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2009年3月31日 (火)

回顧的着生蘭衝撃折枝悲哀史


折れた」 30年以上前に見たフウランの大株・・・ナ・・・ナント・・枝が折れていました。
今回は疲労回復の旅からのお話です。
先ず最初に出かけたここは、神奈川県K市にある●●●●宮です。
ここねっ↓

●●●宮の参道 桜がちらほら、皆で撮影です。

●●●宮」 ゴチャゴチャと賑やか!!
ここは僕にとって・・・とても思い出深いところです。
と・・・言うのも・・・・・
今から30年以上も前に、僕はここで初めてフウランの自生を見ました。
海水浴に来ていた僕はたまたま立ち寄ったこのお宮で、大きなカヤの木の中腹で沢山の白い花をつけたフウランを始めてみたのです。
余りの綺麗さに思わず感動です!!
その後、春及園の鈴木吉五郎先生のところに遊びに行った折、たまたま県内の着生ランの話になり、思わず僕はこの時に見たフウランの話をした事がありました。(20歳前くらいかしら・・・)
その時、鈴木先生はにっこり笑われてこう話されました。
「ああ・・・あのフウランは綺麗ですね、手が届きそうで届かない。台風の後に落ちてないかと思って行った事もあるのですが・・・しっかりと根付いていてとても落ちるものではないですね」・・・・・。
その時の感想・・・ハハ・・・ヤッパリご存知なのね!!
僕はここのフウランが大好きで、ここに来ると必ず挨拶をして帰ります。
「今年も元気だね」って!!
5年前にもここを訪れたのですが、そのときもヤッパリ「元気」でした。
ところがです!!
今回、5年ぶりに訪れたら・・・丁度、フウランの着生している基部から、太い枝がポッキリと折れていました!!
折れたのか・・・折られたのか・・・・・
写真を見ていただくと紐の様なものがぶら下がっているのがわかります。
おそらく、折れた枝からフウランが落ちないように、宮司さんや職人さんたちが紐で結わいてくれていたのでは・・・きっと、多くの人たちがこのフウランを見守っていてくれていたのだと思います。
紐が腐っても・・・フウランはしっかりと根付いて「元気」でした。
ただ・・この、折れた枝先にも小さなフウランたちがいたのですが・・・いったいどうしたでしようか。
でも・・・良く見ると↓

別なフウラン」 暗かったので・・ボケました。
次の世代の子供たちが、枝の所々に見られます。
鈴木先生が80年間見守っている間も「元気」だったフウラン。
僕が初めて見てから30年にして・・・ついに枝は折れました。
それでもしっかりと根を張っていた元気なフウランたち・・・
時代は流れて、そして・・・次の世代へ・・・・・
でも・・・「今度会いに来るときも「元気」でね。」
次は沢山花を咲かせている時期に、30年ぶりに来て見たいですね!!

ちなみに・・・昔から神社仏閣に行くと、大木や苔生した木を見つけては上ばっかり見ている癖は今も直りません・・・・・でも・・・・ずーっと木の上ばっかり見ているので・・・肩こりは少し治ります。

2009年3月30日 (月)

一段落故疲労回復的休息


斑入りヤマシャクヤク」 とても綺麗な実生の斑入りヤマシャクヤクです。芽だしの頃は裏紅で表面にも紅を帯びてまさに絶品ですよ!! 株分け苗、直ぐにお嫁に行っちゃいました!!
ぐわ~~~あ・・・疲れた・・・。
と言う事で・・・
今日で交配が一段落です。
今日も日差しは強いのですが・・・ヤッパリ空気が冷たいですね。
それでもハウスの中はポカポカだったので、最後までF1作りから始まりました。
今日のF1用の♀は大物ばかり・・・はたして・・・ちゃんと結実してくれるでしょうか。

ここ数日の間はシルバーのお母さんたちのお陰で、棚下などの整理が進み・・・作場がかなりスッキリとしてきました。
これからは棚の移動や置き場の選別、置き場の振り分け等、体力勝負の毎日が続きます。
明日から3日間は僕と奥さんはお出かけです。
この時期はかなりの疲労と体重の減少があるので、リフレッシュして気持ちを入れ換えます。
でも・・・戻ってきたらきっと・・・・
交配の続きですね・・・ハハハ・・・・・。

無毛千重咲き」 青軸無毛系の交配から生まれた千重咲きです。少し緑を含んだ味わいがとても可愛らしい花です。

無毛二段咲き」 同系統の二段?咲きです。先端の褐色が・・ハハハ・・・チョット気になるでしょう!!

無毛二段唐子咲き」 こちらは「英華系」の紫覆輪の可愛い二段唐子咲きです。作り込んだときの盛り上がりを見てみたいですね。

無毛日輪咲き」 こちらはクロス同士の分離から生まれた緑ヘラの日輪咲きです。交配相手は・・・当然・・・○○咲きですね!!

無毛浮世錦」 無毛種と伊達錦のF1分離から生まれた無毛の浮世錦です。この花の登場で、無毛交配にまた広がりが出てきました。
不在の間は担当のKさんが交配を続けてくれそうです。
今日で1195交配・・・マダマダ続きます!!
でも温度が低いので・・結実がヤッパリ心配ですね。

2009年3月29日 (日)

大活躍的交配用暖房室


瑞泉」 H19年初花から3年、三段弁だけで500円玉を超える巨大な花は、なかなか凄い花になりました。交配は「鈴露×初跳」と言う・・・実はとても単純な交配なのですが・・・。(バラしたね!!)
今年の春の陽気はなんだか異常です!! とは、よく言われているのですが・・・
確かに・・・今日も朝から晴天なのですが・・・
とにかく夜間から朝方に冷えすぎていて、昼近くになっても風も止まずに温度が上がりません。
この辺りもここ数日の朝はいつも「霜注意報」です。
当然・・・「桜」なんぞもマダマダ咲いてきません。
いったい「どんだけ」な春なのでしょうか!??
昨年末に思い切って加温用の交配室を作ったのですが・・・
この春は早々に役に立ってくれました。
ここ数日の間も、陽は出ているのですが温度は上がりません。
でも・・・ちょっとストーブを23~25℃くらいに設定しておけば、直ぐに花粉が吹いて交配が可能になります。
その日に交配したい花を持ち込んで、交配して1日置いてから翌朝に元の作場に戻します。
これなら株も痛めず、交配も可能で、花を長持ちさせる事も出来ます。
リスクは何と言っても暖房費と、交配していてたまーに喉の痛みや「酸欠」になる事ぐらいかしら・・・。
そろそろ「流し」の交配に入りましたが、それでも今日で1120交配位になりました。
明日も取敢えずは交配日和みたいです。
明後日から木曜日までは少し出かけるので、明日が実質上のラストダンジョンですね!!

桜天」 これもH19年初花から3年目の花です。王様・佐渡の幻・初跳から構成された綺麗ながら風格もある花です。あと2年くらい作り込んだ姿を見てみたい花ですね。

無名三段咲き」 これもH19年初花の大輪系三段咲きで、3年目にして凄いボリュームに変化しました。これも実は「桃ピ×初跳」と言うとっても単純な交配なのですが・・・(またバラしたね!!) いまさらながら凄いぞ♀親四天王、凄いぞ初跳!!
後は結実を待つばかりですが・・・
気温が低いので、それが一番心配かも・・・です。

2009年3月28日 (土)

試験的交配之又楽シ


クリーム色のニクイ奴」 雪割草の交配にうつつをぬかしていたら、こんな花が咲いておりました。スロバキア・ファトラ山2000m産の種子から咲いたゲンチアナ・クルシィー・ロチェリーです。クリーム色の花にニビ色のブロッチは非常に稀な偶然の産物で「ファトラ・アプリコット」と銘付けてみました。チョット「カナレック」っぽいところがイイですよん。
今日も朝からいい天気。
ただ・・・ここのところ夜間の気温がかなり低く、陽が出ても直ぐには温度が上がりません。
今日は応援隊の三段♂も到着したので、早速交配・・・と行きたいところですが・・・・
そこはやはり土曜日で・・・
午前中から昼過ぎまではお客様のお相手ですね!!
午後は昨日よりも晴れが続いていたので、先ずは今日もF1作りです。
今日のF1用の♀はサーモン二段咲きやダーク日輪なんかが主体です。
先日からこのブログに良く登場する「10年後を見越した交配」と言う言葉が気になっている方が結構いらっしゃるみたいですね!!
でも・・・何の事は無い・・・単なる「試験」交配です。
これまでのものをわざと標準花に戻して薄めてみたり・・・
すんごく回りくどい遠回りな交配をしたり・・・
1品種1品種毎のポイントを1つづつ拾って行きながら、じっくりと積み重ねる様に交配してみたり・・・
今年はそんな感じの「試験的交配」の続きも色々と行っています。
でも・・・これが結構楽しい!!
やっとここまで出来たのね・・・っていう「ゆったり感」みたいな時間の流れが、それはそれで楽しいものなんです。
人が何を作ろうが・・・あせらずに・・マイペースで・・・
そんな交配も・・・・楽しんでみたいですね!!

チョット瑠璃っぽい日輪咲き」 以前から親に使っていた花ですが、このフワ~っとした雰囲気が好きな花です。「日溜り×御神火」や「緋の鳥×御神火」は、相手によってはこんな味のある花も生んでくれます。明日は三段の花粉や白覆輪二段の♂なんかも交配してみたいですね。
時間よ止まれ、♂親よ散るな・・・みたいな・・。

2009年3月27日 (金)

祝・今年も1000交配


御所手毬」 以前、このブログで紹介したあとの全開の姿です。くっきりとツートンに分かれた紅白の彩りはとても美しく、盛り上がりもまずまずの大輪花です。
今日はとても良い天気でしたが・・・午前中は病院の為にお休みです。
お昼を過ぎて園に戻る頃には・・・アララ・・・
すっかり雲が覆い始めています。
今日の午後は曇りで・・・場所によってはにわか雨もあるとの事。
なかなかタイミングが合いませんね!!
仕方なく注文の雪割草を出して、しばらくウロウロして・・
暖房が温まった頃から交配開始です!!
此処のところ・・空き時間に親鉢室をウロウロする機会が多く、先日からのおかたずけのついでに・・・
結構・・・あんまり覚えていなかった親鉢を色々と見つけました。
みんな・・隅っこの方やゴチャゴチャした鉢の中に混じって・・・
埋もれる様にして元気してました。
白覆輪段咲きの親ポットだけで15個入りサックで2個分見つけました。
素心三段系の♀♂で10個ほど見つけました。
白覆輪三段系の♀の良いものも2~3個ほど見つけました。
地合い三段系のなかなか綺麗な♀親も3個ほど見つけました。
無毛段咲きも5個ほど見つけました。
どれも・・・毎年の様に開花期に選別していたくせに、適当にその辺に置いておいた奴等です。
でも・・・ラッキー、コレでまた少しは遊べます。
そんなこんなで・・今年も1000交配を突破しました!!
でも・・・例年に比べると・・・交配がちょっと細かいかも。
今年は無印の初跳なんかもこれから開花なので、マダマダ大鉢の交配は続けられそうですよ。

赤深海」 今年は3年ぶりに赤深海も見つけました。大輪で真っ赤で花茎が伸びないので・・・相変わらず三段咲きのF1用♀親に使っています。深海セルフと言う触書で入手した赤花ですが、全体の雰囲気から越の紅が掛かっているかも・・・との事です。
明日も朝から・・・ガーンバ!!

2009年3月26日 (木)

祝・15000交配


雅び桜」 跳珠系巨大輪三段咲きの1つです。コレまでも多くのF1を作ってきた花粉親ですが、今はそのF1たちが大活躍です。今年はさすがに花粉取りしてません。少し休ませてあげましょうね!!
昨日は久しぶりに天気も悪かったのでゆーっくりとお休み・・・と思いきや・・・。
娘が春休みで、前厄なので・・・厄除け大師にお出かけです。
帰りには羽生のショッピングモールによって色々とお買い物。
少しは休日気分でした。
今日は朝から冷え込んでます。
朝は銀行回りがあったので、昼ごろから交配を始めました。
いよいよ今年初花のF1たちの出番です。
「紫魔王」「笹和」「無名大輪三段」「春蛍」「熱唱」「豊緑」等など・・・・寝かしておいた三段F1たちの交配を始めます、どれも皆、素晴らしく綺麗な色に変身していますよ。
また、昨年某所から持ってきた巨大輪系三段咲きの♀親たちの交配も始めました。
そう・・・黒跳系(艶のある紅色が素敵よ)、黒タイ系(巨大輪の赤花よ)、夢日輪系(すんごいヘラ日輪よ)、山日輪系(山に生えてたすんごい日輪よ)、等と称して親鉢室に置いてあるグループですね!!
コレで今年予定の三段咲きのメイン交配は大体終了です。
ただ・・・まだまだ♀が色々あるので、明日からは今年結果の見えた親たちの交配を始めます。
でも・・・明日も午前中は病院なので・・・
交配は午後からですね・・・晴れててね!!
今日は新発田のKさんにも少し二段咲きの交配を手伝ってもらって、コレまでで960交配位になりました。
過去から今日までで総交配数が15000交配を超えました。
バッカですねぇ~。
この15000以上の交配データが僕のところに集積している・・・と考えると・・・
これはすんごいぞぉ~!!

遊心」 良く展示会に登場する花ですが、このくらいが丁度良い芸でしょうか。毎年少しづつ変化する花移りがなかなか面白い味わいです。

明王」 先日紹介したとにかく巨大な、三段弁に特徴のある三段咲きです。なんだかこれも花粉が取れましたよ・・・チョット楽しみ・・。
月曜日くらいまでは良い天気が続きそうです。
朝晩の気温や遅霜が少し心配ですが・・・
そこは暖房焚いてでも・・・ラストダンジョン!!

2009年3月24日 (火)

親の入れ替えなんかしてます


星麗」 白覆輪二段交配から生まれた花で、幾重にも重なった重厚な日輪弁を持つ白覆輪花です。実はこんな花も三段咲きF1用の♀親に使ってしまいます。
昨日は凄い風でした!!
寒冷紗やメダカ置き場の上のヨシズはボロボロになるわ、雪割草栽培ハウスのビニールは破けてめくれ上がるわで・・・
何だかあちらこちらがボロボロになりました。
直ぐにハウス屋さんに連絡しておいたので、今日は朝一番で破けたビニールを修理してもらい・・・取敢えずは一安心です。
ただ・・今日は予報では「晴れ」のはずでしたが、昼を過ぎてもどんよりと曇っていたので、結局、暖房を焚いての交配でした。
今年も交配がいよいよ架橋に入ってきました。
と言うよりも・・・♂が無くなってきました・・・ハハハ・・。(そろそろアチコチにSOSの時期か・・)
今日までで850とチョットの交配です・・・が、今年はなんだか交配が細かい・・・。
これから売れそうな花、これから売りたい花を考えると、今まで普通に使っていた親たちがなかなか使えなくなってきました。
退かしちゃったものも沢山あるし・・・・。
どうしても新しい親たちを中心に交配しているので、1~2花の交配も自然と多くなってきます。
それに・・・考える事も以前よりもずーっと多くなって来ているので、なかなか交配する気・・が進まない、と言う感じです。
どうしても「数年後の為の親作り」が中心の交配になってしまいますね!!
今年は久しぶりにF1作りも多いですね!!
F1作りだけはただでさえ数の少ない種子なのに、結実や発芽などに色々な難関がありますので、とにかく多くの♀に交配して結果を待ちます。
果たしていくつの苗が出来るか・・・そこが勝負ですね。
当然、F1を作る為の♀もかなり厳選します。
そんな交配だけでもゆうに100を超えています。
バカ・・・ですね!!
・・・・・・・・そろそろ限界かしら・・・今年で止めよう・・。



F1作りに使った花たち」 写真は標準花の一例ですが、全て実生の中から選別した花たちです。こんな花たちをF1用の♀に使用しています。もちろん、全て撮影のあと直ぐにオシベを抜いて除雄してから使用しました。
その他にも素心、青軸サーモン、ダークサーモン、紅すだれ系、鉄心系、地合い、網目、白覆輪なんかには必ず何か交配しておきます。
それにしても今年は三段咲き以外は、白覆輪段咲き、テンテン段咲き、それと標準花の底白系位しかまだ交配してません。
その他の標準花や二段咲きなんかぜーんぜん交配していない・・・。
花・・・・終わっちゃうかも・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どーしよう・・・。

2009年3月21日 (土)

ラストスパート開始

彩王」 H19年初花組の中でもトップクラスの銘花です。色、大きさ、型のどれをとっても欠点は無く、更に3年目の今年は旨みも加わり、今後が更に楽しみな花になりました。
今日は朝からとてもいい天気です。
少し風邪っぽいのか、のどの痛みがありますが・・そんな事はおかまい無し!!
とにかく急いで交配の準備です。
最初に、昨日の白覆輪の続きを交配して・・・
そのまま、新しい三段咲きのF1たちを中心に交配を始めます。
目の前に数十鉢の♂親を並べて、色々なケースに♀親を詰め込んで、次から次へと手当り次第、♀に合った♂を選びながら交配を続けていきます。
今年は、♂親も♀親も・・・花を見ているだけでも楽しいほどに綺麗な花たちばかりなので・・・
リズミカルに交配も進んでいきます。
こんなに交配していて楽しいのは久しぶりかも・・・
後はコレを続けながら・・・来週辺りはそろそろ二段咲きと無毛段咲きの交配を始めようと思います。
あっ・・・そうそう・・・標準花もねっ!!
いよいよ今月末に向かってラストダンジョンです。
最後の相手は・・・誰かしら・・。

実生三段咲き」 昨年選別の佐渡の幻系三段咲きです。初花2年目でかなり良い雰囲気になってきました。なんとなく味が出てきたと思います。

実生三段咲き」 こちらは今年実生3年生初花の三段咲きです。跳珠の新しいF1を♂に使用したものですが、初花で500円玉を超えています。
今日で750と後チョット交配が終わりました。
これからあと何交配出来るのか・・・
親はまだまだ・・・咲いてますけど・・・。

2009年3月20日 (金)

棚整理


夢幻」 岩さん交配のH10年前後頃の昔の巨大輪系三段咲きで、知人の秘蔵品です。写真は小苗の分け株ですが、それでもこの迫力ですから、力が付いた時の花が想像できますね。もちろんトップクラスの銘花です!!
今日は朝からシトシト雨です。
直ぐそこ(北の空)にはくっきりと雲の切れ目があり、晴れ間も見えているのですが・・・
低い雲がお昼過ぎまでドッカリと腰を落ち着けていました。
こんな日は交配は後回しで、そろそろ花の終わり始めたポットを整理し始めます。
今年は初花苗の生長がいまひとつで、花の咲かないポットも結構ありましたので・・・
開花確認苗と未開花苗とを別々に分けて、ラベルを書き直して、置き場を移動して整理します。
未開花苗はこのまま初花用の作場に置いて、来年の初花と同じ管理で栽培します。
この・・・未開花苗たちの開花がとっても楽しみなんですよね!!
おそらく今年は、未開花苗だけでも6棚分(作場の一列全部)位はあるので、来年の販売品としてはコレだけでも充分ですね!!
2時前頃から日差しも落ち着いたので、昨日の続きで白覆輪段咲きの交配を続けます。
白覆輪の交配も今日で山場を過ぎましたでしょうか!!
明日は朝から、少しの白覆輪の残りを交配して、後は三段咲きや二段咲きの交配をどんどんとこなして行く予定です。
ただ・・明日の朝は気温がガタッと下がるので、今日は再び暖房をセットして凍結を防ぐ様に手配しておきました。
そろそろ三寒四温になります。
この時期、気温の急な変化や遅霜がとても怖いですね・・皆様もご用心の程を・・・。

紫宝」 3年前に岩さんの作場で見つけた三段咲きです。小さな花が訴える様に見つめていたので、無理言って分けていただきました。かなり大輪で良い雰囲気になってきたので、マダマダ楽しめそうな発展途上花です。
寒暖の変化・・・
風邪など召さぬ様、ご自愛くださいませ。

2009年3月19日 (木)

イキナリ・・暖か過ぎです!!


おっそろしく渋い三段咲き」 錦華山に巨大輪三段咲き「桔梗の姫」を交配、昨年初花で選別した実生4年生三段咲きです。初花2年目で既に500円玉を超える巨大輪で、紫色ベースですが緑の玉斑が大きく入り、とにかく渋く落ち着いた花です・・が、意外にカッコイイですよ!!
今日も朝からいい天気・・・ですが。
朝から昼過ぎまでは少しドタバタしていて、その後も雑用が多く・・・結局、4時ごろから交配を少ししました。
もっとも、奥さんが昨日の続きで標準花の交配をしていてくれたのでそれなりに進みました。
だんだん、無駄打ちの無い的を絞った交配が中心になってきます。
以前みたいに、ただ数を蒔けば良い・・・というだけでは場所ばかりとるので・・・
かなり交配親も厳選しています。
親鉢室の中もいっぱいいっぱいなので、古い親株や使わなくなった鉢なんかを少し整理しました。
去年・今年辺りから使い始めた♀達の場所を確保する方が大切です・・・レベルがかなり違っちゃいましたので・・・・。
ただ・・・ここのところ天気は良いのですが・・・ちょっと温か過ぎです。
むしろハウスの中は「暑い」位ですから・・・。
♂花達が一気に散り始めました!!
今月中にあと500交配位はしたいのですが・・・
はたして・・・・・です。

今年の初花三段咲き」 実生3年生初花の三段咲きです。当園の三段♀親四天王の一つ「花奏」に、烈火系地合い交配の「熱唱」F1を交配した中から選別しました。未だ小さな花ですが、もんのすごく綺麗な見ていて楽しい気分にさせられる三段咲きです。ヤッパ「綺麗」がイチバン!!
この週末は各地で最後の雪割草展でしょうか!??
僕のところは既に交配モードで、一応、今年の区切りはついたみたいです。
明日は午前中は雨なので、そろそろ棚の仕分けに入ろうと思います。

2009年3月18日 (水)

交配のペース


素心三段咲き」 3月2日のブログで紹介した実生素心三段咲きの2花目が開き始めました。花もかなり大輪になり三段弁の雰囲気もそれっぽくてなかなか気に入っています。「豊雪」と銘々しようかと考えています。
今日も朝からいい天気です。
こんな日は休日返上で交配日和・・・。
でも・・・その前に・・・・・
以前から頼まれていた、業者さん用の荷物数ケースを選ばなくてはいけません。
そんなこんなで・・・えーーーーーっ、もう2時なのお~。
取り急ぎ昨日から計画していた「すだれ」系交配を・・・と思いきや・・・
げげーーーっ、花が殆ど終わってるよお・・。
それでも何とかかんとかで・・・
その後にもテンテン段咲きの交配にケリをつけて・・、黄花段咲きの交配にケリをつけて・・・
奥さんは標準花の底白交配に集中して・・・・
何とかかんとかです。
本日までに約550交配、去年が5月17日で525交配ですので・・・それでも去年より1日遅れ位でしょうか!??
これから果たしてどうなるでしょうか!!
もう少し晴天はつづくのかしら・・・・。
暖房の灯油も少したしておいた方がいいかも・・・。
三段咲きの♂F1の第一弾が散花になりつつあります。
いよいよ第二弾たち(今年の初花F1)の登場です。
それでも今年は、交配室と実親鉢置き場を分けたので、親鉢たちは換気扇全開、ビニール全開で冷やせるので・・・少しは花が例年よりも保ちそうです。
今月いっぱいまでは何とかもってくれると良いのですが・・・・。
明日はいよいよ・・・ずう~~っと暖めていた白覆輪段咲きの交配です。
標準花はつま紅やつま紫中心でしょうか。
遊びの交配はこれで最後!!
コレが過ぎれば、本格的に二段咲きと三段咲きの交配に入ります。
取敢えず・・・真ん中は過ぎました。

紫雅」 岩さんの黄金期の頃の代表的な紫三段咲きです。幾重にも分かれた花の変化がとても見事な花ですよ。
少しスローペースですが、今年の交配はなかなか充実しています。
でも・・・かなり(相当)先を見越した交配も多いので・・・
それまで生きてるかしら・・・少し不安・・・。

2009年3月17日 (火)

昨日の続き??


暮六」 H12年交配でH15年初花の初期選別の三段咲きです。オシベ部分の赤いリングが良く目立ち、株立ちにするととても綺麗です。ちなみに・・「暮六」は浅草にある日本料理屋さんの名前です。
今日も昨日に引き続き交配&花粉日和です。
と・・・思いきや・・・
あれあれ・・11時頃から雲行きが怪しくなって・・・
イキナリ、もんのすんごい突風と共に黄砂混じりの雨嵐が吹き荒れます。
その間わずかに30分足らずですが・・・
バラバラと雨が降った後は・・・何事も無かったかのように晴れて、少し風が強くなったくらいでしょうか。
それにしても最近の天気予報は良く当たりますね!!
雲画像も的確ですし・・・素晴らしい。
今日でおおよそ500交配くらい・・
去年よりも30交配少ないくらいのペースなので、少し追いついてきました。
明日・明後日が勝負・・でしょうか!!
でも・・・殆ど、三段咲きの交配しかやっていない・・。
どーしよう・・・。
と言う事で、今日の花粉切りラインナップを少しご紹介。

波動君」 佐渡産の、赤い花弁と明るいグリーンの三段弁との対比がとても美しく綺麗な三段咲きです。

お将軍様」 これも佐渡産の有名な三段咲きですね。

阿賀蛍さん」 白とグリーンの対比がとても美しい三段咲きです。このタイプの坪兄弟たちは一見、桃色ベースの花に見えますが、実は紫が優性のベース色である事がわかりました。

無名君」 岩さんの若い実生三段咲きです。かなりの大輪になりそうな花です。
今日も相変わらず、花粉が良く吹いくれました。
ただ・・F1作りは凄く時間がかかるので、コレで少し休憩しないと他の交配が出来なくなりそうですね。
明日はたまった♀花たちをたくさん交配してあげましょう。
もちろん・・・休日出勤だよ~~ん。

波動君の結果」 見事の一言です!!

お将軍様の結果」 まずまずですか。
F1作りもいよいよ限界、取敢えず今年で終止符としましょうか。
後は、余程の原種や優良花が見つからない限りは・・・そろそろいいのかも・・・・
基本的に、F1は自園の為のものであって、他人の為に作っているものではありません。
当然・・・ぜーんぶなんて使い切れませんし、マニアの方や業者さんからも多く所望されます・・・・・が、だからと言って殆ど販売しませんし、その気もありません。(欲しがっても「無駄」よ!!)
実は・・・園の実親室、通称「HANGAR18.AREA51」と呼ばれる所(どこだ・・それ・・・)には、莫大な数のF1たちが眠っています。(緑色に光る物体と一緒に居るのかしら・・・ロズウェルなのか??・・ナンノコッチャ・・)
これからはそのF1たちを有効に利用する事から考えましょうね。
もったいないから・・・。

2009年3月16日 (月)

花粉日和


明王」 岩さん作の巨大輪三段咲きの新花です。これまで中心の開きがポイントでしたが、今年は見事に全開しました。とにかく大きな花で、面白い味わいのニューフェースですね。

雛月」 もう一つ岩さん作のニューフェースのご案内。こちらも三段弁の開きがポイントでしたが、どうやら問題無さそうですね。ベットリと染まった紅覆輪がとても美しい新花です。
なんか・・・花粉症の方には気の毒なタイトルですが・・・(ちなみに僕は今のところ花粉症ではありません・・ただし、ハウスダストはダメですが・・)
今日は朝からスカーーーッと「晴れ」です。
いよいよ・・・一週間前から天気を見て計画していた「三段咲きの花粉切り」の日です。
今日は予報どおり・・・おそらく年に1度か2度あるかと言う位に、花粉を吹かせるにはドンピシャの日です。
昨日のうちから花粉を吹かせたい三段咲きを持ち込んで・・・
朝から「3代目・花粉吹き子」さんに三段咲きのオシベ切りを伝授します。

3代目・花粉吹き子さん」 新発田出身のKさんです。とても丁寧に葯をカットしてます。
花粉の吹いた三段咲きは、それぞれの花によって交配する♀を換えて行きます。
なるべく花一つ一つの個性を生かせる交配をしたいのですが・・・ムズカシ~。
ちなみに・・・今日、花粉を吹かせたラインナップの一部をご紹介しますね!!

今、流行?の夢春君」 盛りを過ぎてボロボロですが、花粉を吹かせるには入門種で簡単です。もちろん、最初にKさんの練習用に使いました。この花自体はオシベ部の弁化が弱いので、唐子の血がかなり強そうな気もします、使い方にはご注意を・・・。

ご存知・・紫紋君」 凄い花の割には、結構楽に花粉を吹きます。

「炎環君」 コレはチョット大変かも・・・。

遊雅君」 まあ・・・普通な感じで、吹くときは吹きます。今年はかなりの大輪でしたよ。

無名君」 古い跳珠系三段咲きで、平成10年ごろの選別品です。

無名君」 やはり同じ頃の花で、迫力、ボリューム、色と、どれをとっても最高水準の花です。知人の持ち物で、殆ど外へは出ていません。

笹和君」 実はかなりの大輪でボリュームも見事です。花粉も・・・。

無名君」 岩さんのとこで見つけた去年の初花です。タイシュ系のポットの中から見つけたのですが、全体的には北斎に似たイメージの花です。

無名君」 以前から「炎環タイプ」と呼んでいたもので、知人のHさんが岩さんから分けてもらってきた花です。どんどんボリュームが出てきました。

古都路君」 ちょうど夢春と遊雅の中間的な花ですが、花粉は結構良く吹いてくれます。F1の作り方で凄い花が生まれますよ。
取り急ぎ盛りを過ぎてきたので、今日は岩さん系の巨大輪三段咲きを中心に花粉吹きをやってみました。
結局、朝から5時頃まで・・・F1作りに集中です。
さて・・・結果は・・・・と言うと・・・

結果その1」 写真には無いですが、紫舞衣と双璧の巨大な花を開く桃色の三段咲きです。

結果その2」 パーフェ6に載った、実物を見た人は殆どいない無名ながらもトップレベルの三段咲きです。

結果その3」 真っ赤な巨大な三段咲きは誰もが憧れのアノ花です。
今日の結果は最高です!!
一生の幸福を使い切ったかしら・・・・汗!!
ただ、果たしてどのくらいの確立で結実して、どのくらい発芽するかは少し不安・・・。
でも・・・
F1作りは知力・体力ともにフル活用なので、とにかく疲れます・・。
終わった後の疲れ方が・・とても半端では無い・・・。
ここまでやると、
流石に・・・・・しんど~~~~~い。

2009年3月15日 (日)

色へのInagin(その2)


冬星型二段唐子咲き」 紫水と日溜り×御神火から生まれた冬星タイプの二段唐子咲きです。色むらの無い青紫色の花弁と、中段を彩る白いリングの対比が抜群に美しい花です。
今日は朝から抜ける様な晴天で、いよいよ交配日和・・・と思いきや・・・
さすがに「晴れの日曜日」ですね。
朝からお客様が次々とお出でくださいまして・・・
今年は天候のせいか、花にバラつきのある方が多いみたいですね。
オスが未だ残っているので、メスが欲しい・・・とか・・
メスが咲いてきたのでオスが欲しい・・とか・・・
今日はそのような方を中心に・・・あと、上野の山草フェアー帰りの方なども多くお越しいただきました。
結局交配が出来たのは午後3時過ぎ頃から・・・
それでも10年後を見越した交配(まだ言ってる・・)が少しは出来たので・・・満足です!!
暗くなり始めた頃からは明日の準備・・・
いよいよ明日は「花粉切り」のお天気になりそうですので・・・・・。

今週中には二段咲きの交配もはじめようと考えています。
三段咲きの♂や♀が咲いてくるともったいないので、いつもそちらが優先になって二段咲きは後送りになってしまいます。
この、二段咲きも動向に変化が見えてくるようになりました。
コレまでは、チョットした紫/白二段咲きを見ても「ヤッパリ幽谷の方がイイ・・」だったのですが・・・
最近の紫/白二段咲きを見た方々からは「幽谷の方がイイ」という言葉を聞かなくなりました。
二段咲きは既に限界・・という言葉を聞いた事もあります。
ただ、今以上に深みのある色、艶のある色を考えると・・・コレはとても綺麗な花たちに変化します。
そんな訳で、これからの目標は「色っぽい二段咲き」です。
「色っぽさ」「艶っぽさ」を持った二段咲き。
ヤッパリ「綺麗」が一番、二段咲きの身上ですよね!!

濃紫/白二段咲き」 三段咲きと同じく地合い咲きや網目咲きをベースに色を重ねていった結果、とても深みのある色に変化しました。厚みのある色彩と大輪の花はかなりの存在感です。

濃紫/白二段咲き」 上の写真と兄弟です。深みのある色と光に輝く二段弁は抜群の対比で、ハッと息を呑む美しさです。

濃赤桃/白二段咲き」 赤桃色はとかく寝惚けやすい色ですが、このはなは殆ど退色しません。濃赤地合いから生まれる色模様が花弁の色むらを無くして艶を出しています。

濃青紫/白系に段咲き」 月の雅と地合い系二段Fのコラボから生まれた花です。深みのある藍色が白い二段弁を引き立てます。

青紫/白二段咲き」 藤色網目地合い系の二段咲き「渓星」に、深みを持たせる♂を使ったらこんな感じに仕上りました。網目地合いベースの濃色花は色むら無く退色も余り見られません。

月灯」 深く沈んだ古代紫色の花弁がとてもしっとりした雰囲気です。やはり網目系と地合い系から追った交配から生まれた濃色なので、殆ど退色はありません。落ち着いた色合いが◎です。

濃赤/白二段咲き」 天女冠から生まれた濃赤色です。天女冠を濃赤にするのは大変時間のかかる作業です。深みのあるむらの無い濃赤色はまずまずの完成品だと思います。
今日も「海老色」と「苔色」のご注文、この手の色は早咲きが多いので、まだそんな花あるかなあ・・・この方には毎年、本当に鍛えられております・・(^-^;)

実は交配の基本は「標準花集め」から始まります。
基盤の花無くして、良い交配はありえません。
二段咲きの交配は、三段咲きに比べるとどなたでも楽しめて、作業も簡単です。
たっくさんの標準花を集めて、色々と試してみる価値、アリですね!!

2009年3月14日 (土)

色へのImagin(その1)


山武士」 H13年交配の三段咲きです。艶のある明るい色調の花弁は玉斑が殆ど見られず、三段弁とのバランスがとても美しい綺麗な三段咲きです。6号鉢満開でも草姿が乱れません。
今日は朝から一日雨です。
でも・・・天気予報では午後3時頃から晴れ間も・・・
えっ、そうなの・・・
と言う事で、今日は夕方までじっくりと・・・去年のカイワレや今年の発芽苗を眺めて・・・
これまでの交配を検証し、今年の交配を模索します。
それは、色々と見極める事によって、今年の交配に無駄の繰り返しを省きたいので・・・・・。
その後、4時半頃から少しですが・・・それこそ10年計画くらいで作りたい花の交配が出来ました。
(どんな花だ・・・??)
今日までで・・一応300とチョット・・・の、交配が出来ました。約3分の1ですね。

今年も相変わらず「色」へのこだわりを持った交配を続けています。
花弁に艶っぽさや色気を持たせた花を創りたい・・・
色々と想像しながら・・(たまにちょっと違う事も想像して)・・・・花の色について色々と考えます。
色遊び・・・はとても面白い作業です。
今年の僕の色の理想は「原色で行こう!!」です。
「色」に対するイメージの幅、ドンドン広げたいですね!!
今日は、今年の「綺麗な三段咲き」を作る為の「色親」たちをごらんください。

三段咲き親」 内裏系紫地合い日輪咲き「蒼雲」に、巨大輪三段「雅び桜」を交配したF1です。地合いから来る花弁の質や艶がこれからの花をイメージさせてくれます。

三段咲き親」 今年唐子の部金賞をもらった目覚し系濃紅二段唐子「紅王」に、「熱唱」F1を交配した初花です。退色しない「紅艶・紅精」系の紅色花弁を今後に受け継ぎたいのですが・・。

三段咲き親」 内裏・浮雲の月系の地合い日輪咲きに、巨大輪三段咲き「古都路」を交配したF1です。退色しない地合い系の色調が、これからの三段咲きに新しい色を魅せてくれそうな予感がします。

三段咲き親」 網目地合い系二段唐子「島巡り」に、「初跳」を交配した三段・千重咲きの♀親です。このほのかな網目・・が、やがて艶のある綺麗な色に変身・・するのかも・・。

三段咲き親」 内裏系紫地合い日輪咲き「蒼雲」に、「初跳」を交配した三段咲き♀親です。地合い+三段・・は僕の色作りのライフワークの一つになりました。明るさと深みのある色バランスがとても素敵な花です。

三段咲き親」 濃赤地合い咲き「内裏」に「熱唱」を交配したF1です。シンプルな交配から内裏の深みのあるベタっとした赤色を引き出したいと考えた交配です。

三段咲き親」 今年の初花ですが、黒姫系の紫地合い日輪咲きの♀に、アノ・・巨大輪濃赤絣り三段咲きを交配したF1です。予想通りの深みのある艶花が咲いたので、今年最大の武器の一つになってくれそうな嬉しい予感です。

三段咲き親」 深海実生から生まれた「赤深海」に、巨大輪三段咲き「古都路」を交配したF1です。実はこの花が3月9日のブログ扉で紹介した赤黒い三段咲きの♀親です。明るくて綺麗な花のF1ですが、♂親によって様々な顔に変化する、僕のところでは最高水準の♀親の一つです。

三段咲き親」 烈火系濃赤二段唐子咲きの「新世紀」に、「笹和」を交配したF1です。烈火系の地合いから来るこの色と艶は何にも勝る美しさで、今後、最大の武器の一つになってくれると考えます。
交配が始まると、家に帰ってからぐったりと疲れます。
一度寝てしまうので、どうもここのところブログが夜中です。
明日から4~5日は晴れそうなので、いよいよ集中です!!
僕は捕まりませんよ。

今日もお客様から「江戸色」の花の注文を受けました。
皆さん、「江戸色」・・・解りますか!??

2009年3月13日 (金)

3年後のImagin


伊達男」 伊達錦系の交配種の分離から生まれた面白い味わいの青軸伊達絞り花です。初花2年目で既に500円玉を超えている大輪、と、言うのもポイントですね!! 「伊達錦」から生まれた大輪花ですから、ヤッパリ「伊達男」ですよね・・(イタチオトコではありませぬ)。
昨日は風はありましたがとても良い天気。
今日も曇りでしたが、少し暖房を焚けば交配には支障が無い・・・という天気でした。
でも・・・「今日はコレをやりたい」・・・
と、思う交配を真剣に行うと、実際、あまり数は進みませんね!!
それでも「納得」の交配が少しは出来たと思います。
そろそろ色々なものの結果が見えてきました。
今年はそうして見えてきた結果の「不」の部分を削ぎ落として、3年先、5年先・・・イヤイヤ・・10年先を見越した交配に没頭しています。
そうです!!
今・・交配している花たちは、3年後にデビューする花たちです。
3年後に今年流行の花が咲いても、それは3年前の花になってしまうのですから・・・・。
いつもこの3年後を目指して交配しています。
3年後にはどんな花が咲くのか・・・
色々と考えるのも楽しい時間です。
想像してごらん・・・どんな交配をすればいいのかを・・・
想像してごらん・・・3年後に咲く花の姿を・・・
想像してごらん・・・棚一面に咲く素敵な花たちを・・・
想像してごらん・・・想像してごらん・・・

素心日輪咲き」 「伊達男」の傍で思いっきり咲いていた実生5年初花(遅っ)の三段咲き系の素心日輪咲きです。「月宮殿×ピンク三段F1」の兄弟交配から生まれた、とても巨大な濁りの無い純白日輪咲きです。素心三段で追うか、キメラ星点三段の親作りに使うか・・・想像して悩んでます。
いけね!!
違うもの・・・想像しちった(*゚ー゚*)

2009年3月11日 (水)

ハズレ・・なのか・・!??


実生選別20-078号君(交配番号11258)」 錦華山♀に黒跳系三段咲き「雅び桜」の花粉を直接交配して咲いた三段咲きです。白地にくっきりとした赤覆輪がとてもお洒落な「綺麗な三段」です。誰です、「貞心」に似ている・・なんて言うのは・・・もっと綺麗よ!!
ひえ~~~~っ・・しんどかった・・・。
ここ数日から・・今の今まで・・・確定申告の準備で・・・取敢えずは漸く終了!!
特に奥さん・・・この時期はなかなかハードで・・お疲れ様でした。

今日は休園日でしたが・・・朝からとーってもお日柄もよろしい様でしたので・・・
僕はイソイソと交配に出勤です。
今年はタネ親置き場と交配室を分けたので、全部を加温しないですむ分、少しは花を保たせる事が出来そうですが・・・。
それにしても、先週までは天候不順が続いたので、今週辺りから漸く・・・といったところでしょうか。
これから1週間近くは少し安定しそうです。
明日も一日良い天気のようですので、僕は交配室に閉じ篭って交配です。
既に今日のうちに明日の交配準備をしてあるので、僕は例によって・・・捕まりませんよ。(悪しからず・・)

ここに来て、今年初花のF1たちが次々と開花を始めました。
とにかく毎年ギリギリのところで交配をしています。
えっ・・何がギリギリかって・・・・
それは、三段咲きになってしまうか・・・♂や♀として次に繋がるか・・・というところです。
最近の傾向を見ていると、マニアの多くの方は実生から出来た三段咲きの中で「花粉の吹きやすい花」や「花粉の吹かせやすそうな花」を探して交配している傾向が高いようです。
でも・・・僕らが親に使う三段咲きの殆どは、原種にしても実生花にしても・・・・
花粉の出無いほんの少しのオシベを捜して、何とかして花粉を吹かせる方法を選んでいます。
そのときに、弁化能力の強い♀をわざと選んで・・・前記の「ギリギリのとこ」で次の親を作ります。
こうして出来上がった「次の親」たちの力は、何もしないで花粉を吹く三段咲きを利用するそれと比べても、はるかに弁化能力が高く、高水準の三段咲きを作る親に生まれ変わります。
(もちろん・・・選ぶ♀も重要ですが・・・)
その代わり・・ほんの少しの花粉から生まれる子なので・・・取れるタネもほんの少し・・・
その中で良い親になるものは片手でも多すぎるほどの数のみ・・・です。
ですから・・・「答えの出ている三段咲きの親が欲しい」・・・等と、気軽に言わない様に!!(ハハハ・・・)
僕らの苦労も・・・少しは解ってね!!
そんなこんなで苦労して作ったF1も・・・結構ハズレ??があります。
そんな花たちをご覧くださいね!!

交配番号11211君」 ナ・・・ナントいきなり「鈴露×大観」です。この交配1粒しかなかったのに・・・花粉と言うか・・オシベ無いし。嗚呼・・やり直しだよ~ん。

交配番号11249君」 以前紹介したものと同じ交配の「錦華山×熱唱」です。この交配・・・9割が三段咲きでした・・・。

交配番号11232君」 コレは佐渡産の白/緑大輪三段咲き「豊緑」を使った交配で「鈴露×豊緑」です。そんなっぽい花ですね・・・それにしても「鈴露」の弁化能力は凄すぎ・・です。

交配番号11327君」 王様・佐渡の幻系の♀に「剣の舞」を直接交配した花です。♀が強すぎると、なかなか次の親が拾えません。

交配番号11302君」 花奏・良聖系の♀に佐渡産の大輪紫三段咲き「幻海」を交配した花です。親勝りのなかなかの雰囲気が見え隠れしています。

交配番号11302君」 上の写真の兄弟です。同じF1でも結構顔の違う三段が咲くものです。コレは銘花になりそうな・・・もっとも・・「幻海」は殆どの人が知らない花でしょうね。

交配番号11304君」 彦神・佐渡の幻系の♀に、跳珠Fに紅佐州を交配して出来た濃赤大輪三段咲き「紅武州」を交配した三段咲きです。ドンドン血が濃くなっていますね!!

交配番号11308君」 またまた「鈴露」に、素心三段の「銀世界」を交配して、ボリュームのある純白三段のF1を作ろうと思ったら・・いきなり咲いた三段咲きです。でも・・・兄弟で標準花かヘラ(もちろん泥軸)が咲いたので先ずは一安心です。

交配番号11478君」 「天明」に先の「紅武州」を交配したら咲いた三段咲きです。「紅武州」の色違いの様な感じで期待できそう。兄弟のもっと良い方はお嫁入りしてしまいました。そう言えば・・・「天明」の元親も「鈴露」系だよ・・。

交配番号11214君」 大満月に将軍を直接交配した「大満月×将軍」です。この交配・・知人のところでも三段が咲いたと嘆いておりました・・・が、僕のせいではありませぬ・・・と、思う。(ハハハ・・・汗)

交配番号11244君」 これも大満月に笹和を交配した「大満月×笹和」の三段咲きです。なんとなくそれっぽい雰囲気はアリアリなのですが・・。
と、言う事で・・・
コレだけギリギリのところで三段咲きの♂や♀を選別するのですから・・・親作りもとっても大変です。
「一発屋」の三段咲き君たちは、作りこんでも結構限界があって、僕にとっては余り楽しくないのですが・・・それでもこの子達が本当に「ハズレ」なのか、実はこの段階で「大当たり」なのか・・・・
結果は5年後・・・くらいですかねえ。
でも・・・この子達が咲いていると言う事は・・・・
少なくともちゃ~~んと「三段の花粉」が交配されている・・・と言う証拠にはなりますよね!!
毎年・・・次の親たちはこうした苦労の末に選別され、作り伝えられて行くのです。

2009年3月 9日 (月)

New三段咲き的私考


実生選別21-079号君(交配番号10259)」 コレまで咲いた中でも極めて赤黒い三段咲きです。古都路Fと初跳から生まれた実生3年生初花ですが、実物はとてもすんごい色ですよ。
今から10年チョット前の事でしょうか。
漸く程々の三段咲きが実生で咲き始めた頃、三段咲きについて色々と考えてみたことがあります。
今の(当時の)三段咲きのイメージ・・・
・緑を帯びた渋好みの花・・
・玉斑の変化が面白い・・
・どちらかと言うと一般よりもマニア向き・・
・重量感があって、迫力がある・・
・日々の花弁の変化が面白い・・
・うまく綺麗に咲かせるのが難しい・・
・ともすると汚い花の印象がある・・
等々・・・・
えーーーーーーいっ、ダメだ、ダメだ、ダメだーっ・・・
どんなに迫力があっても、どんなに渋くとも、どんなに変化していても・・・・・・・
「綺麗」でなくっちゃ・・ダメェーーーー!!
なのです。
そんな訳で・・・濃色の二段咲きの様に花色に艶のある「綺麗な三段咲き」を作る事にポイントを置いて、ここ10年近くの間で試していた事があります。
花弁の色に深みと艶を出す・・・いったいどうすれば・・・・・
このことだけを目標に、交配を続けてきた花たちがあります。
地合いで花色に深みを持たせて、日輪や二段で花にボリュームをつけて、大輪三段咲きで華やかさを纏う・・・
交配3代目で漸くその片鱗が見えてきました。
漸く理想に近づいてくれた子供たち・・・
この子達・・・コレから果たして、どのような花に変化していくのでしょうか。
じっくりと見守ってあげたいですね!!

実生選別21-059号君(交配番号10649)」 申公に濃赤二段「緋の鳥」と烈火系地合い「御神火」そして跳珠系巨大輪濃赤三段咲き「熱唱」を加えた交配から生まれました。むらの無い藤紫色とグリーンの対比が美しい花です。

実生選別21-081号君(交配番号10649)」 上の兄弟ですが、こちらの方が紫色に深みがあり、多弁でボリュームがあります。

実生選別21-074号君(交配番号10856B)」 前種と似た系統の交配で、花奏×初跳から生まれた「天明」に、濃赤二段「緋の鳥」と烈火系地合い「御神火」そして跳珠系巨大輪濃赤三段咲き「熱唱」を加えた♂を交配したものです。外花弁を良く見ると色むらの無い深い紫色を構成しているのが「網目地合い」である事が良く解ります。色対比抜群のスッキリとした大輪花です。

実生選別21-075号君(交配番号10856B)」 上の花の兄弟です。こちらの方がブルー系の色合いで、グリーンの三段弁の基部には褐色を絡めて、そこが何とも味わい深い美しさを醸し出します。こちらは更に大輪です。

実生選別21-060号君(交配番号10856B)」 これも上の花の兄弟ですが、こちらはビロード濃赤色に赤褐色の三段弁が良く開きます。烈火の血が花色に更なる深みを与えてくれます。

実生選別21-057号君(交配番号10701)」 弥彦産地合い日輪の「白藤」に、佐渡産のビロード赤網目地合い「内裏」を交配して生まれた濃赤網目日輪「花御所」に、更に赤地合いの「佐渡輝紅」を交配して濃赤網目地合いの日輪を作り、そこに「初跳」を加えて、濃赤やあずきビロード地合い系の三段♀日輪を数タイプ作ります。次に、それぞれに三段系「八海山×初跳」の♂親を交配して漸く生まれた三段咲きです。(ひぇ~しんどい・・) むらの無い紅桃色の真ん円の花弁に、緑の三段弁がバランス良く映ります。

実生選別21-076号君(交配番号10701)」 前種と同じ兄弟です。こちらの方が更に濃赤で、程々の三段弁は陽に当たるとキラキラと輝きます。退色の殆ど無い深みのある色合いは素晴らしいものです。

実生選別21-077号君(交配番号10701)」 これも前種の兄弟です。未だ咲き始めですがこちらは深い古代紫色で、♀親のあずきビロード日輪の色をそのまま映しています。これも良く見ると色の深みが網目地合いから生まれている事が解ります。やはり三段弁がキラキラと光りとても美しい花です。

実生選別21-080号君(交配番号忘れた・・)」 コレは錦華山×初跳の♀に、内裏系の濃赤網目花「暁」に佐渡産の淡い桃網目系三段咲き「渋谷三段(仮称)」を交配した♂を交配したものから生まれた濃網目地合い三段咲きです。網目系の三段咲きと、地合い咲きをうまく絡めると、こんなお洒落で可愛い花も出来ます。

三段兄弟君(交配番号10856B)」 ちなみに上の3枚目から5枚目の写真と兄弟の、ビロード濃赤/グリーン日輪咲きです。地合い系から生まれる深みのある赤い花弁が見事です。この花から次は何が生まれるんでしょうか!!

三段兄弟君(交配番号10701号君)」 これは上の6枚目から8枚目の三段咲きの兄弟です。やはり地合いからくる深い紫色は見事ですが・・・これ・・タネ付くかしら・・・。
長年・・・温めながら、コツコツと交配を繰り返していた秘蔵の三段咲きたちをついに公開。
実物はどれも素晴らしく深みのある色なのですが・・・ヤッパリ写真では表現しきれませんね!!
「綺麗な三段咲き」創り・・・これからもずーっと続けて行きたい僕のライフワークです。

2009年3月 8日 (日)

有難うございました!!


彩の梅」 大輪の円い梅弁の花はほんのりの地合いを染めて、紅色の二段弁が綺麗に咲きそろいます。桃寿・吉祥天系の素敵な花ですよ。
今日は・・・昨日とは打って変わって、一日中ど~んよりとした曇り空です。
予想通り・・昨日とは違いはるかに人の出も少ないのですが、それでも、入れ替わりどなたかはお見えになっていたのでまずまずの展示会でした。
午後になると見慣れた顔の方々や、森林公園帰りの方もお出でくださり・・・
さすがに「隙を見て交配」と言う訳には行きませんが、それでも空き時間にはそこそこ写真も撮れたので、程々のよい一日でした。
一応予定していた今年の雪割草の展示会はひとまず無事に終了いたしました。
全日程期間中、本当に多くの方にお越しいただきました。
また、予想以上に沢山の雪割草たちをお買い上げいただきました。
本当に有難うございました。
でも・・・イベントは終了しましたが、まだまだ遅咲きの雪割草たちが咲いてきますので、興味のある方はいつでもご来園ください。
何かしら咲いていると思います。
せっかくですので、今日撮影した展示品の中から「チョット気になる花」たちをご覧ください。

巨峰」 大紫×跳珠系の中から生まれたブドウ色の三段咲きです。このタイプの色彩花は小輪系のものが多かったので、大輪花に挑戦しました。咲き姿も抜群に美しい3年前の実生選別花です。

慶賀」 ボリュームいっぱいの三段弁と、株立ちでの纏まりの良さが魅力の三段咲きです。平成13年頃の実生で初花から5年、いよいよ本領を発揮してきました。実物は写真よりも2回り大きい大輪です。

緑翠宝」 オシベの弁化までは三段咲きですが、中心は唐子咲きという面白い味わいの花です。平成14年頃の実生ですが、白と緑だけで織り成すハーモニーがとても魅力的な花です。

極楽鳥」 H13年交配の古い三段咲きですが、初花5年目にして初めて中心が開きました。極彩色豊かな花で、今回、女性に一番人気の花でした。

御所手毬」 白二段咲き「手毬」と田毎の月系標準花「優駿」の分離から生まれた濃赤・白リングの千重咲きです。風の便りでこの花の兄弟が「新潟大会」の●●万円コーナーに飾られたと聞きましたけど・・・ホントなの・・!?? 紅白の色バランスが抜群に美しい花です。

雲の嶺」 ボリュームいっぱいの紫色地合い白覆輪系の千重咲きです。青い空に立ち上がる入道雲の様な花はとても不思議な印象です。

梅まつり」 今年話題の柿色の元親になった花の一つです。朱桃色の梅弁の花は遠目に見ても良く目立つ見飽きぬ銘花です。

恋空」 朱鷺日輪に恋姫Fや乱獅子・白衣Fの白覆輪を交配し4年前に選別した千重咲きです。ほんのりの白覆輪と微妙な花色のグラデーションがなんともいえぬ味わいで、つい魅入ってしまうほどの気品ある名花です。

赤心乙女」 赤星・鉄心系の中から選別した赤色円弁の乙女咲きです。本音を言うと鉄心をここまでの花型にするのはなかなか難関ですよ!!

大江戸」 H12年交配の濃紫/白二段咲きですが、実は元親は小雀です。小雀からここまでの二段咲きに作り上げるのはなかなか難儀でした。この花の子供たちにはかなりの傑作も幾つか生まれています。

緋天白」 H20年初花選別で、AAAAAクラスの濃度を持つ濃赤花「緋炎」から生まれた赤/白系二段咲き「天白」に、日溜り×御神火を交配して生まれた濃赤色/白二段咲きです。何しろ赤の濃度・鮮度が半端ではありません。

吟彩」 一見では普通の絣の入った三段咲きに見えますが、実は濃紫色地合い絣りの花弁を持つ地合い三段咲きです。絵草子と青嵐のコラボから生まれた不思議な味わいの吟味いっぱいの三段咲きです。
まだまだありますが、とりあえずこの辺で・・・
明日は曇りですがときどき晴れ間も見られそうなので、少し暖房を焚いて一日中交配の予定です。
これからも面白そうな花は順次紹介していきますね!!

2009年3月 7日 (土)

お疲れ様・・・です。


実生選別21-054号君(交配番号10210)」 今年初花の実生3年生で、八海山×初跳に歌舞伎のF1を交配した中からの選別です。なんとなく落ち着いた雰囲気が◎ですね!!
今日は少し風があるものの・・・朝から抜ける様な良い天気です!!
そう・・絶好の交配日和ですね!!
今日から「実生新花展」ですが・・・隙あらば交配しようと考えていたあさはかな僕・・・。
取り急ぎ、昨日の続きがあるので・・・少し早めに園に行き、先ずは展示品の選別です。
展示品をそこそこ出し終えた頃から早くもお客様が見えて・・その後直ぐに、遠方からのお客様にお越しいただきました。
昼前ごろには更に別な遠方のお客様も見えて・・・まるでミニ●●雪割草連合会の様な有様でした!!
その後も、作場に品探しに行って、戻ってみると更に大勢の方にご来園いただいて・・・
またまた遠方のお客様も・・・結局、広島から北陸、関東北部から南部まで・・・多くの遠方の方々にもお出でいただきました。
そうこうしているうちに・・・お馴染みさんたちも次々と現れて・・・・
交配するどころか、写真を撮る間も全くありませんでした!!
皆様、こんな片田舎にわざわざお越しいただきまして、本当に有難うございました。
楽しんで、目的のものを探していただけたのでしたら、とても嬉しく思います。
「来年も頑張らねば・・・」
つくづく感じさせていただいた一日でした。

実生選別21-067号君(交配番号9056)」 実生4年生初花の三段咲きです。申公♀に、佐渡産の無名大輪赤三段「ポニー三段」のF1を交配した中からの選別です。赤を意識した交配でしたが、申公はやはり紫に転びやすい様です。
皆様、本当に有難うございました。
来年も是非、遊びにいらしてください・・・ねっ!!

2009年3月 6日 (金)

マダマダ・・・


青軸キメラ星点二段咲き??」 とりあえず咲いてきたのですが・・・咲き始めはほとんど「香の宮」の顔ですね!! マダマダ・・・だね!!
青軸キメラの二段咲きに難航してます。
最初は簡単に考えて・・・何人かの方の親株なんかも集めて使ってみたのですが・・・
結果として他人の親は他人の親・・・・・でした。
僕がこの手の花を作る目標は次の通り・・・
・キメラ星点を鮮やかにしたい。
・二段弁を揃えたい。
・花弁の厚い円弁にしたい。
・大輪にしたい。
・花茎をまっすぐに立てて、間延びしない。
こんなところでしょうか。
この中でも特にこだわりたいのが「大輪」である事。
写真のキメラ君たちは、とにかく大輪にしたい・・・と、考えて交配してみた花たちです。
先ずは「大輪で鮮やかな星点模様」・・
ここから入ったんですね!!
当然、巨大輪系の素心二段作りから入って、そのF1で円弁を作り・・・キメラ系と交配してみる。
ヤッパリ予想通り、星点に難儀です。
あせることは無い・・・
どうせなら良い花を作りたいので・・・ゆっくりと確実に進んでみましょうね!!
ここまで来ればあと少し・・・それとも・・マダマダ!??

青軸キメラ星点日輪咲き??」 こちらは巨大輪で花型も良いのですが・・・キメラ模様が少ない・・。雰囲気は十分なんですけどね!! こちらは三段系の♀に使うのも面白いかも・・・!!
明日から「実生新花展」だと言うのに・・・今日は一日雨で、展示品の準備すら出来ていません。
午前中は医者にも行ったのですが・・販売品を整理している途中で・・・バテた・・・。
明日は遠方からも何組かお客様がお見えになるので・・・・・・朝からガーンバ!!

2009年3月 5日 (木)

♂親/♀親


三段咲きの♀親です」 コレは今年初花の実生3年生の「雅び桜」F1と「熱唱」F1との交配から生まれた濃赤/緑ヘラ日輪です。この花だけ見ていても綺麗なので、こういうものは直ぐに選別します!!この手の顔つきは三段咲き♀親としての力も相当なものと確信してます。

三段咲きの♂親です」 上の♀親と同交配の兄弟標準花です。全体の雰囲気から両親の血を感じるもので、♂も♀も、どちらを使っても面白そうです。もちろん・・・セルフもOKよ~ん。
今日は朝から「晴れ」の予報です。
こんな日は寝ている間もワクワク・ソワソワ・・・
いよいよ交配が出来る天気になりました!!
郵便局や銀行回りにチャリで行く奥さんを尻目に・・・僕はさっさと車で園に向かいます!!
いざ・・・作場に入ると・・・ハハハ・・・
あれもやりたい、これもやりたい・・・で、なかなか進まないんですけど・・・ね。
それでも夕方までに60交配・・・先日までの総数で101交配まで進みました。
今日は、三段咲きのほかにも、アオジク点々段咲きや黄花段咲き、少しですが紅すだれ段咲きなんかの交配も出来ました。
取り急ぎ・・・咲いてそうな親たちは大体交配出来ました!!(ヨカッタ・ヨカッタ・・)
さて・・・上の2枚の写真ですが、コレは「大満月×雅び桜」の♀に、「赤深海×熱唱」の♂を交配した一例です。
通販リストの中で2番目に高価な交配で、全国大会でも全て売りつくした人気の交配です。
共に、跳珠・タイシュ系と言われる巨大輪黒跳系三段咲きを使った交配で、おそらく三段咲きとしては最先端??の交配だと考えられます。
僕は、写真の様な♂花や♀花は、必ず親として選別しています。
色・形・バランス等も申し分ないのですが・・・なにより・・
下の写真を見てね!!





みんな兄弟だよ~ん」 マダマダ他にもあるんです。
と、言う事です!!
実は、コレだけトップクラス??の三段咲きがゴロゴロと咲いて来ている交配なんですね!!
最近の交配にはこんなパターンの花たちが幾つもあります。
その中でも、特に色や型にこだわった♂や♀を選別する事。
この子達の力が見えるのが3年後・・・・
これ以上の凄い花・・・見てみたいですね!!
(交配・・間違えない様にしなくっちゃあ~)

明日は一日雨で・・その後は「実生新花展」です。
次の交配は月曜日ごろかしら・・・。

2009年3月 4日 (水)

色々と見えてきた・・のか・・!??


実生選別20-036号君(交配番号9605)」 昨年選別の実生4年生濃赤三段咲きです。錦華山に初跳を2回交配したものから生まれました。
昨日の夕方ごろから少しまとまった雪になりました。
どのくらい積もるのか・・・と心配しておりましたが、今朝になった時点で既にかなり融けていたので一安心です。
今日は休園日で晴れ間も見えたので、午後からでも少しは交配したいと思っていました・・・。
ところが、もう少し晴れていれば交配も出来たのですが、午前中に用事を済ませた頃からまた曇り始めて・・・結局、園に行った頃にはまた涼しくなってしまいました・・・残念。
せっかくなので・・・去年のカイワレ苗と今年発芽の蒔き床を眺めていたのですが・・・・。
チョット面白いことに気がつきました!!
今年は、意外にどの蒔き床も発芽が順調で、特に、三段咲き交配の中でもゴッソリと芽が出ている蒔き床をラベルを抜いて幾つか確認をしてみました。
ところがです・・・ここで面白いことに気がつきました。
実は、この・・・沢山発芽している三段交配の殆どが、他の方の作ったF1で、今年、余り良い答えが出なかった親たちの交配なのです。
短絡的にいうと・・・人の花(F1)なので、試験的に交配してみて、結局三段咲きの一本も出なかった交配・・・なのです。
♂親が一緒・・・だったんですね!!
段咲きの血と発芽率というものがどういうものなのかは良く解りませんが、偶然なのか、必然なのか・・・
面白そうなものが見えて来ました。(多分ぐーぜんでしょうが・・??)
去年のカイワレも少なからず花をつけているものがあります。
来年初花の、未だ答えの見えていなかった段咲きのF1なども、ちゃーんと三段咲きが咲いているものもあり・・・・・チョット一安心です。
コレが解るだけでも、今年のこれからの交配に「無駄」がなくなります。
毎日観察していると・・・色々な偶然や必然が見えてきます。
観察することの大切さを改めて感じますね!!

明日は久しぶりの「晴れ」マークです。
僕は朝から「不在」状態で交配室に閉じ篭ります!!
この後の天気も今ひとつなので・・・何とか出来る数までやりたいですね!!

実生選別20-022号君(交配番号9596)」 三段咲き♀親の天明に、古都路のF1を交配した実生4年生三段咲きです。この三段弁の型とバランスの良さは、僕の理想とする花の一つです。
今週末の土・日は「実生新花展」です。
遠方よりご来園の方も多そうです。
ただ・・・天気が少し心配・・・・。
うまく開いてくれれば良いのですが・・・。
金曜日は一日、準備日ですね!!

2009年3月 2日 (月)

交配日和・・も・・・


実生純白三段咲き」 実生4年生初花の純白三段咲きです。跳珠・88系の「月宮殿」を♀にした良聖F1とピンク三段F1の「片親一緒交配」から生まれた大輪でとても清楚な花ですね。
今日は朝から風が強く、気温も余り上がらない一日でした。
が・・しかーし・・・
「晴れ」です!!
そう・・・晴れてさえくれれば、ハウスに風は関係なーい・・・ハウスに気温も関係なーい!!
と言う事で・・今日は絶好の交配日和です。
昼前ごろから業者さん2軒やお客様もお見えになっていたのですが・・・
昨日の公約どーり・・・勝手にやっててね!!
で・・・自分はせくせくと交配を始めます。
でも、あちらこちらと雑用もあるので・・
今日のところは25交配程度、昨日とあわせても取敢えずの40交配と言ったところでしょうか。
でも、25交配と言っても、交配した花数は100花以上ですよ!!
明日からはまたまた・・・さむーい日が続きそうです。
明日は夕方からは雪マークだし・・・。
今年の交配はヤッパリ難儀です。
今度はいつ出来るんだろう・・・・・・・。

実生選別20-011号君(交配番号9503)」 昨年選別の実生4年生千重咲きです。彦神Fに初跳2回の交配から生まれました。綺麗な花ですよ!!
変な気候です。
今年の交配は皆さん難儀しているみたいです。
目標の数が出来るかどうか・・・
かなり不安です・・・。

2009年3月 1日 (日)

交配開始・・


翔鶴」 白地に濃赤色の網目白覆輪がとても綺麗な二段咲きです。初花から4年程が経ちましたが、年を追う毎に綺麗さが増していくのはとても嬉しいものです。

実生初花」 セルフ分離から生まれた実生4年生初花の、赤桃色に白覆輪の千重咲きです。未だ咲きはじめなので、外弁と小花弁のバランスがこれからの見所です。素晴らしく変身してくれそうな予感が・・・。
今日も引き続いて「本咲き展」です。
朝は少しどんよりとした天気で・・・出足も今ひとつでした。
午前中は写真撮り等をしていたのですが・・・今日は余り多くの人手を予想していなかったので・・・
最初から新しく作った「交配室」の暖房を入れて、いよいよ交配の準備にとりかかりました。
お昼も少し過ぎた頃から陽差しも見られたので、「もう大丈夫だろう・・」と手の空くのを見計らって交配室に閉じこもります。
取り急ぎ、花の咲き始めた黄花段咲きや三段咲きの交配から手を染めたのですが、黄花段のF1等は、何れも花粉の吹きが未だ今ひとつでした。
三段咲きは早くも跳珠系や熱唱や将軍の子が咲き始めていたので、色々と創造をしながら結構楽しく交配できました。
ところがです!!
どーも、僕が交配室に閉じこもっている間に次々とお客様がお見えになっていたみたいで・・・
結局、夕方までには多くの方に遊びに来ていただきました。
どーもすみません・・有難うございました!!
お蔭様で売り上げも予想以上で・・・
本当に有難うございました。

明日は風があり涼しいながらも「晴れ」です。
僕は朝から交配室に閉じこもって交配です。
ただ・・・既に業者さんの予約が2件ほど・・・。
皆さん!!
ほっとくので・・・かってにやってねー!!
(ナ・・・ナント・・無責任な・・・)

赤天婦人」 今年流行の「紅すだれ」系の交配を僕もご紹介。恋姫系の♀に紅はぐれ段系の♂を交配した実生3年生初花です。「初鏡」系とはまた違った趣で気に入っています。実物は黒味の強い赤色です。

黒耀夫人」 上の花の兄弟で、これぞ「紅すだれ」のなせる業です。何ともいえない妖艶な雰囲気がこの花の持ち味ですね!!
「紅すだれ」系の段咲きは今年の流行ですね。
F1のセルフ分離は花型が×なものが多い様で、「初鏡」を使った交配は既にあちらこちらでよく見られます。
これからどんな進化を遂げていくのか・・・
このタイプも今後、見逃せませんね!!

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