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2008年9月 5日 (金)

武甲山産イワギボウシ??と武甲系イワギボウシ??

9月に入り、気の早いイワギボウシたちが次々と花芽を覗かせ、或いは既に花茎を伸ばし始めてきているものもあります。
大した事ではないのですが・・・何となく目に付いたことなんかもありますので、写真を見ながらその趣を一緒に感じ取ってください。
なかなか微妙ですよ!!
先ずは・・下の写真から・・・どうぞ!!

武甲山産イワギボウシ」 秩父の雄「K」さんが発見、選別されたと言われる武甲山産のイワギボウシで20本以上の坪採りと言われています。ここのものは花茎は斜上して、蕾が割れ始めるにつれガクが枯れ落ちます。確かに花付きが良く蕾が穂状にビッシリと密集するタイプでかなり多花性ではあります(クルクマみたいだ・・)。「黄河」と呼ばれている個体と良く似ていますね!!

武甲変化」 ちなみに・・・このタイプは芽出しから葉が固まるまでは写真の様に曙性の萌黄散り斑を交るものが多く見られますますが、夏前には暗みます。写真の個体はこの坪採りの中のひとつで「武甲変化」と呼ばれるものですが、今は既にこの斑も暗んでいます。以前から「子宝咲き」と呼ばれている個体で、まもなく伸びてくる花茎を見るのが楽しみなのですが・・・・。
これは古く武甲山で発見されたと言われる「武甲変化」と呼ばれるイワギボウシとその兄弟です。
ご覧のとおり・・・斜上する花茎、直ぐに枯れ落ちるガク、大きく横に広がる茎葉等、全体の姿を見ると栃木や山梨、静岡等に見られる普通のイワギボウシと同じ姿です。
次も武甲山産のイワギボウシです。

武甲山産イワギボウシ」 これもKさんによって採種・選別された武甲山産イワギボウシの坪採りの1つです。やはり花茎は斜上して、長く穂状にビッシリと花がつきます。ガクは花が開くにつれて枯れ落ちます。やはり普通のイワギボウシですね!!

武甲山産イワギボウシ」 やはりこの個体も芽出しの頃から曙系の萌黄散り斑を現します。この個体の方が葉に丸味があり、全体のバランスもなかなか見事で観賞価値の高い秀品です。
これも武甲山で発見されたKさん秘蔵のイワギボウシの一つです。おそらく上の「武甲変化」に近いところで発見されたのでしょうが、やはり普通のイワギボウシです。
おそらく「武甲山」に生える岩ギボウシは殆どがこの一般的な形のイワギボウシだと考えます。
次に「武甲系イワギボウシ」と呼ばれている系統のものをご覧ください。

武甲系イワギボウシ」 青梅のTさん選別の「武甲系イワギボウシ」で「T25」と呼びならしている個体です。このタイプのものは写真の様に、花茎は真っ直ぐ伸びてボール状の蕾が次々と割れて行くように開きます。ガクは硬く花後も殆ど落ちずに残ります「武甲誉」「武甲昇竜」や「昇光錦」「昇栄錦」等、殆どの「武甲系」と言われているものはこのタイプです。
あれれれ・・・下の蕾を良く見ると・・・・

武甲系イワギボウシ・T25」 ハ・ハ・ハ・・・これまた子宝咲きの片鱗を見せています。Tさんの幾つかの「武甲系」選別品には、このように子宝咲きの遺伝子を持つものが見られます。ただ・・・残念ながら全花が子宝咲きになるものは殆ど見られません・・。
「武甲系」のイワギボウシたちは写真の様に「武甲山産」のイワギボウシとは大きく姿が異なります。
花茎は直立して、ガクは落ちずに残り、茎葉も斜上から立ち上がる個体が多く見られます。
実はこれ・・・「武甲山産」と「武甲系」は明らかに産地が異なります・・・と言われていますが・・・確かにそうかも・・・。
「武甲山産」が武甲山の産であるのに対し、「武甲系」は秩父でも比較的西の方で発見されていると聞きます。
「武甲」はあくまで秩父の象徴であって産地では無い・・・と言う事かしら・・・??
ともあれ・・・僕はどっちでも好き・・・だからあんまり関係ないんだけど・・・でもルーツは大事かな・・!!
これからイワギボウシのシーズンに入りますね。
皆さんも色々と見比べてみると・・・なかなか楽しいですよ!!

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コメント

はじめまして、最近ギボウシの原種に興味を持っていろいろと集めているM・Tと申します。少しわからない点があったので教えてください。

路地裏のギボウシさんの所で言われている秩父系と武甲系で言うと武甲山産=秩父系、秩父西部の高所産=武甲系ということになるのでしょうか?

すいません、なんか今頭の中がごちゃごちゃになってしまってまして、的外れな質問だったらすいません。

M・T様、始めまして・・。
いつも熱心な自生地探索お疲れ様です!!
これからも頑張ってください。

埼玉県西部には2つのタイプのギボウシが存在しています。
この事は路地裏のギボウシ様の言われているとおりです。
今回は、個人的に草姿が好きなので武甲山産のイワギボウシを取上げてみました。
子宝咲きは・・まあ・・オマケみたいなもんです。
僕はギボウシは余り詳しくないので、武甲山産=秩父系・・なのかどうかは良く知りません。
ごめんなさい!!
ただ、今回取上げた普通のイワギボウシは、かなり前に武甲山で20株くらいの坪で発見された「曙散り斑」の中の数個体です。
他にも同じ様なタイプの大型種から小型のもの、丸葉のものや細葉のものなどが見出され、何人もの方に分散されていったようです。(この話も真偽の程は解りませんが・・・・・)
近日中にこのタイプの花姿を紹介させていただく心算ですが(とても綺麗ですよ)、今回はあくまで武甲山にて見出されたと言われるこのタイプの紹介でして、例えば秩父系といわれているもの、「小笹錦」や「白笹の峰」なんかが武甲山で発見されたものかと言われると・・・良く解りません。
その辺りの事は路地裏のギボウシ様の方が良く存じておられると思いますよ。

次に、ぼくが「武甲系」として取上げているものは、最近話題の子宝タイプなども含めて近隣の一部の方々が発見されたガク(苞)が残り花茎が直立するタイプの大型種たちです。
これらの殆どは「武甲系」と言われながらも、実際の自生地はもう少し西部の方と伺っております。(Nの方だとか・・)
今年の青梅のギボウシ展等でも「平成の星」以下、注目の品種の殆どはこのタイプと聞きました。(確かに魅力的です)
前川先生以後、どなたがギボウシの分類をされているのかは解りませんが、この地の物は「チチブイワギボウシ」として細分化するか否かの話もある・・・との噂も聞きました。
このタイプのギボウシの産地や細かい事については・・・おそらく春の実様他の「青梅の方々」が適切にご存知だと思います。

更に、先に記した「秩父系」はもう1つ・・・この2つのタイプとは異なる雰囲気を感じています。
それがなんなのか・・・僕には良く解りません・・・。
最近一部で話題の「丸葉秩父系」については・・・全く知らない事なので、僕は何も語れませんし・・・語りません。

どうも余り旨く表現できずにゴメンナサイ。
僕は学者ではないので、あくまで趣味的な違いの部分しかわかりませんし語れません・・・情けないです(トホホ・・)・・・。
ただ・・・少なくとも、最近ギボウシを扱う方々の話は、余り鵜呑みにも出来ませんので・(アッ・・うちもそうだ!!)

これからも色々とご教示くださいませ。
なかなか・・・解らない事ばかりで答えになってなくてスミマセン。
書けない事や書きたくない事もあるので、一度是非、色々とお話したいですね。

そうですか・・・では路地裏のギボウシさんに今度お会いした時に詳しく伺ってみることにします。

実は今月まで夏休みなのですがぜひ一度やまくささんをお尋ねしたいと思っていたのですが、お伺いしてもよろしいのでしょうか?見学は受け入れていただけますか?

M・T様、こんばんは。
どうぞ・どうぞ!!

ありがとうございます。来週にでも早速お伺いさせていただきます。お伺いする前にこちらに一報入れさせていただきますので宜しくお願いします。

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