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2008年5月24日 (土)

遺伝子の壁


チャボシラン・三蝶咲き」 今日、2株目の三蝶咲きが咲きました。天咲きの「シャガ」の様な花はとてもシランには見えませんね!!
先日紹介したチャボシランの三蝶咲き・・・
今日、2株目が開花したのですが、今年開花の予定は全部で20株弱くらいです。
ただし、その中で・・・当然ながら標準花も咲いてきますので、三蝶咲きで開花しそうなのは・・・今年はあと4~5本といったところでしょうか。
この数日の間・・・最初に咲いた三蝶咲きに「黄花小白及」を再び交配したところ・・・なんと・・・全ての花が落ちて結実しませんでした・・・。
「あれっ・・・なんで・・・・・」と、自分の交配の仕方や交配環境を検索したのですが・・・直ぐに・・・何となくですが・・・原因がつかめました。
そういえば・・・以前、シランの三蝶咲きにチャボシランを交配した時も・・全く結実しなかったのを思い出したのです。
ここで直ぐにピン・・・ときました。
僕の師匠の一人である「神様」S・K先生(ちなみに・・・勝手に僕が師匠だと思っているだけで、先方にとっては僕は弟子でも何でもありません・・・迷惑な話です・・・)が昔・・シランとアマナランを交配した「アマナシラン」と言うのを作っていたのですが・・・たしか「アマナシラン」は3倍体化していたと言う記憶が甦ったのです。
この事は、かの「原色日本のラン」にも記載されていたと思いました。
「シラン」と「小白及」・・・近いようで、意外に遠いのかも・・・・。
これまた「イカリソウ」と同じで、「日本」と「中国」の進化の差・・・なのでしょうか!??
話が長くなりましたが・・・要はチャボシラン三蝶咲きは「タネが出来ないかもしれない」と言う事なのです。
これは、僕にとってはかえって好都合です。
他に流れても次の子はとれませんから・・・。
しかも・・・この事でチャボシランタイプの育種の終局の姿が見えたのですから・・・・。
これからの育種のポイントは、どのような形を作りながら「終局の形態」に持って行くか・・・と言うところです。
次にすすめる為の方程式をチョット変更しなきゃダメですけど・・・・
こうなるといよいよ実力勝負!!
遊び方は少し変わりそうですが・・・むしろ頭の中で絵を書きながら「最終形態」を作る事も出来そうです。
先ずは材料作りから・・・楽しくなってきましたね!!

チャボシラン・三蝶咲き」 最初に発表した花の全開の姿です。舌化した側花弁も見事に開き抜群に美しい花です。実は、各個体毎に色も形もバラバラで・・・次の開花がとても楽しみです!!

シラン・三蝶咲き「彩の華」」 当園交配選別のシランのカトレア型三蝶咲きで、「No.8」と呼んでいる個体です。舌化弁のフリフリが白く抜けて良く開くお気に入りの三蝶咲きで、これからの母体としてはなかなかの個体です。

シラン・三蝶咲き「微笑」」 2年前に選別した交配実生品で、外弁が綺麗に三角に開き、舌化弁のバランスも美しい僕の一番お気に入りの花です。これだけ型の良い三蝶咲きも少なく、今後の交配親としては最高の逸品と考えています。花粉もあるしね!!
ドンドンと次のアイデアが浮かんで来ています!!
「遺伝子の壁」・・ブチ破るぞぉ~~~。
チョット楽しい・・・・。

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