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2010年3月30日 (火)

予報に反して・・

Img_1287 雲の嶺」 全国大会会場で2日目に開き始めて多くの方に注目を頂きました。「日英」と網目二段系の交配から生まれた地合い絣の千重咲きです。こんな花が沢山作れたら嬉しいんですけど・・。

今日は天気が荒れそうなので・・・朝から暖房を焚いて三段咲きの販売用交配を始めようと予定していました。
園に着くと予報に反して・・・なんだかお日様が出てきそうな気配で・・・
急ぎ予定を変更して・・・まだ交配していなかった「紫大帝」や「静御前」のF1作りから始めました。
途中・・・天気も急変して風も強まり、雨もありで・・・やはり少し荒れ模様でしたが・・・
ハウスで交配するにあたっては何ら支障も無く・・・
雲の流れに日も射して・・・意外になかなかの交配日和となりました。
雪割草を育てるには新潟等の北国の方が良いのでしょうが、ヤッパリ育種するには関東の環境は最高だと改めて感じました。
交配親を探そうとタネ親室を行ったり来たりでうろうろしていたら・・・終わったはずの地合い系三段咲き♀親をまたまた見つけてしまいました。
参考までに・・・こんな花たちです。
Img_2113 Img_2116 Img_2114 地合い三段咲きの♀親たち」 だいたいこんな感じの花たちです。如何にもそれっぽい花たちですね!!
急いで、先日紹介した地合い三段咲き「吟彩」を持ち込んで花粉を吹かせて交配です。

ちなみに・・・今日で1290交配ですが・・・
そのうち三段咲きのF1作りだけで273交配あります。
熱心なマニアの方でも1年間に作る三段咲きのF1はせいぜい20交配程度かと思います。
この数字で解るように当園では三段咲きのF1作りだけでも、1年間でマニアの方の10年分近い交配をしていると言う事です。
このうちのどのくらいの種子が稔って、どのくらいが発芽するかは解りませんが・・・
それでも・・・このくらい交配して、その中から自分の気に入った花を選別して・・・交配して・・・多くの方に注目されて・・・皆に認知されて・・始めて「なんぼ」・・・が、プロの世界なんです。
別に交配だけではありません・・・
色々な事を目にして、耳にする事によって・・・プロとセミプロ、アマチュアの差と言うものを考えます。
展示会の為の開花調節に携わる設備投資、確実に交配する為の設備投資、常に新しい花を作るための苗投資、植物を元気に育て良い花を咲かせる環境作りのための設備投資・・・
僕はこれらをよりクリアーにする努力がプロとしての自覚と仕事だと考えています。

今年はまだまだ交配出来そうです。
これから咲いてくる♀花も結構あるので・・・また、アッチコッチうろうろして♂探しでもしましょう。
1500交配、F1交配300・・・が今年の目標です・・が・・・。

Img_1845_2 雲の嶺の兄弟」 先日、タネ親置き場をうろうろしていたらこんなものを見つけました。初公開「雲の嶺」の兄弟です。要はそのまんま「メシベ付き雲の嶺」ですね。今年はこの花を使って更に濃色でコントラストの良い地合い絣の千重咲きを目指した交配をしてみましたが・・・はたして・・。
Img_1847 日英」 H7年の交配の地合い日輪咲きで「雲の嶺」の♀親として使用した花です。久々に大輪系で再交配してみるのも面白いかも・・・。

明日・明後日はお出かけです。
でも・・・
晴れそうなので・・なんとなくもったいない・・・・・。

2010年3月28日 (日)

取り敢えずはひと段落・・

Img_2109豊雪」 「月宮殿・黒姫・良聖」系の交配から生まれた清楚な素心三段咲きです。濁りの無い白と緑の対比が美しく、まだ2年目ながらも大きな花はとても迫力があります。

今日も朝から曇天です。
でも・・・今日で取り敢えずの目標交配は終わりにしよう・・・と、考えていたので、暖房を26℃に焚いて昼から交配に専念しました。
寒冷紗を全開し少しでも室内を明るくして、花に負担をかけぬ様に温めて、交配室の中は初夏の温度を保ちます。
お陰で・・・花粉がバンバン吹いています。
最初に素心三段系の交配、これはついでにテンテン三段等の準備交配も行います。
素心三段系はこれまでもとても多くの親作りを続けてきたので・・・なかなかのヴァリエーションが揃ってきました。
ついでに新しいF1作りも欠かせません。
その後は青軸系無毛段咲きの交配を続けます。
と・・・言う事で、今日で取り敢えずの3年後、6年後、10年後に向けた準備交配は終了としました。
今年は殆ど・・この手の交配しかしてません。
今日で1200弱交配が進みました。
ただし・・・今年はまだまだ花が咲いてきそうですので、明日からは販売用の交配を続ける事にします。
あと10日くらいは交配出来そうですね。
火・水はいないのでタネ親室を冷やしておいてもらいます。
やはり交配用の親鉢は大株に限ります。
花が終わったと思っても・・・必要な時に見てみるとまた小さな花を出してくるんですよね。
そんなこんなで・・・大株にすると結構長い間交配が可能になります。
春の花も沢山咲いてきました。
こちらの方も撮影その他・・・やる事が溜まって来ています。
ヤレヤレ・・・です。
Img_1920 Img_1921Img_1843  Img_1922 Img_2107 Img_2108素心三段の兄弟」 参考までに・・これまでに色々と交配しながら作ってきた素心三段咲きの兄弟たちを紹介します。「月宮殿」「黒姫」「良聖」「雅び桜」「初跳」等から生まれたものですが、特にオシベ・メシベのボリュームや花型、緑の深みや鮮度、全体のバランスにポイントを置いて選別しています。現在はこれらの花を「素心三段咲き」作出の親として使用しています。

少し早いですが「やまくさ4月の売り場のご案内」を載せてみました。
今回は写真100枚の花い~っぱいの拡大版です。
ご興味のある方は是非ご覧ください。

2010年3月27日 (土)

今年はなんだかおかしいぞ!!

Img_1946濃赤底白花」 「小鈴・速玉」系の交配から生まれた底白のくっきりとした今流行りの標準花です。実物はより濃色でコントラストの優れたものですが、デジカメ写真ではなかなか雰囲気が出ませんね!! 今年は更に大輪でコントラストの良さにポイントを絞った交配を多数試みてみました。

あれっ・・・なにか今年はおかしいぞ・・・。
そう気付いたのは今日の事・・・
えっ・・・何がおかしいか・・ですって・・・
それは、雪割草たちの成長の事です。

いつもは・・・既に花が終わり始めの雪割草たち・・・
今年は・・・花がなかなか終わりません。
既に早いものでは、本葉が昨年の葉よりも大きく展開し始めているのに・・・
株によってはそれでもまだ花が咲いています。

交配した株もそう・・
何時もなら早いものでは結実が始まって、金平糖の様な種子が目立ち始めるのですが・・・
今年は漸く…2月末頃までに花が終わった株がやっと種子になり始めたところで・・・
交配したものも、3月頭に交配してしばらく加温していたものがやっと膨らみ始めた程度で・・・あとのものは結実しているのか・・結実していないのか・・・
なかなか種子が膨らんできません。
それ以前に・・・受粉はしていると思われるのですが・・・・
・・・いつまでも花が散りません。
タネ親たちも・・花が終わったと思ったら、また根元から次の小さな花が出てきたりして・・・
来月もしばらくの間は交配が出来そうな雰囲気です。

原因はきっと…今年の寒さです。
関東でも殆ど高温になる日が少なく・・
陽が出ていても外気温は低い・・・と言う日が続いているからだと考えられます。
今日で約1100交配が過ぎましたが・・・はたしてどれほどの花が受粉しているのでしょうか・・・!??
答えが出るまではもうしばらくかかりそうです。
こんな年は初めてです。
これから先・・心配事が増えなければ良いのですが・・・はたして・・・・・・・・
Img_1638 実生標準花」 ツマ紫の交配から生まれたとても風変わりな花です。4花咲いて、全花がこの様な花芸を見せてくれました。今年はツマ紅、ツマ紫の交配もかなりポイントを絞って行ってみました
Img_1648実生標準花」 「花屏風」「天女の帯」系交配の絞り染め分け花です。絞り染め分けは咲くのですが、なかなかこれだけ濃淡のクッキリとした花は生まれません。
Img_1656 実生標準花」 当園得意の白地地合い絣系の大輪花です。今年はこのくらいの花は結構咲いてきました。これもかなりポイントを絞った交配を今年は試みてみました。
Img_1964実生標準花」 吹きかけ絞りはいつもは余り注目していないのですが、この花は大輪で、底にたたずむ桃覆輪と紫色の吹きかけ絞りの対比がとても味わい深く目を引きました。お洒落な花です。

明日・明後日は曇天みたい・・・
その後の晴れは外出だし・・・
ラストダンジョンは木曜日以降からかも・・・。

2010年3月26日 (金)

今年のF1は・・・

Img_1929 吟彩」 一見、普通の三段咲きに見えますが 、良く見ると紫地合い模様の三段咲きです。「絵草子・青嵐」系の分離から生まれました。
Img_1967_2吟彩」 三段弁を外すと地合い咲きである事が良く解ります。古い花ですが始めて花粉を切ってみたところ、沢山花粉が吹いてきました。

今日は途中に天気雨などもあり、スッキリと晴れた程ではありませんが・・それでも予定通りの交配日和にはなりました。
だいぶ♂親が終わって来ましたが・・・それでもまだまだ、♂も♀もあるので、今週末も交配は続けられそうです。
今年は新しいステップとして・・・
チョット変わった三段咲きのF1作りを試みています。
写真の「吟彩」もその一つです。
以前から地合い系三段咲きの♀は色々と作っておいたのですが・・・
その多くは地合いから濃色を引き出すための交配でした。
ところが・・・
昨年辺りから地合い模様のままでシベの変化を見せ始めた三段咲きの♀たちが生まれて来ていたので・・・今度は本格的に標準花的な地合い模様を生かした三段咲き作りに取り組んでみました。
今年は、そんな、標準花の花模様を生かした「新しい三段咲き作り」を考えたF1作りの交配が沢山あります。
先の「地合い三段咲き」を始め、「白覆輪三段咲き」「青軸テンテン三段咲き」「無毛三段咲き」等の・・・今ある三段咲き完成品の親を使って、更に花型・大きさ・ボリューム等を加えて次のステップに進むためのF1作りです。
もちろん・・これを作るためにこれまでも色々な♀親を作って来ました。
そして・・・漸く今年、それらの♀を使って次のステップに上がるための交配が可能になりました。
あとは結果次第・・・3年後の最初の答えが今からワクワクです。
ただし・・・満足の行く完成は早くて6年後・・10年後かも・・・。
最近はそんな交配ばっかりですね・・・。
はたして・・・仕事になってるのかしら・・・!??
Img_1834Img_1839 Img_1840Img_1761青軸テンテン三段咲き」 上の写真は知人の作出したクロス分離から生まれた青軸テンテン三段咲きの初花です。先日、知人の好意で分けていただきました。これも葯を切ったら沢山花粉が出てきましたので、下の写真の様な花たちでF1を作ってみました。うまく受粉してくれれば3~6年後がとても楽しみです。

今日で1007交配・・今年も1000交配を過ぎました。
来週の火・水は出張なので・・あと何日交配出来るのかしら・・・。
土~月曜日は集中です。

2010年3月23日 (火)

おかたづけ・・

Img_1935 黄竜」 「世紀の誉」系の交配から生まれた500円玉を超える大輪の黄色系二段唐子咲きです。佐渡系と西山系の交配から生まれたもので富山系の血はありません。今日は「黄昏」と交配して、富山系の血を持たない大輪の黄花段咲き作出の基盤交配をしてみました。ちなみに「黄昏」の方には今年、「夢春」「大観」「熱唱」と三段咲き3種類とのF1作りをしてみたので…このままうまくいけば6年後には大輪の黄花三段咲きが生まれるか・・・・・なぁ??

今日も予報に反して・・かなり晴れ間が見られたので、少し交配をしてみました。
今日で940交配・・・明日・明後日は雨模様ですが、金曜日くらいからは晴れが続きそうですので・・・今年はまだまだ交配が出来そうです。
目標・・・はたして・・・です。

雪割草もいよいよ「おかたづけ」に入りました。
本格的に親鉢たちの花切りが始まりました。
まずは・・・早く太らせたい実生初花たちから・・・
それと・・・一番灰色かび病の原因になりやすい、小さな花びらを撒き散らす千重咲きから仕事始めです。
実生ポットたちも毎日仕分けの連続です。
こちらの方も・・・数年前とは流行もレベルも変わってきているので・・・
少しの芸もの程度のものはどんどん振り落されていきます。
特に標準花はシビアになりつつあり・・・これまで選別していたレベルのものも、次第に振り落されるものが多くなってきました。
段咲きの選別花ももどえらい量になって来ました。
選別基準にもまだまだ個人差があるので・・・最低限のレベルの統一だけはしておきたいものです。
それでも・・・つまらないものを除いて、普通に見られる二段や唐子、三段咲きだけを選別しても何十ケースですね。
どこに置こう・・。

これは交配も同じで・・・使わなくなった親、使えなくなった親等・・・沢山出てきました。
二段、三段交配も、使わなくなった親がだいぶ増えてきましたね・・・。
・・・・・時代の流れです。
特に三段咲きはこれまで使っていた♀親は殆ど使っていません。
3年後には花もガラリと変わりそうです。

置き場の関係もありますので、果たしてどこまで整理がつくものでしょうか!??
それでも・・・これから「タネ蒔き」「カイワレのポット上げ」「植え替え」等の作業が目白押しですので・・・
少しでも整理して場所を開けなければ・・・
いちばん肝心の「次」が作れなくなりますからね。
過酷な仕事はまだまだ・・・続きますね。
Img_1924 花の雅」 「大満月・雅び桜」から生まれた僕の大切な三段咲き♀親の一つです。既に三段弁化した日輪弁が強い弁化能力を物語っています。でも、親としての能力だけでは無く・・・見ているだけでカッコイイ花ですよ。

明日は少~し、のんびり出来そう・・。

2010年3月21日 (日)

黄砂に吹かれて・・

Img_1894 春の訪れ」 青軸無毛系の二段唐子咲きです。小花弁の外側をほんのり彩る紫色が程良いアクセントになり、とても春らしい雰囲気に包まれます。青軸無毛段咲きの中ではとても好きな花です。

昨日の夜から吹き始めた風は朝になってもとどまる事がありません。
朝から空もどょ~んとした曇り空で・・・って・・
あれっ・・・予報では朝からいい天気のはずでは・・・
でも空は霧に包まれた様な曇り空で・・・
園に出掛けようと車に乗ったらフロントガラス一面に砂の粒が着いています。

そう・・天気は晴天、でも・・黄砂のおかげで空は灰色です。
昨日からの強風が日本に黄砂を撒き散らしていました。

園に着くと既に交配室は満開です。
昨日・今日は最高の交配日和、ハウスを閉めておけば温度はどんどんと上がります。

いよいよ三段咲きの流し交配開始です。
秘蔵のF1たちを使って次々と♀親に交配していきます。
折角の晴天なので・・・F1作りのための「神業」も冴えわたります。
そろそろ標準花も早いものでは終わりが近いので・・・
急ぎ、標準花の交配も始めました。

親鉢室の花はすでにピークも過ぎて早いものでは花切りを始めたいのですが・・・
タネ親室の花はそろそろ漸く満開になるところで・・・あと2週間は引っ張れそうです。
ここ数日はかなりペースアップをしたので・・・今日で830交配です。
去年のペースを超えました。
ただし、今年は細かい10年後の為の「準備交配」が多いので(生きてるのか・・)、あと500交配位はいつもの通常交配をしなければ・・・
よく考えたら売れる交配をほとんどやって無い・・・ですね。
体ガタガタで・・・限界も近いのに・・
本当の仕事はこれからなのかも・・・あ~しんど・・。
Img_1897
春の梅」 青軸無毛系の二段唐子咲きです。外弁の輪郭を彩る覆輪と小花弁のバランスが何気に感じの良い花です。最近、この手の花を見ると直ぐに「ピコティーだ」といきなり喜ぶ方が多くなりましたが・・・個人的には余り好きな呼び方では無いのです・・。「覆輪」は「覆輪」だよ・・・ね。

今日、娘に頼んでYUKIのCDを買ってきてもらいました。
僕にとってはYMO以来、25年ぶりに買った邦楽のCDです・・。
(なんせ・・・H/R・H/M
ばっかりだったので・・・恥)

2010年3月19日 (金)

神業!!

Img_1868 実生4年生初花」 今日、F1作り用の♀を探していたら見つけた白覆輪千重咲きです。すでに花の盛りは過ぎたのですが、今更ながらまだこんな花が咲いて来ています。鉢上げしてみよっと・・。

今日も朝からとってもいい天気・・・交配日和です。
朝のうちに少し雑用を済ませて・・・直ぐに交配の準備です。
昨日まで交配した鉢を片付けて・・
今日、交配したい鉢を持ち込んで・・・
この作業が意外に時間がかかります。

こんな天気の日はなかなか無いので・・・
以前から予定していたF1作り用の花粉切りを始めます。
僕はF1を作りたい三段咲きを集めたり、F1作りの♀に使う花をあちらこちらから探してきます。
花粉切り(正しくはオシベ切り)は「ウサギさんチーム」のKさんの役割ですが・・・
以前にも話しましたが・・・このKさんの花粉切りの技術は・・・・
・・・・「神業」です!!

このKさん・・とにかく全てのオシベを短時間で綺麗に切ってくれます。
ハウスの中の暖かい気温と湿度も手伝って・・・
花によっては切る傍から次々と花粉が出てきます。
まずはこの写真をご覧ください。
Img_1864真更
写真は佐渡産の三段咲き「真更」です。「阿賀蛍」や「春蛍」の兄弟です。
この写真の様に綺麗にオシベをカットしてくれます。
花粉が吹いているのが解りますでしょうか・・・。
更にこれです。
Img_1233_2 Img_1863_2 武王
これは当園作出の巨大輪三段咲きの「武王」です。
今年は、自社で作出した「彩の華銘花」たちもF1作りを試みています。
この写真の通り・・・あたかも標準花のごとくオシベが切られて花粉をいっぱいに吹いています。
まさに「神業」ですね!!
昨年、Kさんが花粉切りをしてくれるようになってからと言うもの・・・
花によっては「花粉が余る」・・・と言うとんでもない現象が起こっています。
今日の写真の「武王」も、この状態で2花カットされています。
こうなると・・花粉がありすぎて僕が考えたいたF1では♀花が足りません。
こんな時は・・・必ずイレギュラーで「青軸サーモンピンク」「ダークサーモン」「純白」「無毛」「鉄心・すだれ系」「白覆輪」などなど・・
おまけの「遊び交配」が沢山出来るので・・・数年後にはとても重宝になります。
なんて贅沢!!

明日も交配日和・・・既に頭の中のF1作りの構想は出来あがっています。
今日はかなり大物たちの花粉を吹かせてくれました。
いつでも花粉の吹かせられる大物は次第に日を追ってまとめてやります。

ちなみに・・・現在カイワレから本葉を出している来年初花予定のF1が54Pot入りのケースで5ケース弱程あります。
どーしましょ!!

今日で640交配を過ぎました。
少し追いついてきたかしら・・・。

2010年3月18日 (木)

久々に・・

Img_1822 歓喜」 岩さん作出の白覆輪三段咲きの傑作です。白覆輪系の三段咲きは玉斑が絡むと白覆輪がかすれて確認し難くなるのですが、この花は比較的くっきりとしています。これだけの秀品を作るのはなかなか大変・・だと感じます。

今日は久しぶりに朝から雲が切れています。
予報では「曇り⇒雨」だったのですが・・・明らかに昨日よりは空も高く日差しも見られます。
よーーーやっと・・・交配日和です。

今日はこのチャンスを生かして、僕と奥さんの二手に分かれての作業です。
僕は朝から「白覆輪三段咲き」「青軸テンテン三段咲き」の準備段階の交配から入って、今年初めてのF1たちを使った「巨大輪三段咲き」の交配までの・・三段咲きを中心とした交配です。
奥さんの方は徹底して「赤/白二段咲き」と「紫/白二段咲き」のみの交配に集中です。

結局・・・5時前には空は雲で覆われて・・・
それでも、、僕が70交配、奥さんが50交配で・・・合せて120交配出来ました。
これで500交配とチョット・・・交配番号も「16000」を突破しました。
何とか進みましたが・・・それでも昨年よりは2~3日遅れのペースです。
それにしてもこの時期の体力の消耗はすさまじいものです。
全国大会前からすでに1ヶ月で3kg以上痩せました。

明日も今日の様な天気ですので、僕と奥さんは交配に集中します。
明日はいよいよ「流し」の交配です。
♂を用意しておいて、次々と♀に交配していくアレですね。
1交配で3花から5花交配するので、なかなか大変です。
また・・・新しいF1作りも考えています。
今年は余りに交配のペースが上がらないので・・・
「これだけは絶対に交配したい」リストを作って、チェックしながら交配しています。
交配漏れをなくすためのリストですね。
標準花はこんなもの・・二段はこんなもの・・三段は・・・といった具合に、交配したい目的をリストアップしています。
これによって材料をそろえておけば、手分けして交配が可能になり、リズムが出来るのです。

交配もいよいよピークに入りました。
来週はまた、曇天が続きそうです。
最悪の陽気ですね。
明日以降、この3連休は交配に集中したいので僕は売店には居ません。
園でも家でも・・他の仕事を一切無視して交配に集中です。
(家に帰るとバテバテで、何も手に着かない・・。食事の後、何時も居間で寝てしまうので・・・その後、起きてからブログも打ってます・・・)
それもこれも・・・3年後の為です。
悪しからずご了承くださいませ。
Img_1772Img_1775 Img_1798 Img_1799 Img_1823 Img_1832 Img_1836 Img_1828 Img_1827 Img_1837 Img_1826 白覆輪三段咲きの♀たち」 今日「白覆輪三段咲き」の交配に使った♀親たちです。中には「歓喜」の兄弟や、どこかで見た事ある花もありますね・・。みんなどこまで力があるのか解りませんが・・・やってみない事には・・・ねえ・・。
Img_1816_2 白覆輪三段咲き」 知人の持ち物です。こんな花があればすぐに使えそうで嬉しいのですが・・羨ましい・・・です・・。

3年後に少しは楽しみな花が咲いて欲しいです・・が・・。

明日も以降も天気がもっと続いてほしい・・と願いますです。

2010年3月17日 (水)

ホルスは何処・・

Img_1757_2 紫光の極」 深くたたずんだ古代紫色の花弁に鮮やかに輝く緑色の三段弁がとても華やぎます。「花奏」と「熱唱」から生まれた至高の三段咲きがここに誕生です!!

天気予報では「気温が低いが晴れ」と言っていたのですが・・・
今日も相変わらず・・一日中、ハウスの上の雲がとれません。
この心境を「太陽の王子」のチロ的に表現すると・・・
「ひどい・・ひどすぎるよ・・・ホルス(太陽)を殺すなんて・・ぼくはヒルダ(雲)が嫌いになった・・・大嫌いになったよ!!」・・・と、なります。(なんのこっちゃ…)
早く「ふりほどけなかった頭上の雲は裂けて、凍りつく大地にはひそやかに色づいて」ほしいものですが・・・。(ラルクか・・)

今年は「交配室」が大活躍です。
以前は「タネ親室」ごと加温して交配していたのですが・・・部屋丸ごと暖めて交配していたので、すべてのタネ親が一斉に開花してしまい思う様に交配する事が出来ませんでした。
一昨年の冬に思い切って20坪ほどの「交配室」を作ったのですが・・・
これにより交配したいものだけを持ち込んで加温する事が出来る様になったので・・・タネ親は冷やしておくことが可能になり長期にわたって交配する事が可能になりました。
今年の様に曇天ばかりの年は本当に重宝です。
ただし・・・追加で交配したい時は・・・タネ親を入れ替えて温まって開花してからでないと交配出来ないので、この間の時間的なロスが大きいのが唯一の欠点なのですが・・・。
これから毎年、温暖化の影響で今年の様な気候が続くとも限りませんので・・・
やはりとっても重宝です。

ところで・・・加温して交配した花は受粉に少し注意が必要です。
特に、寒い日や夕方遅くなって交配したものは、交配後すぐに作場に戻すと温度が一気に下がって、花が受粉機能を失う事がしばしばあります。
交配後1日くらいは「交配室」に置いたままにして、ハウス内が外気で一度に冷めぬ様ビニールを閉めて凍らぬ様に管理して、翌日、暖かくなってから作場に戻した方が結果が良い様に感じます。

今日は、それでも午後から取り敢えず60交配・・・今日迄で380交配です。
明日も予報では曇天みたい・・・
また暖房焚いて・・・交配に集中です。
Img_1760 若錦」 「鈴露」に「初跳」を2回交配した三段咲きです。H18年初花選別後、4年目で本性が見えてきました。緑の絣模様がとても味わい深い大輪花です。

ヤッパリ「太陽の剣」をかざせば晴れるのかしら・・・。

2010年3月16日 (火)

う~ん、ゆっくりだ!!

Img_1783 Img_1782「綿の国星」 ほんのりと花弁底にたたえた紅色が程良いアクセントの白覆輪二段唐子咲きで、綿の様にフワフワと盛り上がった白い小花弁がとても可愛らしい花です。昨年選別の未だ実生4年生ですが既に5号鉢に植えられていてます。「露の光・魅宇・お嬢」等の交配から生まれましたが、この花を見た瞬間に「綿の国星」の銘が浮かびました。せっかくなので次に良い子供が出来たら「チビ猫」とても銘付けましょうか・・。(「バナナブレッドのプディング」とか・・・懐かしい・・)

昨晩までの雨も朝には上がり、今日は気温の上昇もあるとの事・・・
いよいよ本格的に交配日和になりそうです。

朝から暖房を焚くまでも無く、ハウスを閉めた状態で既に花は満開です。
昨日まで交配した鉢を片付けて・・・これから交配する花たちを持ち出して集めます。
気温もまだ上がりそうなので今年始めての「花粉切り」等も試みます。

ところがです・・・。
お昼前ごろからどーも雲行きが怪しい・・・・。
見る見るうちに灰色の雲が迫り出して・・・だんだん太陽が隠れて行きます。
大慌てでハウスを閉めて…暖房を25℃にセットして焚きます。
3種類予定していた「花粉切り」も・・・大物は避けて・・・取り敢えず試験的に2種のみに切り替えます。
暖房のタイミングがうまくいったのか・・・花を閉じる事無く交配はつづけられましたが・・・。
それにしても・・相変わらず・・・
僕の携帯は厳しいタイミングで呼び出されています。
お客様や業者さんがお見えになったりで・・・
そのたびにあっちウロウロ・・こっちウロウロ・・・
なかなか思い通りの交配が進みません・・・トホホ・・・。

今日は約50交配で・・今年は漸く300交配です・・・・。
本当に進まない・・・3年後が思いやられそうです。
明日は天気も良く・・・休園日なので邪魔(失礼・・)も入らないので、奥さんと二人で交配に集中です。
木曜日以降・・今月いっぱいから来月頭まではおそらく僕は店には出られません。
例年通り・・・居ない・・・と思ってくださいね。(ハハハ・・・(恥))
Img_1765 テンテン二段」 今年初花の青軸テンテン二段です。全体の姿を撮影してみました。今日はこの手の交配の第1段階のピークでした。来年も色々と咲いてきますよ!!
Img_1767_2実生3年生初花」 今日、売り場で見つけた分離から生まれた二段咲きです。佐渡産メインですが、淡い桃色の花弁に先端を緑に染めた黄色い二段弁は新しい味わいです。固定してくれれば面白いので鉢上げしてみました。黄花二段のF1でも交配してみましょうね。
Img_1773 武漢」 今年の「全国大会」で名誉会長賞に輝いた「武漢」の花粉を切ってみました。予想通り、オシベを切る傍から一気に花粉が噴き出してきました。それにしても「ウサギさんチーム」のKさんの「花粉切り」技術はものすごいものです。短時間にて全てのオシベを切り裂いて花粉を吹かせます。当園歴代の「花粉切り娘」としてはNo.1の実力者で、僕にとってものすんごい戦力です。

明日は交配したいアイデアがい~っぱい浮かんでいます。
雲よ・・邪魔をしないでおくれ・・。

2010年3月15日 (月)

う~ん・・なかなか・・・

Img_1423 新しいヒーロー??」 佐渡産の巨大輪桃色三段咲き「夢物語」のF1を使った交配から咲いた濃赤三段咲きです。実生3年生ながらボリューム一杯の花は迫力があり、殆ど退色が見られません。

展示会も終わっていよいよ今日から交配に専念・・・と思いきや・・・
今日は朝からど~んよりとした曇り空です。
それでも暖房を25℃にセットして交配の準備を整えていたのですが・・・
午前中は雑用でなかなか動けず・・・
漸く1時過ぎに交配開始です。

今年はいつもの様に三段や二段の♂をそろえて・・・♀に次々と交配して行く・・・
と・・・いった交配はほとんど行っていません。
今後の花創りの準備・・・の様な、単体交配が殆どです。
今日も、青軸無毛段咲き、テンテン段咲き、黄花段咲き、白覆輪段咲きを主体に、すだれ三段等・・・特殊ものの材料作りの交配がほとんどです。
夕方になり・・・いざ、漸く・・・三段咲きの交配を始めようと思った頃には既に日も暮れて「本日終了」・・と言った状態でした。
1つ1つがじっくりと細かく交配しなくてはならない作業ですので・・・出来ても1日で50交配くらいが限界です。

明日も一日どんよりした天気の様ですので・・またまた暖房焚いての交配になりそうです。
明日もう一日・・・こんな特殊交配をメインにしてみようかと考えています。
水曜日からは数日は天気が良さそうですので、本格的に三段咲きや二段咲き、標準花等の通常交配に移ろうかと考えています。
そうそう・・・F1作りなんぞも・・・・。

今年は今日で漸く270交配くらい・・・例年なら今頃は400交配近いのでかなりスローペースです。
何時もなら15日過ぎからのペースアップがカギなのですが・・・
今年ははたして・・・・・・う~ん・・なかなか・・・。
Img_1319 新しいヒーロー??」 これも「夢物語」のF1を使った実生3年生初花です。やはりボリュームがありなかなかの迫力です。なぜあの桃色の優しい三段咲き「夢物語」がここまでの迫力を出してくれるのか。それはやはり元型のF1作りにあります。「夢物語」の長所である大きさと肉厚でたっぷりとした丸い花型を生かして、「夢物語」の欠点である淡色と三段弁の弱さ、開きの悪さをカバーする交配をF1の段階で作り出すことによって、その子供たちを完成させる事が出来るのです。
Img_1743 新しいヒーロー??」 これは「夢物語F1」のセルフ分離から生まれた実生3年生初花です。セルフでもこれだけのボリュームと色、更に花型の良さを受け継ぐ花が咲いてきます。この花自体の花粉も次に使えそうですね。おそらくこの花を元に次のF1を作る事によって、より弁化能力が高く濃色の、大輪で型の良い三段咲きを多く生むF1を作ることも可能だと考えます。
Img_1744 新しいヒーロー??」 これは決して「夢物語」に限った話ではありません。ただ・・「夢物語」の長所をいかに生かして次に繋げられるか…と言う事です。この考えがうまくハマってくれたF1は「無敵の力」を持ってくれます。「夢物語」もいずれ「跳珠」「佐渡の幻」と肩を並べる程の名親になるかもしれません。要は使い方次第・・・なのだと思いますが・・・。

次のヒーローは君だ!!(なんのこっちゃ…)

2010年3月14日 (日)

1ヶ月間有難うございました。

Img_1701里の春」 「申公・3330・熱唱・初跳18」等の複雑な交配から生まれたとても明るい複色千重咲きです。とにかく綺麗な花で、3年生初花とは思えないボリュームと品格があります。

お陰様をもちまして「実生新花展2」も終了・・。
この1ヶ月間にわたる園での展示会も無事に終了いたしました。
この間、大変多くの方にご来園いただきました。
また・・大変多くの方に沢山の花たちをお買い上げいただきました。
遠方よりも多くの方、また、毎週必ずご来園いただいた方々など・・・
皆様、本当に有難うございました。

「雪割草」にかかわる展示会は盛況のうちに終了となりました。
ただし、売店の方では花が咲いている間は販売しております。
どうぞお気軽に遊びにいらしてください。

「色が全然違いますね!!」
「写真も綺麗ですが・・・現物は本当に綺麗ですね!!」
「本当に拘っているのが良く解りますね・・」
多くの方からこの様な嬉しいお言葉を頂きました。
でも・・・まだまだ拘りたい事があるんです。
明日からはいよいよ・・本格的に交配開始です。
遅れていた分が取り戻せれば嬉しいのですが・・・。
来年に備えて・・・明日から再び精進いたします。
がーんば・・・。
Img_1598 御所手毬」 「えっ・・これ実生なんですか?」と、多くの方からお言葉を頂いた人気の花です。赤・白・赤のコントラストが抜群のとても綺麗な花です。
Img_1590 実生4年生」 昨年「当たり・ハズレ・・」と紹介した「鈴露×大観」で生まれた一発三段咲きです。たった1年で凄いボリュームの大輪花になりました。これが「大観」の力なのでしょうか。ものすごく巨大な花になる事間違い無しです。
Img_1735極楽天」 「錦華山・佐渡の幻」から生まれたとても複雑な色合いの三段咲きです。全体の纏まりも花姿も良く、とても味わい深い逸品だと思います。
Img_1720月の盃」 「大満月・桔梗の姫」から生まれた吟味豊かな三段咲きです。まん丸で複雑な色彩の厚みある花は見飽きぬ僕の大好きな銘花です。

Img_1709 藤の雅」 優しい藤色の豊かな花弁と、澄んだ爽やかな緑の三段弁との対比が抜群に美しい大輪の三段咲きです。この雰囲気がたまらなく大好きな花です。

明日から本格的に交配開始です。
朝から集中したいですね。
まずは手始めに「青軸無毛三段咲き」の交配からスタートしますよ!!

2010年3月13日 (土)

実生新花展開催中です

Img_1630 青軸テンテン二段」 「初鏡」系の青軸テンテン二段咲きです。時折見られるくっきりとしたキメラ模様がサツキの絞り花の様で面白い味わいです。

今日と明日の2日間は「実生新花展2」です。
今年はこれまでで始めて・・・3月の第2週まで展示会を引っ張ってみました。
でも・・・よーく考えてみると・・・・・
この時期になると一般のマニアの方の作場でも花が咲き始めるので・・・
今日の様に天気が良い日は皆さん「交配」に専念されるので・・・多分「人は来ないね!!」と考えられるんですね。
それでも・・・早朝出の遠方の方を始め・・・朝早くから入れ替わりお客様にお出でいただきました。
また・・・皆様、沢山の雪割草をお買い上げいただきました。
どうも有り難うございました。

今日は、このブログをご覧になってくださり、白覆輪関係の良いものや♂♀をお求めのお客様に多くお出でいただきました。
白覆輪交配はなかなか大変ですが・・・皆様、意欲満々です。
きっと、素晴らしい花を咲かせていただけると思います。

また・・・・今年は、三段咲きの♂探しの方がとても多くいらしています。
それも・・・半端無いやつ!!
一部のマニアの方々はすでに次のステップの準備に入られているご様子です。
僕らプロもうかうかしてられませんね!!

明日も「実生新花展2」は開催しております。
交配に行き詰った方は・・どうぞ遊びにいらしてください。coldsweats01
Img_1514 Img_1544 Img_1629 Img_1564青軸テンテン二段」 ここに来て咲き始めた色々な青軸テンテン二段です。色については取り敢えず第1段階はクリアーしそうですね。今年はいよいよ花型と大きさにポイントを置いた交配を始めています。あっ・・・去年からか・・・。

今日も一日・・・結局アッチうろうろコッチうろうろで・・・
値段付けが出来ていませぬ・・・。
明日は展示会のラストダンジョン・・・
皆様のご来園をお待ちいたしております。
(暇なら交配してよ~っと!!)

2010年3月12日 (金)

ああ・・今日も・・・

Img_1554 Img_1549 売店です」 売店は現在花い~っぱいです。今日も11ケースを入れ替えて・・・いよいよ最後の展示会です。(写真は入れ替え前の朝です)

今日もとても暖かい一日でした。
なんとか今日こそ100交配を目指す・・・
と・・・・言うのは・・・昨日までの考えでした・・・。

午後からは日差しも出て暖かだったのですが・・・
交配が順調に進むにつれ・・・来客が・・・
その後・・「山草フェアー」途中で業者さん等も遊びに来られて・・・
「電話すっと断られるから・・黙って来ちゃった・・ハハハ・・・」って・・
・・・・・確信犯・・ですね。
結局今日のあいさつも「邪魔しに来たね・・」でしたね。(ハハハ・・)

今日はいよいよ三段咲きの交配を始めました。
新しい「紫紋」や「大観」「炎環」等のFが咲き始めたので取り急ぎ交配してみました。
あとは・・・以前からやりたかった「青軸サーモンの春童子みたいな花」を作る交配をしてみました。(どんな交配だ・・)
でも・・・予定より半分で・・・なんとか50交配弱でした・・。
まだ220交配ですよ・・どーしましょ!!

明日・明後日は「実生新花展2」です。
売品も今日、「ウサギさんチーム」が11ケースも新しい花を出してくれたので・・
明日の仕事はまたまた・・値段付けからです。

今週の土・日は天気も良さそうです。
花いっぱいで皆様のご来園をお待ちいたしております。
Img_1538 黄重」 黄花二段咲きの最新花の一つです。緑を帯びた幅広の二段弁が趣きがあります。これまでよりも大輪でしっかりとした花です。
Img_1572「乱黄丸」 初期の黄花二段交配です。花は小振りですが発色はなかなかで毎年安定しています。株立ちにするとミスミソウっぽさの残った山草的で可愛い花ですよ。
Img_1297 黄桃」 黄花二段交配の中から生まれる、杏色に桃覆輪を絡めた面白い色合いの花です。花も大輪系なのでこの次にどんな花に出来るか、楽しみの広がる花でもあります。まだ未完成ですが新しい色作りにも面白そうですね。

いよいよ当園としては最後の「雪割草展」です。
良い花いっぱいで、皆様のご来園をお待ちいたしております。

2010年3月11日 (木)

ヤッパリ進まない・・

Img_1154 青軸無毛二段咲き」 「和」と「英華二段・真心」系の交配から生まれた青軸無毛二段咲きです。ほんのりの淡い桃藤色をベースに整った二段弁がとても優しい味わいの花です。

今日は朝から抜ける様な晴天です。
こんな日は早く交配・・・とも思ったのですが・・・
今日辺りで終わらせたい家仕事があったので・・・結局、園に着いたのは11時近くになってしまいました。
なんやかんやの準備で・・・午後から交配を開始したのですが・・・・・
果たして今日は何をやろうか・・・等と思案していると・・・
だんだん用事が増えて・・・
結局・・・夕方までに交配出来たのは20とチョット・・・。
まだすべて合わせても・・・170交配くらいしか進んでいません!!
マズイ…マズイぞぉ~。
このペースでは月末までに500も出来ない・・。

なにしろ・・・お客様が来られて携帯で呼び出されるたびに・・・
僕の口から出る挨拶の言葉は・・・「邪魔しに来たね!!」(笑) ですから・・。
これがずっと続くんですよ・・・ハハハ・・。

今年良く耳にする言葉に「もう・・・何を交配していいか解らない・・」と言われるお客様が多くいらっしゃいます。
「花が咲いても追いつかない・・」とか「交配して作るより買った方が安い」とか・・・。
実は僕らが目指しているのはその部分なんですね!!
「絶対に追いつかせないぞぉ~」・・くらいの気構えで無いと・・プロなんてやってられませんからね・・・。

明日はぜーったいに集中して100交配はやりたいですが・・・。
でも・・・時代が時代だから・・・
そんなに気負わなくてもいいのかも・・・
足りないくらいでちょうど良いかもしれませんね!!
なんか面白い交配・・・考えましょうね!!
Img_1366 青軸無毛二段咲き」 上の写真と同様の交配で「真心」の雰囲気がかなり前面に押し出されています。花型、二段弁とのバランス、草姿等・・申し分の無い秀品だと思います。
Img_1367 青軸無毛二段咲き」 花型や色合いの雰囲気は殆ど「真心」です。作り込みによって二段弁に纏まりが出れば最高位の逸品になりそうな花です。深い古代紫色がとても輝いています。
Img_1390青軸無毛二段咲き」 緑一色の素心系の青軸無毛純白二段咲きです。天地系の丸い花型は安心感があります。
Img_1386青軸無毛浮世錦」 「浮世錦」系の青軸無毛星点キメラ花です。青軸無毛と浮世錦の分離から生まれました。今年は上の「素心無毛二段」等に交配して「青軸無毛テンテン二段咲き」の親作りをしてみました。結果は如何に・・・。

明日は・・・集中、集中、集中・・・。

2010年3月10日 (水)

白覆輪奮闘記3(完結編)

Img_1535 彩宝」 「魅宇×紅白シベF1」(No.110)に「紅苑F1」を交配した中から選別した巨大輪の赤白覆輪花です。「彩の国の宝もの」と言う意味で「彩宝」と銘付けました。今では日本最強の(オイオイ・・本当か・・)白覆輪段咲き♂親だと勝手に思っています・・ハハハ・・・(汗)。

今日は朝起きてみれば一面白一色の世界でした。
爆弾低気圧の影響が日本各地に大きな被害をもたらしている様です。

さてさて・・・白覆輪段咲きへの道の結論ですが・・・。
結局は交配して・・分離して・・セレクトして・・また交配して・・分離して・・セレクトして・・また交配して・・分離して・・セレクトして・・また交配して・・分離して・・セレクトして・・また交配して・・分離して・・セレクトして・・また交配して・・分離して・・セレクトして・・・・・・
これの繰り返しに尽きます。
分離はクロス分離でもセルフやシブリングによる分離でも・・どちらでも可能です。
また・・・これまで書いた内容を再確認していただければ解ると思われますが・・・
けっして両親とも白覆輪である必要はありません。
簡単にいえば・・・淡色の白覆輪には濃色花、濃色の白覆輪には淡色花・・・といった使い方が有効かもしれません。白花色シベなんかも意外に使い道が多いかも・・・。
白覆輪はキメラ??・・・白覆輪は♀優性??・・・・
これはやってみると解って来ますよ・・。
とにかく同形質のものを色々集めて交配を繰り返す・・・
なまじ遠回りに感じる作業が、白覆輪段咲きを作る一番の近道かもしれません。
長い年月をかけて、同じ事を繰り返して・・・始めて作る事が出来る花たちなのです。

最後に・・岩さんが僕に言った、白覆輪段咲き作出のとてもありがたいアドバイスをご紹介しましょう・・。

「トミサワさん・・白覆輪やると貧乏するよ!!」

ハイハイ・・・よーく解りましたよ!!(チャンチャン・・)
Img_1362 白覆輪シベ型二段咲き」 「紫水・乱獅子・白衣」系と「お嬢」系の交配から生まれたシベ型の二段咲きです。白覆輪千重咲きの親としては最高の花ではないかと考えています。
Img_1530 白覆輪二段咲き」 多弁系でボリューム一杯の白覆輪二段咲きです。「恋姫・乱獅子・白衣」系の♂を「ひな春明」系の♀に交配した中から生まれました。複雑な弁化は、是非、次に進めたい風格を持った花です。
Img_1416 白覆輪千重咲き」 岩さんの白覆輪二段咲き「星輪」に「お嬢・白風車F2」系を交配した中から生まれた、淡い桃色に緑のリングを絡めた白覆輪複色千重咲きです、が・・・オット・・中心の弁化の仕方が気になるぞお・・。この中心はもしかして・・・。
Img_1529白覆輪日輪咲き」 「星の雅」に実生作出の「錦華山・初跳」「桃ピ・姫神・青嵐」系から生まれた三段咲きの花粉を交配した中で選別しました。日輪弁に既に三段弁化の兆候が見られます。「完璧なる白覆輪三段咲き」への準備も着々です、楽しみな親が生まれました。
Img_1524 白覆輪短シベ花」 「春の席」と「ひな春明春光初F1」系の二段交配から生まれたコントラストの良い花です。段咲きの色上げに使いたい綺麗な花です。
Img_1348
Img_1350 白覆輪♂親」 この2枚は『幽星」「ひな春明魅宇初F1」系の白覆輪二段咲き♂親として選別したものです。白や淡色の白覆輪♀には上の花、濃色の白覆輪♀には下の花・・といった使い分けが良いかもしれません。
Img_1439 一等星」 「木漏れ日二段」と「陽だまり・御神火」から生まれた一見シベ型二段の様な標準花です。沢山のオシベは次々と花粉を吹いて、今後大活躍をしてくれる事間違い無しの僕の最高の白覆輪♂親の逸品です。1昨年前から使い始めてみました。

果たしてこのブログが白覆輪段咲き作出の参考になるのかどうか・・・。
でも・・・真剣に追うと…貧乏しまっせ。

今日のニュースで鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れていました。
チョット悲しい・・・。

2010年3月 9日 (火)

白覆輪奮闘記2

Img_1517 白覆輪二段咲き」 「木漏れ日」系の二段咲き♀に「彩宝」を交配した選別品です。やわらかい桃色の白覆輪がとても優しい味わいの大輪花です。

今日は朝からとても寒く、雨模様の一日でした。
夕方になって雨は次第に雪に変わって・・・
帰宅時間を過ぎた頃には地面は真っ白・・・。
明日からは春の陽気に戻るとかで・・・はたして「名残雪」となるのでしょうか・・・!??
今年の気候は読めません。

さて・・今日は昨日の続きです。
結局、僕の出した答えは「1から白覆輪段咲きを作り直す」・・と言う事です。
当時の「白覆輪段咲きの血がある」と言われていた花の共通点は、多弁で細い花弁が沢山あり、シベも短シベもしくは短いヘラシベのあるメシベの濁った花がほとんどでした。
花色は淡い紫色にほんのりの白覆輪がメイン・・。
でも・・・そのほとんどから段咲きの白覆輪を産むことはできませんでした。
それでも・・・何気に白覆輪二段の面影を残してオシベの数が多く・・セルフしてヘラ丁字が出る花として「魅宇」と「春明」の2品種にかけてみました。
まずはH7年に「魅宇」と二段系の「赤/白シベ花」を交配してみました。
これが僕の交配番号「110」番。知る人ぞ知る・・・僕の白覆輪段咲きの基盤を作った第1号の花です。
次に・・・H8年に「魅宇」と初鏡×織姫F1系の「初織F1」を交配、H9年に「ひなまつり」と「春明」を交配、「魅宇」と「紅白二段の♂」を交配して、次の白覆輪段咲きの基盤を作りました。
更にH11年に、これもまた僕の白覆輪段咲きの基盤となった弥彦産の白/緑日輪二段咲き「露の光」に「魅宇」を交配。
そして・・・これらの花が開花するのを待ち、開花した花の中から白覆輪を選別します。

当時・・・どうせ白覆輪の段咲きを作るなら大輪が良い・・・と考えていた僕にとって、大輪でたっぷりとした花型の二段咲きの血は必需品でした。
H8年から使用した吉沢さんの「初織F1」は当時貴重な大輪花です。
そして・・・それ以上に探していた紅苑系の大輪花ですが、これは「渡金さんに大輪の紅苑の子があるよ」と聞かされ・・・すぐさま無理をお願いしてH10年に入手しました。
そしてH11年に、この紅苑F1を前出の「110」番に交配して白覆輪の大輪花を選別した花が・・・かの「彩宝」です。
更にH12年には「ひなまつり×春明」と「魅宇×初織F1」を交配して・・・
幾つかの白覆輪標準花を選別する事が出来ました。
こうして・・・
「110」、「魅宇×紅白二段の♂」、「ひなまつり×春明」、「魅宇×初織F1」、「露の光×魅宇」、「彩宝」、「ひな春明×魅宇初F1」と言った・・・僕の白覆輪段咲きの基盤となる花たちが出来上がったのです。
と言うところで・・・この続きはまたまた後日~(チャンチャン・・)

今日も、今年初花の白覆輪段咲きを少~し御覧ください。(殆ど交配しちゃいましたけど・・)
Img_1404 白覆輪日輪二段咲き」 二段弁の紅色がとても鮮やかな花です。深い色合いですがメシベの緑が花を明るく輝かせています。
Img_1360 白覆輪日輪二段咲き」 短めの緑の日輪弁ですが、ふくよかな花弁がしっかりと受けています。
Img_1415 白覆輪日輪二段咲き」 厚みの出そうな褐色の日輪弁が特徴的です。これもメシベの明るさがポイントですね。
Img_1405 白覆輪日輪二段咲き」 「木漏れ日」系の花に濃赤二段♂親を交配した中からの選別です。ほんのりの味わいは「木漏れ日」の面影ですね。
Img_1409 白覆輪二段咲き」 昨日の花に似ていますがこちらの方が弁化が進んでいます。作り込んだら綺麗な花になりそうです。
Img_1521 白覆輪二段咲き」 白覆輪二段と濃色二段F1の交配から分離で生まれた花です。不規則な白覆輪は作上がりで安定するでしょう。スッキリとした花になりそうです。
Img_1421 白覆輪二段唐子咲き」 「露×魅宇」×「彩宝」系の中から生まれた面白い味わいの白覆輪です。この交配はクロスもセルフも面白い花が誕生しています。
Img_1519白覆輪二段唐子咲き」 「露×魅宇」×「彩宝」系の中から選別した白覆輪二段咲き「輪音」の交配から選別した大輪花です。意外にスッキリ纏まるのでは・・・と考えている花です。

明日は休園日ですが…午前中は海外からのお客様がいらっしゃる予定です。
午後からは晴れて暖かくなりそうです。
交配しなくっちゃぁ・・。 

2010年3月 8日 (月)

白覆輪奮闘記

Img_1426 星の雫」 「静日」から生まれた綺麗なシベ型の白覆輪二段咲きです。紫のストライプも年々くっきりと染まりとても美しい花になりました。緑のメシベが花を明るくしてくれますね。

今日は朝から曇天でした。
午前中は月1回の通院日でしたが・・・今日は「昼過ぎから晴れる」と言うので、交配室の暖房を焚いて出かけました。
帰って・・・お昼過ぎ頃から日射しも見られて・・・午後はじっくりと交配が出来ました。
今日は・・黄花段系の続きと、テンテン二段、白覆輪二段、無毛段咲き等・・・かなりマニアな交配をしてました。

今年は漸く白覆輪系の交配にも明るい兆しが見えてきました。
苦節・・・17~18年・・・・・。
思えば長ーい道のりでした。
まずはその頃の話から・・・・・

「これも段の血があるから貴重品だよ・・・」
この言葉につられて・・・これまでいくつの白覆輪を買い求めたでしょうか・・!??
花を見れば確かに・・・小さなヘラシベが段咲きの血を感じさせます。
花にはほんのりの白覆輪が・・・良いものでもせいぜい薄い糸覆輪程度ですが・・・
それでも当時としては貴重品でした。
当時、白覆輪段咲きの血統を販売していた業者さんはほんの一握りの人たちです。
山野草展や大きなフラワーフェスティバルに行くにつれ・・・勧められるままに大枚をはたいて次々入手しては…色々と交配してみました。
この頃販売されていた白覆輪は、その殆どが分離による選別です。
結果として・・・ヘラシベや日輪は・・・やっぱり・・・所詮はヘラシベや日輪です。
そう・・・・・・二段咲きには・・・ならないのです・・・。

何年実生をしても同じところを堂々巡り・・・
まーったく先に進みません。
ある年・・・ついに決心しました!!
十数本ある白覆輪を目の前に僕の出した答えは・・・「こいつらでは・・・無理だ・・」
です。
この時に残した白覆輪の親は2鉢のみ。
それが「魅宇」と「春明」です。
この2鉢の白覆輪から、僕の白覆輪段咲き作りは始まったのでした。
と・・・いうところで、この続きはまた後日~(チャンチャン・・)

今日は・・・今年咲き始めた白覆輪段咲きの初花を少~しご紹介します。
Img_1306シベ型白覆輪二段咲き」 シベ型のリング状に広がった二段弁がとても綺麗な花です。作り込んだ時に二段弁のボリュームと白覆輪の色上がりに期待が持てそうですね。兄弟は全国大会の会場でお嫁に行ってしまいました。
Img_1305白覆輪二段咲き」 ダブル「彩宝」系の白覆輪二段咲きです。纏まりの良い二段弁がすっきりと美しく、緑のメシベが花に明るさを醸し出しています。
Img_1413 「白覆輪二段咲き」 「露・魅宇・彩宝」系の纏まりの良い二段咲きです。初花ですが多弁でボリュームがあり、しかも凛とした美しさを兼ね備えています。

Img_1407 白覆輪二段咲き」 大雑把な白覆輪ですが、二段弁との対比を考えると丁度良いバランスかもしれません。作りこむと大化けしそうな花です。
Img_1412白覆輪二段咲き」 白覆輪の花弁と緑の日輪型二段弁との対比がとても明るく華やかです。作り込んで二段弁のボリュームに 期待したいものです。
Img_1510 白覆輪二段咲き」 「彩宝」の旨味をすべて濃縮したパーフェクトな白覆輪二段咲きです。苦節17年・・ようやくここまで漕ぎ着けました。

僕の拘りは「緑」のメシベ・・。
ヤッパリ花は綺麗でなくっちゃあ。

2010年3月 7日 (日)

盛況でした!!

Img_1492紅葉山」 H12年実生の桃/緑三段咲き大輪花です。かなり大株になっても大輪で咲いてくれるので優しい色合いですが迫力があります。10年も作るとこんな華やかになるんですね!!

今日は朝から一日小雨日和です。
こんな日は少し余裕を持って・・・確定申告の整理をして1時間遅れで園に行ったのですが・・・
園にはすでに朝から遠方のお客さまが数組いらっしゃっていて・・・
(お待たせしてすみませんでした…)
お昼頃に少し間が出来て、しっかりお昼は食べられたのですが・・・
結局そのあとも一日中・・・沢山のお客様にお越しいただきました。
こんな天気の日に・・・本当に嬉しく思います。

この2日間・・・
皆さん、沢山の花をお買い上げを頂きまして、本当に有難うございました。
天気の心配もよそに・・・お陰さまで盛況でした。
気持はすでに・・・今週末の土・日の「実生新花展2」に移っています。
まだまだ今年の初花や昨年選別の寝かしてある花たちが沢山あります。
水曜日までは曇天が続きそうですので・・・なるべく冷やしておきます。
木曜日と金曜日で売品出しをして、最後の展示即売会に備えようと考えています。
これからが最後の良い花たちの出番ですよ!!

今日も展示会の花、少しですがご覧ください。
Img_1458_2 雲の嶺」 地合い系の千重咲きで大人気の花です。綿の様なフワフワした花が丸く盛り上がりとても雰囲気の良い花です。
Img_1456 夢織」 岩さんの跳珠系実生第1号です。この花独特の個性が際立っています。
Img_1472 武尊」 八海山系の大輪三段咲きです。丸い花型と澄んだグリーンの三段弁がとても優しく綺麗な花です。最近はこういう花も人気がありますね。
Img_1500 実生4年生」 「飛天」F1と「熱唱」F1の交配から生まれた型の良い大輪の濃赤三段咲きです。今年はこんな・・・自分で作った三段咲きの花粉からF1を作ってみようと考えています。材料はいっぱいありますよ。

週末は絶対に晴れて欲しいですね!!

2010年3月 6日 (土)

本咲き展・実生新花展開催中です。

Img_1451 一生の春」 昨年選別の実生4年生で、「雅び桜」F1と「熱唱」F1の交配から生まれた赤/赤三段咲きです。去年は初花で花粉も使ってみました。今年も良い♂親になってくれるものと思います。

今日から「本咲き展」と「実生新花展」です。
生憎の曇天でしたが・・・朝から次々とお客様にお出でいただき、夕方まで途切れる事無く多くの方にお出でいただきました。
また、多くの方に沢山の花たちをお買い上げいただきました。
有難うございました。

さすがにこの時期になると、親探しのお客様も沢山お見えになりました。
今年は大物(??)たちの交配が人気です。
ここに来て・・・今年初花の♀親たちがどんどん開花を始めています。
面白そうな顔をした♀たちも色々と販売中です。
大変なのは♂親です。
「♀はあるので♂が欲しい」と言う方も多くいらっしゃいますが・・・
こればかりは「標準花」なら良い・・・というものではありません。
やはり少しは段咲きの顔をしていなくては、判断の難しいものです。
ただし・・段顔をしているものは1~2年経つと花粉を吹かなくなりやすいので・・・
これもまた、頭の痛いところです。
原種同志のF1もしかり・・・です。

明日はまたまた雨模様で・・場合によっては雪もちらつくかも・・・との事です。
今日は一日ドタバタでしたので、まだ・・値段付けも出来ていません。
明日の仕事は値段付けからですね!!
Img_1450 実生4年生」 これも「雅び桜」F1と「熱唱」F1の交配から生まれた花で、上の写真の兄弟です。この交配の♂/♀たちは完売しました。とにかく大輪で色や形が抜群の花たちです。
Img_1488 実生4年生」 こちらは「古都路」F1と「熱唱」F1の交配です。赤いビロードの花弁に褐色の三段弁が光に輝きとても綺麗な大輪花です。

さっきまでバテテ寝てしまいました。
この時期は確定申告もあるし・・・ハァ・・・しんど・・・
明日も皆様のご来園をお待ちいたしております。

2010年3月 5日 (金)

満開だーーっ!!

Img_1429満開だーっ!!」 鉢花ハウスの中が満開になりました。いよいよピークです。

今日は馬鹿みたいに暖かい日でした。
風も余り無く・・・雪割草たちはこの暖かさを待っていた様に一斉に開花を始めました。
明日からの「本咲き展」と「実生新花展」用の販売品を探すのには絶好の天気です。
ウサギさんチームの二人は花探しで大忙し・・・。
ぼくも・・・午前中は花探しに勤しんでおりましたが・・・せっかくの晴天です。
取り急ぎ、1時過ぎからは集中して交配開始です。

黄花段咲き系の♂たちが漸く花粉を吹き始めてくれました。
まずは手始めに「黄花二段系」交配から始めます。
何を思い立ったか・・・突然、「黄花二段」に熱唱F1や紫紋F1、初跳なんかを交配し始めます。
すだれ系交配したり・・・ねっ。
これが僕の得意技・・・「まわりくどく重ねて行こう交配」です。
同じように「すだれ二段」も遊びます。
この「まわりくどさ」がなかなか楽しい・・・。
ても・・・こんな事、何年やってんだろう・・・。

雪割草が一斉に咲いてくると・・・もー、1つ1つの花なんでどーでも良くなりますね。
今日、撮影した写真のダイジェスト…ご覧ください。
Img_1434 ポット置き場」 ここもかなり満開です。面白い花がいーっぱい咲き始めてきました。
Img_1435 タネ親置き場」 ここはまだまだ咲かせません。これから一ヶ月の間にじわじわ咲かせなくっちゃあ。また、寒そうですしね!!
Img_1436 黄花のタネ親」 今日交配した黄花段咲き系の種親たちです。なんだかゴチャゴチャ置いてあります。
Img_1398 実生3年生初花」 春の宴系の素心二段♀と香の宮F1♂の交配から生まれたテンテン二段です。すっきりとした綺麗な花です。
Img_1419 実生3年生初花」 素心二段(上)の♀に「小夜時雨×香宝」♂の交配から生まれたテンテン二段です。クロス系のテンテン段咲きもなかなかの結果が見えてきましたよ。

明日・明後日はいよいよ「本咲き展」と「実生新花展」です。
天気は雨模様ですが・・・朝から暖房を焚いて花を開かせておきます。
実生優良花を始め、交配用の良い親も色々と用意してます。
皆様のご来園をお待ちいたしております。
(交配親探しの方は、どうぞこの機会をご利用くださいませ)

2010年3月 4日 (木)

これからの花創りは・・2

Img_1358 日の丸みたい君」 淡い桃覆輪の外弁に、澄んだ赤色の小花弁が日の丸の様に染まった変わった味わいの千重咲きです。なんだか色々と交配してセルフ分離させた中から生まれた花ですが、「白地に赤く」は万人が理想とする育種の方向性の一つです。こんな花から日ノ丸花を作るヒントが見つかるのかもしれませんね。(何のヒントにもなっていないのですよ・・・)

先日の全国大会の会場で、某氏より「やまくささんの花は色や艶が違いますね」と声をかけていただきました。
他のお客さまからも同様のお言葉を頂きました。
また・・・先日お見えになったある業者さんのお言葉で・・
「ここの花は来るたびにそれで良し・・と言う事が無いですね!! 来るたびに驚かされるし新鮮ですね!!」
というお言葉もいただきました。
全国大会の会場でも著名な某氏曰く・・・
「トミサワさんの花は見事にやまくさオリジナルになってるねぇ~」とのありがたいお言葉も・・・。
この嬉しさを「釣りキチ三平」風に表現すると・・・
「カーーーッ、おら・・とってもこっぱずかしいだなや・・ケヘヘ・・・」
と言う事になります。
自分のこだわりを認めていただけたみたいで・・・とっても嬉しく思います。

さてさて・・・
今日は天気も今ひとつでしたので・・・今年の交配は何を始めようか・・・と、真剣に考えてみました。
これまでの花に一味加える事・・・これが今後の僕の交配目標の指標です。
じゃあ・・・「一味」は何!!
それは、「深み」であり「味わい」であり「品格」です。
この・・・目に見えない「一味」を醸し出すにはどうしたら良いのか・・。
う~~~ん・・大変そう・・。
「華やかさ」や「明るさ」はもちろんですが・・・・。
そこに一味・・・イイねえ・・。
まあ・・・こんな事は口で言っていても始まらんし・・・
取り敢えず色々やってみましょうね!!
Img_1353 ド派手君」 地合い覆輪と網目覆輪から追った、なんだかやたら派手な二段唐子咲きです。中心の盛り上がりも見事で複雑な色のハーモニーがとてもリズミカルです。あっ・・弁天系では無いですよ!!
Img_1378 おしとやか君」 なんだかとっても雰囲気の良い白覆輪千重咲きです。「彩宝」系の深みのある優しい味わいが見事に反映された見飽きぬ銘花になりそうです。こんな花が僕の理想ですね!!

今日は寒いので暖房焚いてすこ~し交配・・・
でもまだ40交配です。
明日は良い天気で交配のチャンスですが…その後は1週間またまた曇り空や雨模様の様子です。
今年の交配はどーなるんでしょうか・・心配ですね。

2010年3月 3日 (水)

これからの花創りは・・

Img_1336実生3年生初花」 「香の宮」から生まれた赤星点キメラ二段咲きです。花弁全面にくっきりと散り染まった絞り模様がとても美しく、大輪で花型も良いなかなかの銘花です。(二段弁がチョット長過ぎかしら・・)

今日はつかの間の日差しで、とても暖かい一日でした。
作場の中も色とりどりの花たちが咲き乱れて、交配もおぼつかない程にじっくりとお花見に暮れてしまいました。

今年の全国大会で少し感じた事があります。
それは・・・花の流行とその変化・・・です。
今年辺りから、展示品にも次々と目を見張る様な実生新花が登場してきました。
ここ数年で、雪割草たちの花色と花芸の向上がとても目立ちました。
三段咲きなども・・・以前の様に大輪で迫力のある花がドーンと咲いているものよりも、明るく清楚で綺麗な花が多く見られるようになりました。
千重咲きも華やかな複色花が目立ちます。
標準花は色のコントラストがくっきりとしたものや深みのある色・・・。
そして何よりも・・・花型と草姿にかなりのポイントが加えられるようになった気がします。

お客様にも少しづつ変化が見られます。
以前は標準花ばかりだった方が、昨年辺りから変化花も始められお求めいただくようになりました。
これは・・・変化花も比較的安価にて入手できるようになったのが最大の要因なのでしょうが・・・作り込むごとにレベルアップする花の変化を楽しんでいただけるようにもなったみたいです。
育種家の方々も、多くの展示品を見て交配のレベルアップ・スキルアップを考えている様子です。

来年はさらに作りこまれた新しい花たちがどんどん登場してくるものと思われます。
いよいよ新しい時代に入りました。
さて・・・今年の交配は何を考えたらよいのかしら・・・。
今年は数はとにかく・・・次のステップに進める交配をじっくりしよう・・・と、考えています。
また、10年計画で・・・・ねっ。
Img_1338 Img_1339Img_1340 Img_1369  実生3年生初花」 赤星点キメラ二段咲き(テンテン二段)も色々と咲いてきました。なんとか基盤だけは出来あがったみたいです。これからが本当のスタートですね。(ヤッパリこのくらいのキメラ模様が無くっちゃね・・)

今日は遊びに来た遠方の知人とほぼ一日花探しです。
花探しが楽しくて、交配はほとんど出来ずにまだ20交配ですが・・・(♂がなかなか花粉が吹かない…)
今週末の「本咲き展」と「実生新花展」は面白い販売品が色々と揃えられそうです。
皆様のご来園をお待ちいたしております。
あとは天気がチョット心配・・・・・。

2010年3月 1日 (月)

魅惑のトラペジウム

Img_1288 超新星」 この度「全国大会」にて「実生新花段咲きの部」金賞と「人気投票第1位」を頂いた花です。この不思議でインパクトのある色彩が人々を魅了したのでしょうか・・・。

写真の花は2月14日のブログでチョット紹介した実生3年生の初花です。
この小さな実生3年生の初花が・・・この度の「全国大会」で実生新花段咲きの部・金賞と、一般投票による人気投票第1位という快挙を達成してくれました!!
もーーーーービックリです。

さてこの花はいったい・・・ナニ!! と言う方が何人かいらっしゃったので・・・ここらでチョット・・ネタバラシをしてみましょう。
まず簡単に言えばこの花の発生は「佐渡の幻F1」です。
ただし・・・そんじょそこらにある「佐渡の幻F1」ではありません。
なぜなら・・・この「佐渡の幻F1」は僕の手元にしか無い花だからです。
F1の♀親になった花は・・当園交配番号の「509」セルフです。
「509」は(天朝♀×(初鏡♀×織姫F1♂)♂)です。
簡単にいえば(天朝×初織F1)ですね。
このF1をセルフした時に混じって生まれた中に、とても巨大で黒に近い濃紫色に綺麗な緑ヘラの「紫/緑ヘラ日輪咲き」がありました。
この日輪咲き・・・しばらくは気に入って眺めていたのですが・・・・
そのうちに巨大な1芽株になりすぎて・・4センチ以上の花が咲いた時に新芽が全く見られずに・・・「マズイ・・これは…死ぬぞ!!」・・・・。
「何とかこの巨大で綺麗な遺伝子を何かに残さねば・・・」と考えてとった行動が、この花を使って「佐渡の幻」のF1を作る事・・・でした。
当時、三段咲きのF1作りに力を入れていたので・・・その思いは尚更でした。
思った通り…その年にはこの巨大な日輪咲きは帰らぬ花となりました・・・。
でも…残った数粒のタネ・・・。
この中から発芽した1本の苗が「紫/緑ヘラ×佐渡の幻」のF1苗なのです。

このF1苗のセルフから「超新星」が生まれました。
兄弟には全く同色の三段咲きも生まれています。
濃紫色をベースに輝く様なエメラルドグリーンのリング・・・これが、この花の特徴です。
このF1を♂親に使った交配も、実は特徴であるエメラルドグリーンのリングを受け継ぎます。
この「紫/緑ヘラ×佐渡の幻」は「超新星」を次々と生む・・・まさに、夜空に輝くオリオン座の・・・
その、オリオン座の三つ星の下に一際輝くM42星雲の中で今も次々と「新星」を生んでいる「トラペジウム」の様な花なのです。

実は実生新花の審査に実生3年生初花を出品するのは余り本意ではありませんでした。
ただ・・・T書房のN編集長様を始めとするこの花を見た多くの方から、「絶対に出品した方が良い」との励ましと後押しを頂いて・・・調子に乗って出品してみました。
その結果が・・・まさかの嬉しい結果です。
N編集長を始めとする多くの方の先見の明のお陰です。
本当に有難うございました。
ちなみに・・「超新星」と言う名前はあとで付いたものです。
ラベルには「すんごい花」・・・と、書いてあります。
園ではこの花を「ウニ」とか「ムラサキウニ」とか呼んでいました。
出品するにあたっていくらなんでも「ムラサキウニ」では・・・と言う事で・・・
その場に居合わせたUさんの「何かはじけたみたいな花ですね」の一言で・・・
最初は「新星」となり・・・「すんごい花」だから「超」が付いて「超新星」(スペシャル・ノヴァ)となりましたとさ。

この「トラペジウム」・・・
もちろん僕のタネ親の中でも、ひときわ輝く存在になったのは言うまでもありませんね!!(・・絶対にあげないよ~ん・・・)
Img_1296 こちらはクロス」 H12年の巨大三段咲き銘花「大麒麟」を産んだ(優愁♀×紫薫♂)の♀親に「トラペジウム」を交配した実生3年生初花です。エメラルドグリーンのリングはクロスでも生きています。

今日から交配・・・と思って始めたのですが、温度不足と来客で・・わずか2交配に終わりました・・・。
明日も寒そうで・・・今週は曇りや雨ばかりみたいで・・・
今度はいつ交配できるのかしら・・・
今年も難儀かなあ・・・。

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