色も咲いてくると思います。

イカリソウ交配種初花」 これもブルー系の交配で、スズフリを使って全体にすっきりと纏めた美しい花です。完成度の高い銘花ですよ。

イカリソウ交配種初花」 最後は「更紗源平」×ドリコステモン(`Sarasa-Gempei`×E.dolichostemon)です。小さな花ですが、よく見ると花冠に赤紫色の斑紋がビッシリと散って面白い雰囲気の花です。沢山咲くと楽しそうですね!!
イカリソウの初花はマダマダ咲いてきます。
この続きは2日後に・・・どうぞお楽しみに!!

2008年4月 1日 (火)

花の選別


エピメディウム・ラティセパルム(E.latisepalum)」 中国原産の、白い花弁にクリーム色の距と花冠のツートンカラーが美しい大型のイカリソウです。花は5cmをゆうに越す大輪花で、とても観賞価値の高い逸品です。
今日は第一回目のイカリソウ交配実生初花の選別をしました。
各交配の中で、特徴のあるものや個性のあるものを選んで選別します。
選別したものは何れ鉢上げをして、特徴のあるものには銘々でもしようか・・・と考えています。
今日は、僕のイカリソウに刺激されてか、某デパート園芸売り場さんも「イカリソウ即売」をやりたいと言って色々とお持ちくださいました。
少しづつですがマニアの方も増えているようで、NHKのつたない原稿も手伝って、ここのところ毎日の様に問い合わせが多いのも嬉しいですね!!
毎日、次々と新しいイカリソウが生まれています。
ワクワク・・・ですよ!!

イカリソウ交配種初花」 スズフリの極小輪花「姫小町」に扉写真のラティセパルムを交配した(E.youngianum`Himekomachi×E.latisepalum)です。全体的には姫小町に似ていますが、濃い赤紫色は小さくてもインパクトがあります。

イカリソウ交配種初花」 これもスズフリの極小輪花「姫小町」に扉写真のラティセパルムを交配した(E.youngianum`Himekomachi×E.latisepalum)上の写真の兄弟です。こちらはラティセパルムをそのまんま小さくした様な花ですね。

イカリソウ交配種初花」 これはラティセパルムに「都」を交配した(E.latisepalum×`Miyako`)で、3月28日のブログに掲載したものの兄弟です。ラティセパルムに似た大型で大輪の花ですが、ピンク、白、黄色の織り成す複雑なシンフォニーはとても目を引きます。

イカリソウ交配種初花」 これもラティセパルムに「都」を交配した(E.latisepalum×`Miyako`)兄弟で大輪の大型種です。こちらは白い花弁に濃い黄色の距と花冠が良く目立つツートンですが、花冠にほんの少し、「都」の紅を絡めて複雑な味わいを見せてくれます。

イカリソウ交配種初花」 最後にオマケです。これは大輪ではありませんが、やはりブルー系の色素を強く感じる交配の一つです。花口をほんのり青紫色に染めた中輪の花は全体のバランスが良く、なかなかの味わいです。交配はもちろん・・・ナイショよ!!
明日はどんな花が咲いてくるかしら・・・。

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