« チョット涼やか・・ | トップページ | メダカ三昧・・ »

2011年7月24日 (日)

昭和の山野草・・

Img_6450 石を植える」 着生ランと言うと、ヘゴやコルク等に付けるのが一般的とされていますが、僕は敢えて鉢植えにしてみました。真ん中に大っきな石を植えて、自生地さながらにそこに絡むようにムカデランを植えて(??)あります。石は秩父の岩場の雰囲気を出してみようと、秩父竜眼石くずれ(要は石灰岩と凝灰岩の混じりです)を使って、群馬県境辺りの自生地の雰囲気を出してみました。(あっ・・・ムカデランは紀州産ですよ!!) 30年前にも洋ラン屋さんの温室で同じようなものを作ったのですが・・・当時、アメリカだかの学者さんが「どうしても欲しい」と言って持って帰っちゃいました。そう言えばその時に「本が出来たらあなたの名前を入れておく・・云々」言ってたと思ったのですが・・・その後、どーしちゃったんでせうか!??

以前にも書きましたが・・・(と、思いますが・・)
僕は、最近の「一鉢に数種類のゴチャゴチャ寄せ植え」や「○○さんの○○作り」といった山野草の栽培法が余り好きではありません。
と・・・言うより・・・馴染めないのですね。

特にここ最近の書物や栽培書は・・・
僕が、古い先人たちに教わった山野草の楽しみ方とは程遠く・・・
まあ・・・園芸的にはこんなものかな…と言った内容のものなので・・・どーでもいいや。
ハハハ…あんまり興味ないかな・・。

多分・・・人間が古いのでせうが・・・
初心に還る意味で・・・ここのところ「昔の山野草栽培」を楽しんでいます。

僕が山野草に触れ始めた頃の先人たちの山野草は・・・
それはそれは・・・とても神々しくてカッコイイものでした。

いまの「ゴチャゴチャ寄せ植え」や「でっかいぞお・・いっぱい咲いてるぞお・・」が主流の山野草展なんか見ても1分もたたずに飽きちゃうのですが・・・
当時の、先人や師匠たちの栽培棚は・・・
いずれの作場も1日見ていても飽きない、ず~っとその場で眺めていたい程の素晴らしさでした。

たしかに・・・いまほどの綺麗な鉢も無く、どれも駄鉢主体だし・・・
植わっている植物も貧弱でやっと咲く様な楚々としたものばかりですが・・・
そこにある1鉢1鉢が小宇宙であり、ひとつひとつに世界観がありました。
それが山野草栽培のこだわりと楽しみであると教えられたのです。

「ここまでは許容範囲だけど・・ここから先はタブー」と言う領域を見極めながら・・・
「古きを尊重して新しきを作る」といった温故知新を大切に・・・
昭和の栽培や楽しみ方を見直しても良い時期ではないでせうか・・・と考えます。

拘りなくして山野草栽培は無い・・・なのですから・・・。Img_6461 石を植える」 先日植え替えたユウバリミセバヤです。これも竜眼石崩れですが、なんとなく夕張岳の雰囲気を出したくて作ってみました。ほ~ら・・そういうと何気に「ガマ岩」っぽく見えてきたでせう。古~い伝市鉢とのバランスもなかなかの仕上がりになりました。ミセバヤには平鉢が良く似合いますね。
Img_6474石を植える」 これは浅間石を使って伊豆須崎の海岸の岩場の雰囲気を創ってみました。植わっているのはソナレセンブリです。以前、須崎に行った時に・・・おそらくはサザエやアワビを盗みに行くであろう地元の青年たちが、道無き岩場をスイスイと下って行ったので・・・もしやここに・・と思い都合良くついて行っちゃいました。その時の岩場の雰囲気を出したくて作ってみたのですが・・・黒く硬い浅間石の岩にフナムシがいっぱい這っている様な情景を感じてもらえばしめたものです。(ところで・・フナムシいたかな??)
Img_6481 石を植える」 小アジア原産のシレネ・フェンズリィーです。カッパドキア辺りの雰囲気を出してみたく…揖斐川石を使ってみました。揖斐川石は少し作為的ですが、こんな感じの植物には似合います。揖斐川石も基本は竜眼石なのですが、薬品で石灰を溶かしているので、使い方によっては作為的になりやすいものかも・・・です。
Img_6483石を植える」 園のS君の作品です。ヤマツツジの小苗ですがなんとなく襖絵的な仕上がりが楽しいものです。やはり秩父竜眼石くずれを使っているのですが、掌に乗る山水箱庭みたいです。太公望やスープーや仙人たちがウロウロしてそうで、こんな遊びも面白いですね。

この写真の鉢植えの石は、置いてあるのでは無く全て鉢に植わっています。
一つの花にもそれぞれの個性・・・みんな尊重してあげたいですね。

そう言えば・・・今日・・
微妙に面白いメダカを見つけました。
まあ・・・どこにでもいるのかも知れませんが・・・
Img_6520Img_6545 2色幹之メダカ??」 当園交配の幹之♂系のF1から生まれたものなのですが・・・写真では解り難いですが青幹之なのに微妙に背中が金で後ろが青の2色の光が分かれています。1匹は特に顕著、後は兄弟ですが良く見るとほんのりぼやけながらもちゃんと色分けしています。もちろん・・・光体型では無く普通体型です。もう少しくっきりと固定してくれれば「ツートン幹之」面白いかもしれません。それにしても幹之は良芸程オスが多いですね。なぜ・・・??

メダカも忙しくなる季節です。

それよりF1見なきゃ!!(ハミちゃん勝ったね!!)

« チョット涼やか・・ | トップページ | メダカ三昧・・ »

「園芸」カテゴリの記事

コメント

小さな鉢に大きな世界観・・・良いですねぇup

茶の湯でいう一輪の花が表す世界観を見い出し楽しむというものでしょうか・・・?

そこに侘び寂びがあり、忘れかけてる日本人の粋や洒落を見せて頂いたような気持ちになりました(*^-^)。

生意気なことをすみません(*_ _)人ゴメンナサイ

いつも楽しく拝見していますhappy02

失礼しました~ぁcoldsweats01

いざ鎌倉だす! 様

こんばんは。
コメント有難うございます。
最近の方はこういう山野草の作り方を見たことが余り無いみたいですね。
どこへ行っても意味の無い寄せ植えばかりですもんね!!

ブログ・・・楽しく拝見しています。
はやく「鎌倉オリジナル」が見たいですね!!
楽しみにしています。
また、遊びにいらしてください。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« チョット涼やか・・ | トップページ | メダカ三昧・・ »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ