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2008年5月 6日 (火)

ルーツ


島嶼のバイカイカリソウ」 以前、何かでその名を知った「ウメザキイカリソウ」。その「ウメザキイカリソウ」が昨日ついにやってきました。この個体、知人を介して入手した某有名植物園所有の分け株で、由緒正しい平戸島・志々伎産のものです。今の処はバイカイカリソウと変わりありませんが、何故、平戸島のものだけをこう呼んだのか・・・解明してみたいところなのですが・・・。
先日、とある掲示板で「斑入り源平トキワイカリソウ」と言う花が話題になっていました。
どうも話の内容が当園にて販売した花の様でしたが・・・そんな花売った事があったかしら!??
結果としてどうも何かの勘違いのようで、ただの「斑入り源平イカリソウ」だった様でしたが・・・。
現在出回っている「斑入り源平イカリソウ」は余り多く無く、その殆どが当園でも販売したものと同じタイプのものです。
これは僕の知人でもあり、現在静岡で雪割草を中心とした山草店を営むTさんが、今から25年以上前に山梨県都留市の山林で発見したものです。
この辺りはイカリソウに親交の深い方も多く、なかなか面白い花も栽培されています。
このTさん、その後も「都留の純白」や「身延の純白」など珍しい花も多く発見され、現在、当園にてお預かりし、ただ今増殖中です。
この様に、植物のルーツというのはなるべく知っておきたいものです。
このルーツこそが、後の交配や育種の為の最も大切な材料になると考えるからです。
「基本」を無視して発展はありえません。
特に交配に使う親等は、必ずルーツを確認したいものですね。
ちなみに、「トキワイカリソウ」の「源平」というもの自体も、余り目にする機会がありません。
トキワイカリソウ自体が、白花と色花にすみ分けやすいものなので、源平とか二色咲きが少ないのかもしれません。
先日、丹後半島産のトキワイカリソウの二色咲きで、更にランナーの出るタイプのものが入手しました。
これも有名どころのお墨付きの品種で、以前から欲しかった代物です。

これまで幻だった花たちが色々と入荷してきています。
あと欲しいのは「小豆島」のトキワイカリソウ。
これも手配してあるので、取敢えず国内の面白処はこれで大体揃いそうですね。

身延の純白花」 静岡のTさんが選別された純白花です。型の良いスッキリと清楚は花が魅力的です。現在預かり増殖中です。

鋸岳の赤花イカリソウ」 一部で話題になっている甲斐駒ケ岳の赤花イカリソウです。高地性で草丈10cm前後で大輪の型の良い花を開きます。ややサーモンがかった赤桃色は特徴のある色合いです。南アルプス回りは「北岳赤花」「荒川岳黄花」「豊口山黄花」「白岩岳白花」等、特徴のある小型種が多く見られるようです。

ミツバイカリソウ蛇紋岩タイプ」 これも以前から名を聞いて入手したかったイカリソウです。伊勢地方に生える「ミツバイカリソウ」の蛇紋岩変異にあたる個体で、伊勢朝熊山のものです。これなども分類上は良く解らないものですが、発表される以前に自生地が危なそうですよ・・・。

湖衣姫」 草丈5cm程の極めて小型のイカリソウで、僕の大好きな花です。以前、神奈川におられたSさんよりこの何で分与いただいたものですが、いまひとつ出生が定かではありません。一見、ヤチマタイカリソウの桃花にも見えるのですが・・・!??
僕の探している「幻」のイカリソウたちの共通点は・・・全て「小型」なんです。
色々な銘花たちのルーツ・・・残しておきたいですね!!

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「園芸」カテゴリの記事

コメント

やまくささま、はじめまして。
記事中に書かれている「とある掲示板」というのはもしかして私どものブログのことではないかと思い、これまでずっとROM専門でしたが初めてコメントさせていただきます。

私の書いた誤りのある記事中にやまくささまのお名前を出してしまい、ご迷惑をおかけしたのではないかと案じております。
大変申し訳ございませんでした。
言い訳になりますが、イカリソウの記事は本来栽培している夫が書くべきところ、門外漢のつれ合いである私が代理でエントリーをあげているため、早飲み込みであのような記事になりました。

やまくささまが時々出版物に書かれていらっしゃるイカリソウについてのものなどは欠かさず読ませていただいておりますが、とにかく他に文献が少ないのと、僻地に住んでおりますため多数の栽培品種にも自生地にも接する機会がなく、勉強不足は免れません。

「ルーツ」に関するこちらの記事も大変耳が痛いことばかりです。

つぶら様、こんばんは。
ブログ、ときどき拝見(覗き見)しております。
イカリソウマニアにとっては、とても楽しく、僕も色々と勉強させていただいております。
別に何の迷惑にもなっていませんので、僕の方は何の問題ありません。
折角、あそこまで思わせぶっていて「細かいルーツ」が記されていないのもなんか消化不良気味なので、折角の機会ですのでこちらで書かせていただいたまでです。他意はありません。(おそらく見ている人がだいぶ重複していると思われますので・・・みんな消化不良かと・・・)
変な気分にさせてしまっていたら、こちらこそゴメンナサイ。
ちなみに、当園で販売している「古いタイプの甲斐紫」と「甲斐源平」は、どちらも山梨県富士吉田の産です。これも付け加えておきますね。

今、各地で交配が盛んに行われている様ですね。
でも、良いものを残しておくにはやはりルーツは大切です。
何かの機会に、皆でこれまでに世にでているイカリソウたちのルーツぐらいは確認が必要な時期なんだと思います。
僕のところにも国内外含め、よく解らないものが沢山あります。
これからのものや最近のものは、誰かが知っていると思うのですが・・・
昔のものとなると、本当に大変なんですよね。
ぜひ、お知恵をお貸しください。
(特に関西系の情報は僕らも良く解りませんので・・・)
それこそ、このブログを見ている方で「この品種のルーツは知っている」と言う方は是非、是非、お知らせください。
今、イカリソウは世界的に注目されていて、これは「世界的」に貴重なデータとなりますので・・・。

今、色々なイカリソウを増殖中です。
増殖の折には、機会がございましたら是非楽しんでいただきたいものも色々ありますので・・・。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
追伸・「彩の華日記」へのリンク、ありがとうございます。

こんにちは。ココでは、はじめまして。

先日は裏○覆輪とホ○シノブありがとうございました。
だんだんイカリソウ帝國が出来上がってきましたね。
このままでは他の帝國が危ういのでは?(雪割とか)
本題です。セトウチギボウシ入ったので一本持っていきますね。

とわ様、こんばんは。
先日はありがとうございました。
セトウチも幾つかのサンプル欲しいので、嬉しく思います。
今、興味あるのはブンゴギボウシ。
手元のものはウラジロウバタケに良く似ているのですが、何せ資料不足で・・・sign02(取敢えず発見者の実生苗との事ですが・・・)
ギボウシも面白いですね。
ただ、こちらの方は色々面倒なので・・・ng
ひっそりと「闇の帝国」を築き上げましょう。night
ちなみに・・・こちらの世界は「ルーツ」・・・滅茶苦茶ですね!!bomb
追伸・・・
「雪割」はヤッパ・・・本命ですよ~ん!!

やまくささま。
ご迷惑な事がなかったと仰ってくださりほっとしました。

「甲斐紫」「甲斐源平」のルーツについてもお教えいただいてよかったです。ありがとうございました。

中国産の黄色いイカリソウの記事もたいへんためになりました。
我が家の数種類ある黄色いイカリソウもなかなか同定はできないでしょうができるだけきちんと見直していこうと思っています。

イカリソウに限らず、こちらのブログは本当に勉強になります。
コメントにご丁寧に返信くださりありがとうございました。こちらからもよろしくお願いいたします。

はじめまして、ウメザキイカリソウについて調べていて、このページを見ました。
私も地元で雲仙、平戸のバイカイカリソウ(ウメザキイカリソウ)について調べていますので少し古い記事ですがコメントを入れさせていただきました。
ウメザキイカリソウの花には違いがなく、葉裏の長毛が無いことが相違点と判りました。しかし文献も少なく定かではありません。現在では分類上バイカイカリソウと同一に扱われているようです。 

minomino 様
コメント有難うございます。
要はバイカイカリソウと言う事みたいですね。
山野草の世界には「昔から名は知られているが正体知らず」と言う植物が沢山あります。
もっとも・・・最近はネット社会でそのようなものを伝えられる人もいないみたいですが…。
どうも有り難うございました。

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