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2013年3月20日 (水)

下手の考え…じゃ出来ない交配もあるのです。

Img_1456 香小町系三段」 浜翁さん作出のテンテン三段咲きです。ボリュームは少なめですが、花粉を吹かせる事が出来るので貴重なテンテン三段作出親として利用させていただいています。はたして・・・この先に見えるものは・・・。

今日はどんよりとした曇り空でしたが・・・
それでも気温は比較的高く交配には支障のない天気でした。

本来は休園日ですが、祝日なので営業です。
そろそろ暖かくなったからか、春の山野草探しのお客様が多くなったように感じます。
気がつけば・・・色々な花が咲いてきましたね。

今日は時間の合間をぬってテンテン三段の交配をメインにやってみました。

このテンテン三段咲き・・・
基本的にはテンテン×三段咲きの分離で作ることは可能なのですが・・・
出来る事なら・・・クロスからボリュームのあるテンテン三段を作ってみたいものです。

理想とするのは「豊雪」の様な巨大輪系で円弁の白/緑三段咲きの全面にテンテンを散らしたような花・・・です。

ところがです・・・
これがなかなか・・・一筋縄ではいきません。

「豊雪」の様な花を理想と考える時、園の交配親では「月宮殿」系の三段咲き♀親を外す事は出来ません。
花の大きさや花型、三段弁の厚みなど・・・どれをとっても「月宮殿」系を外す事は出来ないのです。

ところがです・・・。
この「月宮殿」系が、なかなか一度でテンテンと馴染んでくれないのです。

一度の交配では殆どの場合泥軸になってしまいます。
また・・・青軸の三段咲きが咲いたとしても、テンテンの数が微量になってしまうのです。

今日は色々な手段を使って・・・この「大輪円弁テンテン三段」作りに挑戦してみました。

・「テンテン三段」の花粉を吹かせて「月宮殿」系の♀に交配。
・「テンテン三段のF1」の♂を「月宮殿」系の♀に交配。
・「テンテン三段」系の♀に「月宮殿」系の♂を交配。
・「月宮殿」系の♀にテンテン二段の♂を交配。
・「テンテン二段」の♀に「テンテン三段のF1」の♂を交配。
・「テンテン二段」に「巨大輪系三段」の花粉を吹かせてF1の作り直し。

などなど・・・
とにかく、頭の中に思いつくものは一通り交配してみました。
「下手の考え・・・」ばかりでなく、「真剣に考える」交配もたまにはするのです。

今年交配に利用しているテンテンや素心三段咲きの♀親だけでも50を超えています。
この中で1つでも・・・何か理想の花の材料になるものがあればしめたものなのです。

「巨大輪系テンテン三段咲き」までの道のりはまだまだ長そうです。
でも・・・どうせ作るならしっかりしたものを作りたいのです。

そのためには安易な道は選べない交配もあるのですね。

Img_1383

Img_1384 テンテン三段咲きのF1」 扉写真の「香小町系三段」から生まれたF1たちです。♀親はハッキリした「テンテン二段」を利用してみました。この花たちがどの三段咲き♀親と馴染むかがこれからのポイントになるのです。一回で青軸♀親と馴染むものも必ずあるのでそれを見つけ出すのです。

Img_1508

Img_1510 月宮殿系三段咲き」 この2枚の写真は「月宮殿」系から生まれた三段咲きです。この花の持つ雰囲気や、4年生でもしっかりとボリュームのある三段弁が理想となります。この花たちも良く見ると、ほんの少しですがテンテンが見られます。このテンテンを充実させるために何が足りないかを探し出しているのです。

Img_1368 テンテン三段親」 この花は別系統のテンテン三段系の分離から生まれた花です。絡み合うメシベが三段咲きの雰囲気を残しいます。こんな花も♀親として利用してみました。

Img_1461 テンテン三段咲き初花」 先日、またまた浜翁さんからサプライズで送られてきたテンテン三段です。浜翁さんは材料となるテンテン三段を色々と作られています。この花も近日中に花粉を使わせていただきたいと考えています。

色々やってみて感じた事は・・・
同じ素心系の花でも、弥彦と佐渡、富山等では近い様で遠い花も多いと感じています。

どの系統とどの系統が馴染みやすいのか・・・
まずはそれを見つけることから始めなくてはなりません。

少しづつでも近づければ良しとしませうね。

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「園芸」カテゴリの記事

コメント

Dear Mr. Tomizawa,

these are some of the most wonderful I've seen on your blog, the contrast between the inner green and the outer white and blue is stunning!

Dear. Mr. Wim.

Thank you for words of the praise.
These many spots are recent popular floral, too.
But there are few clear things.
There are not many beautiful flowers.

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