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2015年3月29日 (日)

取り敢えずは…。

Img_7741 テンテン千重咲き???」 青軸テンテン交配の分離から生まれた濃紫色のテンテン千重咲き???です。まだ株に力が無いので花弁にばらつきが出ていますが…おそらくはそれなりにボリュームのあるテンテン千重咲きになってくると考えています。沢山咲かせると賑やかになりそうですね。

明日の3月30日~3月31日は出張で僕は園には不在となります。
悪しからずご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

昨日・今日は暖かかったですね。
今日は午後からは少し雨交じりでしたが…
それでもこの暖かさで…桜の花が開き始めた様子です。

僕の方はと言うと…流石に交配疲れがピークです。
なかなか体が思うように動きませぬ…。

それでも…昨日40、今日50交配出来たので…
明日から2日間いなくても、3月いっぱいで1220交配が出来ました。

去年よりも100交配多いですね。

水曜日以降もまだ少しは花がありそうなので…
あと何日かは交配が出来そうです。

昨日、今日は「まだやってない」の「テンテン段咲き交配」をしていました。

この「テンテン段咲き交配」はなかなかシビアな時代に入りました。

これまでの様にただ「テンテン」があれば良いと言うものではなく…
テンテンの濃度や花型、二段弁とのバランスなど、かなりポイントが絞られてきました。

特に「テンテン二段咲き」の場合は、
二段弁にもテンテンが絡みやすい個体が多く…
特にシベ型二段咲きなどではテンテンが花弁と重なって標準花にしか見えず…
二段弁が白やグリーンを絡めてテンテンの入らないものの方が好まれるようです。

かと思うと…
複雑に交配された多元交配のテンテン段咲き親では…
セルフ分離などで綺麗な「テンテン千重咲き」が多く生まれる様にもなりました。

今日は、そんな最近の「テンテン段咲き」を少しご紹介です。

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ちゃんと作れれば…
まだまだ楽しめる分野だと思います。

今年も「桜」と「モクレン」が同時に開花です。
この季節…
僕の頭の中にはこの時期に毎年流れている「こんな音楽」があります。
もうすぐ…本格的な「春」なのですね…好きな曲なのです。

2015年3月27日 (金)

さて…来週は…。

Img_8131_2 テンの王」 僕の秘蔵の「テンテン三段咲き」の♀親のひとつ「テンの王」です。この花は「(月宮殿×ピンク三段F1)×銀世界」の♀親に「銀世界F1」を戻した中から選別した「巨大輪系テンテン日輪咲き」です。花弁の厚み、花の大きさ、花型等何れも平均点以上で、テンテンは少なめですが、よ~く見ると日輪弁にもテンテンが絡んでいるのが解ります。実は、「香三段」系の交配と「月宮殿」系との交配は、これまで殆ど絡む事無く「泥軸並花」ばかりになってしまっていました。おそらくは「月宮殿」系が青軸ですが見た目よりも完全な素心では無いのかもしれません。ところがここに来て、昨年の交配苗や今年のカイワレ等をじ~っくり見ていて…交配の中に「銀世界」が絡んでいる青軸の親を使うと、「香の宮」系と「月宮殿」系がうまく絡んでいる事に気が付きました。昨年の交配を見ても…見事にこの花と「香小町三段F1」との交配でテンテンの苗が何系統も出来ていました。そんな訳で今日は…早速この花と、昨日ご紹介した「香青嵐」を交配してみました。だんだん「巨大輪系テンテン三段咲き」の作り方が解読出来てきました。良いF1が出来そうで…とても楽しみなのです。

今日は暑かったですね…。
先日までの寒さが嘘の様です。

明後日は予報が変わって雨模様ですが…
明日はなんとか…晴れてくれそうです。

来週の月・火は新潟方面に出張なのですが…
この辺りの天気はなんと20~25℃だそうです。

気を付けないと…
僕の居ない間に折角咲いている花たちが一気に終わってしまいそうですね!!

なんとか…ハウス全開、換気扇フル回転で涼しく管理したいものです。

今日は…そろそろ花保ちの厳しい時期に入って来たので…
昨日のブログで「ほんの少し」と書いた、「青軸系無毛段咲き」の交配をしてみました。

「青軸系無毛段咲き」もかなり面白い味を出す交配になって来ました。
今年はこれまでの成果か…複雑で面白い花も生まれています。
雪割草の新しい分野を開拓してくれそうな…興味深い花たちなのです。

こんなところを交配してみました。

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以前ご紹介した花たちを含め…
なかなか面白い独自の味わいを醸し出して来ているように感じています。

まだまだ…色々と変化しそうで、これからの花たちを夢見ながらの交配でした。

その後、今日は「星のワルツ」を始め…
幾つかの「白覆輪三段咲き」が勝手に花粉を吹き始めたので…
それらの新しい「F1」作りを試みてみました。

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こんな花たちを使って…F1作りをしてみました。
3年後が楽しみですね。

今日も60交配出来たので…合わせて1130交配になりました。
なんとか…週末までには1200交配は出来そうです。

来週も交配したいよぉ~。

2015年3月26日 (木)

なにしてるんだろう…。

Img_8104 緑苑」 漸く写真を撮影する事が出来ました…この花が「緑苑」です。このグリーンの三段弁を生むタイプの♀花をいくつかは選別しているので…「緑苑」が紫花だか赤花だか記憶が曖昧になっていましたが…これではっきりと解りました。何度か訂正しましたが…最初の記憶通り「緑苑」は紫/グリーン日輪咲きでした。この花があの「褐色白覆輪/グリーン三段咲き」を生む親なのです。今年は株分けしたので花に勢いがありませんが、それでも漸く全開してくれたので…例の交配もやっておく事にします。それにしても、この記憶の曖昧さ…まあ…ボケの始まりと思ってお許しくださいませsweat02

漸く強かった風もおさまって…後1日で寒気もぬけてくれそうです。

でも…明日の朝は久しぶりにマイナスの気温になりそうで…
外に出して葉を固めている雪割草たちが少し心配です。

お陰様で…今年は少し交配に集中できています。
昨日と今日で120交配が出来たので…なんとかこれまでに1070交配が過ぎました。
今日は特に…そろそろと思っていた「テンテン三段咲き」交配を中心にしました。

それにしても今年の交配…
実はまだ…
無毛段咲き交配→ほんの少し。
テンテン二段交配→まだやってない。
すだれ二段交配→まだやってない。
黄花段咲き交配→やってない。
素心段咲き交配→やってない。

更に…
一般標準花交配→やってない。
一般二段・千重交配→やってない。
一般三段咲き交配→やってない。

こんな感じです…sweat02sweat02sweat02

それじゃあ…今日までの1070交配って…なにやってるの…???

それはね…「次のビジョンの為の交配」…な~んて…ね (恥)sweat01

Img_8102 香青嵐」 「香の宮×青嵐」の分離から選別されたテンテン三段咲きです。今日は良く花粉を吹いてくれました。「巨大輪テンテン三段咲き」を作るのに四苦八苦。「無駄撃ち」するにも、テンテン交配や無毛交配は両親ともに同系統どうしでなくては「無駄」しかできないので、白覆輪やすだれの様に簡単には出来ません。材料作りから大変なのです。

昨日は…夕方早々に交配を切り上げて…
娘の卒業及び就職祝いと、ちょっぴり僕の誕生日も含めて…
夜は銀座で食事をしていました。
食事の前にデパ地下でお買い物も出来ました。
久しぶりの東京での食事…この時期によい息抜きになりました。

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ゴチソウサマ…。
美味しかったよ…。

2015年3月24日 (火)

あ゛~…風…つおい…。

Img_8069 星の貴婦人」 決して派手さはありませんが、なんとなく見ていて飽きない上品な白覆輪二段咲きです。大輪で堂々とした雰囲気もあり、赤いシベ二段弁がアクセントになり味わいがあります。

今日も朝から良い天気でしたが…
北日本の寒気と暴風雪の影響で、この辺りでも1日中強い風が吹いていました。

ハウスを開けると花が傷むし…閉めると蒸れてしまう…
こんな日は意外に交配するにも扱い難い日でもあるのです。

それでも何とか…ごまかしごまかしで交配を続けました。

途中来客もあったのですが…
それでも70交配…合計で950交配まで来ました。

今日は…濃色系の二段咲きの♂親がいい感じで色々と咲いてきたので…
急遽予定を変更して、白覆輪二段咲きのラスト交配をしていました。

本日にて白覆輪…一件落着です。

明日は夕方から東京に出掛ける予定ですが…
それでも、それまでの間は交配が出来そうです。

ただ…相変わらず風は強そうですね。

月末の3月30・31日には雪割草協会の役員会で新潟に行かねばならず…
なんとか、今週中にある程度の目処は付けたいと考えています。

でも…今年は来月も、少しは交配が続けられそうです。

Img_8075 「星の音」 「輪音」交配から選別した濃赤色白覆輪の二段咲きです。「輪音」の特徴である二段弁の伸び過ぎが気になるので…次で二段弁を纏める濃赤/白二段咲きの♂親との交配を試みてみました。まあ…他にも色々と交配してみたんですけどね…。

Img_8084 白覆輪二段咲き」 濃赤色に黒々とした日輪弁が不思議な味わいの白覆輪二段咲きです。まだ発展途上の花なので、今後どのように変化してくるのかが楽しみです。折角なので…黒…を生かした交配をしたいですね。

Img_8087 白覆輪三段咲き」 「歌舞伎」系の交配から選別した紫/白覆輪の三段咲きです。花弁基部から放射状に白覆輪を流すタイプですが、作り込むと玉斑が絡み、三段弁が開くと白覆輪が見えにくくなる欠点もあります。このぐらいが一番いい開き加減かもしれませんね!!

明日はすだれ三段♀たちのラストですかね。

それにしても…あまりに風がつおいから…

あ゛~~~~~……………………っ

また
タイベックが破けたぁ~~~~~…………
sweat02sweat02sweat02

2015年3月23日 (月)

天候不順。

Img_8055 「交配室の中身」 今日まで交配した花たちがズラ~リと並んでいます。交配した花はなるべく一か所に集めておいた方が、タネを採取する時に楽なのです。

今日は…
午前中はとても良いお天気でしたが…午後は大気の状態が少し不安定で、
夕方には重い雲がどっしりとのしかかって来ました。

結局…
夕方5時前ごろには交配不可能な暗さになったので本日は終了。
結果…100交配を目指しましたが…80チョットの交配で終わってしまいました。

今日までで880交配とチョット…まずまずでしょうか!??

寒気の影響で、明日の天気も少し心配です。
一応sunマークなので、早めの時間から交配に専念したいと思います。

今日も引き続き…すだれ交配の親たちをご紹介です。

Img_8040 すだれ三段2号」 かの「太陽蝶」を生んだ♀親です。濃紫色の大輪花で、三段発生率の非常に高い良い親だと思います。

Img_8048 すだれ三段3号」 「天寿」を軸に交配された、すだれ絣りの入った日輪咲きです。この花も弁化能力が比較的高く良い親です。

Img_8036 すだれ三段系♀親」 「王妃×紅すだれ」と「紫二段02×跳珠」との交配から選別した赤紫色のグラデーションの様な絣模様の入った日輪咲きです。かの「錦宝」の兄弟で、大輪で美しい三段咲きを生んでいる親でもあります。

Img_8053 すだれ三段系親」 「王妃×紅すだれ」と7877「(緋の鳥×御神火)×熱唱」との交配から選別した花で兄弟に三段咲きが咲いています。この花は艶のある濃赤系の日輪咲きなのですが、写真右の花の様に時としてオシベを持つ標準花も咲き分けます。♀にも♂にも使い勝手の良い花です。

Img_8046 すだれ三段系親」 「すだれ三段1号」と巨大輪三段唐子咲き「武漢」との交配から生まれた、すだれ系「武漢F1」です。全面に散った絣状のすだれ模様が面白い味を持った花で、開花後にゆっくりと花粉を吹きますので最初に♀を利用してから♂として利用する事も可能です。この交配はこんな感じの絣散り模様の個体が多く見られます。

Img_8039_2 すだれ系炎環F1の花粉」 3月6日のブログでご紹介した「炎環F1」と「紫紺の王」との交配からできた三段咲きのオシベをピンセットで潰してみました。御覧の通り見事に花粉を吹いてきたので「紫炎の宝」と命名して、本日、F1作りを試みました。花弁もこの通り未だにしっかりした花なので、次に繋がるF1が出来れば面白いと思います。

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Img_8060 交配室の花たち」 上が「紅すだれ三段系交配」、下が「白覆輪三段系交配」の第二弾たちです。こんな感じで毎日、交配を繰り返しています。

今週は全力疾走…なのです。

2015年3月22日 (日)

交配日和…。

P3220005 Hangar18・満開」 いよいよ交配用タネ親室の「第18格納庫」が満開になって来ました。今年は開花調節がうまく行った方で一安心です。これからしばらくは暖かい日が続きます。花の成長の様子を見ながら順次交配を繰り返すのです。でも、今年は何鉢…出来ないのかしら…sweat02

今日も朝からポカポカ陽気です。

なかなかこんな交配日和はこの時期ありませんね!!

そんな訳で今日は…昨日出来なかった白覆輪三段咲き交配の続きです。

曇った日に暖房を焚いてオシベを切開しても、陽が出なければなかなか花粉は吹きませんが…
今日の様な快晴でハウスの温度も高いと…
大方の白覆輪三段咲きたちはなんにもせずに花粉を勝手に吹いています。

どんどんとF1が出来ますね。

取り敢えず「白覆輪三段咲き」の交配は今日でひと段落。

その後…咲ききりそうな「テンテン三段」の交配を少しして…
夕方前からは「すだれ三段」交配の第2弾を始めてみました。

こちらの方も30~50鉢程は丁度いい感じで…まだまだ交配出来そうです。

明日も引き続き「すだれ三段」交配です。
その後は本格的にテンテン三段に取り組む予定です。

今日は全力集中で80交配…
今日で取り敢えず800交配を過ぎました。

流石に…バテバテです…sweat02

今日は「すだれ三段」親を少しご紹介です。

Img_8023 すだれ三段1号」 何時見ても独特の雰囲気を持つすだれ三段・千重を生む中間タイプの親です。このかすり模様を生かしたいですね。

Img_8010 すだれ三段系日輪咲き」 「すだれ三段1号×王帝」から選別した、紫紺色の花弁に白い二段弁が良く映えた美しいすだれ系「王帝F1」の日輪咲きです。

Img_8019 すだれ三段系日輪咲き」 前種に似た交配ですが「すだれ三段1号×遊雅」から選別した、艶のあるワインカラーのすだれ系「遊雅F1」の日輪咲き初花です。

Img_8021 すだれ三段系日輪咲き」 面白い交配で、すだれ系日輪二段咲き「紫暮」の♀に巨大輪三段咲き「天唱」を直接交配した中から生まれたすだれ系「天唱F1」です。ロゼワインカラーの日輪咲きは肉厚で花型も良く、日輪弁も作り込むと褐緑色になりそうです。まだ初花ですが力のありそうな花ですね。

Img_8012 すだれ三段系日輪咲き」 「鈴露×(天朝×紅すだれ)A・かすり上」として選別している、淡色地にすだれ模様のしっかり染まった日輪咲きです。この模様を生かした三段咲きを狙ってみたいものです。

Img_8014 すだれ三段系初花」 珍しい交配で「(紅すだれ段×初跳2-2)×((初35×幽谷実生)×春の幸)」から選別した紫紺色に白シベの花です。全体の雰囲気が「春の幸」のすだれヴァージョンなので、面白い交配が出来るのでは…と、期待のお仔たちです。

Img_8016 「すだれ三段系初花」 この花も面白い交配で「すだれ系♀×黒紅の誉♂」から選別したすだれ系「黒紅の誉F1」の「かすり絞り花」です。如何にも「黒紅の誉」の子らしい花型で、ピンクと赤の濃淡の絞りが独特の味を醸し出しています。今回はそれぞれの花に色々な♂親を交配してみました。

Img_8026_2 まだら大王」 「王妃×紅すだれ」♀と「艶梅×跳珠」♂との交配から選別した強烈なまだら花の♂親です。「まだらの王」よりも更に派手なので…下町Kさんより「まだら大王」の称号を与えていただきました。兄弟にはやはりマダラの標準花や濃赤の三段咲き等も生まれているので…この後の展開が楽しみな花です。今日から♂親として利用してみています。

休みが無い…
流石に疲れてきました…バテバテなのです_ノフ○ グッタリ

2015年3月21日 (土)

漸く陽射しが…

Img_7989 幽星」 今年も「幽星」が満開になりました。大輪で多弁系の鮮やかな白覆輪花は沢山咲いても花揃いが良くとても豪華です。いつもこの花が咲くころが交配のピーク…いよいよ後半戦から終盤に差し掛かるのです。

今日は漸く…朝から青空がのぞいています。

絶好の交配日和ですね。

でも…午前中は遣る事がい~っぱい…
以前から選別した花を屋外の日当たりの良い場所に移して…
間延びしない様に葉を固める準備です。

これも来年の為の株作りです。

屋外の屋根下を整理して、次から次に選別した花を並べて行きます。
後は終わり始めた花と古葉を切って、新葉の成長を阻害しないように注意します。

屋外なら灰色かび病の心配も少なく、しっかりした葉が出来るのです。

午後からはいよいよ交配…と思いきや…
流石は祭日です。
暖かくなったのと、ここのところのブログの影響か…
山野草や雪割草のお客様が入れ替わりお見えになって…その都度お店に移動です。

それでも…夕方までにはなんとか40交配…
合計で720交配が済みました。

今日は…
今年これまで咲いている白覆輪三段咲きのオシベを切ってF1作りです。
ただ・・・予定していた白覆輪交配が終了しなかったので…
明日は白覆輪三段咲きの残りから始まりです。

「Hangar18」の中身もいよいよ満開…
後10日~2週間は交配出来そうです。
まずまず…予定通りの進行状況なのです。

Img_7988 星のワルツ」 今年は株分けの為か力が弱く色も薄いのですが…それでも今日は見事に三段弁が全開していました。明日からいよいよ花粉採りに入ります。新しいF1を少しは作っておかなくては…ですね。

この後の1週間は大切な時間ですね。

2015年3月20日 (金)

無駄撃ち…。

Img_7976 星麗殿」 濃赤白覆輪日輪咲き「星麗」と、「日だまり×御神火」との交配から選別した紫白覆輪/グリーン日輪咲きです。クッキリ鮮やかな白覆輪と、濁りの無いグリーンの日輪弁は…白覆輪三段咲きの「無駄撃ち」用の親として最高の花だと思います。こんな花がとても貴重なのですね。

今日は相変わらずどんよりとした曇り空です。
本来は来週が通院予定日なのですが…
来週は天気の良い日が続きそうなので…
急遽、今日の午前中に医者に行ってしまいました…これで一安心です。

午後からは暖房焚きながらの交配で約60交配…
これで取り敢えず680交配が出来ました。

さて…今回のタイトルの「無駄撃ち」って…なに!??

と、思われる方も多いと思いますが…
実はこの「無駄撃ち」は…「彩の華」交配の得意な隠し技の一つなのです。

「やまくささんの三段咲きはグリーンが綺麗ですね」と…よく、御褒めのお言葉を頂きます。
Kさんのおかげで「やまくさグリーン」と言う称号もいただく事が出来ましたsweat01

実はこのグリーンの三段弁が作れるようになったのも「無駄撃ち」のおかげなのです。

では…この「無駄撃ち」とは…なんなのでせうか!??
先ずはこの「グリーンの三段弁」を例にお話ししてみます。

グリーンの三段弁を作るにはグリーンの日輪♀親でなくては綺麗な花は生まれません。
では…どうしたらグリーン日輪咲きを選別する事が出来るのでしょうか!??

そもそも…単純に三段咲きのF1を作っただけではグリーンの日輪咲きの♀親を選別する事はなかなかうまく出来ません。
実は…グリーンの日輪咲きに三段咲きを直接交配しても、なかなかグリーンの日輪咲きを選別出来ないのです。

数年前のブログで「三段咲きの遺伝子は一度交配したらなかなか抜けない」と言う話を書いた事があると思います。
詳しい遺伝の仕組みなんか学者では無いのでま~ったく解りませんが…
少なくとも僕自身のつたない経験則ではそう捉えています。

したがって僕はF1に対しても
「F1でも三段咲きそのものと同じように弁化能力がある」と捉えています。

要は…そのF1をグリーンの日輪咲きに進化させれば良いのです。

それにはどうすればよいか…??
F1を…単純にグリーンの日輪咲きにかけ戻すのです。

たとえば・・・三段咲きの遺伝子の無い「緑色の日輪弁をした花」を♀に利用して…
そこに「三段咲きのF1」の♂花を交配するのです。
この時、出来れば「三段咲きのF1」は♀親に日輪咲きを使ったものが理想です。

ただし…交配すれば当然分離もしますので、目的にあった花を選別する選別眼が大切になって来ます。
殆どの場合段咲きの遺伝子が残る…と言っても、
限りなくハズレに近い個体も多いからです。

この方法で20年近く前に作った花があります。
それが「花奏」と「鈴露」です。

この両種は、金子さん作出の「ピンク日輪×黒姫」から選別したピンク色の三段咲きF1を、試験的に弥彦山産の緑日輪二段咲き「露の光」(明けの明星)に交配したものです。

この時は沢山の兄弟が開花しましたが…結果的に理想のグリーンの日輪咲きを咲かせたのは「花奏」と「鈴露」の2タイプのみでした。
他の花はすべて処分…ムダなのです。

ちなみに「花奏」も「鈴露」も…F1の更に分離交配なのですが、その後の弁化能力の凄さについては皆様ご存知の通りですね。

この様に…目的とする花のみを作るための交配で、選別した花以外の花は全て「ムダ」になる交配なので「無駄撃ち」なのです。

この同時期に作った褐色の三段弁を作るための親「桃ピ」や「茶丸」も、同様に「ピンク三段F1」を「桃麗」や「乙女心」に交配した「無駄撃ち」なのです。

目的とする花以外が全て「ムダ」になる交配…故に「無駄撃ち」なのです。

「無駄撃ち」交配はF1を使うのである程度大量に交配する事が可能です。
ただし…たとえば50本発芽しても選別出来るのはせいぜい1~2本、後はすべて利用価値も殆ど無い「ムダ」ないらない花になります。

でも…最終的に「無駄撃ち」で選別した花は「無駄」どころか「宝物」になるのです。

話は長くなりましたが…
実は今日、この「無駄撃ち」で白覆輪三段咲きの次の親を作る交配をしてみました。

三段咲きF1を使うので、わざわざ吹きにくいオシペを切開する必要もなく…
目的に沿った白覆輪の日輪咲きを用意して色々と交配をしてみました。

♂親にはこれまでの経験で、三段咲きになってもなるべく玉斑の出難い♂を利用します。
「7877」や「8181」等も定番ながら使いやすいかもしれませんね。

そんな訳で…こんな♀親たちを利用してみました。

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緑の日輪弁が素敵です、生かしたいですね。

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あの「露の光×魅宇」Aタイプですね。メシベが大きくて、何色にも染まります。

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この花も黄緑色のシベ日輪が良いですね。

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「紫紋」のF1です。この日輪弁を更にグリーンにしてみたいですね。

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「種宝」のF1です。上の花と共に三段咲きを作りながらタネ親も選別したいものです。

こんな感じの花たちに色々なF1を交配してみました。
それぞれを2花位づつ交配したので…
うまく結実すれば50粒くらいは採取出来ると思います。

ただし…
花が咲いても選別出来る花は1~2株程度です。
あとはぜ~んぶ「無駄撃ち」なのですね。

三段咲きのF1を使って大量に苗を作って…
交配の目的にあった花のみをピンポイントで狙って選別する「無駄撃ち」。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ですね。

さて…そこでどんな花を選別するかですが…
三段咲き交配をしている方なら…なんとな~く解りますよね!!
この場合は…白覆輪が出ていて「三段顔」をしたやつですよね。

ちなみに…日輪弁が長すぎると…千重になりやすいですよん!!

明日・明後日の交配で白覆輪とすだれを終わらせる予定です。
来週からはいよいよ…テンテンと三段咲きですね。

が~んば。

2015年3月19日 (木)

今年の反省…(・_・)エッ.?

Img_7934 古の星」 「いにしえのほし」と読みます。H22年に選別した、分離から生まれた白覆輪♀に「泰星」♂との交配から生まれた白覆輪ですが…紺紫色系の白覆輪としてはトップクラスの日輪二段咲きです。「泰星」交配独特の花弁の厚みと弁幅のある6弁花に、重圧な黒々とした日輪二段弁が綺麗に揃います、花も大きく、見ごたえのある逸品なのです。

昨日・今日…曇ったじゃ~ん…sweat02
ときどき…雨降ってるし…sweat02

と…言う事で、この2日間は暖房を焚いての交配です。

それでも、昨日は70交配、今日は60交配なんとかできたので…
今日までで取り敢えず630交配が出来ました。

なんとか…折り返し地点ですね。

そう言えばここ数年は…
雪割草のシーズンになると、先に初花を咲かせて、後から作り込みを咲かせると言った状態が続いています。

先ずは…これに反省!!

たとえば「全国大会」等に照準を合わせるので…
どうしてもマニアの方の興味をそそる「初花」を優先的に咲かせていました。
そうするとどうしても…「初花」先に終わって、選別品が後から咲く事になります。
こうなると、肝心の交配の時期には「初花」はだいぶ終わってしまっています。
写真を撮影している暇もありません…。

また…
展示会などでは「初花」ではどうしても「リストの最低価格」と言うものがあり…
良い花の選別では当然、それ以上の価格の設定になってしまいます。

でも…来年は「全国大会」も月末に戻ります。

時期的にも、おそらくは加温して無理な状態の開花では無く…
自然な状態で咲いた花たちを展示・即売する事が可能になります。

と…言う事で、来年は選別花から先に開花させようと考えています。
1作物ならそれなりの価格設定で販売も出来て、苗もしっかりしているのです。
この頃には「初花」は少し遅らせて開花させ、ポツポツ咲く程度ですが…
それでも「全国大会」の頃には開花し始める算段をとろうと考えています。

「初花」は少し遅らせて…
「実生新花展」の頃からをピークにしようと思います。
それでこそ「実生新花展」を開催する意味も出てくると言うものですよね。

実は…
来年の初花から、咲いてくる花がガラッと変わって来ます。(と…思いますsweat01)
いよいよ、次の段階に入るのです。
そんな訳で…初花はじ~っくりと眺めてみたいのですね。

即売会には少しでも多くのヴァリエーションを揃えたいと考えています。

それにはまずはこの1年…ちゃ~んと栽培出来ないとね…sweat02

Img_7950 「『泰星』の子」 「明鏡×宮桜」の♀に「泰星」の♂を交配した白覆輪系の二段咲きです。異常に花肉の厚い整った大輪花で、スプーン状の二段弁も厚く整然と整います。白覆輪の輪郭は弱いですが…色を改良するだけでとんでもない花を作る事が出来そうな花でもあります。こういう花がタネ親としては最良なのです。

Img_7941 泰星」 久しぶりに撮影してみた「泰星」です。少し咲き過ぎていますが…この巨大な整型の白覆輪花は、「京楽×春明」と「魅宇×初鏡F1」と言う、両親ともに白覆輪段咲きの血を持った交配から選別した花です。この肉厚円弁の花型と青紫色の白覆輪は遺伝率が高く、セルフ・クロス共に次々と銘花を生んでいます。今では「彩宝」と双璧の白覆輪段咲き♂親として君臨しているのです。

Img_7926 朱鷺王2号」 「初×跳」と「赤朱鷺残雪×三千風」との交配分離から生まれた白覆輪三段咲きです。濃紫色にグラデーション状の白覆輪を絡めた渋い色合いの花で、中心の黒々とした三段弁が少し異様です。昨年はF1作りにも利用した花で、現在、兄弟の「朱鷺王1号」と共に、F1のカイワレ君がゴッソリと(この表現が正しいかどうかは???ですが…)発芽しております。また…次の楽しみが増えてきました。

Img_7922_2 今年の初花」 この花も「赤朱鷺残雪×三千風」の分離から生まれた…少し解り難いですがやはりグラデーションタイプの白覆輪三段咲きです。「朱鷺王」に似た雰囲気の花の作りなのですが…この交配はこのタイプが一番多く生まれる様です。今は似た花が多いですが、少し作り込むとやがてはそれぞれの個性が見えてくると思います。

Img_7915 今年の初花」 前回のブログでご紹介した、やはり「赤朱鷺残雪×三千風」系の白覆輪三段咲きです。花が咲き進んでイイ感じになって来ました。「星のワルツ」や上の写真とは同系交配ですが…作り込むとこの花もなかなか良い花になりそうです。

Img_7928_2 今年の初花」 この花も前回のブログでご紹介した花です。少し変わった♀親を使った花ですが、やはり花が進んで三段弁が開いてきたらイイ感じになって来ました。オシベ部分の弁化もしっかり出来ているのでかなり綺麗な花に進化しそうです。これら白覆輪三段咲きは何れもオシベガあり花粉採取が可能な様です。今年は色々にF1を試してみたいと考えています。次に進むために…。

明日から天気がしばらくは安定しそうです。

交配もいよいよ…後半戦に突入です!!

2015年3月17日 (火)

ポカポカ…の日。

01 天女の帯系」 暖かい風に誘われて「天女の帯」系の交配親が満開になりました。このタイプの交配は今年のリストの中でも大人気で、この花はリスト交配の親に使ったタイプの一つです。すだれとも鉄心とも違う第3の絞り染め分け花としては綺麗なグリーンのメシベで株に赤味もあまり感じないので面白いタイプだと思います。実生遺伝率も意外に高いのですね。そう言えば…「夕霞み」も咲いていたような…また、今年も交配してみようかしら。

今日は…
春を感じさせるほどのポカポカ陽気でした。

こんな日は絶好の交配日和ですが…
あまりに温度が上がり過ぎて、交配する順番がバラバラになってしまいました。

写真撮影をしながらの交配なので、なかなか思う良いには進まないのですが…
取り敢えず60交配出来たので…合計で500交配を過ぎました。

と…言う事は…
交配番号が連番で「23000」番代に入ったのですね…。

明日も曇り空ですが…気温が高いので交配は出来そうです。
終わりが近い花の順から交配を開始したいと思います。

今日は、次の世代に進めるための白覆輪三段咲きのF1作りを中心に交配してみました。
白覆輪三段咲きも漸く次のステップに突入です。

更なる高みと完成度を目指して…がむばりたいですね。

02 今年の初花」 「星のワルツ」と同系交配分離の白覆輪三段咲きです。少しあずきがかった紫色の花弁に白覆輪が廻っています。この花もなんとなくオシベが見えているので、次の親にも利用できそうです。どんな花でもそうなのですが…始まりは大概こんな花からなのです。

03 今年の初花」 以前からいる「親H×大日輪・三千風」♀と「ピンク白覆輪三段2交配」♂との交配分離から生まれた白覆輪三段咲きです。まだ小さな花なので三段弁のボリュームは未発達ですが…綺麗な花なので少し作り込んでみたいと考えています。

04 

Img_7883 「白覆輪三段咲き」 「錦華山」と「赤朱鷺残雪×三千風」との交配分離から選別した白覆輪三段咲きです。「錦華山」特有の三段弁を持つ珍しいタイプの白覆輪三段咲きです。これまでは玉斑が邪魔をして白覆輪が余り綺麗に見えなかったのですが…作り込む毎に色が上がって白覆輪も確認できるようになってきました。このタイプもいくつか見られるのですが…いずれのタイプも作り込みによって白覆輪が強調されてきました。この三段弁のボリュームを今後に生かせれば嬉しく思います。

05_2 「『星桜』の花粉」 「星のワルツ」交配の白覆輪三段咲き「星桜」のオシベをピンセットで潰した写真です。見事に花粉を吹いているのが解ります。葯の両端をギリギリのところで潰して切るとこの様に花粉が吹いてきます。

今日は3種類の白覆輪三段咲きのオシベを切開してF1作りを試みました。

これらの交配も、直接白覆輪三段咲きを作る交配では無く…
次の白覆輪三段咲きの作るためのステップアップのF1作りに利用しました。

濃色の花弁にクッキリと白覆輪、ボリュームのある綺麗な三段弁を目標に…
新たなステップへと繋げたいと考えています。

白覆輪を白覆輪どうしで交配する時代は終わりました。
時代はすでに…次の段階に進んでいるのです。

白覆輪三段咲きの作り方は何か別の機会にご紹介として…
これからの白覆輪三段咲き作りに活躍してくれそうな親たちも少しご紹介です。

06 夢の光」 いかにも「白覆輪三段咲きの♀親」と言う雰囲気の日輪咲きです。「露×魅宇」と「初×跳」との交配から選別した花ですが、三段咲きへの弁化能力はかなりのもので「夢のワルツ」等の花を生んでいます。

07 白覆輪三段♀親」 この花も「初×跳」を使った系統の♀親です。以前、「星の極」のときにも記しましたが、白覆輪の交配に何度も白覆輪どうしを交配する必要はありません。要は相手がなんであれ…「白覆輪が選別できるか」どうかなのです。

08 白覆輪三段♀親」 この花も…いかにも♀親らしい白覆輪三段咲きの♀親です。優しい雰囲気と緑を絡めた日輪弁がなかなか素敵です。♀♂共に白覆輪三段咲き系からの選別交配から生まれた♀親なので、白覆輪が少し淡くなっています。両親ともに白覆輪どうしの交配では…実は…濃色の白覆輪はあまり望めないのです。

09 星の貴品」 「初×跳」系三段咲きの♀親「夢殿」を使った白覆輪三段咲き交配分離から選別の♀親で、いい雰囲気の白覆輪に緑を絡めた日輪咲きです。F1作りに利用してみましたが…直接三段咲きが咲いてしまうタイプでもあるので、なんとか次の白覆輪日輪咲きが選別出来ればと考えています。

10 白覆輪三段親」 白覆輪三段♀親に黒跳系巨大輪三段咲き「紫紋」を交配したF1の選別花です。濃紫色にほんのりの白覆輪は綺麗なグラデーションで、花粉は吹きますが遅いので…先に♀親として交配してから、のちに花粉を使う事も可能なので重宝です。うっかり暖房のそばに置いてしまったので花弁が少し傷んでしまいました…。

11 白覆輪三段♀親」 この花は白覆輪日輪咲き「歓喜天」に三段咲き「紫紋」を交配したF1から選別した♀親です。この明るい大きなグリーンのメシベと重厚な日輪弁は、現存する白覆輪三段咲き系どうしの交配だけでは作る事は出来ません。白覆輪を作ろうと思うととかく白覆輪どうしを交配したくなるものですが…その固定観念を捨てて…「普通にポリュームのある三段咲きを作るつもりで白覆輪の出たものを選別する」…と考えると、答えは簡単に見つかるかもしれません。

12 白覆輪三段♀親」 この花も白覆輪日輪咲きに「大満月×雅び桜」を交配した中から選別した白覆輪三段咲き♀親です。はじめの一歩に派手な白覆輪を望んでも仕方ありません。特に巨大輪系三段咲きとの交配では、こんな感じのほんのりの白覆輪でも入っていれば大成功なのです。ここから次のステップへは…普通に三段咲きを作っている方には…もうお解りですよネ!!

13 白覆輪三段親」 この花も「紫紋」を使った交配からの選別です。♂親として利用している花でこの花自体の白覆輪は淡く花としてのインパクトには弱いですが、直接三段咲きを作る交配だけでなく、♀親に濃色系の白覆輪段咲きを使って次の親を作る事も可能です。そんな交配を続けながら親としての力を充実させて行くのです。

14 白覆輪三段親」 この花も「雅び桜」を使った交配からの選別です。見るからにパワーのありそうな花ですね。大輪で花型も良く、メシベが大きくて弁化能力のありそうなオシベが輪生しています。こんな花が選別出来れば万々歳ですね!! この花も花粉の吹くのが遅いので、♀親としても♂親としても利用できる万能親なのです。メシベの大きさとオシベの量が三段弁化した時の迫力を物語っていますね。

白覆輪三段咲き作出のポイントは「作ってやるぞ!!」という意気込みです。
あとは…「何が選別できるか…」なのですね。

2015年3月16日 (月)

曇っちゃったけど…。

Img_7747 星の幻」 この花も白覆輪三段咲き「星のワルツ」F1の♀親として利用している花の一つです。「露×魅宇」「お嬢」「朱鷺日輪」「紅白の宝」等の多元交配から選別した濃紫白覆輪シベ日輪咲きですが、クッキリとした白覆輪がとても印象的な花でもあります。♀親にはこのぐらいでちょうど良いのです。

今日からいよいよ本格的な交配です…が…
なんだかあんまり………気乗りがしません。

それはヤッパリ…天気のせい!??

朝方は陽射しも見られて気温もそこそこだったのですが…
昼前後から次第に空がど~んよりとして来て…
結局、暗くなるまで太陽の出る事はありませんでした。

雨こそ降りませんでしたが、あんまり交配に適した陽気では無かったのです…。

それでも…例によって暖房を27℃に焚いて交配を続けていました。

その甲斐あってか…本日は約70交配。
これで合計440交配が過ぎました。

明日は天気も良さそうですが…
娘の卒業式で奥さんは1日お休み。
ぼくは…お店をスタッフに任せて交配に集中の予定です。

と…言う事で、明日は僕も奥さんも店には居ません。
悪しからずご理解とご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

ただ…明日は20℃を超える暖かさとか…
「Hangar18」はビニールを全開して、換気扇フル回転で温度を下げなければ…
アッと言う間に一斉に開花が始まってしまいそうです。

これからは日毎に花が終わって行きます。
1分1秒でも交配に時間を使いたい日々が来月初めまで続くのです。

Img_7765 白覆輪二段咲き」 3月14日にご紹介した白覆輪二段咲きです。後から咲いてきた小花はやや細い花弁ながら白覆輪のコントラストが良いのでなかなか賑やかに咲いています。ヤッパリ沢山咲かせると華やかですね。まだ発展途上なので…作り込んだ時は3月14日の様な花で花弁の幅も出て株立ちも豪華になると思われます。その時が今から楽しみなのです。

Img_7734 白覆輪二段咲き」 糸覆輪状の白覆輪ですがベースの赤桃色は色むらが無く、白覆輪も細いですが先端まで綺麗に回っているのでむしろお洒落な花です。大輪で纏まりの良い姿はなかなかのものです。

Img_7730_2 白覆輪二段咲き」 青紫色ベースの白覆輪で、二段弁とのバランスがとてもスッキリしていて良い花です。纏まり良く咲き姿も美しいので♀親としても色々な使い道が見つかりそうです。

Img_7756 錦光星」 複雑な色模様がとてもお洒落な白覆輪二段咲きです。なにしろ綺麗な花で、ただ色が濃いだけの白覆輪よりもはるかに情緒豊かな味わい深い表現を醸し出しています。こんな花を見るとなんにも言えなくなるのです…。

Img_7767 白覆輪二段咲き」 「彩宝冠」交配の白覆輪二段咲きです。「彩宝冠」系の交配は二段弁を紅色に染める個体が多く、こんな感じの花が多く生まれます。幻想的な趣きは玄人好みかも知れませんが…この味わいもなかなか好きなタイプなのです。

Img_7772 白覆輪二段咲き」 この花を見ると…白覆輪の進化の過程が良く解ります。右下の花は第1花目の一番力のある花です。上の花は選別当時の雰囲気ですが…おそらく作り込んで大株になると右下の花で落ち着いてくると考えています。白覆輪は作り込む毎に花弁に幅が出て、コントラストが良くなる傾向にあるのです。

明日もがむばって交配に集中です。

しかし…「Hangar18」にはどれほどの数の「白覆輪のタネ親株」があるのだろう…!??
(なんでもひっくるめればにひゃっぱちいじょうはあるとおもおよ…sweat01)

2015年3月15日 (日)

今年の雪割草展は無事に終了しました。

Img_7622 三段咲き無名」 「天明」と「桃の慶×春蛍」との交配の中のヴァリエーションの一つです。「桃の慶」が突出しているのか…優しいピンクの花弁にグリーンの三段弁が美しく開いています。優しい色調ながらも味のある花ですね。展示会でも人気の花でした。

お陰様をもちまして…
本日にて今年度の雪割草関係のイベントはすべて無事に終了いたしました。

期間中、大変多くの方に沢山の雪割草たちをお買い上げいただきました。
本当に有難うございました。

本日も人の出入りはそれほどでもありませんが…
それでもお越しいただいた方は皆さん、最後の大物狙いの方ばかりでした。
今年はとにかく…白覆輪やすだれの親や完成品が沢山お嫁入りとなりました。
時代なのですね…。

この2タイプは急加速で完成度が高まっています…。
来年の花も今から楽しみなものばかりですね!!

明日からはいよいよ…本格的な交配に入ります。
この1週間はかなり集中ですね!!

販売品の方は早いものでは花が散り始めています。
仕分けがなかなか思うように進まず…なかなか難儀しております。
経験不足と言えばそれまでなのですが…花時期は限られているので…
解る人間を中心に、こちらも集中ですね。

泣いても笑っても後2週間が勝負!!
が~んば。

Img_7596 青軸系無毛二段咲き」 濃紫色の青軸系無毛二段咲きです。このタイプをココまでの濃色にしたのは…やはり「真心」の力なのでしょうね。ぴょんきちさんに「白花だから使わないのは贅沢だ!!」と言われたので(笑)…昨日紹介した「佐渡の幻」系の無毛系三段咲きの花粉をこの花に交配して思いきり色を付けてみようと考える事にしました。一番ぜ~たくな使い方だと思いますので…(笑)

Img_7535 水星」 「紫水・乱獅子・白衣」系から生まれた白覆輪交配の「水星」です。白覆輪二段咲き作出の♀親として良い親ですが…花粉も吹くので♂親としても利用できる大輪花です。「星の粧」とは兄弟ですが、こちらの方が花の青味が強く大輪かもしれません。

Img_7452 今年の初花」 白地に濃青紫色のテンテンを全面に散らしたテンテン千重咲きです。まだ初花の小さな花ですが…この雰囲気を維持できればなかなか素敵な花になると感じています。今年はテンテン千重咲きもかなり選別を開始しています。色々なタイプが出て来たので、これからが楽しみな一群なのです。

Img_7586 今年の初花」 こちらもテンテン千重咲きです。上の写真よりも少し淡い感じですが、その分サツキ絞りが散っているので華やかです。大輪系なので将来が楽しみですね。

明日からは…
交配、交配、交配、交配、交配、交配、交配、交配、交配、交配、交配、交配……
の、日々なのです。

2015年3月14日 (土)

撮影しなくては…

Img_7686 久しぶりに…」 何年振りかでお披露目した「サーモンオレンジ乙女咲き」です。青軸系サーモンの交配を繰り返したものからの選別で、久しぶりに力が付いてきたのでお披露目してみました。他とは違う花色に一瞬目を奪われる花です。早くも株分け予約希望のお客様がいらっしゃいました。

今日は「雪割草・実生新花展その2」の初日でした…

予報ほどは天気も荒れず…そろそろ皆さん…
天気のいい日は自身の交配に忙しいと思われますのでそんなに忙しくはないだろう…
と思っていました。

午前中は人もまばらで…まあ・・・そんなもの…
と思ったのですが…

なんだか午後は…
仲間の生産者の方や園芸関係の人等…ごちゃごちゃになってました。

そろそろシーズンなので…
山野草のお客様も少しづつですが動き始めている様子です。

皆様ありがとうございました。

さて…
開花シーズンも過ぎていよいよ本格的な交配に入るのですが…
この冬のリスト用の写真が殆ど撮れていません。

特に…
今年の新花のピークの頃は毎日のドタバタで…
ブログでご紹介の花以外の、新しい初花が殆ど撮影出来ていないのです…sweat01

ど~しませう…。

そんな訳で今日は…
なるべく集中して写真撮影に時間を使っていました。

明日も展示会なので撮影を中心に時間を作ろうと考えています。
明日は展示会・明後日も来客の予定があるので…うまく合間を見つけたいと思います。

今日は展示品も少し撮影したのでご覧ください。

Img_7599 「星のワルツ」 昨秋は植え替えて株分けもしたので、今年は少し花色が甘いです。その分しっかりとオシベが見えているので…来週から新しいF1作りに取り組みたいと考えています。

Img_7578 白覆輪日輪二段咲き」 まだまだ発展途上の花です。以前はもっと細弁だったのですが…力が付いてきたので花弁に幅と厚みが出てきました。少しサーモン系の赤色にクッキリの白覆輪はなかなかインパクトがある花です。最終的にはこの花の感じで安定しそうなので…今年は上の花の♀親にでも使ってみようと考えています。

Img_7637 桃環」 作り込んでいたらだんだん「炎環」の子らしい雰囲気が漂ってきました。なにしろ♀は「天緑×7877」で♂は「炎環F1」ですから…結構なサラブレッドです。全体的には「サーモンっぽい桃色の炎環」ですね。この花もF1が作れるので…今度は白覆輪♀や、すだれ♀とでも交配してみましょうね。

Img_7594 すだれ二段咲き」 白/赤二段系のすだれ二段咲きです。初花から3年が経ってなかなか豪華な花になって来ました。すだれ系の花はごちゃごちゃしていて飽きがくる…と言う話は今年は各地で囁かれ始めている様ですが…花弁や重厚感を作ればまだまだ先を望める花だと思います。

Img_7610 青軸系無毛三段咲き」 「佐渡の幻」系交配から咲いた青軸系無毛三段咲きです。選別当初は小さな苗で花弁が弱く貧弱な花だったのですが、株になって花型も纏まり見られるほどにはなって来ました。オシベがあるので花粉が使えそうですが…白花なので少し躊躇しているのです。

Img_7701 テンテン三段咲き」 先日紹介したテンテン三段咲きですが…全開したら三段弁がかなり黄色くなり、とても神秘的な雰囲気の花になりました。すごく綺麗な花で今後が楽しみです。よ~く見ると三段弁にも赤いテンテンが絡んでいるのが解ります。奥さんが「更紗黄金」とか…てきと~に銘々してました。まあ…イイかな。

Img_7703_2 テンテン三段咲き」 上の花の兄弟です。こちらの方が花弁全面に細かいテンテンが散っています。この花も開くと三段弁が黄色くなるのか…チョット…楽しみなのです。

明日で最後…
天気も良さそうだし、皆様のご来園を心よりお待ちいたしております。

2015年3月13日 (金)

明日から最後の…。

Img_7582 星の慶」 平成22年に選別した白覆輪の日輪二段咲きです。500円玉を超える大輪花で、何とも言えない古代紫色の花弁に白覆輪を絡めた味わい深い花で、褐色のリングはボリュームがあり、全体的に渋めの色調ですが中心のメシベのグリーンが花に明るさと趣きを醸し出しています。明日から2日間展示しますので是非ご覧ください。

明日3月14日(土)・3月15日(日)はいよいよ、
今年最後の雪割草展示会「雪割草・実生新花展その2」です。

皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。

今日も暖かいいいお天気でした。
絶好の交配日和です。

途中、来客などもありましたが…
それでも60交配出来たので…370交配まで進みました。

今年も少しスローペースですが…
標準花の交配や二段、三段咲きの交配は少し削ろうと考えているので…
いつもより少し少なめのマイペースな交配で行こうと考えています。

今年は意外と花保ちも良く…
まだ「Hangar18」の花たちが咲き始め少しの状態なので…
来月頭までを目処に交配は出来そうです。

僕の交配は基本3年周期なので…
新しい花が多く咲き始めた年から次の交配の材料作りに入ります。

今年がその年にあたりますね。

Img_7561

Img_7564

Img_7566
少しづつ咲いて来た白覆輪の♂親たちです。
交配は月曜日頃からですね。

Img_7550 鳳凰丸」 一時期芽が飛んで傷んで作落ちしていましたが、ここに来てようやく復活してくれました。数年前に分けていただいた岩渕氏作出の中では後期作品の黒跳系三段咲きです。キチンと咲いてくるとこの様にとても綺麗なレベルの高い花なのです。こんな華やかな花でもF1が出来ています。作落ちしたおかげですねsweat01 濃赤系との交配がメインですが…今年はF1を白覆輪三段交配等にも利用しています。結果が楽しみですね。

明日は朝から…またまた展示品と即売品の準備です。

午後は時間を見つけて交配してよ~っと…。

2015年3月12日 (木)

外はいい天気…だよ。

Img_7517 今年の初花」 と…言ってもこの花、実は実生から5年生で漸く初花の分離から咲いた白覆輪二段咲きです。カイワレの後に葉を傷めたので開花まで5年の月日がかかりましたが…なんと今更、こんな花が咲くなんて…。小さな苗の花ですが…クッキリと白覆輪の花弁に白く抜けた二段弁が未来の大器を予感させます。と…言いながらも…この花は既に、夕方にはお嫁入りとなりましたとさ…ハイ。

今日は風もかなりおさまって…朝から外はいい天気です。

そう…絶好の交配日和ですね。

「Hangar18」のタネ親たちも毎日少しづつ開花が進み始めてきました。
いよいよ本格的に交配に集中です!!

今日も、新しい「白覆輪三段咲き」を作るべく…
先日から紹介している諸々の「白覆輪三段咲き」を
花の終わりそうな順からオシベを切って花粉を吹かせ交配しています。

どの花もオシベをカットするだけで良く花粉を吹いてくれます。

3年後が楽しみなF1交配が色々と出来そうですね。

今日は陽ざしも良かったのでお客様や業者さんもお見えになり、とぎれとぎれの交配でしたが…
それでも夕方までに40チョットは交配出来たので、これまでに310交配を過ぎました。

明日もいい天気なので、1日交配に集中しようと考えているのです。

今日は「Hangar18」の中のタネ親たちを少し撮影してみました。

Img_7525 輝皇星」 細くまっすぐに伸びた赤いラインが特徴的な白覆輪のヘラシベ咲きです。白地に赤のラインは全開するととても良く目立ち本当に綺麗な花です。こう見えても二段系の多元交配から生まれた花なので、この感じを壊さぬ様な白覆輪二段咲きを狙った交配を試みています。二段弁が短く纏まればしめたものですね。

Img_7528 星の寿」 二段咲きの銘花「ことぶき」の血を持つ白覆輪日輪咲きです。やはり1本ラインのピンストライプの花模様と緑の日輪弁とのバランスが絶妙で、沢山咲くとおとなしめながらも味わいのある花です。実は濃色白覆輪二段咲きを作る親としてもこんな花が丁度良いのです。

Img_7532 星の女王」 「木漏れ日二段」と「無限×彩宝」との交配から生まれた「無限」に似た雰囲気の白覆輪唐子咲きです。大輪でふくよかな花弁はやはり白地に紫のピンストライプが綺麗に揃った美しい花です。時々めしべを出すので少しですがタネも出来て交配も可能です。花茎が伸びずに纏まりが良いので、沢山咲かせると豪華です。

Img_7538 無名白覆輪二段咲き」 極めた特徴はありませんが…花型、色対比、二段弁の纏まりと、どこをとっても及第点以上の花ではあります。こんな花が次の交配親としては最高です。「Hangar18」の中にはこんな白覆輪親の株立ちが沢山眠っています。これから開花する順を追って交配開始なのです。

明日こそは…目指せ1日100交配!!coldsweats01

2015年3月11日 (水)

次へのお楽しみ…。

Img_7505 星日輪」 今年「星のワルツF1」をお買い上げいただいたお客様から「♀親の『星日輪』ってどんな花でしょうか??」と言うご質問が多かったのでここに掲載です。こんな花…です。実際は「露の光×魅宇」「緋の鳥×御神火」「紫水×御神火」等の多元交配から生まれた「濃赤白覆輪日輪咲き」です。まだ咲き始めたばかりですが…この草姿でこの花色、この花型で、開けばそこそこは大輪になります。何よりも厚みのある褐色の日輪弁とメシベの大きさが魅力で、こんな花が「白覆輪三段咲き」のF1作りのための♀親としてはとても重宝なのです。いつも「Hangar18」で眠っている僕の大切な♀親の一つですが、すでに株分け希望者もいらっしゃるご様子ですね。

Img_7511 そんな訳で…」 「夢の光」と「星のワルツ」の交配から生まれた白覆輪三段咲き「夢のワルツ」(と…銘々coldsweats01)の三段弁を外して、オシベをピンセットの先で潰してカットしてみました。

Img_7512 その結果…」 30分後にはドバドバと花粉が吹いてきました。今日はこの花粉を1花全部切って…扉の「星日輪」を含む5品種に交配してみました。いよいよ新しい「白覆輪三段咲き」のF1が出来そうですね。まだあと…2花咲いてるしね!! (まだまだ…切れますよん)

今日は休園日ですが…例年通り交配の日でもあります。

なにしろ休みなので…障害物が何もないしね…sweat01

でも…今朝はかなり冷え込んだので、花上がりは少し遅いようですね。

今日は…
新しいタイプの白覆輪交配を中心にお昼過ぎから夕方まで交配していました。

昨日の様な風も少しあり、雲も次々と流れて来たのですが…
それでも夕方まで花が萎む事は無く順調に作業も進みました。

取り敢えず今日までで270交配出来ました。
去年よりも少しペースが早いかもしれません。

明日も来客が何組かありそうですが…
天気が良さそうなので、僕は時間が出来れば交配に使いたいと考えています。

今年は今までとは少しビジョンを変えて交配しているので…
毎日がなかなか楽しく作業出来ています。

と…言う事は、また、次の花を作る準備期間に入ったと言う事ですね。

頭の中で色々なビジョンがうごめいています。

まあ…煮詰まるのも時間の問題でしょうケド…sweat01

Img_7481 「白覆輪二段咲き」 スッキリと伸びた花弁が印象的な白覆輪二段咲きです。この花の様にストライプ型の白覆輪は、たとえ円弁では無くともスッキリと伸びた花弁とうまく融合して見ごたえのある花に仕立ててくれます。花芸に合った花型というのも育種のポイントなのかもしれませんね。

Img_7488 白覆輪二段咲き」 纏まりの良い花型に花弁輪郭を縁取る白覆輪がいいバランスで回っています。白く抜け始めた二段弁も対比の良いものですが、まだ少し二段弁の大きさにばらつきが見られます。もう少し作り込んでみると更に纏まり良くなるかもしれません。

Img_7509 白覆輪二段咲き」 まだ発展途上の白覆輪二段咲きです。花弁の白覆輪は力が付くと更にスッキリしてくると思われますが、中心に綺麗に纏まったシベ型の二段弁はこの花の魅力を充分に引き立てています。白覆輪二段咲きは、二段弁に厚みが出て充実する程にメシベが小さくなったり、メシベの弁化が始まったりする個体も多く厄介です。要は…タネが多く採れない…と言う事なのですね…sweat02

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Img_7514 「この花は…」 写真ではとても解り難いですが…この花は花弁が白覆輪ならぬ「クリーム覆輪」です。昨年から気になって選別していたものですが…今年も白ならぬクリーム色で咲き上がって来ました。中心の桃色もなんとなく黄色味を絡めた不思議なピンク色です。昨年、3~4個体見ているのですが…殆どはお嫁に行ってしまいました。一応段咲きの血なので…今年は黄花二段系交配でもしてみようかとも考えています。白では無い雰囲気が伝わってくれれば嬉しく思います。

明日も集中…が~んば。

2015年3月10日 (火)

風の強い日…。

Img_7414 去年のお嫁入り」 「昨年お嫁入りした花がとても良くなった」と言って、お客様がわざわざ見せにお持ちくださった白覆輪日輪咲きです。少しサーモンがかった花が綺麗に色上がりして、白覆輪もクッキリとまいて美しい花に変化しました。日輪弁の厚みもなかなかのものです。数年後がとても楽しみな花ですが、なによりお客様に喜んでいただけたのがとても嬉しく感じています。

今日は朝から交配に意気込んでおりましたが…
なにしろ、時間が過ぎるたびに風がどんどん強くなって行った一日でした。

こんな日は陽が出ていても…とても交配のしづらい日なのです。

風があるためにハウスは大きく開けられません。
ビニールを開けないと温度が上がるのですが…
開け過ぎると風で花や株が傷みます。

また…直ぐに雪雲の様な雲が流れて来て陽が陰ると温度が一気に下がるので…
そんな時はハウスを閉めないと直ぐに花がつぼんでしまいます。
すると…ハウスを閉めて急いで暖房を25℃以上で焚くのです。

ハウスを閉めると…雲が流れて陽が射して暑くなります。
そうするとまた…ハウスのビニールを少し開けます。

そんな状況が一日中繰り返されるのです。

この作業だけで、交配する気力を一気に無くすのです。

今日はポツポツと来客も多かったので…
交配は程々にして、花見や撮影に切り替えました。

今日も結構、面白い花たちが咲いていたのでご覧ください。

Img_7427 星玉殿」 昨年選別した「星の海」と「彩宝」から生まれた白覆輪の唐子咲きです。とにかくまん丸で肉厚の花に紫のストライプがクッキリと染まったとても美しい花です。小花弁のバランスや盛り上がりも素晴らしく、このタイプとしてはグレードの高い花だと思います。

Img_7431 今年の初花」 真紅の花弁と白覆輪、グリーンの二段弁との対比やバランスがとても美しい白覆輪二段咲きです。白覆輪二段咲きとしては理想の色バランスの一品ですね。まだ3年生の初花ですが…3花咲いて全ての花がこの花芸で安定しているので、作り込んだ時の色上がりを考えると将来性抜群の逸品だと思います。

Img_7433 「今年の初花」 しっかりとした褐色の日輪弁と、グラデーションの様な白覆輪がとても美しい白覆輪日輪二段咲きです。堂々とした大輪系の花なので作り込みが楽しみです。

Img_7440 今年の初花」 中心の黒目玉が特異な雰囲気を醸し出している白覆輪二段咲きです。同系の花が2タイプあったので…知人にどうしてもとせがまれて泣く泣く雪割草の本場にお嫁入りです。こんな花…なかなか無いんだよぉ~…sweat01

Img_7455 今年の初花」 「泰星」系の交配から生まれた重量感のある白覆輪二段咲きです。黒みを帯びた二段弁はとても重量感があるのですが、緑のメシベが花に明るさをもたらしているので重苦しさはありません。なかなか味のある花ですが…この花も今日お嫁入りです。

Img_7461 今年の初花」 こちらは「紫水」系交配の4年生初花です。青味の強いペースと白のストライプはクッキリと鮮やかで、シベの赤色が花に味わいを醸し出しています。ブルー系のとても雰囲気の良い白覆輪二段咲きですが…この花も本日…お嫁入りです。

Img_7422 今年の初花」 本日、一つ目の収穫です。写真では解り難いですが、ほんのりのピンク色に白覆輪を絡めた三段咲きで、中心のグリーンの三段弁も優しい雰囲気です。「ピンク三段」系の交配から生まれた白覆輪系三段咲きですが、色上がりした時にはとても楽しみな花になりそうです。(縮小すると白覆輪が見えますよ…)

Img_7464 今年2年目の進化」 本日、2つ目の収穫です。昨年、なんとなく気になって選別したのですが…いつの間にかそのままになってポット植えのままだった花です。「白覆輪三段咲き♀親」に「夢春」を交配したものからの選別ですが…2年目の今年は白覆輪もすこし見えるようになって、グリーンの三段弁も少しづつですがボリュームが出てきました。昨年殆ど解らなかった白覆輪が1作でこれだけ見えて来たという事は…やがては濃紫色に白覆輪、中心にグリーンの三段弁を有するとても美しい白覆輪三段咲きになると予想しています。さ~て…楽しくなってきたぞぉ~!!

今年は白覆輪のお嫁入りが半端ないですsweat01

明日からは3年後に備えて…すんごい白覆輪交配をしなくては…ね。

2015年3月 9日 (月)

今日も曇天…。

Img_7403 テンテン三段咲き」 2年程前に選別した「テンテン三段咲き」がいい感じになって来ました。少し成長が遅くなかなか開花しなかったものですが…今年は写真の様に赤いテンテンが綺麗に散ってサツキ絞りも絡めた美しい花になりました。三段弁もこのタイプとしてはまずまずのボリュームです。作り込みが楽しみな花のひとつになりました。

「実生新花展・その1」も無事に過ぎていよいよ今日から交配…
と・・・思っていたのですが…
今朝からも雨交じりの曇天が続いています。

こんな日は交配はあきらめて…むしろハウスを開けて花たちを休ませてあげます。

でも…そうなるとやる事が無くなるので…
今日は、以前から考えていた観賞用親鉢の入れ替えに着手しました。

以前から選別して大株にして育てている親鉢の中には…
時代の流れと共に流行遅れの花になってしまったものがいくつもあります。

毎年選別をしていたので、その古い選別花たちが親鉢室の中でもかなりの割合を占めてきました。
展示会などを考えると…そろそろ最近の花との入れ替えを考えなくてはなりません。

そんな訳で…沢山栽培している同じような実生花を少し選別淘汰する事にしました。

一つづつ棚の中身を、残すものと外すものに仕分けしてみました。

その結果…入れ替えようと考えていた鉢植えがハウスの1/4~1/5くらいありました。

今年は面白そうな初花や1作花を全て3.3~3.5寸の鉢植えにしてみようと考えています。
良い花はポットでは無く鉢植えで1年作り込んで、しっかりした販売品にしたいからです。

今の感じなら3.6mの棚で2棚分くらいは新しい花を作れそうです。
それらは沢山の花の中から厳選した将来性のある花ばかりですので…
うまく育てば、来年の「全国大会」や園での「展示会」等で販売したいと考えいます。

古い鉢植えは株分けして2~3芽立ちでしっかりとした鉢植えにして、こちらも販売株に仕上げたいと考えています。
なにしろ…古い選別と言っても花自体は良い花ばかりですから。

時間があれば、「Hangar 18」の中身も入れ替えしたいのですが…
こちらも…古い親でいっぱいなのです。が…これはなかなか思い切れませんねsweat01

Img_7405 「白覆輪二段咲き」 少しさっぱり気味の白覆輪二段咲きですが…この花は「綿の国星」系の交配から選別した花です。ふくよかな外弁で苗の割には大きな花で、ほんのりの紫と緑を絡めたシベ型の二段弁とのバランスも良く雰囲気のいい花です。たっぷりのメシベも魅力の一つですね。

Img_7400 「浮世錦系初花」 特徴あるキメラ模様のテンテンを散らした「浮世錦」系の花で、サツキ絞りのとても美しい個体です。一見、普通の「浮世錦タイプ」に見えますが…実はこの花「青軸系無毛」の「浮世錦タイプ」です。現在、数個体を見ていますが…この花の出現により、いよいよ「青軸系無毛テンテン段咲き」作りへと移行していくのです。その最初の材料としては充分な花の一つだと思います。

Img_7375 白覆輪纏い咲き」 これも今年の初花ですが、一昨年前から少しづつ選別している「白覆輪」の「綾姫タイプ」です。このタイプはご存知の通り普通に花粉を吹くオシベがあるので、白覆輪段咲きや千重咲きを作る親としては使いやすいものです。ただし同じような雰囲気を持つ花が生まれやすいので、白覆輪の鮮度や花型、綺麗さ等の基準を絞って選別したいものです。

明日からは厚く重い雲も取れて天気が続きそうです。

いよいよ…本格的な交配が少しでもできれば…と思うのですが…。

2015年3月 8日 (日)

「実生新花展・その1」有難うございました。

Img_7350 金山晃系三段咲き」 雪割草では非常に珍しいオーレアの三段咲き系です。クリスマスローズで言うところの「ゴールド」とおんなじ芸ですね。株全体に黄色色素が強く葉も茎も黄色みがかった透明感のある黄緑色です。この仲間では古くから知られる「金山晃」の赤花タイプの花に、佐渡産の三段咲き『桜月」を交配したものの分離から選別した花です。今年はこの花を使った、巨大輪系三段咲き♀親と「金山晃三段」とのF1も2個体咲いているので、いよいよ大輪系でポリュームのある三段弁の金山晃三段作りに入りました。はたして完成は…。

お陰様をもちまして…
「雪割草・実生新花展その1」が無事に終了いたしました。

2日間共に雨模様の温度の上がらない日が続き、少し心配でしたが…
朝からストーブを25℃~27℃に焚き上げてなんとか花も開いてくれました。

また…心配していた人の動きも…
2日間共に、朝から夕方まで人の途切れる事も無く楽しい2日間でした。

北関東、南関東、信州、北陸など…遠方のお客様も多く…
沢山のお客様に沢山の雪割草をお買い上げいただきました。

皆様、どうも有難うございました。

この2日間の特徴は…
両日ともに、「白覆輪二段咲き」や「白覆輪三段咲き」の作出セットをお求めのお客様がとても多いと感じた事です。
皆様、これからの花作りに意欲満々でした。

皆様の数年後のご報告が今からとても楽しみですね!!

時間が無かったので余り撮影できませんでしたが…
展示品の一部を少しご覧ください。

Img_7323
炎環系交配の三段咲き

Img_7331
サーモンピンク系白覆輪日輪咲き

Img_7344
白/赤二段咲き

Img_7348
江戸紬

Img_7349
宇宙宝

Img_7356
白覆輪二段咲き

Img_7366_2
彩輝宝

Img_7361
白覆輪二段咲き

Img_7363_2
白覆輪二段咲き

Img_7372
テンテン二段咲き

今週末はいよいよ最後の展示会「実生新花展・その2」です。

皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。

2015年3月 6日 (金)

終花の美学…。

01_2 「紅すだれ系三段咲き」 今年初花の「すだれ系三段咲き」です。♀親に「炎環F1」♂親に「紫紺の王」との交配で生まれた花なので花弁の質が非常に良い濃紫色の三段咲きです。作り込むとかなり良い花になりそうですね。オシベも切れそうな雰囲気が…。

明日・明後日の3月7日(土)、3月8日(日)は「雪割草・実生新花展その1」です。

今日も交配したり業者さんが見えたりのドタバタでしたので…
明日の朝から売品と展示品の入れ替えですsweat01

皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。

さて…
先日、ほんのさわり程度ですが…
「花の枯れ方」や「散り方」について記してみました。

どんなに綺麗に咲いた花でも…
日がたつと花弁が弱くなり捩れが出たり花色に擦れが出てくる花は、折角咲いていても見ていて飽きの来る事があります。

これらの殆どは「花弁の質」の弱さが原因です。
往々にして、急いで作ろうと交配されたものやセルフ分離の花等に多く見受けられます。

今日は天気も良かったので、今年初めての「紅すだれ系三段咲き」交配を始めました。

この「紅すだれ系」の交配こそが、「花弁の質」に最も注意したい花たちなのです。

すだれ系の花たちはその特異な色彩から咲き始めはハッとする美しさを見せてくれます。
ただし…花弁の弱い花も少なくなく…
花後すぐに花弁が捩れ初めて、やがて花色も擦れて透けてヘロヘロになってしまいます。

これらは「作り込み」によって改善されるものもありますが…
折角綺麗に咲いた花でもやがて花弁は捩れて、満開の頃には少し雑然とした感じになってしまいガッカリします。

花弁の質の良い花は散り際まで花弁の厚みと色を保ちます。
最後まで綺麗さを保ったままで散って行く美学…

それゆえに「紅すだれ」交配には「花弁の修正」がとても重要な課題になるのです。

言い換えれば、花弁の修正された「紅すだれ」系交配は「無敵」なのです。

当園では…
この「紅すだれ系交配」は先ず花弁の修正から始めています。

やはり、弁質の強いものとの交配から「花弁作り」をする事によって、「終花の美しい花」作りへと繋がります。

それでも「紅すだれ」系の花弁の修正は難敵です。

今年も、そこの部分を最大のポイントと考えて交配を始めてみましたが…はたして…。

02_2 紅すだれ系三段咲き」 先日ブログでご紹介した♂親に「天唱」を使ったすだれ系三段咲きが開花しました。初花ですが真紅の花弁は厚みがあり黄緑色の三段弁とのコントラストもとても美しい花です

03_2 紅すだれ系三段咲き」 この花も今年の初花ですが、♀親に「阿賀蛍」系日輪、♂親に「すだれ紫紋」系の花を使った交配の選別です。初花なのに5花も咲いてしまい力が分散してしまったためか、三段弁も開かずに花弁にも「すだれの悪魔」が出ています。力が付けば両親の力を考えると花弁の修正も出来るとは思うのですが、なにより三段咲きにも「すだれ絣り」や「すだれ絞り」を絡めることが出来たのは収穫です。

04 紅すだれ系三段咲き」 この花も♂親に「すだれ紫紋」を利用した花です。♀親は「錦宝」兄弟の花型の良い日輪咲きを利用しているので花弁の質は抜群です。この写真は2月中頃に撮影したものですが、この花は未だにしっかりとした花弁を保っています。花弁の絣り模様や色模様の雰囲気などは「紅すだれ系三段咲き」独特のもので、他には見られない雰囲気を醸し出しています。

とかく花弁の弱さが目立つ「紅すだれ」系交配を克服するポイントは♀親にあります。

昨年にも記しましたが、「紅すだれ」系の花は「半優性」的な性質があるように感じますので、そこの部分を理解して、うまくすだれ系の血を残しながらも花弁の修正を繰り返すのです。

少しづつですが…花弁の修正を続けている♀親たちを少しご紹介します。

05 すだれ系三段♀親」 ♂親に花弁の質の良い巨大輪の青軸系円弁白花を利用した「青軸系白円弁大輪花×紫紋」のF1を使ったものです。見るからに弁質は向上してきました。

06 すだれ系三段♀親」 弁質の良い「八海山×初跳」に「紅すだれ」を戻し交配した日輪咲きです。大輪でどっしりとした雰囲気の良い綺麗な花です。この花からも既にカイワレですが三段咲きが産まれています。

07 すだれ系三段♀親」 上の写真とは兄弟です。厚みのある花弁にすだれ絣の入った味わい深い色味の花です。

08 すだれ系三段♀親」 今年の初花ですが、「すだれ系三段♀親」に「鉄心系跳珠F1」との交配から選別した花です。「すだれ・鉄心」ともに花弁の弱さは顕著なので、双方の片親で花弁の修正を試みた交配です。初花でこの雰囲気ならば、まずまずの合格点だと思いますが、花弁先端の捩れは少し気になります。

09 すだれ系三段♀親」 「すだれ系三段♀親」に「将軍F1」との交配から選別した今年の初花です。「将軍」系の交配は、花型をすべて「将軍」の花型にしてくれるので…解りやすい分だけすだれ三段交配には利用しやすいものです。この花も見事に「将軍」の雰囲気を残した花弁の良い花だと思います。

10 すだれ系三段♀親」 こちらは「熱唱」系の♂親を利用した初花です。もちろん「7877」ですね。♀は「すだれ系×雅び桜系」なのでココまでの修正が出来たのだと思います。このパターンで交配を繰り返せば色々と良い「すだれ系三段」の作出が可能になると考えます。

折角なので…今年期待の親もほんのチョット…。

11 すだれ系三段用親」 今年の初花ですが巨大輪で花弁の質の良いこの花は、「王妃×紅すだれ」の♀親に「炎環F1」♂親との交配から選別した花です。「炎環」系の交配は殆どの花を「炎環」の花弁に修正してくれます。花弁の質と厚みを作る力は半端ではありません。おそらくは「紅すだれ」の花弁を修正するパワーも秘めていると考えています。今年はオシベはありますが、葯部分が貧弱で花粉は吹いてくれそうにありません。

12 すだれ系交配用親」 この花は「紅すだれ」系ではありませんが、今後のすだれ三段系にはとても良い役割を担ってくれる花の一つと考えています。この花こそが僕の秘蔵品「燈紅×炎環」です。独自の橙紅色を見せる「燈紅」に直接「炎環」の花粉を付けて交配した「F1」です。上の写真と比べてみても「炎環」の花型がしっかり受け継がれているのが解ります。昨年初花の小さな株だったのですが、今年は少しガッシリしてきたので…花粉はフル回転ですね。

「すだれ系三段咲き」交配の為のF1作り用の♀親も同時進行で作っています。

今年は…こんな花たちからF1を作ってみたいと考えています。

13 「丸すだれ1号」 佐渡産の紫大輪円弁花「大星」と「紅すだれ」の交配から選別した大輪ですだれ絣の散った円弁花です。肉厚で見事な花になって来ました。

14 丸すだれ2号」 上の写真の兄弟です。こちらは花全体がニビ色のすだれ独特の雰囲気を残した花です。花弁の厚みや弁質はなかなか良い大輪花です。

15 富有柿」 こちらは「鉄心」系の円弁乙女咲きです。完全乙女なので弁化能力は疑問ですが…「鉄心」系でココまで肉厚円弁の花は先ずありません。この花だけ観賞していても充分に素晴らしい花です。銘々の由来は「富澤さんちに有った柿の様な色と型の花」…で「富有柿」なのですsweat01

「紅すだれ系段咲き」作りの極意…

・細かい事は知らんですが…すだれの性質は半優性的である。
・すだれ系ばかりで交配していると花弁が弱くなる。
・白花や淡色花の使い方で花模様は大きく変化する。

ここんとこテストに出るので覚えて置きませう!!

2015年3月 5日 (木)

「白覆輪」の向こう側…2。

01_2 白覆輪三段咲き」 今年の当園で話題No.1の花と言えばこの花です。漸く全開したのでまたまた撮影してみました。初花から3年が経って芸が安定してきたので「星の極」と銘々してみました。実はこの花は6種類の花の交配で出来た白覆輪三段咲きです。その6種類は「露の光」「魅宇」「初鏡」「跳珠」「大満月」「雅び桜」です。あれれれ…この中で白覆輪の花は「魅宇」しかないぞぉ~…。(またまた…すんごいヒントを書いてしまった…反省sweat01)

今日も暖かく…少し風が強く吹いていましたが、交配に支障の無い天気でした。

時間の合間を見ての交配でしたが…それでも取り敢えず今日までで120交配が過ぎました。

さて…
昨日は「白覆輪二段咲き」をメインにお話ししましたが…。

今日は…皆様、興味ありありの「白覆輪三段咲き」について記してみたいと思います。

取り敢えず今…皆様が注目しながらも一番の難関がこの花芸ではないでせうか!??

「どうすれば白覆輪三段咲き」が作れるか…
当面はここから既に課題となるのかもしれません。

でも…
取り敢えず、「白覆輪」で「三段咲き」を作るだけならある程度の型は見えてきました。

問題は、そこに何を加えていくか…ですね。

色はやはり、白覆輪に擦れが無く鮮明な色合いが良いですね。
三段弁の開きも良く、オシベ部分の弁化が顕著なものが良いと思います。
花型もしっかりとした肉厚弁で、咲き姿も美しいものが良いでしょう。

こんな事を考えながら…今年の交配を進めています。

取り敢えず…今、咲き始めた「白覆輪三段咲き」の予備軍たちをご覧ください。

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ナメクジに喰われた…sweat02
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こんな感じの花が3年前までの交配では咲いているのですが…
なんだかみんな…ボヤ~っとした感じの花ばかりですね。

実は白覆輪三段咲きは、初花や小苗のうちはこんな感じの花が多く見られます。
良く見ないと解り難いのですね!!
これを2年・3年と作り込んで行くうちに、白覆輪も鮮明になり花色もあがってきます。
色の鮮度も三段弁のボリュームが出てくるのも3年目以降からですね。

Upでは解り難いので、サムネイルか…
画面を50%縮小くらいにすると雰囲気が伝わると思います。(白覆輪が見えてきます)

何れの花もけっこう…オシベを切開して花粉が使えそうですね。
今年はこれらの花からも色々なF1作りを試みようと考えています。

この花の中には「紫紋」「雅び桜」等大輪系を使った花も含まれていますよ。

実は…昨年から少し、作り方を変えてみています。
と…いうのも、冒頭の花が咲いた事によって…
白覆輪の鮮明さや玉斑を出さない方法、三段弁のボリュームと鮮度の出し方が…
かなり確実なところまで解って来たような気がするのです。

参考までに…今年交配予定の♀親たちも少しご紹介です。

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最初の2枚は以前からの親の延長です。
次の3枚目は「跳珠」、4枚目は「初跳」を使った♀親です。
次の5・6枚目は「炎環」系を使った♂♀親ですね。
そして…最後の7・8枚目が「熱唱」系の♀親です。

これらはほんの一部ですが…
今年はこんな感じの親たちを使って…
これまでと少し異なった交配方法で「白覆輪三段咲き」作りに挑戦しています。

果たして…3年後に、どこまで「白覆輪三段咲き」の向こう側に行く事が出来るのか…

今から少しづつ…楽しみなのであります。

2015年3月 4日 (水)

「白覆輪」の向こう側…。

01 白覆輪二段咲き」 ここ数日の暖かさで、当園の「18番格納庫」(Hangar18)の交配親花たちも開花が始まりました。ここには様々な白覆輪段咲きの親たちが眠っています。いよいよ…本格的な交配シーズンの到来なのです…。

今日は…
急速に発達した南岸低気圧のお陰で、とても暖かい一日でした。

この辺りは18~19℃近くまで気温が上がった様子です。
が…その分、北へ移動した低気圧の影響で北海道東部の雪は大変な様子です。

今日は休園日でしたが…
雨のあがったお昼前ごろから園に出向いて、いつものこの時期のお仕事です。

この雪割草の時期はやることがい~っぱい…
交配して、写真撮影して、選別して、振り分けて、鉢植えを作って、値段を決めて…
アッ…と言う間に一日が過ぎて行きます。

も~…頭がパニックですね。

さてさて…
多くの方のお話を聞くと、今年の雪割草の動向は白覆輪が中心の様ですね。
このブログも最近では白覆輪の写真や話が主流になってますね。
いちおう…流行には乗っているようですねsweat01

この白覆輪たち…
数年前までの白覆輪とは打って変わって…ただ白覆輪なら良い…という時代では無くなりました。
とくに、この1~2年の間の進歩は素晴らしく…
各地で普通に濃色花なのにクッキリと白覆輪…と言う花も数多く見受けられます。

イイ時代…ですね!!

でも…ここに来て一気にグレードアップが要求されるようになった白覆輪たち…
これからはどんな花を目指せば良いのでせうか!??

今年の交配は3年後に開花します。
3年後の白覆輪はおそらく…
色が濃いだけ、花型が良いだけ、白覆輪なだけ…では通用しないと考えています。

僕は花の散り方や枯れ方に意外と執着しています。
花弁が弱いと…どんなに色が良くてコントラストがくっきりしていても、枯れ方が汚いのです。

やはり花弁に厚みがあり、花型も無理の無い整型花で、コントラストも良く、花芸にも纏まりが見られる花が基本だと考えます。
そして…そこに深い味わいや、毎日変化する吟味、花の品格、風情や愛らしさ等が加わって初めて完成された花になると考えています。

と…こんな事を書いては、だんだん自分の首を絞めて行くのであります…sweat02

まあ…どうなる事かは解りませんが…
そんな事を考えながら交配するのも楽しそうです。

昨日・今日の暖かさで…
いよいよ当園の「Hagar 18」のタネ親たちの開花も始まりました。

今回はこの中に眠っている、開花の始まった「白覆輪の親株」たちの一部を特別公開してみますね。

白覆輪のタネ親たちも、ここ数年でどんどんと入れ替わっています。
時代にあった花たち…に、変化しているのです。

この「Hangar 18」の花たちは、毎年一部の花以外は当園でも展示される事もありません。
もちろん…「全国大会」等で展示する様な花でもありません。
ひっそりと…このハウスの中で眠っている花たちなのです。

今回は特別に…♀親や♂親たちを撮影したので、参考までにご覧ください。

先ずは…開花の始まった♀親たちです。

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つづいて…滅多に見せない♂親たちです。

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どうです…なかなか綺麗でせう??

さてさて…こんな花たちを使って、どこまで「白覆輪の向こう側」に辿りつけるのでせうか!??

そんな訳で…
明日からいよいよ…本格的な交配に入ります。
今年はこれまでの交配とは大きく変化させたいと考えています。

僕は明日以降、少なくとも土・日以外は4月上旬まで交配室に引き籠りますので…
その期間は全く売店にはおらず、殆どお客様のお相手は出来ないと思います。

どうしても…と言う方は、展示会の土・日をご利用くださいませ。

なにしろ僕にしかできない仕事です。
勝手ながら…
悪しからずご了承のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015年3月 2日 (月)

今年は楽しひ…。

Img_7013 今年の初花」 昨年未開花の4年生の初花からの選別です。明るい赤い花弁の周縁を綺麗に縁取る白覆輪と、中心にバランス良く纏まったシベ型の二段弁がとてもお洒落な白覆輪二段咲きです。こんな花が沢山作れれば楽しいのですが…まだまだだねぇ~…。

今日は朝からいい天気…昨日の天気が嘘の様です。

絶好の「交配日和」…と、朝から勇んで園に出掛けましたが…
園に着くなり…既に業者さんが…

結局、一日ドタバタしていたので…
本日の交配は10交配で終わってしまいました。

でも…交配出来なかったいちばんの原因は…
そうです…「お花見」しちゃったんですね!!

どうしてもこの時期は作場で咲き始めた初花たちが気になります。

今年はかなり、これまでとは花の雰囲気が変わってきているので…
とにかく「お花見」が楽しいのです!!

あんな花見つけたり…こんな花見つけたり…
毎日がと~っても楽しいですね。

育種家冥利に尽きますね!!

明日は曇り模様ですし…朝から業者さんも数件の予定ですので…
交配はお休みにしようと思っています。

今週末前からが…集中ですね。

本日はこんな憎いやつらが咲いていました。

Img_6979 「今年の初花」 ついに登場…青軸黄花系三段咲きです。このタイプはどうしてもクリーム色になりますが…デジカメでは黄色やクリーム色が出にくいので、白花では無い雰囲気だけでも伝わりますでしょうか。しっかりとオシベの弁化も出来ている様なので、この花型でこの三段弁ならまずまずの完成度と考えています。作り込んでみたい花になりそうですね。

Img_6977 「今年の初花」 青軸無毛系の三段咲きです。♀は「青軸無毛花×熱唱」で♂は「彩×初美仙」とのクロスから生まれた三段咲きです。当然、泥軸で有毛のF1どうしのクロスなので、青軸無毛自体の確率も2~3割程度でした。実はこの個体は、その3割程の青軸無毛の中でも1花目、2花目がナメクジに食べられていて…食べた残骸がなんとなく気になったので…最後の花を待って確認したら三段咲きだった個体なのです。やっと咲いている3花目なのでまだ貧弱ですが…親が親なので、作り込むとすんごい花になるかもしれません。こんな花が見つかるたびに親の力を確信できるので…初花のチェックはとても大事な作業なのです。

Img_6985 今年の初花」 テンテン交配の分離から生まれた花ですが、外弁が青紫色のテンテン花でシャモジ型の小花弁をグリーンに染めた珍しい色対比の三段型中間タイプの千重咲き??です。僕のとこではテンテン花でこの中間タイプは珍しいもので、緑の小花弁にもテンテンが散っているのが解ります。もう少しで全開ですが…おそらくはかなり綺麗な花になりそうな予感ですね。

花探しはとても楽しひですよ。

水曜日は変な天気の様ですが…
気温は高いので交配は出来そうですね!!

2015年3月 1日 (日)

本咲き展・2日目。

Img_6963 白覆輪千重咲き」 可愛い雰囲気の白覆輪千重咲きです。派手さはありませんが…見ていて飽きない優しい花は大好きです。

今日は「雪割草・本咲き展」の2日目です。

が…
朝からどんよりとした小雨空です。

それでも朝から少しストーブ焚いて花を開かせたら…
早速何組かのお客様にお越しいただきました。

夕方までには雨も強くなり…お客様も引けてきましたので…
このシーズンはスタッフみんなクタクタ…こんなチャンスは滅多にない…
と言う事で…
雨が強くなったのを機に、少し早めの引き上げとさせていただきました。

それでもお陰様で…
こんな雨の日でも沢山の雪割草たちがお嫁入りとなりました。

皆様、有難うございました。

次の3月7日(土)~8日(日)はいよいよ「実生新花展・その1」です。

まだまだ、皆様のご来園をお待ちいたしております。

Img_6892 今年の初花」 この冬にリストで販売して人気集中した「テンテン三段親・セルフ」の残りが咲き始めました。このセルフ苗はかなり人気があって葉のある苗はすべて完売…かろうじて葉の無くなった小さな苗が少しだけ残っていました。そんな中で既にこんな三段咲きが3つ程開花しました。きっとお求めになられたお客様にも「大当たり」があったのではないでせうか!?? そうであれば…とても嬉しいですね。

Img_6974 今年の初花」 西山産の大輪青軸無毛種と種馬との交配から分離して開花した青軸無毛系三段咲き中間タイプです。白とグリーンのコントラストが美しく、キリッとした花になりそうです。

Img_6890 今年の初花」 この花も白覆輪三段咲き系ですが、やはりオシベ部分の弁化が少し弱いので改良の余地は沢山ありですねsweat01 このタイプの花は分離でもクロスでも結構生まれるのですが…この後の仕事がまだまだ大変ですね。

Img_6885 今年の初花」 なんとなく面白い雰囲気のすだれ系二段咲きです。適当に入るすだれ絞りが面白いアクセントですね。花型はまずまずで…ここからが始まりの花なのです。

明日から本格的な交配のスタートにしたいのですが…
今週も何組かの業者さん等のご来園の予定がありそうです。

いよいよ…楽しい季節になって来ましたね!!

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