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2010年3月 1日 (月)

魅惑のトラペジウム

Img_1288 超新星」 この度「全国大会」にて「実生新花段咲きの部」金賞と「人気投票第1位」を頂いた花です。この不思議でインパクトのある色彩が人々を魅了したのでしょうか・・・。

写真の花は2月14日のブログでチョット紹介した実生3年生の初花です。
この小さな実生3年生の初花が・・・この度の「全国大会」で実生新花段咲きの部・金賞と、一般投票による人気投票第1位という快挙を達成してくれました!!
もーーーーービックリです。

さてこの花はいったい・・・ナニ!! と言う方が何人かいらっしゃったので・・・ここらでチョット・・ネタバラシをしてみましょう。
まず簡単に言えばこの花の発生は「佐渡の幻F1」です。
ただし・・・そんじょそこらにある「佐渡の幻F1」ではありません。
なぜなら・・・この「佐渡の幻F1」は僕の手元にしか無い花だからです。
F1の♀親になった花は・・当園交配番号の「509」セルフです。
「509」は(天朝♀×(初鏡♀×織姫F1♂)♂)です。
簡単にいえば(天朝×初織F1)ですね。
このF1をセルフした時に混じって生まれた中に、とても巨大で黒に近い濃紫色に綺麗な緑ヘラの「紫/緑ヘラ日輪咲き」がありました。
この日輪咲き・・・しばらくは気に入って眺めていたのですが・・・・
そのうちに巨大な1芽株になりすぎて・・4センチ以上の花が咲いた時に新芽が全く見られずに・・・「マズイ・・これは…死ぬぞ!!」・・・・。
「何とかこの巨大で綺麗な遺伝子を何かに残さねば・・・」と考えてとった行動が、この花を使って「佐渡の幻」のF1を作る事・・・でした。
当時、三段咲きのF1作りに力を入れていたので・・・その思いは尚更でした。
思った通り…その年にはこの巨大な日輪咲きは帰らぬ花となりました・・・。
でも…残った数粒のタネ・・・。
この中から発芽した1本の苗が「紫/緑ヘラ×佐渡の幻」のF1苗なのです。

このF1苗のセルフから「超新星」が生まれました。
兄弟には全く同色の三段咲きも生まれています。
濃紫色をベースに輝く様なエメラルドグリーンのリング・・・これが、この花の特徴です。
このF1を♂親に使った交配も、実は特徴であるエメラルドグリーンのリングを受け継ぎます。
この「紫/緑ヘラ×佐渡の幻」は「超新星」を次々と生む・・・まさに、夜空に輝くオリオン座の・・・
その、オリオン座の三つ星の下に一際輝くM42星雲の中で今も次々と「新星」を生んでいる「トラペジウム」の様な花なのです。

実は実生新花の審査に実生3年生初花を出品するのは余り本意ではありませんでした。
ただ・・・T書房のN編集長様を始めとするこの花を見た多くの方から、「絶対に出品した方が良い」との励ましと後押しを頂いて・・・調子に乗って出品してみました。
その結果が・・・まさかの嬉しい結果です。
N編集長を始めとする多くの方の先見の明のお陰です。
本当に有難うございました。
ちなみに・・「超新星」と言う名前はあとで付いたものです。
ラベルには「すんごい花」・・・と、書いてあります。
園ではこの花を「ウニ」とか「ムラサキウニ」とか呼んでいました。
出品するにあたっていくらなんでも「ムラサキウニ」では・・・と言う事で・・・
その場に居合わせたUさんの「何かはじけたみたいな花ですね」の一言で・・・
最初は「新星」となり・・・「すんごい花」だから「超」が付いて「超新星」(スペシャル・ノヴァ)となりましたとさ。

この「トラペジウム」・・・
もちろん僕のタネ親の中でも、ひときわ輝く存在になったのは言うまでもありませんね!!(・・絶対にあげないよ~ん・・・)
Img_1296 こちらはクロス」 H12年の巨大三段咲き銘花「大麒麟」を産んだ(優愁♀×紫薫♂)の♀親に「トラペジウム」を交配した実生3年生初花です。エメラルドグリーンのリングはクロスでも生きています。

今日から交配・・・と思って始めたのですが、温度不足と来客で・・わずか2交配に終わりました・・・。
明日も寒そうで・・・今週は曇りや雨ばかりみたいで・・・
今度はいつ交配できるのかしら・・・
今年も難儀かなあ・・・。

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