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2013年3月 8日 (金)

明日は「実生新花展2」ですが・・・少し「すだれ」の事など・・。

Img_1151 すだれ系三段咲き」 「王妃×すだれ」と「初跳」から生まれた真紅の三段咲きです。すだれ独特の艶のある赤色は何よりも綺麗なものです。今回の「実生新花展2」でも、すだれ系三段咲きをいくつか展示しています。是非、ご覧ください。

いよいよ明日・明後日は・・・
今季最後の雪割草展「実生新花展2」の開催です。

昨日・今日で売店の雪割草や展示品を大幅に入れ替えて・・・
新しい花を沢山並べてみました。

でも・・・時間が無かったので・・・
明日の朝は恒例の「値段付け」からですね・・・sweat01

なかなか面白い品々が揃っています。
是非、お好みの花をお選びください。

さてさて・・・
今日も交配日和。
今朝は少しドタバタしたのですが・・・
それでも11時過ぎから交配に集中。
そしていよいよ・・・パンパカパーンfuji ついに20000交配をこえました~!!punchイエーイ。

昨日・今日で取り敢えず100交配以上出来たのですが・・・
その殆どは「すだれ」交配なのです。
なにしろ「すだれ系」は早咲きが多いので・・・いの一番に交配なのです。

さて・・・このすだれの「すだれ芸」とは何ぞや・・・???

そんなのわかりゃ~しませんのん。

ただ・・・この芸の遺伝子自体は不完全優性であると考えられます。

最初は「すだれ系の変化花を作りたい・・」と考えて「二段咲き×すだれ」のF1を作ろうと試みた方も多いのではと考えます。
ところが・・・このF1作りの段階で、明らかに「すだれ芸」が発現した個体が普通個体の中に次々と現れたのです。

この時点で、「すだれ芸」の遺伝子は不完全優性であることが頷けます。

あとはこのすだれ芸の発現した個体をセルフする事によって、「すだれ段咲き」を短い時間で簡単に作る事が出来たのだと考えられます。

さらには・・・この不完全優性の性質は「すだれ芸」を見せている個体では遺伝子として残っているので、F1を普通の段咲きにクロスしたとしても、不完全優性の個体はそのままベルトコンベア式に「すだれ段咲き」へと発現する個体も出てくるのです。

「すだれ系」の遺伝子で顕著なのは、なんといっても色素の異常発現です。
おそらくはアントシアンの中の何かが異常に多くなったと考えられますが・・・
この事は目に見えて・・・芽の色や株の切り口、葉裏や芽出しの色等で容易に識別できます。
一部は普通個体の様にマスキングされていても、しっかりと遺伝するものもありますが・・・
主だったものは見た目で個体選別が可能です。

実はすだれ変化花は・・・意外に短距離走でも作ることが可能な芸なのです。

今後もますます発展しそうな「すだれ芸」の数々・・・。

作りすぎもホドホドにしませうね・・・。sweat01

Img_1149 すだれ系三段咲き」 こちらは「王妃×すだれ」に「跳珠」系との交配から生まれた濃紫色の三段咲きです。三段弁にすだれの雰囲気が残りそうな黒々として艶のある紫が印象的な花です。明日辺り開花しそうですね。

Img_1145 すだれ系三段咲きF1」 この花はすだれ系三段♀親の「すだれ三段1号」に「夢春」を交配したF1の中から咲いた日輪咲きです。もうすでに次に生まれる子が想像出来そうないい雰囲気の花ではあります。

Img_1076 すだれ系三段咲きF1」 こちらはモロにすだれ芸全開のF1です。この花は「王妃×すだれ」と「武漢」との交配から生まれたF1ですが、ほんのりの弁化も見られてこれも次に生まれてくる子が想像出来そうですね。

Img_1146_3 すだれ系三段咲きF1」 この花もかなり個性的な花です。艶のある赤ワイン色にぐいぐいと引き込まれます。これはすだれ系三段♀親の「すだれ三段2号」に「熱唱」を交配したF1から選別したものです。両親の花色がうまく融合して顕著に表れた花です。このままの色で三段咲きを作れれば理想なのですが・・・。

Img_1142 すだれ系三段咲き」 上の写真と同じく「すだれ三段2号」の♀に「熱唱」を交配したF1で咲いてしまった三段咲きです。「すだれ芸」は不完全優性のため、片親にすだれ芸が見られ、両親ともに三段咲きの遺伝子があればこの様に「すだれ三段」が咲いてしまうのです。左右の色の染め分けや白抜けの部分にすだれ芸の特徴がみられる新しいタイプの花で、なかなかの銘花になりそうです。

どうです。
すだれ交配・・・意外に道は近いかもしれませんよ。

明日も皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。

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コメント

Dear Mr. Tomizawa,

that first one is splendid. never seen such a red one before.

Dear. Mr. Wim.

There are still few flowers of this color.
It is the Hybrid of the flower called the `Beni-Sudare`.
It is Hybrid carried out recently.
Shiny red is clean.

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