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2009年8月23日 (日)

交配の昨日・今日・明日

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コバギボウシ子宝咲き」 御殿場農園さん作出の「日向八重×黒竜」です。今年初めて蕾を見てビックリです、花が開いたらまた紹介しますね。

写真の花は昨年、御殿場農園さんのご好意で分けていただいた同園作出のコバギボウシの交配種です。
九州産の八重咲きといわれる「日向八重」と北関東で見つかった赤紫花の「黒竜」の交配です。
この株はまだ分離をする前のF1そのものですが、よく見ると花の子房の部分は「黒竜」に似た赤紫色の着色が見られ、花は花苞に包まれた中に小さな花弁が集合する子宝咲きの形状を現しています。
御殿場農園さんのお話では今のところ子宝咲きは3割ほど、他は普通の花で色も赤みを感じるが淡め・・・との事。
このことによりかなり大まかな推測ですが、「日向八重」は一見八重に見えますが実は子宝咲き、この子宝芸はF1での出現率を考えると劣性ながらもホモ・・・と言うことが解ります。
この・・「劣性でもホモ」と言う遺伝子が・・・色々な植物に於いても、これからの新しい花を作る重要なポイントだと感じています。
少なくともこのコバギボウシひとつをとっても、この花の出現とその過程を考えるだけで色々な将来が見えてきます。
当然、コバギボウシの純白子宝咲き、小豆色子宝咲き、斑入り子宝咲きは元より、その他のギボウシについても色々な容で応用できます。
僕はどんな植物を交配するときにも、この「劣性ホモ」の遺伝子を必ず探します。
多くの変異植物には、本来は「優性」だから「ホモ」なのです・・・・が、なぜか「ホモ」なのに「劣性」と感じられる遺伝子が見られることが間々あります。
僕はそのような遺伝子を仮に「劣性ホモ」と呼んでいます。
この「劣性ホモ」は色の遺伝子、形態の遺伝子、形質の遺伝子、変異の遺伝子等、それぞれに見られる事があります。
こういった遺伝子は「劣性」ですがあくまでも「ホモ」ですので、やがては「優性化」します。
このときに初めて「芸の安定」につながるのです。
これが僕の交配育種の基本的な手段です。
この劣性ホモ探しと芸の優性化が交配育種の醍醐味ですね!!
さて・・・この花を紹介した以上は・・僕も次へ進まないとしょうがないですね!!
ここまで作ってくれた御殿場農園さんには感謝感謝です。
「切り札は先に見せるな、見せるならさらに奥の手を持て」とは、たしか蔵馬が黄泉に言った言葉・・・(ナンノコッチャ・・)
さてさて、これからどんな奥の手・・・作ろーかな。

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